三日目

ようやく二日目が終わってくれたのね。
手を出してこないから安心してたのに、やっぱりあの子を信用しちゃ駄目だったみたい‥

「先生、どうしたのかしら?」
「また遅刻なんて。先生らしくないわね」
「菊丸モイナイヨウデース」
「あいつはいつものことでしょ‥って、先生。それに菊丸くん?」
 朝食の時間。大広間に集まったいずみたちが昨日に続き、今日も姿を見せない担任教師を話題にしていると、ようやく話題の女教師。それに加えて同級生であり学校一の問題児でもある明智菊丸も姿を現した。
「先生、本当に大丈夫ですか?」
 またも朝食に遅れてやってきた担任教師を見ればその気持ちは当然だろう。
 しかも昨日よりも足取りは重く、菊丸に支えられていなければ今にも倒れてしまいそうにフラフラとしているのだ。
「心配しないでもぼくがついてるってば、いずみちゃん」
「あんたがいるから心配してるんでしょう?」
「心配してくれてありがとう、いずみちゃん。でも、本当に大丈夫よ。こうして菊丸くんもいてくれるし」
 またあんたがなにかしたんじゃないの? と疑わしい眼差しを向けるいずみも、当の本人に太鼓判を押されてしまっては頷くしかない。
「‥わかりました。でもなにかあったらすぐ呼んでくださいね?」
 なおも念押ししてクラスのみんなの元へ駆け寄っていくいずみを見ながら菊丸がフゥと重い息を吐く。
「ちぇ、信用ないなあ」
「‥当たり前でしょ‥」
 ついさっき庇う発言をしておきながら隣に座る菊丸を冷たい目で見やる。
「ひどいなあ、先生まで。昨日はあんなに頼りにしてくれたじゃない」
 隣でニマニマと笑みを浮かべながらそんなことを言われ、思わず肩を震わせてしまう。
「人を油断させておいて‥ッ!」
「可愛かったですね~先生」
「こ、この‥っ」
 悪びれもせず口にする菊丸を睨みつけ、自分の甘さをつくづく思い知る。

 

 修学旅行の二日目、なんとか数珠パンティの効果をやり過ごそうと悪戦苦闘する慶子を助けたのは菊丸だった。
 ふらつく慶子を支え、声をかける同僚や生徒たちに自分のせいで疲れてるんですと、日頃の所業を知る者たちからもっともだと頷く言い訳をし。
 慶子にしても菊丸がなにもしてこないのを不思議に思いながら、支えてくれるのをつい頼もしく思ってしまうほどだった。
 もちろん、それも菊丸の計画である。
 菊丸はこうして油断させ、自分が側にいても不思議ではない状況を演出していたのである。事実、桂木先生が菊丸を突き放さなかったせいで生徒たちや同僚たちからも問題児を監視する担任教師という認識が出来上がっていた。
 そしてもう一つ。
 慶子を数珠パンティに慣れさせる目的もあった。
 菊丸の目論見通り、さすがというかなんというか、あれだけ苦労していた数珠パンティを穿きながら慶子は強靭な理性を見せて普段と変わらない姿を示すようになっていた。もちろん菊丸は、歩くたび太股を捩らせ息を深く吐いているのにも気付いていたが。

 すっかり油断させるのに成功したのはよかったのだが、絶えず頬を染め歩きづらそうに膝をこすり合わせる女教師を間近に見せつけられて、菊丸も二日目は慣れさせるだけという自身の目的を忘れてしまい、けっきょくは昨晩も担任教師の部屋に忍んでしまったのだった。

 朝食を終え、昨日で定着した女教師の隣という定位置に居座った菊丸がいやらしく笑いながら声をかける。
「で、どうですか? 数珠パンティの方は」
「お、おかげさまで、最低の穿き心地よっ」
 数珠パンティの調整という理不尽な名目を掲げ、明け方までしっかり反応を確かめながら数珠の一粒一粒の位置を整えられ、昨日一日で慣れたと思った慶子をまたも追い詰めていた。
「でへ。先生のことならぼくが一番良くわかってますからね♪」
「あ、ああっん」
 憎まれ口を叩く担任にさり気なくスカートを捲り上げ、惨めに喰い込む数珠を指で転がす。
「や、やめて! 見られちゃう」
「みんな向こうに行ってるから大丈夫ですよ」
 菊丸の言うとおり、生徒たちは菊丸たちから離れた先に集まり、現地の説明に耳を傾けていた。
 菊丸は慶子の気分がすぐれないことを理由にベンチに腰掛けて休息していたのだ。
「この位置が難しかったんですよね~」
「あっ、あっ」
「あんまり引っ張るとずれちゃうし」
「やっ、やめ‥っ」
「えへへ、座ると今度は違った刺激でしょ。どうですか、先生?」
「ど、どうもこうも‥っ、ああ‥ん、気が狂いそうよっ!」
「このくらい我慢してくれないと。今日一日どうなっちゃうんですか」
「あ、あなたのせいでしょっ?!」
 ギリギリ耐えきれる絶妙な配置に仕上げた数珠パンティは、しかし歩くたび女教師の理性を削って菊丸に逆らうことも満足に出来なくされている。
「だからこうして先生の面倒見てるじゃないですか。ぼくだってみんなと修学旅行を楽しみたかったのに」
「ふ、ふざけ‥っ?! あ、いやっ、いやあっん!」
 あまりの言いように声を荒げる慶子を数珠パンティをクイッと引っ張り黙らせる。
「あんなにふらついてちゃみんなにバレちゃうのをぼくが誤魔化してるんですよ?」
「や、やめ、て‥。あ、あっ、だめっ、数珠が‥」
 数珠紐が引っ張り上げられ、恥ずかしい部分にこれでもかと喰い込む感覚に慶子はベンチの上で背を反らし、汗をベッタリと浮かせた美貌を教え子に晒す。
「ほらほら、我慢我慢♪」
「いや、いやっ! 喰い込ませないでっ! だめえっ!」
 菊丸の気まぐれに数珠紐を喰い込まされ、慶子は泣きながら教え子に許しを乞うてしまう。
「でへ、一回ここですっきりしましょうか♪」
「そ、そんなっ、いやっ、いやよっ!」
 菊丸の意図を知り、狂ったように首を振る。しかし菊丸は数珠を丁寧に大事な部分に当て、担任教師を引率中に恥をかかせようとするのである。
「あっ、あっ、あっ! いやっ、いやああっん! だめっ、だめえっ!」
 ここまで歩くたびに刺激され続けた敏感すぎる場所を、そんな機械的な刺激ではない、自分の弱いところを知り抜いた相手に可愛がられて女教師は早くも追い詰められてしまう。
「ありゃ。ほんとに限界だったんですねえ」
 菊丸も意外さを隠せず呆気にとられていた。もう少しは我慢が効くと思っていたのだ。
「うん、やっぱりここですっきりさせとかないと駄目みたい」
 他人事のように呟くと、女教師の腰を抱き人目も気にせず唇を奪う。
「んっ‥!? ん、んむっ、ぅ‥、ん、んぅ‥っ、ん、んぅン‥」
 驚きに目を見開く慶子に構わず、強引に舌を絡ませ合いながら数珠を巧みに操り続けると、とうとう慶子の方からしがみついてくる。
(でへ、順調順調♪)
 二日目に生徒や教師陣に二人でいることを当たり前に見せたことが功を奏して、こうしていても特に注意を向けてくることがなくなっていた。
 自然に二人でいられればあとはこちらのものだった。
 菊丸は現地の説明を同級生たちが欠伸をしながら聞くのを後目に数珠パンティを巧みに扱き、ブラウスの上から美巨乳を揉みしだくと女教師の甘い唾液を堪能する。
(ありゃりゃ、もうここもこんなにしちゃって♪)
 服の上からでもはっきりと硬く尖っているのがわかる勃起乳首を捏ね繰り回すと、慶子は「んムッ、ムゥん!」と呻きながら膝を擦り合わせて身動し、またブルブルと小刻みに震えるのだ。
 まだあと四日も残っているのに、生徒たちのいる場所で早くも愛らしい姿を晒すようになった桂木先生の髪を優しく撫で、お仕置きを兼ねてグイッといっぱいに数珠パンティを引っ張ると担任教師は唇を振りほどき「あっ、あっ、だめっ!」とベンチの上で脚を開きブルっと仰け反った。
「でへ。嫌がってるくせにほんと可愛いんだから♪」
「あ、あっ、あ、あなたが‥っ! い、いやっ、いやっ、もういやぁあっん!」
「はいはい。ぼくのせいでいいですよ。そんなことより、ほら。何度も教えてるでしょ? なんて言うんでしたっけ♪」
「い、いやっ、いやよっ! こんなとこで、そんな‥っ、あ、あ、やめっ、あうっ、あうっンぅッ!」
 教え子のからかいに強い視線をぶつけるのも一瞬。
「んもう。強情なんだから。まだまだ躾けないと駄目みたいですね~」
「ああ‥っ、し、躾けなんて嫌ッ、あん、いやぁンッ‥! だ、だめっ、菊丸くん、ほんとにおかしくなっちゃうっ‥」
「えへ。好きなだけおかしくなっていいですよ♪ さ、言っちゃいましょ?」
「あ、ぅ‥っン、や、いやっ、イヤあぁっ! こ、こんなのッ、き、菊丸っ、菊丸くんっ! あ、だめえっ‥!」
 女教師はまた数珠の威力に負けて悔し泣きしてしまう。
 そして耳元に囁かれた言葉を恥ずかしさに真っ赤になりながらも口にしていた。
「うっ、うぅっ、ん! あ、ああっん、菊丸くん、慶子っ、‥‥‥ッ、い、いやぁあんっ!」
「よくできました♪」
 白昼、それも引率中にもかかわらず教師の自分が発してしまった恥ずかしい台詞に耳まで赤くして泣きじゃくる。
「はいはい、泣かないの。同じ泣くなら、ほらもう一回♪」
 一度すっきりさせた程度では菊丸にはお気に召さなかったらしい。クイクイッと器用に数珠を扱い、担任教師から悲鳴を搾り取ってゆく。
「でへ。どうせなら今日は先生が何回言っちゃうのか数えましょうよ。さ、ほら、二回目、言っちゃいましょ♪」
「そ、そんな‥っ?! い、いやっ、いやよっ! あ、ああ‥ッ、だめっ、だめえっ! そんなのわたし、くるっちゃううっ」
「この程度で音を上げてちゃダメでしょ。旅行中、どうするつもりなんですか?」
「あ、あっ! あんた、ほんとにわたしをずっと‥?! あぁぁんっ! い、いやっ、いや、嫌っ、ほ、ほんとにだめっ、き、菊丸うっ」
 たった二日で嫌というほど数珠パンティのいやらしさを思い知らされたのに、この程度と言ってくる教え子の恐ろしさに美貌を青褪めさせる。
「やだなあ、もっと先生と仲良くなるって言ったでしょ。でへ、もっと可愛い先生に躾けてあげますからね~♪」
「し、躾け‥?! 教師をなんだと思って‥、あ、あっン、いやぁあんっ!」
「うるさい先生にはこうですよん♪」
 またも数珠を強く引かれ、女の急所をきつく擦り上げられて慶子はベンチに大きく脚を広げて腰をいやしく突き上げてしまう。
「そんなに脚開いちゃ見られちゃいますよ♪ しかしすごいですなあ」
 スカートを捲り、わざわざきつく喰い込ませてから覗き込んだ菊丸は、その絶景に舌鼓を打つ。
「い、いやっ、見ちゃいやっ! ああっ、だめえっ!」
 そう叫びつつも教え子の数珠責めに脚を閉じることさえ許されず、慶子は恥ずかしさに真っ赤になって泣きじゃくるしかない。
「いやあ、まさかクラスの連中も先生がこんな格好してるなんて思いもしないだろうなあ」
「い、言わないでッ! き、菊丸くんっ、あ、あ、いやあん!」
 ことさらに教師としての自分を意識させようとする菊丸の卑劣さに歯噛みしつつ、それでも徐々に躾けられてゆくのが悔しくてならない。
「あっ、あっ、ああっ! や、やめ、やめなさいっ! あぁっ、や、いやっ、やめて‥ぇ」
 聖職者である自分をまるでオモチャのように扱う教え子に、大人として、教師として諌めようと唇を開くも、それは問題児の操る数珠紐に遮られ、美しい歯並びを見せて愛らしい泣き声に変えられてしまう。
「生徒ばっかり教わるんじゃなく、先生にぼくがいろいろ教えてあげますね。これがほんとの修学旅行。なんちゃって♪」
「ふ、ふざけ‥っ、あんっ、あ、あぁん! だ、だめっ、そんなのだめぇっ」
「でへへ。まずは復習から。こういうときはどう言うんでしたっけ?」
「あ。あ、や、やぁん。いやっ、いや」
 いやらしく耳元に囁かれながら、昨日の夜に仕込まれた女の義務を思い出させようとする。
 カッと耳まで朱に染め、嫌々をする担任教師に菊丸は優しく、激しく数珠を擦りつけ「ほらほら」と追い詰めてくるのだ。
(あぁん、だめっ、言っちゃだめなのにぃ!)
 昨日一昨日と数珠パンティに刺激されながら覚え込まされた台詞が三度口をついてしまっていた。
「~~~~~~~~~~っ、き、菊丸‥ッ」
 羞恥とどうしようもない屈辱に灼かれながら、朱唇をいっぱいに開いて教え子を呼びつけると、よくできました、とまた頭を撫でられ、数珠のパンティを引き絞られて「あァあン」と甘え泣いてしまう。
「これからは言われなくても口にするんですよ、先生?」
 上からの物言いに反感を覚える余裕もなく、女教師は問題児を相手にしがみつきコクンと頷いてしまう。
(ほんと可愛いなあ。どうせまた強情張るようになるんだろうけど、それがまた、ね♪)
 計画通り、女教師は段々と菊丸の好みへと躾けられているのだった。

な、なにがほんとの修学旅行よっ?! みんながいるのにあんなこと言わされてっ、ああン、ほんとに躾けられちゃう、菊丸に変えられちゃうぅッ!

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