あれやこれや 菊丸編

 明智菊丸についてのあれやこれや

 ハートキャッチにおける真主人公、明智菊丸について語りたいと思います。

 講談高校在籍の高校生で両親は健在、武丸という兄とは似つかないまともな弟が一人。
 父方か母方かは不明ですが祖父母も健在で、いとこに織田ひとみという美少女もいます。ひとみに弟がいますが、特に絡みはありません。

 性格はお調子者で軽薄。
 容姿に至っては短身、肥満気味の身体に平均以下の顔立ち。
 学業成績は親から強制的に家庭教師をつけられる程度。
 運動能力も泳げない、滑れないといった具合。
 潜在能力的には周回遅れになりつつあった運動会の障害物競争で、千春を引き連れる形で先行する選手たちをごぼう抜きするなど、むしろかなりの能力値を秘めていると思われる。

 といった辺りが作中でわかる菊丸の周辺事情となります。

 一応、単行本のおまけ企画にて千葉県出身であることが判明。
 また後年の愛蔵版にて四月一日生まれであることもわかりました。

 さて、上記の点からもわかる通り、あまり誉められた生徒ではない菊丸ですが、ある一点、並の高校生男子と一線を画す特徴をもっています。

 菊丸という生徒を問題児扱い足らしめるソレ。

 並外れたドスケベであるということです。

 菊丸の行動は全てこの助平根性が根底に存在し、かわいい女の子への欲望を満たすためならば、ありとあらゆる障害も乗り越えてしまえるほどで、そこに冗談抜きにして命がかかっていても意に介さないというまさに冗談のような存在が菊丸なのです。

 それでも連載当初はまだまだ普通より少しばかりエッチな男の子でありましたが、次第に本性が表れ始めて中盤を迎える頃には下心を隠すことさえしなくなり、本能の赴くままにいずみや千春にリンダの三人娘に悪戯を行うようになっていくのでした。

 それにしても菊丸は不思議な少年です。
 そのスケベさは人後に落ちないほどで、よく回る舌を用いてヒロインたちを翻弄する様はまさに鬼畜。
 普通であれば後々の人間関係を考えてもよくも実行に移せるものだという悪戯を仕掛けてはお仕置きをされているわけですが、じつのところただ助平をしたいだけならば答えは簡単。
 自分に呆れるほど明け透けな好意を向ける千春に応えてしまえばいいのです。

 なにせ千春ちゃんは菊丸の悪戯の被害を作中で最も多く受けている少女です。にもかかわらず、彼女は菊丸に愛想を尽かさず、どころか終盤登場する異国の美少女ヤンキー娘リンダとも菊丸を取り合っているほどですから、菊丸がその気になりさえすればいつでも恋人関係になれるはず。これはリンダ相手にも言えることですね。

 それに性に対して無知ではありますが、その感受性の豊かさは桂木先生を呆れさせるほどの彼女ですから、菊丸としても願ったり叶ったりの関係のはずなのです。

 ですが菊丸は千春にもリンダにも女体探求以上の興味を示しません。
 好みから外れているわけではないのは、悪戯を行使していることが証左となります。
 つまり菊丸は女性を個人として見ておらず、あくまで欲望の対象としてしか見ていないわけです。そこはいいのです。
 問題は自身の命すら危うい状況でもスケベ根性を優先させる人間性を持つ菊丸が、千春やリンダと偽りの関係を結んでまでは悪戯を行わないという点でしょう。

 問題点ばかりが目立つ菊丸ですが、この一点だけは尊敬に値するのではないでしょうか。

 ちなみに他所のエッチ漫画の主人公たちは本命を定めておきながら、この種の誘惑に弱くあっちにフラフラ、こっちにフラフラといった描写が目立つのも印象的です。ラブコメとして致し方のないところではありますが。

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コメント

  1. Maxwell より:

    菊丸考察、うーんさすがです。
    なるほどと考えさせられました。
    たしかに、いずみはともかく千春かリンダならステディOKな感じです。
    それを選択せずに全ての美女狙いですから博愛なんでしょうか。
    ちょっと尊敬しますね。w
    でも「いのちだいじに」でお願いします。

    • 虎馬屋@管理人 虎馬屋@管理人 より:

      >Maxwellさん

       ちなみに管理人は桂木先生を置いておくと、千春ちゃんが好きなので菊丸の状況ならすぐにも飛びつきます。
       ダボハゼですよ(風の戦士ダンネタ)