「菊丸のお化け屋敷復活術!?の巻」

こんにちわ、わたしたち、今日はお化け屋敷に来ているの。
えっ、なんでお化け屋敷になんかいるのかって?

 実は、お父さんの会社の取引先にここの経営をしてる人がいるんだけど、その人から招待券を貰っちゃったの。
 それで菊丸くんとここにやって来たってわけ。

「なんか、ずいぶん寂れてない?いずみちゃん」
 菊丸くんが入った途端に、そんなことを言い出した。
「こら、菊丸くん! 失礼なこと言わないの」
「でもさー」
 ‥でも、確かにそうよね。お客さんも入ってないみたいだし。やっぱり今どきお化け屋敷なんて、誰も観に来ないのかしら?
「そうなんです、正直、私どもも困っておりまして‥」
「うわっ!」
「きゃあああっ!」
 突然後ろから声をかけられて、悲鳴を上げる菊丸といずみ。いずみが驚いて振り向くと、そこには人の良さそうな50がらみの男が立っていた。
「あ、石倉さん」
「誰?いずみちゃん」
「このお化け屋敷の招待券をくれた人、石倉さん」
 いずみに石倉と呼ばれた男は、ひそひそと話している二人に頭をを下げる。
「いえ、実はあなたに招待券を渡したのは、若い人がどう思うのかを知りたかったんです、それで、どうでしょうか、このお化け屋敷は」
 そう言われて顔を見合わせる二人。
「ど、どうする、いずみちゃん」
「どうするって、言われても」
 石倉はそんな二人の様子にがっくりと肩を落とす。
「やはり・・・、今の若い人たちにお化け屋敷なんて向かないのですね、ですが、私はこういったものこそ、これからの時代に残していかなければならないと思うのです」
 肩を落としながらも、とつとつと語る石倉に、菊丸が涙を浮かべながら、叫び出す。
「す、すばらしい! 全くその通りです! 石倉さん、後はぼくたちに任せてください! きっとこのお化け屋敷を成功させてみせます!」
「え、ええ────っ!!」
「ほ、本当ですか!」
 菊丸の叫びに、それぞれ意味の違う叫びを上げた。
「な、なに言ってっるのよ、菊丸くん。そんなの無理に決まってるじゃない」
「大丈夫だよ、いずみちゃん。ぼくに考えがあるんだ」
「そ、そうじゃなくて」
 勝手な事を言い出した菊丸に抗議するいずみを見て、石倉はまた、がっくりと肩を落とす。
「す、すいません、そうですね、他人の貴方方にそんなことをしてもらう事なんて、できませんよね」
 そのいかにも残念そうな様子にいずみは思わず
「い、いえ、大丈夫です、石倉さん。わたしたちも手伝いますから、元気を出してください」
 などと口にしてしまう。ニンマリと笑みを浮かべると菊丸もまた。
「そうです、大船に乗ったつもりで任せてください」
「こ、この、お調子者ーっ!)
 またも菊丸のペースに嵌ってしまったいずみちゃんであった。

 

「で、どうするのよ、勝手なこと言って!」
 秘策とやらの準備に借り受けた控室で、いずみは思いきり険を含んで菊丸へ声をかけるが、当の菊丸は何やらごそごそと荷物を漁って返事もしない。
「ちょっと、菊丸くん! 聞いてるの!」
「もう、うるさいなあ」
「なによ!」
「ほら、手を後ろに回してよ」
 機嫌の悪いいずみを無視するように荷物の中から、ロープを取り出してくる。
「ちょ、ちょっと、菊丸くん、なによそのロープ?」
「いいから、後ろ向いて」
「え、あ、きゃああ!!」
 いずみは素早く後ろに回った菊丸にあっという間に括られてしまう。
「こ、こらあっ! 何するの! このロープを外しなさーい!!」
 ロープで後手に括られ身動きの取れないいずみは、菊丸に向かって怒鳴り込む。
「まあまあ、いずみちゃん。ぼくにいい考えがあるんだよ。そのためにはいずみちゃんの協力が必要なんだ」
「だ、だからって縛る事ないじゃないのっ、だいたいなんでロープなんて持ち歩いてんのよ、あんたはっ!?」
「こんなこともあろうかとって奴さ、いずみちゃん」
「こんなことってどんなことよっ?! どうせ変なこと考えてたんでしょ?!」
 体を揺すって訴えるが、当然菊丸は聞く耳を持たない。それどころか、いきなりいずみの服を脱がしてしまった。ぶるるんと二つのふくらみが顕になる。
「きゃ、きゃああああっ!!」
「おほ、相変わらずカワイイおっぱ──い!!」
「き、菊丸! 一体な、なにする気なのよっ!」
「このお化け屋敷はどうもセンスが古いんだよ。だから、いずみちゃんが新しいお化けの扮装をしてみんなの関心を集めればきっとお客さんも増えるはずさ」
「だ、だからって、なんで服を脱がなきゃいけないのよーっ!」
 当たり前の疑問をぶつけるが、菊丸にそんなものが通用するはずがない。
「もう、さっきからいずみちゃんは文句ばっかりだなあ、石倉さんが可哀想だとは思わないの?」
「そ、それは」
 さすがにそれを言われるといずみも返す言葉がない。
「ね、だからおとなしくしててよ」
「くっ、で、でもホントになにをする気なの?」
「でへへ、こうするんだよーん」
 そう言うと背後に回った菊丸に胸を鷲掴みにされてしまう。

 ぬちゃあっ

「き、きゃあああああ────っ!! つ、つめたーい!?」
 胸に感じたヌラリとした冷たい感触に悲鳴を上げるいずみ。見れば菊丸は手のひらにたっぷりと化粧用のクリームを塗りつけていたのである。
「きゃん! あ、あ、なにをっ!」
「じっとして、いずみちゃん。まずこのクリームで下地をしてから化粧するんだから」
「そ、そんなっ! あん、だったら、じ、自分で、や、やああん」
「だめだめ。まんべんなく塗らなきゃいけないんだから」、
 そう言いながら、菊丸はいっこうに手の動きを止めようとはしない。
「で、でもぉっ、あ、そんな、あっ! ああん」
 菊丸の手が動くたびに、いずみは顔を真っ赤にして可愛らしい声を上げてしまう。
(おっ、いずみちゃん、もう感じはじめてますなあ)
 クリームを塗りながら極上の柔らかさを誇るふくらみを堪能しつつ、早くも反応を見せ始めた同級生を盗み見て、菊丸はニンマリとほくそ笑む。
「いずみちゃんの胸は大きいから塗るのも一苦労だよ」
 裾野の部分からまるごと鷲掴み思う様に揉みしだきながら、さも面倒そうに耳元に囁くといずみが怒気を滲ませ声を張り上げる。
「か、勝手なこと言うなあっ、あ、ああっん!」
「いや~、しかし育ちましたなあ。84‥5センチにはなってる?」
 一年前は83センチだったが、この感触は明らかにそれよりも上回っているはずだ。
「な、なんでそんなこと教えなきゃいけないのよっ!」
「そりゃ毎日こうしてお世話してるんだから当然の権利でしょ?」
「世話なんかされてないわよっ?! むりやりいやらしいことしてくるくせに‥、あ、あ、ああ‥っ!」
「むりやりなんてひどいなあ。ぼくは女の子の嫌がることなんてしたことないのに♪」
「くっ、いつもいつも‥、あっ、ああっ!」
 菊丸は言葉通り、優しく丁寧に同級生の双丘にクリームを塗りつけ、ついでのようにゆっくりと五本の指を使って全体を揉みしだく。
「あん、ああん! こ、こらっ! き、菊丸っ! い、いいかげんにっ、あ、いや、いやあん」
 いつもなら、とっくの昔に菊丸を殴り飛ばしているはずが、後ろ手に縛られていてどうにもならず、菊丸の動きに合わせて震える事しか出来ない。
(くっ! ちょ、調子に乗ってぇっ! ‥あ、ああっ! ク、クリームが冷たくって‥いやっ!)
「でへへ、ここは念入りにね」
「ば、馬鹿! そ、そんなとこ、あ、あああん!」
「ここをこんなふうにしたりして」
 菊丸はいずみの乳首に手を伸ばし、すりすりと擦りだす。
「あっ! あ、あん! ば、ばかぁっ!」
 菊丸の指の動きに合わせて、ピンクの乳首もまた、段段と尖り始めていってしまう。
(‥ああ! や、やだあ、乳首勃ってきちゃってるぅ‥)
 いやらしく勃起し始める自分の乳首を見て、恥ずかしさのあまり耳たぶまで真っ赤に染めてしまう。
「あ、あ、ち、乳首が・・・」
「え、なに? わかった、もっと触って欲しいんだね」
「あーん、バカァッ! ち、ちがうぅぅっ!!」
 菊丸の指がクリクリと乳首を弄り始める。
「あ、あんっ! こっ、こらあっ! 菊丸うッ! やめっ、ああん!」
(うわーい、いずみちゃん、勃起しだしてるぅ! こんなに硬くなっちゃて♪ えへへ、じゃあ、次はこれで苛めちゃおうかなあ)
 尖り始めたいずみの乳頭を相好を崩して眺めやる菊丸。
 ムクムク、という音の聞こえそうなほどにプックリと膨らみ始めているピンクの蕾はいかにも触って欲しそうにフルフルと震えている。
「でへ、ここは特に大事なところだから念入りにクリームを塗らないとね」
「そ、そんなっ! ‥あっ! だめっ! 菊丸っ! そ、そこは‥あっ! ダメェッ!」
 菊丸はヌラヌラと光るクリームをたっぷりとすくい上げると、そのまま、いずみの乳首に塗り始めた。
「やっ! ヤァンッ! あ、あっ、ち、乳首がっ! くぅっ!」
 敏感な乳首をクリームにヌラつく指先が近づき、スリスリと擦り始めると可愛らしいピンクの蕾はピクンピクンっと菊丸の指の動きに反応し、更に硬く、大きく尖って菊丸の指先に心地良い感触を伝えてゆく。
「あん! あ、アア~ンッ!」
 疼く乳首を刺激されて、いずみの喘ぎはますます可愛らしく、甲高いものに変わりだす。ピクピクと先端部分も蠢いているのがいやらしい。
「あん、あ、あんんっ! 」
 執拗な乳首責めにいずみの喘ぎも切羽詰ったものへと変化せざるを得ない。
 変化はそれだけではない。
 膨らみの先端も、クリームを塗られた為にヌメヌメと何ともいやらしい佇まいを見せ、ピン、と硬く尖っっては菊丸を喜ばせる。
(あ、いやっ! 乳首勃っちゃてるぅっ‥。イヤン、は、恥ずかしい‥)
 すっかり勃起してしまった乳首を見ていずみは羞恥に頬を染め上げる。
 そんないずみを揶揄するように、菊丸が声をかける。
「あれれ、いずみちゃん。ここをこんなに硬くさせちゃってどうしたのかなぁ?」
「ば、バカァッ! 余計なこと言わないでいいからおとなしくクリーム塗ってないさいっ! ‥きゃうっ! きゃぁあぁっん!」
「わかりましたよ。それじゃクリームをっと」
 言って、菊丸はいずみの乳首を摘み上げ、擦り上げる。
「きゃふっ! あっ! おとなしくって言って、あっ! ああーっ!!」
 菊丸の乳首責めに非難の声を上げるも、敏感すぎるそこをクリクリ、と転がされてしまえばたちまち力が抜け、菊丸の思う通りの喘ぎを上げさせられてしまう。
(アン、いやぁ‥、わ、わたし‥どうしてこんなに感じちゃうのよっ! き、菊丸にいいようにされちゃって、こ、このままじゃ‥)
 いずみの反応に菊丸はすっかり上機嫌となり、膨らみの頂点でイヤラシク自己主張をする先端を徹底攻撃にかけだした。
 くりくり、と指の腹で転がしてはいずみに乳首の敏感さを思い知らせるように、問い掛ける。
「あ、あ、アンっ、嫌っ、あ・・・。ぅん、」
「いずみちゃ~ん、そんな声出しちゃって。ぼくまで恥ずかしくなっちゃうよ」
「あっ、くぅっ! そんなっ、き、菊丸がっ! ‥ふっ? あ、ああ、ぅううっ!!」
 その言葉にカッとなったいずみの反論も菊丸はキュッ、と乳首を捻り上げてあっさりと封じ込めてしまう。
「何言ってるのさ。ぼくはこうしてクリームを塗ってるだけでしょ?」
「ああっ! イヤンっ!」
 確かに、クリームを塗ってはいるが。
「も、もう、クリームなんて必要‥ない、じゃな・・・い、嫌ァっ!!」
 そう、クリームは既にいずみの乳房にヌラヌラと濡れ光り、これ以上の必要などまるで感じさせはしない。
 それでも菊丸は新たにクリームをすくい取っては、いずみに手を伸ばすのである。
「あ! あ! ああっ!!」
 ゾクゾクとした刺激にいずみは身体を震わせて、喘ぎを漏らしてしまう。
「こ、こらぁっ! も、もうやめ・・・はぅうんっ!」
「いずみちゃ~ん、そんなに動いたらクリームが上手く塗れないってば!」
 乳首からクリームがトロリ、と垂れてきているほどに塗りたくりながらも、そんな事を言ってのける菊丸。まだ、いずみへの責めが足りないというのだろうか。
 恐るべき男である。
「も、もういいでしょっ! こ、こんなに、こんなに塗らなくっても‥っ、?! っいっ、いやあぁっ!」
 いずみの反抗はそこまでであった。

 菊丸はいずみの言葉を聞くや否や、なんとピンクの頂きに向けて舌を伸ばし垂れ落ちるクリームをすくいだしたのである。
「あっ! あ、ああっ! な、なにっ、を、、、するの、、あうっ!」
 ざらついた舌の刺激はいずみを更に追い詰め、質問の声すら途切れがちにさせている。
「何って。だっていずみちゃんが言ったんじゃないか。こんなに塗っちゃ確かにおかしいもんね。だからこうやって‥」
 そう言って、菊丸は伸ばした舌をスゥっといずみの乳首へと這わすのである。
「あ、ああ~~んっ! そんなやり方で取らなくたっていいじゃない~~っ!」
 尤もな話である。
 が、当り前の話ではあるが菊丸に通じようはずもないこともまた、事実なのである。
(ぐふふ~、まさかいずみちゃんの乳首を舐められるなんて~!!)
 菊丸はここぞとばかりに、この甘い果実を味わおうと舌の動きを活発化させる。
「きゃぁっん! ん、んっ!」
 菊丸の舌が下から上へと乳首をなぞり上げると、いずみの愛らしい声が室内に響きだす。
(あ、ああっ、し、舌がっ‥ザラザラするぅ)
 右に左に顔を揺するが、そこから送られる刺激はいずみを困らせるばかり。
「はぁんっ! あっあっ! ああっ!!」
 切なそうな表情は、しかし、困っているだけではないのだろう。明らかにそこにはもうひとつの感情が覗えているのだ。
(く、ぅっ‥、こ、こんなのって‥だめぇ‥ち、力が抜けちゃう‥)
 いずみの身体が不意に張りを失い菊丸の前に無防備な姿を曝け出し始める。菊丸がこのチャンスを逃すはずも無い。
(くう~~っ! あのいずみちゃんがこんなに無防備になっちゃうなんて~~!)
 ひとしきり感動したあとは、情け容赦の無い責めに転じ始める。この辺りは流石と言うべきであろうか。
 ぬるぅ。
 と、大蛇が鎌首をもたげるかのごとく、舌先が獲物に向かって蠢き始めた。
「‥は、ぁっ! あ、あ~~っ!!」
 まるで生き物のように蠢く舌の動きにいずみは身体を震わせて反応してしまう。
(あっ! あ、あっ、アアンっ! き、菊丸の舌が‥)
 ぬらぁ。
「うっ! ふぅっ!」
 菊丸の舌がいずみの乳首を舐め上げるたびに、甘やかな吐息がいずみの口から洩れる。
「くっ、う、き、菊丸っ! い、いい加減にっ・・・あ、あん」
 流石にこうまで念入りに責められては堪らないのだろう。いずみもいつもの威勢が薄れ、菊丸への叱咤の声も途切れがちになってしまう。
「あん、あ、ああっ!! や、やめ・・あふぅっ!」
 ざらついた舌が敏感な乳首に巻きつき刺激を与えてくれば、いずみの身体もそれに合わせてビクビクと震えてしまう。
(ああっ! ‥いやん、ち、乳首が‥感じすぎちゃうぅっ!)
 これまでも散々菊丸の悪戯に悩まされ続けてきたいずみであるが、こうまでしつこく、直接的に責められたことは数少ない。
 それでなくとも常から感じやすい身体を持て余しているというのにこの攻撃である。喘ぎ声が洩れつづけてしまうのも止めることが出来ないのだ。
(でへへ~♪いずみちゃん、ここが気持ちいいのかな~、こんなに硬くしちゃって♪)
 菊丸の口の中で既にいずみの乳首はこれ以上ないほどに硬く尖っては、その感触を舌に伝えて菊丸に弾力の強さを教えてしまっている。
 菊丸は口中に含む蕾を下から上へとなぞり上げ、いずみの肉体の変化をじっくりと味わうのだった。
「ひゃうっ、う、ぅっ! き、菊丸っ、やめてぇっ!」
 再度の哀願。
 菊丸が聞く筈もないのだが。その間も菊丸はいずみを責め続けている。
 桜色の蕾を開花させ、舌先で思う様果実を味わい尽くすのである。
「くぅっ、う、んっ! あ、あっ、アンっ、や、ヤンっ!」
 堪らない刺激にいずみは可愛らしい悲鳴を上げつづけてしまう。
「やっ! やぁんっ、き・・菊丸っ! い、いい加減にっ、・・・!っ」
 それでも菊丸を止めるための叫びを上げようとするも、それは菊丸によって遮られてしまう。
 菊丸は舌で嬲りあげ極限にまで硬く尖りきった薄桃の、いや、今となっては興奮の為に紅く染まった蕾に歯を立てたのである。
「ひ、いっ、ぅあっ! ああっ!!ああ~~~っっん、んっ!」
 その瞬間、いずみの身体は仰け反り、全身で震え甘え泣いてしまう。
 いや、もはやその声は喘ぎなどという優しいものではなく、耐えきれないほどの快感の波に苦痛の叫びを上げていると言っても良いほどのものだった。
「‥あ、ああ・・駄目ぇ・・・・あ、ああっ! やめてぇ‥」
 いずみは涙を浮かべて首を振り、菊丸に哀願する。だが菊丸は依然、蕾に歯を立てたままコリコリとした感触を楽しむように甘噛みし、先端部分に舌を這わせるのだ。
「い、イイっ、・・いや、イヤぁっ! き、菊丸ゥっ!!」
 この刺激に、これまでになく激しい拒絶の声を上げるいずみ。
 しかし後手に縛られ自由の奪われたいずみに出来るのは、拒絶の悲鳴を上げる事だけ。言葉だけでは菊丸を止めることなど出来はしないことは、いずみが一番よく分かっていた。
 菊丸の暴走を止めていたのはこの自分なのだ。だが今は自分自身が菊丸に捕らわれてしまっている。甘い悲鳴を上げ続け、イヤっイヤン、と身悶えるいずみを菊丸は両手で抱きしめて動きを封じているのだ。
「でへへ。これもお化け屋敷を成功させる為だってば~♪」
 口中にこれ以上ない甘さのサクランボを含ませたまま戯言を返す菊丸。
「ひうっ、しゃ、喋らないでェッ! 響いちゃうっっ!」
 喋るたびに微妙な刺激が伝わり、いずみはまたも可愛く鳴き声を上げて身悶えるのだった。
(アアっ‥乳首がジンジンして・・胸がどうにかなっちゃいそう・・)
 さすがのいずみも次第に普段の勝気さがなりをひそめ、送られる刺激にされるがままの様子を見せ始める。後手に縛られているという異常さが、少女の意識を犯し始めているのだ。
(ダメ‥て、抵抗しなきゃ‥ダメなのにぃ・・力が入らない‥)

「あ、あ、あっ!」
 休まず続く菊丸の責め。それは17歳の高校生を色地獄に蕩かす甘い拷問だった。例え鉄の意志を持っていたとしても、この拷問の前には役に立たない。なにより少女自身の敏感さがそれを許さないのだ。
「あ~~っ! アア~ンっ! あん」
 乳首を舐められ、胸を揉まれ、調子に乗った菊丸に真白いヒップを撫ぜられて、いずみの身悶えはいよいよ高まってゆく。
(とけちゃう・・・わたし、蕩けちゃう)
 胸の先から送られる甘い感覚。砂糖が徐々に溶けてゆく様に、いずみの脳も菊丸に溶かされてゆく。
「やっ、やぁっ! だめぇっ、菊丸ぅ‥ゆ、ゆるしてぇっ!」
 それでも、蕩けきっていないわずかの部分がいずみを菊丸などに負けることを許さない。ジンジンと甘く疼く身体とは別に、涎さえ垂れた口からは拒絶の言葉が漏れるのだった。そして、その言葉がいずみを勇気づける。
(‥ハァン、そうよ、耐えなきゃ。ま、負けるもんですかっ!)
 決意も新たに強い拒否の姿勢を見せるいずみだが、菊丸はそれほど甘くはない。
「だ~め♪ 許してあげな~い♪」
 かりっ、と硬く尖りきった乳首を再び甘噛みする。
「ひぅっ、ひぐうぅっ!!」
 痛みはない。それどころか、痛覚を感じる一歩手前、そのギリギリの部分を菊丸は知り尽くしているかのように責めてくる。
「あっ、ああんっ! か、噛んじゃダメェ・・っ!」
 ビリビリと女の急所から伝わるおぞましくも甘美な刺激にさすがのじゃじゃ馬娘が舌足らずの悲鳴を漏らすしかなくなってしまう。
 縛られてさえいなければ。
 こんな奴、張り倒してやるのにっ、そう歯噛みしても抱きすくめられたまま勃起乳首を舌で、歯で、唇で弄ばれて菊丸の腕の中でのたうつばかりだ。
(でへ。いずみちゃんも感じやすくなったな~。乳首もこんなに勃起させちゃってクラスのみんなが見たら驚くなんてもんじゃないよ)
 白い歯を見せて喘ぐクラスの男子憧れの美少女を見ながら菊丸はここまで育て上げた感動に浸る。
 出会った頃は感じやすくても勝気過ぎて自分を見失うことはなかったいずみが、最近は高校生とは思えない淫らな姿で反応してくれるのである。
 先ほどの会話にあったように毎日丹念に育て上げた結果なのだから、菊丸が感動するのも無理からぬところだろう。
「おっとっと、クリームを舐めすぎちゃったかな。もう一度、と」
 テラテラと唾液に光る勃起を見て、菊丸は指先にクリームを付けて反対側の乳首を扱きつつ、口中に含んだ勃起を舌先で絡めて扱き上げる。
「~~~~っ! ひっ、ひぃっ、や、やめっ、やめてっ、もういやあっん!」
 指と舌との勃起責めに勝気な美少女が堪らず泣き叫んだ。
(かっわいいなあ。よ~し、それじゃそろそろ次に移ろうかな♪)
 はたして、その言葉が届いたのか、菊丸の攻撃が中断される。
「と、止めてくれた‥の?)
 菊丸のしつこいほどの胸乳責めが中断されいずみは安堵の吐息を漏らすのだが、菊丸の次の一言であっさりと覆されてしまうのであった。

「いずみちゃん、そろそろ、お化粧しようか?」

「‥え?」

 はぁはぁ、と荒く吐き出す吐息とともに菊丸の言葉に一瞬、戸惑いを返す。
 考えてみれば、菊丸はいずみへのお化粧の下地という名目で胸乳を弄んでいたのだ。ならば、クリームを塗り終えた今、いずみにお化粧施すことになる。
 その菊丸の手に、握られているのは一本の筆であった。
「ま、まさか、菊丸くんっ! そ、それでわたしのことを!」
 次の展開を想像して蒼ざめるいずみ。が、菊丸のほうは平気な顔で手に持つ凶器をヒクヒクと震えている急所にと近づけてゆく。
「じょ、冗談じゃないわよっ! 菊丸っ、馬鹿な真似はやめなさいっっ!!」
 怒りと、恐怖の入り混じった表情で怒鳴るのだが、
「まあまあ、大丈夫、ぼくに任せてよ」
 と、菊丸は歯牙にも掛けない。
 ピーンと、いやらしく尖っているピンクの頂に、毛先を近づけていく。
(‥あ、ああっ、今、あんなので触られたら‥っ!)
 いずみの心中などお構いなしにフルフルと震える可愛らしい頂に筆は近づいてゆく。そして、ついに筆が触れた瞬間。
「や‥やめ‥?! っ、きゃっ、きゃふうぅっ!」
 いずみの縄で自由の効かない身体がビクン! と震える。
(いやっ、いやぁっ! か、感じすぎちゃうぅっ!)
「いずみちゃん、動いちゃ駄目だよ、せっかくお化粧してるんだから」
「そ、そんなぁっ、ああん、や、やめてぇっ!」
 すでに開花した蕾は普段の何倍にも感じやすくなっている。いや、ただでさえも感じやすい身体の弱点でもある膨らみの頂点。その頂きに、スーッと筆を這わされるのだ。
「‥ひぅっ! だめ、これ‥だめぇっ! ち、乳首から‥あん、なに、なんなの、これっ!)
 先程までの責めの比ではない。毛先が触れるたびに17歳の少女を混乱させるに十分な快楽がいずみを襲いだす。
「だめっ! 菊丸っ! やめ、あっ! やめてぇっ!」
「いずみちゃん、どうしちゃったのかなぁ?」
「き、菊丸っ! い、いいかげんにっ! ‥ぅっ、ハァアンッ!」
「え、なに、なにかなあ」

 ス──ッ

「あ、あうっ!」
 菊丸を諌めようと声を荒げるも、筆の動きの前にいずみは菊丸の思う様、声を上げさせられてしまう。
「ば、馬鹿ァッ!!」
「でへ、いずみちゃん、敏感だなあ、こんな風にしちゃったりして)
 乳輪の縁に沿って、筆を這わせ出す。
「は、ぁんっ! いや、そんなとこ、イヤン!」
 ピクピクと、小刻みに身体を震わせて、喘ぎ声を上げるいずみ。
(‥っく、き、菊丸っ! わ、わたしが動けないからってちょ、調子の乗ってっ! い、今に、みてなさい!)
 心の中でそう叫ぶも、いずみが例えこの場で自由になったとしても、もはや、身体が言う事を聞かないところまで追い詰められているはずだ。
 むしろ、縛られ、無理やりに嬲られているからこそ抵抗する気力が残っている事にいずみ自身が気付いているかどうか。
 だが、どうあれ菊丸の筆による乳首責めはなおもいずみを追い詰めるべく続けられていく。

 さわっ

「あ、あ、あっ」

 さわさわ

「あんっ」
 菊丸操る筆の動きは、決していずみを休ませることなく続いてゆく。
(いやっ! 嫌よ、こんなのっ! このままじゃわたし、ほ、ほんとにどうかなっちゃうっ‥! 菊丸の好きにされちゃうぅっ!)
 後ろ手に縛られた上半身を揺すって筆を避けようとするのだが、菊丸はすい、と毛先を動かすだけでいずみの行動を封じ込めてしまう。
「だめぇっ!」
 毛先が乳首に触れるだけでいずみは全身に震えが来るのを止められない。ゾクゾクとした刺激が敏感な乳首を通して膨らみを襲い、そのまま背筋を通って頭の中にまで筆の毛先の感覚が感じられてしまう。
 決して直接的な刺激ではないだけにいずみの感覚は余計にそれを意識してしまう。毛の一本一本が、自分を追い詰めていくのをいずみの敏感さは感じ取ってしまうのだから。
「あ、ああ~ん。き、菊丸のバカ~っ!!」
「もう、いずみちゃん。動いたら駄目だってば~」
 半裸を揺すって逃げようとするいずみを捕まえると、またもいずみの若々しい張りの乳房に筆を這わせてゆく。
「あふぅっ! あん、あんっ!」
(も、もうダメェッ! ほ、ほんとにどうかなっちゃうぅっ! こ、こんなこと続けられたら・・わ、わたし・・あ、あン、き、菊丸‥もう、許してぇっ‥)
 そんないずみの心の中を読んだ訳でもあるまいに、菊丸は目を光らせてフルフルと震える乳首に毛先を這わせながら、あろうことか指の腹でコロコロと刺激を与えてきたのだ。
「あっ! 触っちゃダメェっ!」
 白い喉を見せて仰け反り悲鳴を上げるいずみ。筆の穂先で加えられる柔らかな刺激だけでも、こんなに感じさせられているのに、その上菊丸の指責めが加わるなんて耐えられるはずがないじゃない‥! 認めたくなくても、菊丸の責め技に何度も狂わされてしまっているだけに、いずみの抵抗は激しくなっていた。
「でへへ。いずみちゃ~ん、こんなことしたらどうなっちゃうのかなぁ?」
 激しい抵抗を見せるいずみを黙らせるように、間髪いれずに菊丸は責め上げた。

 キュッ。

 と、音の聞こえそうなほどの勢いでいやらしく尖りきった乳首を摘み上げる。
「い、ヒイィィイイッ! い、嫌ァっ! ゆ、許してっ」
 とてもではないが普段のいずみからは想像も出来ないほどの凄まじい、淫靡なまでの悲鳴を上げて全身を摩擦させる。
「あ・・あ、あ、あ・・・」
 健康的な象牙の肌は桜色に染まり、パンティ一枚の半裸は汗で濡れ光っている。
 その身体を菊丸が支えなければならないほど、いずみの体からは力が抜けてしまっている。
「いずみちゃん、大丈夫~?」
 ニヤニヤ笑いでいずみの顔を覗き込む菊丸に、いずみは顔を真っ赤にして俯いてしまう。
「‥くっ、菊丸っ! こ、このっ!」

 キュゥッ!

「うあっ、うああああぅっ!」
 またも乳首を摘み上げられて、張り上げた声が悲鳴に変えられてしまう。今度は摘み上げながらクリクリと乳首を揉み潰している念の入れようで、いずみはひっきりなし悲鳴を上げつづけてしまう。
「や、やぁっンっ!」
 クリ。
「ああっ! あああっ、ああン!」
 クリクリ。
「いっ、いやぁっ、嫌アアっ!」
 感じやすいいずみだが、分けても乳首は弱点中の弱点の一つだった。口惜しいけれど、菊丸の騒動に巻き込まれるようになってからは、その敏感さもいや増して、少し責められただけでゾクリと痺れてしまうようになってしまっていた。
 暴れるいずみを抱きかかえるようにしながら、器用に筆と指とを使い分けて乳首責めを加え続ける菊丸。コリコリとした硬い感触にこの気丈な美少女がどれほど感じているかを把握していた。
(ぐふふ~。いずみちゃん、このままだとおっぱいだけで‥)
 苦悶にも似た表情を浮かべ、唇を噛み眉間に皺を寄せる少女の様子に限界が近いことを感じる。
「それじゃそろそろトドメ‥って?」
 菊丸がいよいよ美少女を女にしようとしたその時である。

 コンコン。

 と、突然、菊丸達のいる控室の戸を叩く音が響いた。

「え?」

「いずみさん。どうでしょうか? もうだいぶ時間がたちましたけど」

「い、石倉さんっ!」
 石倉の呼び出しに驚くいずみに菊丸。
「き、菊丸くん! ど、どうするのよ? 石倉さんもう来ちゃったじゃないの!?」
「あちゃあ、もう来ちゃったのかあ、ちぇっ! もうちょっと遅く来ればいいのに」
 思わず本音を洩らす菊丸。
「‥何か言った‥菊丸くん!?」
「い、いやあ、なんにも。そ、それよりいずみちゃん、こんなとこ見られたら、大変だよ」
「そ、そんなこと言ったて、縛られてるのに、どうしろっていうのよぉっ!」
 たしかに、菊丸によって縛られて身動きが取れず、このままではどうしようもない。
「あーん、こんなとこ見られたらどうすればいいのよー」
 さすがに菊丸もこのままではまずいと感じたのか、慌てた様子でいずみに話しかけてくる。
「と、とにかくいずみちゃん、このままじゃまずいよ。ぼくにまかせて、いずみちゃんはおとなしくしててよ」
「え、う、うん」
 勢いに押されて、うなずくいずみの顔を菊丸は布で覆い隠すと、戸の向こうに居る石倉に返事を返した。

「あ、どうも、石倉さん、もう大丈夫です。入って下さい」
「終わりましたか?・・・これが?」
 石倉は目の前にある珍妙な物体に首をかしげる。そこにあったのは、目玉が大きく描かれ、顔から脚の生えた化け物だったからだ。
「ええ、これがそうです。名づけて「ネム・ノ・チャン・ミズイ」です」
「こ、これが怪物、ですか」
 やや不審げな石倉に、菊丸は畳み掛けるようにでまかせを続ける。
「その通り! 水木しげ○の妖怪図鑑にも載ってるでしょ、知らないんですか?」
「あ、ああ、そうそう。確かに載ってますなあ、あれですか、ほうほう」
 菊丸の口車にあっさりと乗せられてそんなことを言い出す。
 もちろんこれは、菊丸によって速攻で作られたいずみの仮装である。いずみにしてみれば石倉の調子の良さにあきれるほかはない。
(の、載ってるわけ無いじゃなーい)
 声を出すわけにもいかず、布の向こうで心中叫ぶのだがどうしようもない。
「それにしても、いずみさんはどこへ」
「あ、ああ、と。いずみちゃんはちょっと用事があるって」
「そうですか、いずみさんにもお礼が言いたかったのですが」
(わ、わたしはここにいるのにぃ)
「まあまあ、いずみちゃんには、あとからぼくが言っておきますよ」
「はあ、それにしても、菊丸さん、こう言ってはなんですが、これで本当にお客が呼べるんでしょうか」
 さすがに石倉も不安な様子で、いずみの仮装を指差している。
「確かに、このままでは無理かもしれません、しかし」
「しかし?」
「なんとこれには仕掛けがあるのです」
「仕掛け、ですか」
「そうです、御覧下さい」
 そう言って菊丸は、いきなりいずみの胸に手を伸ばすと、ゆっくりと揉みしだきだした。
(あああっ!!)
 石倉が訪れた事で、収まりかけていた感覚が無理やり呼び出されてしまう。
 乳首の勃起こそ収まりはしたが、いまだ、危ういほどの快感がいずみを悩ませていたのは確かなのだ。
 菊丸はそんないずみの悩みを深めるようにゆっくりと、しかし、確実にいずみの急所を責め上げていく。
(アン、ま、また、感じちゃうぅっ!)
「き、菊丸さん、いったいなにを」
「ふふ、よく見てください」
 と、菊丸が指し示したのは、目玉の真ん中。
「こ、これは、大きくなってますね」
 見ればいずみの可愛らしいピンクの蕾はまたも、ムクムクと固く尖りだしてしまっていた。
 いきなりの刺激に、いずみの身体はあっさりと反応してしまったのだ。
「そう! これは刺激を受けると段段と膨らんでくるというお客さんにも楽しんでいただけるように、作ったものなんです」
「おお! それなら見るだけではなくみんなが楽しめますね!」
(あ───ん! ば、ばかぁっ! なに言ってるのよお)
 あまりにも無茶苦茶な事を言い出す菊丸だが、石倉までが賛意を示すのにいずみは呆れるしかない。
「どうです、石倉さんもやってみませんか」
「そうですね、触れてみなければ分かりませんから」
(ちょ、ちょっと、じょ、冗談じゃ! あ、あんっ!)

 むぎゅうっ!

 石倉の手がいずみの胸に這い回りだす。
「ずいぶん柔らかいんですな」
「ええ、最新の素材を使っていますから」
「ほう、しかし、これは」
 石倉は菊丸の説明に、さらに手の動きを強めだす。
(あ、あ、いや──ん、そ、そんなっ! あ、あん)
 いずみもたまらず声を上げそうになるのだが、ギリギリのところで踏みとどまる。
(き、菊丸ったら、調子にのってぇ、あ、あとで覚えてらっしゃい)
 菊丸を懲らしめようにも今はどうしようもなく、とにかく耐えるしかない。
「おお、もうこんなに大きくなってきましたよ」
 見れば、いずみの先端部分は完全に勃起しており、ツンツンと可愛らしく自己主張をしていたのである。いずみ自身がどれほど我慢していても身体の方は正直な反応を見せ始めていたのだ。
「ほんとですね、こんなに硬くなって」
 自分の恥かしい変化を冷静に指摘されて、いずみは覆われた布の中で顔を真っ赤にしてイヤイヤをしている。
(あ、ああっ!! いやん、いや! は、はずかしいっ!!)
「どれ、ぼくももう一度」
(ええっ?!)
 菊丸が改めていずみの胸に手を伸ばす。
「あ、あん、ああん、あっ!)
 菊丸と石倉の二人に胸を揉まれだし、いずみは声を押さえることが出来なくなり始めている。
 それも石倉はともかく、菊丸のそれは確実に自分を感じさせようとする、いやらしい動きなのである。
(う、くぅっ、そ、そんなに触っちゃ‥あ、アアン!)
「おや、菊丸さん、なにか、声のようなものが聞こえませんか」
「え、いやあ、気のせいじゃないですか」
 内心ぎくりとしながらも、それでもいずみの柔らかな感触を楽しもうと手を動かし続ける菊丸。
(ああっ、あ、あ、ああん! バ、バカァッ、石倉さんにばれちゃうじゃな~い!)
「いや、たしかに」
 石倉も何処からか聞こえる声音のようなものが気になるのか、いずみの胸を揉む手の動きを活発化させてゆく。
(あふん、あん、あ──ん、駄目、ダメエ!!)
 石倉に菊丸、二人の手がしこりきった胸を責めてくる。その感触をいずみは布の中で頭を振って必死に追い出そうとする。
「そ、そうですか~?」
「ええ、ここの辺りをこうするとなんだか」
 そう言うと、中心部をキュウッと摘み上げる。
(あっ!!)
 敏感な部分を摘み上げられ、一際大きくいずみの身体が反応する。
 ビクンッ! と二人の前で膝立ちの姿勢で大きく仰け反ってしまうのだ。
「わ、わあ、そんなにしたら、駄目ですようっ」

「え、ど、どうしたんです?!」
 菊丸の声に驚き、石倉は摘んでいた部分を思いきり捻ってしまう。

「いった──────いっ!!」

 いずみは余りのことに、ついに悲鳴を上げてしまう。
 その拍子にいずみを縛っていたロープは解け、顔を隠していた布もずり落ちてしまう。

「い、いずみさんっ?」
 突然のことに驚く石倉。

「このっ! 菊丸うっっ!!」

「わ、わあ、ご、ごめんなさ───い」

 


「すいませんでした、石倉さん」
「いえ、いいんですよ、いずみさんが悪い訳ではないんですから」
「お──い、いずみちゃーん、もう帰ろうよお」
「それじゃあ、あとは宜しくお願いしますね」
「はい、こちらとしましても、働き手が増えたのですからかえって良かったかもしれません」
「い、いずみちゃ──ん」
「じゃあね、菊丸くん、頑張って働いてね」
「そ、そんなあ、ぼくが悪かったから、もう勘弁してよう」
 そう、菊丸は悪戯のお仕置きにとお化け屋敷で働かされているのである。
「あら、菊丸くんはお化け屋敷が好きなんでしょ、それなら頑張らなくっちゃね」
「そ、そんなああっ!」

まったく、せっかくのお化け屋敷見物も菊丸くんのせいで台無しになっちゃたじゃない。少しは反省して、役に立たなくっちゃね。

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コメント

  1. ゼロ21 より:

    タップが上手くいかず☆二つになってしまいましたが本当は☆四つです

    マイナスの一つはさらなる加筆と充実に期待させていただきます(о´∀`о)