あれやこれや 桂木先生について 裏

あれやこれや考察
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桂木先生あれやこれや

 当サイト虎馬屋の二次創作は当然のように管理人の趣味嗜好が絡んでおり、原作と離れた設定も多少盛り込ませてもらっていますのはご存じの通り。

 キャラクターの性格そのものを大きく変えているつもりはありませんが、少なくない誇張は原作読者からは眉を顰める部分もあるかと思います。

 さて、そんな虎馬屋版ハートキャッチでの最も大きな改変がメインヒロインを桂木先生に仕立ているところでして、これについてはなんの言い訳も出来ません。なにしろ桂木先生好きが高じて旧IZUMIXを立ち上げた管理人です。ここは譲れない、譲っちゃいけない。メインヒロインが誰なのか。

 そうした改変に伴い、これまた原作と大きな食い違いを見せるのが菊丸との関係性で虎馬屋での先生は教師としての立場を逸脱した関係にしてしまっています。

 例えば菊丸にキスをねだったり、躾で女の義務を叫ぶようにされたり、大事なところを見られていたり、悪戯を見越して替えの下着を用意したり、お尻で感じるようになっていたりと。
 まったくもってひどい有り様でございます。

 これらは当然、管理人の妄想であり希望なのですが、まったくの創作というわけでもなく、一応は原作からの想像の余地で作った部分もあります。

 まず先生がキスを許してしまう部分ですが、これはもちろん先生の保身からくる行動を端に発しています。
 教職の立場にある自分が教え子相手に声を上げているのを目撃されるわけにはいかない、という理由付けですね。
 いや、まあ、その前に声を出すなよという話ではありますが。

 で、その声の話はといえば菊丸に躾られてしまっているのはまさしく管理人の妄想で、しかしこれも原作はから散見された箇所が妄想を支えております。

 虎馬屋で無双している乾布摩擦が運動会の一幕。
 ここで桂木先生は教え子の手により、いくら仮装に隠れているとはいえ、周りは生徒に同僚教師、加えてPTAのおまけつきの中で意識を失う無様を晒しています。いやーほんと情けないですね。
 作中、感受性では一、二を争う千春ちゃんでもここまで露骨な描写はなく、もちろん長い付き合いのいずみも同様。
 というより長い付き合いの彼女たちですら菊丸はまだそこまで開発しきれていないところを、冬から春にかけて具体的には12月から4月までの期間に先生はそうなってしまっているわけです。
 となれば相応の妄想も致し方のないところではないでしょうか。

 逆に言いますと桂木先生の保身を優先する精神性と肉体の脆弱性とがあるからこそ、菊丸は悪戯の中で先生の立場と、自身の趣味とを一致させるべく女の義務の強要と口封じ(文字通り)を行っています。
 これに味を占めて他ヒロインにまでこうした手管を使い始めたので、いい迷惑ですね。

 次いで大事なところを見られていたりといった表現。
 これなどはまさしく原作の飛躍なのですが、そもそも菊丸の目的が女性の大切な場所を拝むことにあるのは明白で、いずみちゃんを始めとする三人娘も都度都度その毒牙にかかり、菊丸にあわや乙女の秘密を晒しそうになること一度や二度ではありません。
 が、菊丸の徳のなさか、はたまたいずみたちの日頃の行いか。
 あと僅かといったところで邪魔が入ったりと菊丸が目標に到達することはありませんでした。

 ここで桂木先生なのですが、先生も当然のように菊丸に女の秘密を暴かれようと悪戯を仕掛けられています。

 初登場のジャングル風呂では裸で密着しながらも菊丸は何故か胸に興味を向け、大事場所探求はいずみちゃんで行いますが、続く登場の宿直ゴルフゲーム回では下着のほつれをゴルフ人形に解かれ、大切な場所を暴かれるところまでいきました。

 ここでしかし、これまでと違うのが邪魔が入るまでの間が空いていた点です。

 いずみが宙吊りにされフグに隠された大事な場所を見られそうになるところで枝が折れたり、千春のパンティが脱げそうなところで展示の電車が爆発したり、リンダのそこが見えるかというところで逆光に邪魔されたりと、見えたかという瞬間には神の見えざる手が菊丸の視界を塞いでいきました。

 それがこの回では確かに校長を引き連れ帰ってきたいずみに邪魔はされる描写こそあれ、菊丸側にもあと少しだったのにい! といった描写もないのですね。

 ゴルフ人形を片手にした菊丸を見つけたいずみが怒鳴りつけ、言い訳を思いもつけない菊丸が描かれてはいます。
 しかしこれは菊丸視点で描かれておらず、桂木先生も眠ったまま片足が邪魔をしてパンティの状態が見えないのも可能性を濃厚にさせる要素となり、じっくり鑑賞中だった可能性も残されます。シュレディンガー方程式的な?
 菊丸が珍しく言い訳も出来なかったのも視界に納めた先生の秘密に心奪われ、言葉にならなかったのかもしれません。

 そして運動会でも菊丸は先生のパンティを脱がそうとするのですが、ここでは菊丸にしがみつく格好で下着を脱がすことが出来ない為断念。
 ですが今までの菊丸なら早瀬先生の例にあるように下着を裂いてでもと行動に移したのではないでしょうか。
 それをしなかったのは既に目的が果たされていたから。
 と考えると辻褄もあわせられます。

 さらには指人形劇回。
 この回では先生を桃に見立てて下着をずらして生尻を公開させられてしまう先生ですが、菊丸は絶好の位置にいながら生尻鑑賞にさほど興味を示さず、人形を使っての悪戯に終始します。
 ただそのせいで舞台が壊れ、桂木先生は菊丸を下敷きにして倒れてしまい、見上げた菊丸の目の前には先生のお尻が…

 

 こうして菊丸の目の前に無防備な姿を晒すのは桂木先生だけではなく、いずみや千春、リンダにもありました。
 が、例えばそろばんが間に挟まっていたり、注連縄を挟んでいたり、あるいはぴっちり脚を閉じて真っ暗で何も見えない状態だったり。

 上記と違いこの場面は下着は太股までずらされ、先生は脚を開いて菊丸が間に挟まって透き間が空いています。
 さらにまだ昼間で暗くもなく、間違いなく菊丸の目に先生の大事なところが触れていなければおかしい構図となっています。

 実際、菊丸の目が飛び出し驚いているのは一目瞭然。
 だというのに、ついに! などの新鮮な驚きを見せていないことや、この回や運動会でも大事なところを見てやろうと奮闘しなかったのは、やはりゴルフゲーム回で拝んでいたからだと解釈しております。

 さて、続きましては替えの下着云々。
 これもまた勝手な妄想ではありますが、取っ掛かりもないわけではありません。

 最終回、運動会を最後に顔を見せなくなった先生が再び読者の前に合わせて現れます。
 これには多くの読者が驚いたのではないでしょうか。

 なにせ一年半ぶりの登場です。
 熱心なファンはともかく覚えている読者もそうそういないのではないでしょうか。
 しかも本編には全くといいほど関わっていないため、出す意味すらなかったといっていい存在感のなさです。
 最後の歩道橋で見送りでの強風にスカートが捲られる場面でも先生の下着は三人娘に隠されたままなのですから。

 この歩道橋でスカートが捲れたのを好機と見た菊丸。
 転校に際し、みんなの身に着けていたものを思い出にと三人娘のうち千春、リンダまでは手に入れていた下着の、最後の一人いずみをパンティを手に入れようと荷台に置いていた釣り竿を掴んで見事に最後のパンティを入手するハッピーエンドを迎えるのです、が。

 あれ? 桂木先生は?
 と、少なくとも学友として先輩の尚美ちゃん、後輩のユキちゃんを差し置き登場した以上、三人娘に次ぐ繋がりが菊丸との間にあったのは疑いようがなく、その扱いに喜んだ古参ファンからするとなんとも消化不足な点が否めません。

 ですが改めて冒頭の菊丸の台詞を鑑みれば、残るはいずみちゃんのパンティのみ、と言っていて、わざわざ再登場までさせた桂木先生を無視しているとは考えられません。


 まして先生は立場上菊丸の転校を知っていておかしくない立ち位置です。
 千春、リンダの下着が盗まれても桂木先生が口を挟んでこなかったのは菊丸の意図、つまりは親しい女性陣の下着を手に入れるという目的を知っていたからで、それを知っていたのは詰まるところ既に自分の下着が菊丸の手に渡っているからだと想像することが出来ます。

 とはいえ、それをいずみたちに教えてしまえば警戒されて菊丸の下着泥棒の難度も上がりますし、保身を優先する桂木先生としては生徒の転校への心残りに下着を渡したとは言えません。

 だから校内で下着の盗難が発覚しても菊丸の存在を示唆しなかったのではないでしょうか。
 そして下着がどういった形にせよ菊丸の手に渡ったとはいえ、その日は下着をないままに過ごすことになります。
 これも保身を優先する先生としては対策を講じるべき状態です。
 いえ、もしかすると当日までは先生は被害にあっておらず、けれど菊丸の性格を鑑みて下着泥棒は菊丸と見抜き、最後の別れの挨拶まで気を抜かないでいたかもしれません。
 どちらにせよ、菊丸の悪戯に対して桂木先生が万が一に備えて替えの下着を用意するというのはそれほどおかしな話ではないと思います。

 ところで今回の記事にあわせてまた最終回を読み返して思ったのが、いずみが飛び出す場面では桂木先生はいっさい登場していません。
 そこに唐突に先生が合流していたのを当時はあまり気にしていなかったのですが、冷静に考えるとこれもおかしいですよね。
 いずみに釣られて飛び出してしまったのでしょうが、もしかするとすでに授業を始めていたのを菊丸の出発時間に気付いて飛び出してしまったところで偶然合流してしまった、といった方がわりとすっきりする感じです。

 最後に、こればかりはどう言い繕うことも出来ないのが、先生へのお尻開発でして。
 これは、はい、管理人=菊丸の図式の中、完全に管理人の趣味嗜好による菊丸の風評被害であります。
 いや、別に肛虐マニアではなく、あくまでそういう場所を辱められて恥ずかしがるのがいいな、というか。
 ‥‥、うん、まあ。

 悪しからず御容赦下さいますようお願い致します。

 追記。
 虎馬屋での先生は菊丸に好意を持っているかのような描写もありますが、これは菊丸の計略にハマっているが故で、先生が正常な状態であれば菊丸にそのような感情を抱くことはありません。
 そこいら辺を見抜いている菊丸は、だからほとんど毎日先生へ悪戯を仕掛けて色ボケ状態にして雁字搦めにしているからこその関係を保っています。
 卒業してしまえばすぐ元の先生に戻るはずですが、お尻など異常な快楽を教え込んでいるので、それも今となっては怪しい感じです。

 

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コメント

  1. 匿名得雄 より:

    原作を深く読み込んでいると尊敬します。見えたとしてもおかしくない状態ですよね、読者には見えなくて菊丸には見えているカットが漫画であればよかったのかと、いまは思います。

    • 虎馬屋@管理人 虎馬屋@管理人 より:

       偏執狂なんでしょうね、病気です。
       
       それはともかく菊丸は無邪気なエッチさを求められていたらしいので、連載続いていても見ることは叶わなかったんだろうなあ。

      • Maxwell より:

        あれ無邪気だったのか。
        天然と言えなくもないが…
        すごいやつではあるよね。w

        • 虎馬屋@管理人 虎馬屋@管理人 より:

           初期の頃はテント張ったりキスしようとしたり個人の性欲見せてたけど後半からはあくまでエッチな悪戯を行うことに終始してましたし。
           透明人間やパラダイス学園、二人におまかせなどはけっこう嫌がる女性を無理やりに、みたいな描写多かったですもんね。