あれやこれや 桂木先生編 3

教師としての桂木先生

 桂木先生の教職適正は果たしてどの程度のものなのでしょう。
 前項の(一応)公式設定である英語教師としてもそもそも授業風景や菊丸たちからの評価もないため、客観的な判断はできません。

 例えば同校には他に松山先生、岩沢先生がいますが彼らは松山は女子にモテモテという評価を、生活指導の岩沢は厳しいという評判を菊丸たちからいただいています。

 それでは作中の先生の行動から判断できる桂木先生はといえば、まずはその記憶力を挙げられるでしょう。

 4日間という考察はともかくも、冬休み前からそう短くない期間に赴任したのはいずみの「こんどうちの学校にきた」という言葉から間違いはありません。
 生徒の菊丸たちが途中赴任した教師のことを記憶しているのはそう驚くことではありませんが、桂木先生は温泉宿で偶然出会った3人の生徒のことをクラスどころか名前も一致させて覚えています。

 記憶力が優れているのもあるのでしょうが、これは教師としての能力、熱意という点からも十分以上のものだと思えます。

 次に同じく教師としていずみたちを保護者のいる旅行と考えて、その両親に挨拶をしようとする礼儀作法も持ち合わせています。

 また注意力、観察力という点でも菊丸がいずみの浴衣の中に隠れたため不自然にお腹が膨らんだ状態に気付き、すぐにそれを疑問として呈するなど問題から逃げようとしない責任感も感じられます。

 そしていずみたちが実は保護者のいない未成年だけの旅行であるとわかった際も、一旦は見過ごせないとした上で自身の事情であるコンタクトレンズ探しを手伝わせることで手を打つという、厳しいだけではなく柔軟な思考を持ち合わせてもいます。
 またこれが純粋な意味での処罰行為ではないのは、逃げ出した菊丸に対しあっさり見逃している点でも明らかとなっています。

 高校教師として、だけではなく課外活動ではいずみたちと共に幼稚園児たちに指人形劇を披露するという情操教育を施す場面も見られ、一教育者としても理想の高さが覗えました。

 続く

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コメント

  1. コォコォ より:

    ふ~む。知れば知るほど魅力的な女性ですなぁ。。。

    つい可愛がってしまう菊丸の気持ちも納得ですわ。