「祭りの夜にご用心?!の巻」

今日はわたしたちの町でお祭りがあるんです。
それで日本のお祭りに興味があるって言うリンダを誘ってやってきたってわけ。

 ひゅ~~、ド~~ン!!!

 

 夜空に華やかな色を描いて花火が上がり、人々の喧騒とどこからか太鼓の音が響く中で、リンダの物珍しげな声と、いずみの声とが耳に入る。
「ワーオ、コレガジャパニーズカーニバルデスカ、ニギヤカデース」
「そんなに大きなお祭りじゃないけど、人が多いから気をつけてね、リンダ」

 とうぜん、いつものように‥

「ほら、あんたもキョロキョロしないの」
「あ、あいたた、い、痛いよ、いずみちゃん」
「まったくもう、あいかわらず落ち着きがないんだから。誰かにぶつかったらどうするのよ」
「だ、だからって耳を引っ張らないでも‥乱暴だなあ‥」
「なにか言った?!」
「い、いやなんにも‥って、いずみちゃん、前、前!」
 お小言を続けるいずみに、菊丸が指を差して前方を示してくる。なによ、と振り向こうとするよりも先に、前を歩いていた人影にぶつかってしまっていた。
「きゃあっ」

 小さな悲鳴はいずみともう一人からも上がり、いずみは慌ててぶつかってしまった相手に頭を下げる。
「す、すいません、大丈夫ですか?!」
「い、いえ、こっちこそ前をよく見てなかったから‥あら、あなたは」
「え? あ、‥ふ、婦警さん?」
 ぶつかった相手が意外そうな声を上げ、いずみもまた、相手を確かめると声を上げてしまった。
「あー、秋山さんじゃないですか!」
 そこに菊丸の声が重なり、三人は再会を果たすのであった。
「まさか婦警さんだったなんて。それにしても、どうしてここに?」
「その前にその婦警さんってちょっと止めてもらえるかしら。じつはね、ここに来たのも仕事なのよ」

「あ、また痴漢の取締りですか?」
「それもあるけど、スリとか置き引きとか、いろいろね。でもせっかくのお祭りに制服で来ると水を差しちゃうし、警戒されちゃうでしょ。だから、こうして私服で巡回中なのよ」
「そうだったんですか、やっぱり大変ですね」
「う~ん、でもこれでみんなが安心できるわけだし、そんなこともないわよ」
「オウ、日本ノポリスハスバラシイデス」
 いずみたちの話の輪に加わらず、菊丸は久しぶりに見る美貌の婦警の浴衣姿に釘付けだ。
(わ~、婦警さん、浴衣か~。可愛いなあ。そういえば浴衣は下着を付けないっていうけど、本当かな)
 秋山婦警の後ろに回り、いやらしい目でお尻の辺りをじっくりと見詰めている菊丸。
(お、おおっ、やっぱり下着を穿いてないのかあ! パンティーの線が見えませんよ~♪)

 どんどんと前のめりになり、ついには浴衣の裾に手をかけて衝動的に浴衣を捲り上げていた。婦警のお尻が露になったが、菊丸の期待を裏切り、しっかりと下着は着けていた。
「なんだ、ティーバックか~」
「きゃ、きゃああああっ!!」
 菊丸のがっかりした声に慌てて裾を直して悲鳴を上げた秋山婦警が背後を振り返ったころには、すでに菊丸はいずみに張り飛ばされていた。
「なにを考えてるのよ、あんたはっ」
「い、いやあ、つい」
 巡回に戻る秋山婦警に平謝りに謝ったいずみは、元凶の菊丸に何度目かの説教を繰り返す。
「イズミ、菊丸モ反省シテルネ。モウ許シテアゲルデス」
「あのねえ、リンダ。こいつが反省なんてするわけないじゃないの」

「ひどいなあ、本当に反省したってば」
「あんたは黙ってなさいっ!」
 いつもどおりの問答を繰り返す三人が人込みの中を歩いていると、菊丸が目の端にさっき別れたばかりの秋山婦警の姿を捉えて、話題を変えようと話しかけた。
「ねえ、いずみちゃん。あれって秋山さんじゃないかな」
「ちょっと、聞いてるの菊丸くん‥え、婦警さん? あら、本当だわ、どうしたのかしら」
「秋山さーん、どうしたんですか」
 説教から逃れたい菊丸は任務中かもと躊躇するいずみを尻目にさっさと話しかけてしまった。その秋山婦警は何故か赤ん坊を抱いていた。
「あら、あなたたち。うん、それがね‥」
 なんでも巡回中に赤ん坊を見つけてしまい、こうして保護しているのだそうだ。この人ごみではぐれたのか、捨て子なのかわからず、うかつに動けないというのだ。

「大変! そうだ、婦警さん。わたしたちが待合所まで知らせに行きます」
「本当? そうしてくれると助かるわ。わたしはもし親が戻ってきたときのこともあるから、動けないし」
「あ、じゃあ、ぼくはその辺を少し探してみるよ」
「ありがとう、悪いけどお願いね、みんな」
 いずみたちの提案に秋山婦警は感謝して送り出すのだった。
 しばらくして、秋山婦警の元に菊丸が戻ってきた。
「だめだあ、人が多すぎて親を探すところじゃないや」
「ご苦労様。仕方がないわよ、とりあえずここで待ってみましょう」
 汗をかきつつ戻ってきた菊丸に労いの言葉をかけ、人ごみから離れた木陰で休んでいると、赤ん坊がむずがる様子を見せ始める。

「やだ、どうしましょう‥」
 このままでは赤ん坊が泣きだしてしまう、と不安を隠せない秋山婦警の横で、菊丸が手にしていた水風船を使って赤ん坊をあやし始めた。
「ほーら、見てごらん、すごいだろー」
 パンパンと上に向けたり下に向けたりと水風船を操ると、赤ん坊がきゃっきゃと笑みを見せると、秋山婦警はホッと胸を撫で下ろすのだ。
「ありがとう、菊丸くん」
「任せてくださいよ、秋山さん。そーれ、次はコマ回しだぞー」
 今度は懐から取り出したコマを回す。喜んだ赤ん坊はそれを見て手を伸ばそうとして、秋山婦警は赤ん坊を支えようと体制を崩してしまう。
「あ、あぶないっ」
 それを今度は菊丸が支えようとしたのだが‥。

「ご、ごめんなさい、菊丸くん」
「い、いえ、ぼくはいいんですけど‥。これ、どうしましょうか?」
 何とか赤ん坊を落とすことはなかったが、代わりにコマを弾き飛ばし、菊丸はよろける拍子に水風船を割ってしまったのだ。
 しかも赤ん坊は今にも泣き出しそうになっている。
「菊丸くん、どうしたらいいのかしら」
 先ほどの頼もしい様子に頼ってしまう秋山婦警だが、菊丸も玩具を失っては手も足も出ない。秋山婦警と同じく途方にくれていたのだが、困っている秋山婦警の様子に次第にその表情がにやけたものへと変わっていった。
(困ってる表情も可愛いなあ。ここは赤ん坊を逆手にとって楽しませてもらっちゃいますか♪)
 さっそく菊丸は秋山婦警を説得し始め、得意の口八丁を発揮する。
「秋山さん、玩具の代わりになるものがあれば何とかなるはずです。ここはぼくに任せてもらえませんか?」

「え、代わりになるものがあるの、菊丸くん」
「はい、でもそれには秋山さんの協力が不可欠なんです。協力してくれますね?」
「え、ええ、わたしで役に立てるなら‥」
「でへ、役に立ちますよ~♪」
 説得に頷いてしまったが、菊丸の見せる表情になんともおぞましい予感に襲われ、早くも後悔してしまう秋山婦警だった。
「ほ、本当にそんなことしなきゃいけないの?」
「いまさら何を言ってるんですか、秋山さん。協力するって言ったでしょ」
「そ、それはそうだけど‥」
 菊丸から聞かされた計画に難色を示す秋山婦警だったが、約束を盾に取られてはもう抵抗も出来なかった。なにより赤ん坊が泣き出しそうで、菊丸の言葉に従うしかなかったのである。

「コマは無くなってしまいましたが、幸い婦警さんは浴衣を着ています。そこで婦警さんには人間コマになって赤ん坊を笑わせるんです!」
「で、でも、そんなことしたら浴衣が脱げちゃう‥」
「ええい、赤ん坊とどっちが大事なんですかっ! 市民の安全を守る婦人警官ともあろう人が、何の罪もない赤ん坊を泣かせてもいいんですかっ?!」
「そ、それは‥」
「問答無用っ! それ~~~っ♪」
 菊丸は浴衣の帯を掴むと、一気に引っ張り始めてしまった。
「きゃあああああああっ!!!」
 まだ躊躇っていた秋山婦警は、その勢いに抗えないままくるくるとコマのように回り始めてしまう。
「それそれ~~~~~っ♪」

「あ、あっ、浴衣が、脱げちゃう~~~~っ!!」
 帯が巻き取られていくほど、浴衣が乱れ、回転が収まるころに完全に前をはだけさせてしまうのだった。
「ほら、婦警さん見てください。赤ん坊が笑ってますよ」
 見ると泣き出しそうだった赤ん坊は笑っていた。しかし菊丸は肝心の赤ん坊を見ずに、回り疲れて前を合わせることも出来ずに蹲る秋山婦警に視線を向けているのだった。
(でへへ、いい眺めだなあ。胸が丸見えですよ~、婦警さん♪)
 浴衣以外は桃色のティーバックだけで、ノーブラだったのだ。愛らしい膨らみをしっかりと楽しみつつ、菊丸は次の悪戯に進むため、秋山婦警に近づいていった。
「さ、それじゃ、次に進みましょうか、婦警さん」
「はぁはぁ、え、ちょっと待って、浴衣を直さないと‥」
 菊丸に気付いて慌てて浴衣を直そうとする秋山早苗だったが、その手を押さえられてしまう。

「な、なにするのよ、菊丸くんっ」
「浴衣はそのままでいいんです、婦警さん。今度は水風船で赤ん坊を楽しませてあげましょう」
「み、水風船って、割れちゃったじゃないの。どうするつもりなの?」
「あるじゃないですかあ、婦警さんの体に風船そっくりなのが」
「風船そっくりって、そんなもの‥ま、まさか‥」
 なにを言っているのかと首を傾げいていた秋山婦警だったが、胸元に菊丸の視線を感じて、少年が何を言おうとしているのかに気付いてしまった。
「そうです。婦警さんのおっぱいを水風船の代わりにするんですよ!」
「ちょっと、な、なに言ってるのよっ、そんなこと出来るわけないじゃないっ」
 胸元を隠そうとするのだが、コマ回しの影響でまだ体がふらつくようで力が入らず、菊丸に押さえ込まれたまま、浴衣を剥ぎ取られてしまう。

「あ、きゃああああああっ!!!」
 26歳の瑞々しい肌が露にされ、均整の取れた身体が菊丸の前に晒される。桃色のティーバックだけの姿はとても婦人警官とは思えない。
「でへへ、大丈夫。ぼくに任せてください。う~ん、大きさも、この弾力もまさに水風船にぴったりですよ」
「さ、触らないで!」
 満足に動かない身体を揺すって菊丸から逃れようとするのだが、すっぽんのように張り付いた菊丸は一向に離れる様子を見せない。それどころか、嫌がる婦警を一喝するのだ。
「婦警さんっ、さっきも言ったじゃないですか。これは赤ん坊のためなんですよっ、少しくらい恥ずかしいからって我慢してくださいっ。それとも婦警さんは赤ん坊を泣かせてもいいって言うんですかっ!!」
「そ、そんなことはないわ、で、でも‥」
「ああ、残念だなあ。秋山さんは市民の為に頑張ってくれている素晴らしい婦人警官だと思っていたのに、赤ん坊が泣いても自分の方が大事だなんて‥。そんな人の為にいずみちゃんも捜査に協力したなんて、悲しいだろうなあ」
「‥わ、わかったわよ。きょ、協力すればいいんでしょっ!」

 婦人警官としての自負を刺激された上に、過去の出来事まで持ち込んだ菊丸に憤りを覚えながらも、赤ん坊の為という一言が気丈な婦警の心を動かし、ついには菊丸に胸を見せるという羞恥を押さえ込むのだった。
「でへへ、まずは水風船にゴム紐を付けないと‥」
 得意の屁理屈で秋山婦警を封じ込めた菊丸は、見事な半球形のバストを片手に支え、割れてしまった水風船から抜いたゴム紐をその先端に付けようとしていた。
「う~ん、なかなかうまくいかないなあ‥よ、と、これで‥」
「あっ」
 菊丸が乳首にゴム紐を巻きつかせようと指先が触れるたびに、早苗は可愛らしい声を上げてしまう。
「ありゃ、また失敗だ。秋山さん、そんなに動かないで下さいよ」
「そ、そんなこと言ったって‥あ、あぁんっ」
 よほど乳首が敏感なのか、菊丸が指先で触れるたびにぴくんと可愛らしく身体を震わせて、ゴム紐がうまく巻きつけられないのだ。

(うわあ、婦警さん、すっごい感じやすいみたい。かっわいい声出しちゃって~♪)
 お嬢様然とした美貌と、婦人警官らしい気丈さが魅力の秋山婦警だが、この上、その美貌にも気丈さにも似合わぬ感じやすさまで持つとなると、完璧すぎる愛らしさである。
 なんとか可愛らしい乳首にゴム紐を巻きつけた菊丸だったが、結びが甘かったのか、するりと抜けてしまう。
「ありゃりゃ、せっかく結べたのに。これはやっぱり結ぶ場所が柔らかすぎるのが問題ですね。もっと硬くしないと」
 薄桃色の可憐な乳首をピンと指で弾くと、菊丸はさっそく土台作りに勤しみ始める。
「な、なにを‥っ、あ、ああっン!」
 疑問を投げる間もなく、先端に巻きつかせようとするだけだった動きが、今度は半球全体に広がっていた。
「なにをって、結ぶのに必要なんですよ。婦警さんの乳首を硬くしないと、うまく結べないんです」
「そ、そんな‥っ、や、やめなさいっ、あ、あ、あっ!」

 84センチのバストを菊丸に揉まれ、早苗はたまらず悲鳴を上げるのだが、じっくりと揉まれ続けるうちに悲鳴は段々と愛らしい響きに変わってしまう。
「あっ、あ、いやっ、いやん!」
 やはりというべきか、早苗ははやくも菊丸の望む反応を示し始め、可憐な蕾を八つも年下の少年の前で花開かせ始めてしまう。
「おお、婦警さん。さすがは市民の味方ですね。さっそく協力してくれるなんて!」
 秋山婦警の羞恥をことさら刺激しながら、菊丸は手にしたゴム紐をピーンと尖った勃起乳首に巻きつける。さっきまでとは違い、今度はあっさりと結べて、強く引っ張っても抜けたりはしなかった。
「やった、成功ですよ、婦警さん!」
「‥そ、そう、よかったわね‥」
 自分の胸の先に付けられたゴム紐の恥ずかしさに顔を背けて、口惜しそうに頷く。まだ息が乱れ勃起した乳首はヒクヒクと疼いたままだ。
(な、なんでこんな目に‥)

 いくら赤ん坊の為とはいえ、巡回警備の最中にこんな目に遭わされるとは夢にも思わず、それが余計に口惜しさを倍増させていた。
 だが、菊丸はそんな婦警の様子が楽しくてたまらない様子で、確かに水風船のようになったおっぱいのゴム紐を指に通すと、一度赤ん坊に見せたような演技を披露しだすのだ。
「それ~~~~~♪」
「あ、い、いた~~~いっ!」
 乳首がゴム紐に引っ張り上げられ、結び目が強くなり、秋山婦警は思わず悲鳴を上げてしまう。しかし、菊丸はそれにも構わずおっぱい風船で楽しむのだった。
「それ、それ、それ!」
「あっ、あっ、あっ!」
 木陰に腰をおろしたまま、背を反らしてしまう秋山婦警。月明かりと花火の光りとに照らされたティーバックだけの姿が、凄まじい色香を漂わせている。
「よーし、ゴム紐は解けないみたいだ! 次は風船の強度を確かめるぞ」

 ゴム紐を引っ張るのをやめた菊丸は、今度は直接半球を叩き始める。パチンパチンと音が鳴り、その度にブルルンと豊かな膨らみが波打っていく。
「い、いやあん、やめてえっ!」
「なにを言っているんです、これも赤ん坊のためですよ!」
 またも赤ん坊を盾にする菊丸に、秋山婦警は何も言えなくなってしまう。そうして菊丸のおっぱい責めを甘んじて受ける羽目になってしまうのだった。
「うーん、どうもうまくいかないなあ。これはやはり掴みやすいかを確認せねば」
 ゴム紐で乳首を引っ張り、風船に見立てて乳房を叩き、今度は演技の為にと、胸を再び揉み始める。赤ん坊を楽しませるどころか、菊丸が楽しんでいるようにしか見えなくなっていた。
「あっ、あぁっ、い、いやあっ、だ、だめえっ」
 すでに敏感な乳首が勃起してしまうくらい感じていたところに、再びの刺激が襲い掛かり、26歳の婦人警官は思わずらしからぬ甘い声を上げてしまう。
(なによ、これっ‥おかしく、なっちゃうっ)

 高校生とは思えない菊丸の手の動きに、秋山婦警は早くも女らしい感覚に耐え切れなくなっていた。
(ぐふ、本当に感じやすいんだなあ。おっぱいだけでこんなになっちゃうなんて)
 ひくん、ひくんと根元を縛られたまま震え続ける勃起乳首を摘まむと、菊丸得意の扱き攻撃に秋山婦警はビクンと崩した両脚のつま先がキュッと閉じ、上体を仰け反らせる。
「やっ、あ、ああ~~~っ!!」
 ただでさえ感じやすいのに、尖りきった乳首を根元からきつく縛られ、そうして揉まれるだけでもどうにかなりそうな刺激に変わっているのだ。そこをさらにそんな風にされて耐えられるはずもなかった。
「でへへ、婦警さん。これなら赤ん坊も喜んでくれますよ~♪」
「い、いい加減に‥っ、こ、こんなやり方で、喜ぶわけが‥っ、あ、ああっ、だめっ!」
 もはや水風船の代わりという題目も消え失せたかのような菊丸の責めに、秋山婦警も清楚な美貌を屈辱に紅くして、菊丸を睨みつけるのだが勃起乳首を扱かれると途端に力が抜けてしまい、逆らえなくなってしまう。
「そんなことないですってば。ほら、こんな技はどうですかあ♪」

「あう、くっ、あ、あっ、いやあっ!!」
 胸を揉まれながら、ゴム紐を使って振動を与えられ、秋山婦警はもう本当に逆らう気力が無くなり始めてしまっていた。
(だめ‥このままじゃ、どうにかなっちゃうっ‥)
 夜空にドーンと大きな音を立て大輪の華が散るのを見ながら、秋山婦警の頭にそんな想いが浮かんでしまっていた。
「オウ、綺麗デスネ~」
 秋山婦警が見ていたのと同じ花火を見ながら、赤ん坊のことを聞かされたときとは打って変わってリンダがのんきな感想を口にしていた。
「ソレニシテモ親ガ見ツカッテヨカッタデス」
「本当ね、早く婦警さんに知らせたあげないと」
 待合所に向かった二人はが事情を説明すると、母親が混雑ではぐれてしまい迷子の届けを出していたことを聞いてきたのだ。母親はいまだに探しているということで、連絡は係の人間に任せていずみたちは一足早く、秋山婦警に知らせに戻っているところなのである。

「それにしても菊丸くんはどこに行っちゃったのかしら?」
「菊丸モ多分マダ捜シテイルネ」
「う~ん、どうも不安なのよね‥。あら、なにか聞こえない? これ、赤ん坊の泣き声っ?!」
 さすがに菊丸をよく知るいずみが不安を口にしたその時。赤ん坊の泣き声が聞こえ、瞬間、いずみは秋山婦警のいる場所へと駆け出したのであった。
 折りしもいずみが駆け出したその頃。
「あっ、ああっ、ダメッ、も、もう駄目っ!」
 菊丸は秋山婦警を膝上に乗せ、勃起した乳首を口に含んで思う存分、舌で勃起乳首の感触を楽しんでいた。
「い、いやっ、ねえっ、もう駄目なのっ、あ、ああ~~~っ!!」
 早苗は背中にまで届く黒髪を振り乱し、優美な両脚を菊丸の胴に絡ませてつま先を閉じ合わせつつ、とても婦人警官とは思えない貌を見せて舌っ足らずに鳴き声を上げている。

「水風船よりも赤ん坊にはミルクですよ。ここはやはりおっぱいから出るか試さないと」
「で、出るわけ、ないっ‥じゃないのっ! だ、だから、もうっ、あぁっ、お願いっ、もう許してっ!」
 勃起乳首を甘噛みされると抗議の言葉も途切れさせて、汗まみれの身体を菊丸にしがみつかせてしまう。
 おっぱい水風船でひとしきり赤ん坊のご機嫌を取った菊丸は、やはり赤ん坊にはおっぱいだと、あれからずっと26歳の婦人警官から甘い悲鳴を搾り取っていたのであった。
 水風船での責めの前に早苗はすっかり力を失い、されるがままに膝上に乗せ上げられている。
 白い肌にびっしりと汗が浮かび、悩ましく月の光に照らされていた。
「試してみないことにはわかりませんよ~。こうしておっぱいを吸っていればそのうち出てくるかもしれないじゃないですか♪」
「あっ、あっ、あああ~~~~~~~っ!」
 菊丸の乳首責めにまたも全身で菊丸にしがみついてしまう。菊丸の肩に頭を預けて、ルージュの曳かれた唇は半分開いたまま、綺麗な歯並びを見せ、舌先から涎さえ零して、舌っ足らずに喘ぎ続けている。

 お嬢様風の美貌はすっかり上気して、ぬめぬめと脂汗が額に浮かび、とても気丈な婦人警官には見えなくなっていた。
(うひょひょ~。まさかここまで感じやすいなんて~。このままいけるところまでいっちゃったりして♪)
 水風船の後、さすがに止められるかと踏んでいたのだが、早苗の予想以上の敏感さは菊丸にとって嬉しい誤算だった。
 赤ん坊を盾にされて菊丸の好きにされるうち、すっかり女の反応を示しながら、それでいて婦人警官としての自負か、それとも年上の女としての自尊心なのか健気に耐えようとする様子がたまらなかった。
 26歳の女性がパンティ一枚にされた格好でしがみついてくる無防備さに感激しつつ、この感じやすい婦警がどこまで頑張ってくれるかが楽しみでしょうがない。
 水風船の時も何度も歯を噛みしめて踏ん張って、お嬢様風の美貌と合わずに滑稽なほどだったが、しかしその時の表情の悩ましさは格別だった。
 黒髪に隠れてしまった美貌をじっくりと堪能しようと、菊丸は額に張り付く髪を払ってとろけきった表情を浮かべる婦人警官の狼狽振りを楽しむ。すると、さも恥ずかしげに顔を横に向け、菊丸の視線から逃れようとする。
「い、いやぁん、見ないでぇっ‥あ、あぁあんっ! 駄目、だめえぇっ!!」
 しかしヒクンヒクンと震え続ける勃起乳首を扱かれると、途端に喉を反らしていやらしい喘ぎ顔を菊丸に見せ付けてしまう。

(く、口惜しいっ! わ、わたし、婦人警官なのに‥っ)
 八つも年下の少年に婦人警官である自分が狂わされ、ヨガリ喘ぐ顔を見せてしまう口惜しさに歯噛みするが、どうにも堪らず泣き悶えてしまうのだ。
 真珠のきらめきの前歯を見せてまで必死に唇を噛んで喘ぎを止めようとするのだが、口端からトロリと涎を垂らし「ああっ!」と情けなく唇を開いてしまう。
「ああンっ、ほ、ほんとにおかしくなっちゃううっ!!」
 頭の中は白く霞み、それでも必死に正気を保つことで精一杯で、気丈な婦人警官の意識から赤ん坊のことが追い出されてしまいそうになる。
 本当に気が狂ってしまいそうだった。
 これまでに協力してもらってきた囮捜査の最中、この少年には何度もいやらしい悪戯をされ、その度に口惜しい思いをさせられてきている。
 婦人警官の自分が年下の男の子の持ち物のようにされ、犯罪者たちの前で辱められ、ついには大恥を晒すこともある。
 その時に味わされた感覚が嫌でも甦ってきて、どこかに連れて行かれそうな感覚に早苗はギュッと菊丸に手脚をしがみつかせる。
 少年のシャツを指間接が白くなるほど強く掴み、足指先にかろうじて絡んだ下駄を揺らしながら、爪先がキュッとなっていく。
 そうして菊丸の肩に頭を預け、「あっ、あっ、ああっ!」と舌っ足らずの悲鳴を上げ続けてしまっていた。
(ありゃりゃ、もう限界かなあ。う~ん、感じやすいのはいいけど、もうちょっと楽しみたかったなあ。だいたいまだおっぱいしか可愛がってないのに‥婦警のくせにちょっとだらしないかも)
 菊丸は必死にしがみついてくる26歳の婦人警官の姿にそんなことを考えていたが、その敏感すぎる肉体を開発してきたのは当の菊丸なのだから身勝手な話である。
 そうして二人ともに、放って置かれた赤ん坊が今にも泣きだしそうになっていることにも気付かないまま、薄暗い茂みの中で菊丸は愛らしい婦警を可愛がることに、美貌の婦人警官はせめて警邏の最中に我を失うような真似だけはしたくない、と全身で抵抗を続ける中。
 ついに臨界点を突破した赤ん坊が盛大な泣き声をあげたのだった。
「うわあああああああっんん!!!!」
「わ、わあ、な、なんだああっ?!」

 甲高い悲鳴が響き、すっかり赤ん坊のことなど忘れていた菊丸は飛び上がらんばかりに驚くが、秋山婦警は赤ん坊の泣き声も耳に届かないのか、なにかを堪えるように必死に菊丸にしがみついたまま、きつく唇を噛んでブルブルと震えている。
「ここにいるの? 菊丸っ!」
 赤ん坊の泣き声を頼りに駆け込んだいずみだったが、目の前に広がる光景に言葉を失ってしまった。
 それはそうだろう。仮にも婦人警官が高校生の男の子の膝上に乗って、両手両足を絡ませてしがみついているのだ。
 しかもほとんど裸同然のパンティ一枚という格好なのだ。
「なっ!?」
「あ、ありゃ、いずみちゃん、早かったんだ‥ね‥」
「え? あ。やだ、いずみちゃんっ?!」
 いよいよ美しき婦人警官の最高の瞬間を見届けようと固唾を呑んでいた菊丸の前に天敵美少女が肩を震わせ立ち尽くしていた。
「あ、あ、あんたって人は‥いったい‥」
「なにしてるのよ~~~~~~~~~っ!!!」
 いずみの怒声が辺りに響くのとほぼ同時に赤ん坊の泣き声にも負けぬ轟音が鳴り響いた。
 いよいよ名物の花火が打ち上げられたのである。
「うひゃっ?!」
 いずみの叱責と花火の轟音とに菊丸が首をすくめて体を硬直させ、思わずパンティを勢いよく引き絞ってしまう。
「ひっ!? ぅ、ッ‥、あ、あっ! やっ、だめえっ!!」
 いずみの出現に緊張の糸を断ち切られた婦人警官に、その衝撃はもう力は残っていなかった。優美な両脚をギュッと年下の男の子の胴に絡ませ、背中に回した腕で力いっぱい抱きしめてしまう。
「あっ、あっ、あっ! いやっ、菊丸くんっ、もう‥、だ、めぇ‥っ」
 背に流れる黒髪を乱れさせ、秋山婦警は警邏巡回中、菊丸どころかいずみや痴漢連中も周囲にいるのに、女にとって最も恥ずかしい姿を晒してしまう。
 薄く開いた瞼の向こうで夜空に浮かぶ大輪の華と、自分をニヤニヤといやらしく見つめる少年の顔が刻み込まれる。悔しいっ、そう思う間もなく、空に咲く花が散るのと合わせるようにがっくりと意識を失ってしまうのだった。

「ふ、婦警さんっ?! しっかりしてください! んもう、菊丸~~~~~~っ!!!」
「ほ、ほげえっ!?」
 自分にしがみついて失神してしまった秋山婦警のなんとも悩ましい表情を幸せそうに見つめる同級生に、いずみは頭蓋を砕かんばかりの勢いで肘打ちすると、情けない声を漏らして菊丸も秋山婦警と同じく気絶してしまうのだった。

 


「わ、わあああっ、助けて、し、死んじゃうよ~~~っ!!」
 いよいよお祭りも終わりに近づき、最後を締めるのに特大の打ち上げ花火が用意されていた。
「どんな花火なのかしら、楽しみだわ」
「キット歴史二残ル花火ネ」
 いずみとリンダが特等席でこれから上がる特大花火を楽しみに待っているのだが、それを邪魔する無粋な叫び。

「さっきからなんだかうるさいわね」
「気ノセイデース」
「き、気のせいじゃないってば、二人とも助けてよ、ほ、本当に死んじゃうよ~~~」
 悲痛な声はますます大きくなるが、しかし二人は秋山婦警と一緒にこれから打ち上がる花火を楽しみにするばかり。
「うわ、うわあっ、秋山さんっ、助けて~~~~~!!」
「‥あら天国ってとっても気持ちいいんでしょ? あんなにわたしに行かせたがってたじゃない。あんただって行ってくるといいんだわっ!!」
 なんとも意味深な台詞とともに、秋山婦警が怖い目つきで特大花火の導火線に火を点ける。
「その天国とこの天国はちが‥っ、わ、わわっ、こ、こっち来るなあっ!」
 火種に向かって叫ぶ菊丸を冷ややかに睨みつけ、フンと鼻を鳴らす早苗に、普段の優しさは期待をする方が間違っている。

 凄まじい炸裂音と共に、大輪の華を夜空に咲かせた特大花火だが、何故かそこには人型の影が映っていたとかいないとか。

いつもいつもろくなことをしないんだから。迷惑をかけた分、せめて人の目でも楽しませて上げなさいっ!

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コメント

  1. そらひろ says:

    繰り言になりますが、秋山早苗婦警は準レギュラーになって欲しかった。
    お嬢様っぽい美人で優しい性格、仕事にも真剣、街にこんな婦警さんがいてくれたら最高ですよ。
    いずみ達とも気さくに話の出来る、頼りになる良キャラになっていたと思うのですがね。

    • 虎馬屋@管理人 虎馬屋@管理人 says:

      >そらひろさん
      あのキャラデザは秀逸でしたからねえ。
      基本キャプ翼なみに髪型以外は一緒のハートキャッチですが、秋山婦警に早瀬先生は明確な差がありましたし。