ある日の臭い付け作業。

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「あっ、あ‥ンンッ」
 講談高校英語教師、桂木慶子の寝室。
 ベッドでは女教師が下着一枚の格好ではしたなく両脚をM字型に開く格好で、白い肌にびっしりと汗を浮かせて身悶えている。
 下着一枚、といってもこれがただの下着ではない。ギリギリ大事な場所を隠せているかという逆三角形はシースルーのTバックという、なんとも凄まじいパンティであった。
 その極小の布地の中に慶子は右手を挿し入れ指を動かしては熱っぽい吐息を漏らし続けている。
「ンッ、うっ‥、あ、あぁン!」
 指の動き合わせ内腿の透けるような雪白の肌がピクピクと震え、M字を形作る両脚がキュウっと狭くなったり、広くなったりを繰り返す。
 その度、小さな水音が聴こえて、白魚のような指が汗を掻き出しているのだと伝えているのだ。
 極小の薄布ではとっくに吸いきれなくなっている汗がお尻の谷間を伝ってベッドシーツに丸く染みを拡げていた。いや、そもそも元は鮮やかな紅だった薄布はくすんだ赤に変化していて、とっくに下着としての機能を失っていることを教えている。
 それも当たり前でこの下着は初めて穿いてからは二週間は穿き続け、それから二か月一度も洗濯しないままこうして汗を染みつける臭い付け作業を続けているのだから。
 おかげで近づくと下着からは凄まじい臭気が襲ってきて思わず顔を背けるほどだ。
 なぜ桂木先生がこんな薄汚れた下着に穿き替え、臭いを付ける作業をしているかと言えば全ては女子生徒たちが被害に遭っている痴漢を退治するためであった。
「先生、ちゃんとやってますかぁ?」
「や、やってるわよっ、な、何回訊いてくるのよ!」
「え~、こないだみたいに嘘つかれたくないですし」
「だ、だからあれは悪かったって言ってるでしょ! つ、疲れすぎて無理だったのよっ」
 桂木先生が臭い付けをしているところに、枕元に置いていた携帯電話から無粋な声が投げかけられ、噛みつくように答える。
 声の主は桂木先生の受け持ちの生徒であり、講談高校最悪の問題児明智菊丸だ。
 先だって臭い付けをサボった担任の監視目的と称して、5分ほど前に電話をかけてきたのだ。
「いいですか、先生。これは痴漢を視覚だけじゃなく嗅覚でも引き寄せるために必要なことなんですからね」
「わかったっていってるでしょっ! もういいから邪魔しないでっ」
「はいはい。邪魔はしませんからあと30分は臭いを染み着けさせるんですよ」
「ちょ、ちょっと!? あと10分のはずでしょ? なんで増えてるのよっ」
「サボった分を入れてるんです」
「~~~っ」
 それこそ噛みつかんばかりに歯を軋らせ、諦めたのか再び汗を掻き出して下着に臭い付け作業を再開する。が、さっきよりも心なしかその動きは緩やかなものになっている。
「んっ、ぅ、あっ、ああっ!」
「あ、先生。時間が増えたからって手を抜いちゃ駄目ですよ。ほら、もっと指を動かして」
 携帯電話越しの担任の声の調子で耳聡く気付いた菊丸が、黙っていられず声をかけてきた。
「っ~~~、わ、わかったわよっ、動かせばいいんでしょっ! あっ、あ、あんっ!」
 菊丸を誤魔化せないと悟った慶子の指が速度を増す。
 ヒクンっと腰が浮き、ブルブルとM字に形作られた両脚も震えていく。
「あ‥っ、ん、やっ、あ、いやぁっ!」
「そうそう、そうやって気は抜かずに」
「だ、だから黙ってなさ‥っ、い、いぃっ」
 横で菊丸の声が聴こえてくると、どうしても冷静さを保てず指の動きが不規則になって口から洩れる声も変化してゆく。
「あ、あっ、あ! やっ、やん、やぁあんっ!」
 さっきまでの押し殺すようなものから、誰かに聞かせるようなはっきりとした音色になるのだ。
(く‥ぅ、だめっ、本気になっちゃ‥っ、あっ!)
 臭い付けの作業は本来60分。すでに残り10分まで消化したのを20分も増やされて感覚がおかしくなってしまっているのに、指の動きまで乱してはそれこそ予定が狂ってしまう。
 当初の予定通りゆっくりと、汗を機械的に掻き出すだけも終始しなければ、そう思っても一度乱れ始めた指の動きは次から次へと持ち主の心を裏切ってゆくばかり。
「あっ、あ、あンっ、だ、だめっ、そこは、だめぇっ‥!」
 ビクンっと背中が浮き、ベッドの上で肩でブリッジを描くとM字が小さくまとまって爪先がキュッと丸くなる。
 指先が軽く小さく顔を覗かせた真珠に触れてしまったのだ。
 トプッと極小下着で吸えない量の汗が零れて、またベッドシーツを汚していった。
「あ、あ、あっ! い、いやっ、いやああぁんっ!」
 嫌々ッと言いながら指の腹が真珠を転がすような動きを見せて、いつの間にか左手までパンティの中に入り込んで蠢き始める。
(だ、だめっ、止められ‥ないッ)
 60分をやり過ごすために速すぎず遅すぎず、決して本気にならないよう調整してきただけに、歯車が狂いだすと今まで燻っていた小さな火が一気に勢いを増して燃え広がってしまったのだ。
「んっ、んぅっ」
 唇を噛んだ美貌が右に左に振りたくられ、汗まみれの亜麻色の髪が重く乱れて枕に擦りつけられ。
「あ、あーっ、だめっ」
 今度は白い喉を見せて愛らしい悲鳴を上げてしまう。
 これでは臭い付けというよりなにか別のことでもしているかのようだ。が、機械的だった最前までと違いお尻の谷間へと流れる汗量は増して、極小パンティに増々女教師の臭いを主張させて外した行為とも思えない。
 事実菊丸からも。
「でへ。その調子で本気で臭いを付けるんですよ、先生」
「う、うるっさいって、あ、あっ、あンっ!」
 いちいちうるさい教え子へ噛みつくも、そうして調子を崩されれば指の動きも韻律を乱され慶子はまたベッドを軋ませて背を反るブリッジをしてしまう。
(き、菊丸がうるさくって集中できないッ)
 枕元の携帯電話に写る教え子のニヤニヤ顔と叱咤激励に、嫌でも集中力を乱される。寝室にいるはずのない菊丸を意識して指の動きに問題児のものを覚えてしまう。
「うるさいって。ぼくはただ囮作戦がうまくいくように助言をですね」
「だから、余計なお世話だって‥、い、言って‥っ、るッ‥、あ、あ~~~っ!」
「お。そうそう、そこは大事ですよ。もっとゆっくり転がして‥」
「あっ、あ、あん!」
「それからクリクリって」
「いっ、や‥っ、あ! あっ! ああっン、いやああっ!」
 従いたくないのに、つい指がそのままの動きをしてあまりに適切な指示に慶子は悲鳴を撒き散らしてベッドでのた打った。
(こ、この助言を聞いてたらまずいわっ、わたしなのにわたしじゃなくなっちゃうッ)
 携帯電話からの聞こえる雑音をなんとか耳に入れまいと、美貌を左右に振りたくるが意味はない。耳を塞ぎたくても両手は下着の中で汗を掻き出す作業に忙しくてそれどころではないのだ。
「クリクリしながら左手をもっと深く、そうです、そうやって‥」
「あッ、ん、ああんっ! だ、だめっ、だめえっ‥!」
 駄目ッと言いつつ、慶子は教え子の言いなりに右手指でツンと顔を覗かせている木の芽を摘まんでクリクリと転がし、左手指を鍵状に曲げて奥深くへと指し入れては汗を掻き出している。
 それにしても菊丸のまるで見えているかのような的確さは驚くばかりで、慶子はもうこれが自分の指なのか、それとも教え子の指なのかも次第にわからなくなってしまっていた。
「あっ、あ、だ、駄目よッ、き、菊丸っ、そこはだめえっ!」
 グンっと大きく腰を跳ね上がり、大きくM字に開いた両脚の内側がピンと突っ張らせて、慶子は思わず電話口の向こうにいる教え子の名前を叫んでしまう。
「先生ったら、ぼくは自分の部屋ですよん♪」
「う、嘘よっ、だったらなんで‥っ、あ、あっ、あぁっ!」
 こんなに感じちゃうのよっ! 言葉にならず胸中で叫ぶ。
 自分の指のはずなのに、いつの間にか菊丸のそれとにすり替えられてしまったかのような感覚。
 さっきから菊丸に触れられている感覚に襲われて、冷静さを保てない。
「あんっ、あ、あんんっ! き、菊丸くん‥、いやっ、いやよぉっ!」
 左右の指の動きが菊丸の指示がなくとも器用に動いては、そのたびに女教師はM字の大きさを変えブルブルと摩擦を繰り返しながら爪先をキュウっと丸めたり開いたりと忙しい。
  
 一方、遠く離れた菊丸の部屋では。
(すぐぼくのせいにするんだもんなあ、先生)
 そんな担任の様子を電話越しに認めて菊丸は苦笑を禁じ得ない。もう指示出しもしていないのに気付いているのかどうか。
「あ、あ、あっ、だめっ、もうだめぇっ!」
 と、携帯電話から一際甲高い女教師の叫ぶ声が部屋を震わせてきた。
「これはそろそろですなあ♪」
 恐らく今頃は嫌々と髪を乱して頭を振りたくって、悔しそうにしながら唇を噛んでいることだろう。
「先生のあの顔ってほんとに可愛いんだよね♪」
 普段は理知的でキリっとした美貌を生徒たちに披露しているのに、あの瞬間の泣きそうな、なにかを怖がっているような苦痛に歪むの先生の表情は何度見ても飽きないどころか、一日一度は見ないと調子が狂ってしまう菊丸だ。
 もちろん、それに合わせてあの台詞も聞かなければ。
「せ~んせ、もう我慢できなくなってません?」
「っ、な、なんのことよ‥っ」
 問いかけてみれば、一瞬言葉に詰まりつつもいつもの強がりが返ってきて菊丸の笑みは深くなる一方だ。
「またまたとぼけちゃって。そろそろ言っちゃいそうでしょ?」
「だ、誰がっ、あ、あぁっンンっ」
「でへ、いいじゃないですか、我慢しなくって。自分の家だし防音もばっちりなんでしょ」
「う、うるさいっ、我慢なんて‥してな‥いっ、ぃ、~~~~~っ!」
 相変わらずの強情さだが、臭い付け作業のせいでさっきから受け答えのたび語尾が舌っ足らずの悲鳴に変わっては説得力がないというものだ。
(誰が我慢な、ン‥っ、あ、あっ、い、いやっ、指が止まらないっ)
 携帯電話のやり取りで冷静さを取り戻しかけ、少しでも間を外そうと試みる。けれど自分の指なのにもう自分で自分を制御できない。
 左指がピンと尖りきってしまっている木の芽を摘まみ、菊丸の言うクリクリ責めを行うと、溢れる汗を嫌でも右指が掻き出すしかない。そしてその指の動きに合わせて腰が浮いてしまいM字開きの両脚が引き攣ったように震えてしまう。
「うっ、あ、あっ、やっ、やンっ、いやぁっん!」
 朱唇をいっぱいに開き、愛らしい悲鳴を寝室に響かせる。
「やっぱり限界じゃないですか~♪」
「だ、だから、うるさいってッ、あンっ、あ、やんっ、だめっ、駄目ッ!」
 菊丸との問答が余計な力を指先に加えてしまい、慶子はまたベッドの上で仰け反り泣きじゃくった。
 あまりに愛くるしく泣きじゃくる姿をもし誰かが見ていれば、臭い付け作業とは思わず別の何かを想像していたかもしれない。
「あっ、や、いやぁっ、もう嫌っ! ゆ、指、とまんないっ、ど、どうしたらいいのよっ、菊丸うぅッ!」
「臭いを付けるためなんだから指を動かさないと駄目でしょ」
「だ、だって、このままじゃわたし‥っ」
「だから言っていいですってば」
「嫌よッ、いや、いやぁっ! こ、こんなっ、こんなことしながら、言っちゃうなんて嫌よっ」
 あくまで臭いを下着に染み込ませるため。汗を掻き出す作業なのだ。シースルーの薄布は汗で肌にぴったりと貼り付き、指の動きも外から丸見え状態になっていて、吸い込みきれない汗がベッドシーツに小さな水溜まりまで作っているのだから臭い付けは大成功ではある。
「いやあ、べつにぼくはなんだっていいですけど。でも約束は約束ですからね?」
「っ~~~~~」
 約束。毎日の臭い付けのことを言っているのではないと聡明な慶子の頭はしっかり理解している。
「学校の先生が約束を破るなんてことはないですよね~」
「あ、あんたって子は~っ」
 ニマニマした笑みを浮かべているだろう教え子の声音に桂木先生は奥歯を軋らせながら携帯電話を睨みつける。
 が、それもしばらくのこと。止まらない、止められない指先から送られる甘やかな電流は背筋からゾクリと脳髄を刺激し続け、頭の中は白く霞んで何かを言葉にしなければと催促を続けてくるのだ。
「あぁっ、い、いやっ、だめっ! き、菊丸ッ、きくまるうっ!」
「ほらほら、我慢しないで。約束しましたよね、先生?」
 本能からの催促に抗おうと思わず教え子の名前を口走れば、その教え子からも優しく言っちゃいましょうと、促され。
(だ、だめっ、菊丸の言うことなんか聞いたらっ‥)
 思い切り美貌を枕の上で右に、左にと振りたくりながらもしつこく携帯電話から囁かれる「言っちゃうんでしょ、ほんとは?」「ね、先生ってば」「強情はらないでさ」甘言が耳を離れない。
 しかも一番の妨害は自分自身の指なのだ。さっきからいやらしく尖りきった木の芽を摘まんでは鍵状に曲げた指先で溢れる汗を掻き出し続けてくる。
「も、もういやあっ、あ、あっ、狂っちゃうっ、わたしおかしくなるっ」
「おかしくなる前にちゃんと言っちゃいましょうね~♪」
 堪らず白い喉を見せ泣き叫ぶ担任に菊丸はあっさりしたものだ。
「こ、この‥っ、き、菊丸ッ、あ、あっ、だ、だめっ、もうだめっ、菊丸っ、きくまるっ、きくまるううぅっ、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
 芽生える反抗心も、けれどまたも自分で潰してしまう。
 キュウっと摘まみ上げる木の芽を扱きあげる刺激に耐え切れず、朱唇を開いてしまっていた。
 ついに限界を迎えた女教師の宙に蹴り上げた両脚の爪先が拡がり、摩擦する。
 だらしなく開いた朱唇の端から零れた銀の雫が枕まで垂れてゆく。
 パンティからさらにトプっと粘っこい汗が滴って、またベッドシーツの水溜まりを拡げて。
 臭い付け作業から30分、桂木先生はなんとも悩ましい叫びを寝室に響かせるのだった。
 
(でへ。まだあと30分ありますからね~先生)
 明日の痴漢特訓で臭い付きパンティを見れるのが楽しみで仕方のない菊丸であった。


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コメント

  1. 匿名得雄 より:

    今まで無かったオナニーが見れて嬉しいです。菊丸の指示に逆らえないもしくは、それ以上のことをする桂木先生が可愛いです。