ハートキャッチいずみちゃん SS_46・5

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「深夜の職員室訪問! その後の巻」


 急遽決まった補習授業と同時に。
 宿直室で与えられた課題に取り組む菊丸の向かいに座る担任教師のここぞとばかりのお説教である。
「まったく、あんたはほんとにろくなことしないわね。もう進路のこと考えなきゃいけないのよ? どうする気なのよ」
「い、いやあ、まぁ、なるようになるかなーと」
「なるわきゃないでしょ! いい? 内申はボロボロ。試験は赤点。留年したっておかしかないんだから」
 進級できたことがそもそも奇跡よ、ときつく言い放つ。
(うう、仮にも教師がなんてひどいことを。教え子のぼくが可愛くないのか!)
 辛辣極まりない桂木先生の言葉に涙目になりつつ、しかしその視線は腕を組むことで際立つ迫力満点の胸元へ注がれている。
(う~む。しかし相変わらずすごい迫力。いずみちゃんもこれには敵わないもんな~)
 先ほどまで味わっていた同世代としては際立つ美巨乳を圧倒する担任のそれをジッと見ているとさすがに気付かれたのか。
「どこを見てるのよッ!」
「いっ、だぁ‥っ!」
「ほんとに何考えてるのよ、あんたは」
 丸めた教科書で頭を叩かれゴロゴロと床を転がる菊丸を半目で見やり、溜息を吐く。
「まぁいいわ。少し休憩にしましょ」
 この問題児には少し灸を据えてやらなければと、課題は寝ずにやっても終わらない量を与えている。ここらで休憩を取らせるのもいいだろうと、いまだ無様にのたうつ菊丸を置いて台所へと向かう。
 それを転がりながら確認した菊丸の目がきらりと光る。
(チャ~ンス♪)
 床を転がっていたのも、大げさに痛がって見せれば隙を見せると踏んでの演技であったのだ。
 素早く立ち上がると、担任教師に背後から近づきそのまま抱きすくめてしまう。
「なっ?!」
「でへ、ご休憩ですか~。いいですね~、それじゃさっそく♪」
「ちょ、離しなさいっ! 休憩ってそういう意味じゃないわよっ!」
「さっきなに考えてるのかって訊いたでしょ? もちろん先生のことですよん」
 さすが長い付き合いである。菊丸の言うご休憩がどういうものか察して暴れるのを、羽交い絞めして封じつつ耳元に囁くのだ。
「そ、そういうことを訊いたんじゃないっ! わたしは将来のことを‥っ」
「だから、将来ですってば。先生のことこれからどうやって躾けてあげようかって、毎日考えてるんですよ~♪」
「ふ、ふざけてるんじゃ、あっ!」
 教え子とは思えないとんでもない台詞に怒りと羞恥とで美貌を染め、眦を吊り上げ睨みつけるも、さっそくの菊丸の躾が始まると小さな悲鳴に変えられてしまう。
 ブラウスを突き破らんばかりの豊満な膨らみを鷲掴みにされたのだ。
「こ、こらっ! やめなさいっ!」
「でへへ。さすがは先生。いずみちゃん以上の迫力おっぱいですなあ」
 女教師の嗜める声など届いてもいないかのように、服の上から根こそぎ絞り上げるように大胆不敵に揉みしだき不埒な感想まで呟く始末。
「大きさもそうだけど、この押し返す張りといい、それでいて指の埋まる柔らかさといい、う~む、教師にしておくには惜しいですなあ」
「馬鹿言ってんじゃないわよっ! 離しなさいっ、離して‥っ、あ、あ、あぁん!」
 教え子からのバカげた品評に眉を顰め暴れていた桂木先生も、こってりとしつこく揉まれるうちにその音色が変化してくる。
「やっ、やめなさいっ、ああっ、やめっ‥、い、いやぁあんっ!」
 白い喉を見せ甘い響きを伴いだした嫌々は、もうすでに菊丸からすればお馴染みの口調である。
(フッフッフ。強がってもすぐこれだもんな~♪)
 女教師からの抵抗が弱まったとみるや、菊丸はいつの間にかボタンを外していたのか、さっとブラウスを脱がしてしまう。
「きゃっ、きゃああああああっ!?」
「出ました。桂木先生のプリティチェリー!」
 ぶるんと音の出そうな勢いで揺れ動く担任の美巨乳。その頂点に紅い二つの小さな果実を発見する菊丸。
「な、なにするのよっ、服を返しなさいっ!」
「いやあ、窮屈そうだったし、この方がいいでしょ」
 と、あっさりブラウスを放り投げる。
 確かに菊丸の言うとおり、今まで無理に締め付けられていたと主張するが如く瑞々しい膨らみは心地良さげに揺れているように見えるのだ。
「あ、あんたねえっ?! あ! ちょ‥っ、や、やぁあん!」
「えへへ、先生のここもそう言ってますよん♪」
「あっ、や、やめっ、そこは触るんじゃな~いっ! あ、あぁっん」
 さくらんぼを摘まみ上げ、クリクリと指先で擦ってやると解放された喜びを示すように、ヒクヒクと反応を返してくれる。
「あっ、あ、あ。つ、摘まむんじゃっ‥」
 ムニムニ。
「あっ、あぁんっ! し、扱くなぁっ‥!」
 ゴシゴシ。
「ああっン、あ、あ、こ、擦ら‥ない、でっ‥」
 クリクリ。
 女の急所を好き放題にされ女教師から発する抗議も変化を重ねて、抗議から懇願へと変わってゆく。
 もちろんそれを聞き入れる菊丸ではない。
 どころか次第に指先でその形状を変化させ固く尖ってゆくプリティチェリーの感触に味を占め、ゴシゴシ、シコシコと扱いては得意の勃起責めへと移行するのである。
「あ、あ、あっ、だ、だめっ、いやあぁっ!」
 いつの間にかピンと生意気に反り返った勃起をキュウっと指で捻り上げられ、慶子の全身がブルっと震え仰け反る。
 今度は指の腹で登頂部分をスリスリと撫でられ「ああ‥っ!」と朱唇をいっぱいに開き美貌を左右へ振りたくる。
(ほんと可愛いんだから♪)
 さっきまで説教をしていたくせに、上半身を露わにし教え子に勃起を責められて喘ぐ女教師のだらしなさに呆れ半分、愛情半分といった菊丸だ。
 まだ休憩からほんの15分程度しか経っていないのに、愛らしいサクランボは尖りきってカチカチ状態。
 その小さな部位を軽く扱くだけで全身を震わせるのだから、菊丸からすればまさに赤子の手を捻るようなものだった。
 一方の桂木慶子はといえば、菊丸のような余裕は一切ない。
 柳眉を顰めて眉間に皺を寄せ、額に脂汗をびっしりと浮かべて亜麻色の髪を張り付かせ、唇を噛んでは開き、また閉じるという無駄な抵抗を繰り返すばかりだ。
(だ、だめっ、このままじゃ、また‥っ)
 そこから送られる甘い刺激に女教師の頭は早くも霞みがかって、どうしようもない状況に対抗することも出来なくなっている。
 本来の時間である補習授業から一転。
 どうしてこんなことになっているのか。
 それが自分の甘さからきていることに気付いているからこそ、口惜しくてならない。
 こんなことなら‥。
 休憩なんて言わず、有無を言わせず補習を続けるべきだった。無駄に仏心を出してしまったのがいけなかったのだ。
 後悔先に立たず。
 実際はそこが問題ではなく、この程度で乳首をピンと勃たせる脇の甘さが問題なのである。
 ましてその勃起を扱かれただけで問題児に反撃も出来ないのだから、まさに菊丸の言うように教師にしておくには惜しい人材なのだった。
「も、もうやめてっ、お願いっ! こ、これ以上はわたし‥っ」
 そうした葛藤も暫くのこと。
 菊丸の勃起責めに慶子は美貌を真っ赤に染め上げて教え子を振り返り、必死の叫びを上げてしまう。
 もちろんそれを聞く菊丸では‥
「そうですね~。そろそろ休憩時間も終わりですよね」
 とあっさり勃起乳首に触れるか触れないかのところで指を止めるのである。
「え‥」
「どうしたんですか~先生。補習授業してくれないんですか?」
 問題児のあまりに素直な返答に桂木先生の方が驚きの声を上げてしまう。
「え、あ、でも‥」
 すぐにも補習授業に取り掛かるかと思えば、女教師は太股を捩らせ目元を赤らめたまま菊丸を見詰めるばかり。
「‥もしかして、まだ休憩足りませんでした~?」
「‥っ」
 ニマァといやらしい笑みを浮かべる教え子にハッと息をのむ桂木先生。
「そ、そんなわけないでしょっ! ただいつものあんたなら変な言い訳してくるから意外だっただけよ!」
「やだなあ。ぼくの将来のことを考えて補習授業をしてくれてるのに、そんなに毎回バカなことやるわけないじゃないですか」
 バカなこと、の辺りでヒクヒクと小刻みに震えている勃起乳首にほんの少し、皮一枚の位置で指をゴシゴシと扱く動きに思わず担任教師の口から熱っぽい息が漏れる。
「あ、あ‥ん」
「おや~。どうしたんですかあ、先生♪」
 美教師の戸惑う横顔へとニマニマした笑みを浮かべ続けて問いかける菊丸。
(こ、こいつ、わかってて‥っ)
 菊丸の意図に気付いて屈辱に美貌を歪める桂木先生だが、それでも視線は教え子の指の動きに釘付けになってしまう。
 あと少し。ほんの少しだけその指で触れてくれれば‥。
(だ、だめよっ、なにを考えてるのっ!?)
 思わず言葉にしそうになるのを必死に抑え込む。けれど空気を伝い指の動きが敏感すぎる器官を刺激してくるのが堪らないのだ。
 菊丸も心得たように勃起には決して触れず、それでいてゆっくりと指を動かし続けるのである。
(あ、ああぁン、だ、だめえ‥)
 ヒクヒクと勃起が疼いて、もうどうしようもない。
 コクリと知らず喉を鳴らしてしまう。気付いた時にはカラカラに乾いた喉から掠れる声で教え子の名前を呼んでしまっていた。
「ぁ、き、きくまるく‥ん」
「でへ。休憩足りないんでしょ、先生?」
 悪魔のように囁く教え子を睨みつけようとするのだが、目尻が下がってしまう。
「い、意地悪しないでッ、お願い!」
「やっぱり先生には菊丸式コリコリ休憩法が必要なんですよね~♪」
 半身を捻り抱き着いてくる愛らしい女教師の頭を優しく撫でながら、耳にフッと息をかけて「コリコリ、して欲しい?」と問いかけられ。
「‥っ、し、してっ。もっと‥コリコリしてちょうだいっ!」
 耳まで赤くして自棄になったように叫ぶ桂木先生であった。
 
「あ、あっ、ああ!」
 今度は正面から抱きしめられ、その雪肌の膨らみ二つを根元からきつく絞るように揉まれながら、勃起乳首を菊丸式コリコリ休憩法とやらで女教師は小刻みに震え続けていた。
「でへ。コリコリのこの手応え、あ、いや指応え。最高ですなあ♪」
「う、うるっ、さ‥ぃっ、いいぃ~~~~~~っ!」
 教え子の軽口に反発しかける担任教師だが、すぐその生意気を封じられ背中に回した両手がシャツを掴んで悔しそうにきつく握りしめられる。
 小指の先ほどの大きさも、いまはいやらしく親指サイズに育ったコリコリ勃起をクリクリ、ゴシゴシと扱き立てつつ、その硬さや弾力を堪能しては舌鼓を打つ。
 この愛らしい女教師の調理法は幾つかあって、その最たるは当然必殺乾布摩擦なのだが、もちろんそれ以外。つまりは勃起調理も十分に持ち味を引き出すのを知っているが故の余裕である。
「うるさいって。先生が休憩でコリコリして欲しいって言ったんでしょ?」
「あっ、あ、んんっ、うるっさいっ、うるさいっ! だ、黙ってなさいッ!」
「黙れって言われても、さっきから先生の方がうるさいような」
「だ、だから黙りなさ‥っ、ひ、い‥ぃっ!」
 菊丸からの当たり前の指摘に、しかしよほど悔しいのか慶子は駄々っ子のような理不尽さだ。
(うぷぷ。こういうとこが可愛くてしょうがないんだよね~)
 さすがというべきか。大人げない担任の態度を菊丸は気にも留めず、どころか長所の一つと判断しているのであった。
 なので深く追求せず、コリコリ休憩法で優しく心の棘も解きほぐす、桂木先生と違って人間の出来ている菊丸なのだ。
「ああっ、だ、だめっ‥だめぇっ! も、もうコリ‥ってしないでっ!」
「なに言ってるんですか。コリコリしないと休憩にならないでしょ」
 菊丸式休憩法の根幹を否定する女教師に灸を据えるように、コリコリと勃起を指で転がしてやると、また駄目駄目ッと泣きじゃくり始める。
「いいですか、先生。この菊丸式コリコリ休憩法はここをこうやって‥」
「あっあ、あ! あ~~~~~~~~~~~~~っ!」
「コリコリっと転がしたり」
「やっ、やめっ、だめっ、もうだめっ、いやあぁっ!」
「それからこうやってクリクリっと捻ったり」
「ひっ、い、い‥っ! ぃ、やっ、や‥っン、いやぁん!」
「なによりこうしてゴシゴシ扱いて‥」
「うっ! ぁ、あ‥っ、あ! し、扱いちゃ、だめ‥っ、だめえっ!」
「おっと。忘れてました」
「っ、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!」
「摘まんで捩じって捏ねくって上げると、より効果を発揮するんです」
 菊丸式コリコリ休憩法の効果に声にならない悲鳴を上げ、ブルブルっと背を反らすのを支えてやる。
「も、もうだめっ、だめえ‥っ」
「コリコリ休憩法、気に入ってくれました?」
「ああっ、い、いやっ、こんなのいやよっ! あ、あっ、き、菊丸ッ、きくまるううぅっ!」
 嫌々と言いながら、コリコリされれば菊丸の頬に美貌を擦りよせて甘えるように教え子の名前を泣き喚く。
「じゃ、やめますか?」
「っ、い、いやっ、いやあぁん!」
「んもう。どっちなんですか~♪」
 はっきりしない担任に口では呆れつつ、その顔は隠しきれない笑いが浮かぶ。
「き、菊丸っ! お願い、もう駄目っ! た、助けて、助けてちょうだいッ」
 口惜しそうに眉根を寄せつつ、慶子は問題児相手にとうとう助けを求めてしまう。その救難信号の意味するところを察してますます笑みを深める菊丸。
「でへ、声を出さないようにして欲しいってことですかあ?」
 ニマニマ笑いの教え子にキッと目を吊り上げるが、それも一瞬のこと。
「お、おねが‥い、菊丸くん。口を、ふさいで‥っ」
「でへへ。おねだりはそうじゃないって教えたでしょ」
「~~~っ、き、菊丸くんっ、け、慶子、もう我慢できないのよっ! だ、だからキスしてっ、恥ずかしい声を出さないように口を塞いでくださいっ」
 羞恥と屈辱とに真っ赤になりながら、講談高校の誇る英語教師が問題児相手にキスをねだっていた。
(ああン、教え子に、それもこんな問題児相手にキスをねだるなんて‥。でも宿直中にあんな台詞、口にするわけには‥)
 このままコリコリ休憩法を施されれば、自分がどうなるかわかっていた。
 神聖な職場。それも宿直中という状況でそんなことが許されるはずない。
 悔しくても菊丸に口を塞いでもらうしかないのだ。
 自分をこうして追い詰めている相手だというのに、もう慶子は条件反射でいつもそうやって自分を助けてくれる菊丸に縋ってしまう。
「えへ。そんなに頼まれたら仕方ないですなあ。先生とキスなんて大問題ですけど、先生の頼みじゃね~♪」
「い、いいからっ、早くして! ねえ、きくまるうぅっ!」
「はいはい。もう一回ちゃんとお願いしてくれたしてあげますよん」
「キスしてっ! お願いッ、慶子とキスしてぇっ、このままじゃわたし狂っちゃうッ、だから慶子を助けて。学校で恥ずかしい声出させないでっ!」
「くす。わっかりました。不肖菊丸。先生が学校で恥ずかしい声を上げないよう、キスしてあげます♪」
「ああン、早くッ、早くしてっ。菊丸くんっ、慶子のこといつもみたいに助けてちょうだい!」
 早く早くと涙目で訴える女教師は、もう本当に限界が近いのか立ったまま腰をいやらしくうねらせぴったりと教え子に張り付くようにしがみつくのだ。
「ほんと可愛い先生ですなあ♪」
「あっ、んっ、んんむっう‥ンっ‥」
 ようやく重ねてくれた唇を温かさに瞼を閉じ、自分から舌を絡めて振るいつく。
(あ、あぁン、こ、これで声を出せるのね。菊丸くんっ、菊丸くんッ
 いつもいつもギリギリのところで助けてくれる頼りになる教え子の頭に腕を回し、溶けだしそうになる感覚を必死に固定する。
「ぅっん、むっ、ん、ん‥、ぁ、ハァ‥ッ、んっっ
 宿直室に生徒と教師が抱き合いキスを交わす姿はまるで傍目には恋人同士にも見えるが、これも全ては神聖なる職場であの恥ずかしい台詞を口にしないためだ。
「ぁ‥は‥んっ、き、く‥ま‥るぅっ、ぅんっ、ぁあンンっ
 互いの位置を変えながら蕩けるように甘い唾液を飲み干し、お礼に舌を絡ませあい、今度は自分の唾液を教え子へと送り込む。
(きくま、るぅっ
 声を出さない配慮なのか、コリコリ休憩もしばし休憩されて口を塞いでくれる優しさに堪らなくなって、さらに大胆に舌をきつく吸い合う。
 たっぷり10分以上もそうして抱き合いようやく離れると、伸ばした舌先に銀の糸が引かれてプツンと途切れる。
「えへ。お望みのキスはどうでしたか?」
「き、菊丸‥ぅ」
 教え子の問いかけに目元を赤らめ、恥ずかしそうに肩へと美貌を埋めて頬を擦りよせる桂木先生の耳に信じられない一言が囁かれる。
「それじゃコリコリ再開ですよん」
「えっ?」
 聞き違いかと思わず顔を上げ、菊丸を見て上気していた美貌がサッと青ざめる。
 そこに浮かぶいつもの、あの自分を玩具として扱うときの悪魔のような笑みだったのだ。
「ま、待って?! そ、それじゃなんのために、キ‥~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
 声を出さないためにたった今までしてくれていたことの意味はなんだったの?! そう言いかけた口から出たのは意味を為さない悲鳴。
 ゴシゴシ、コリコリ、クリクリ。
 と菊丸式コリコリ休憩法が炸裂し、慶子はスカートとストッキングだけの身体をいっぱいに反らして身震いするしかない。
「あっ、あ、あ! やっ、いやっ、いやあっ!」
「えへへ。先生のお願いは聞いてあげたんですから、今度はぼくのお願いを聞いてもらわなくっちゃ」
「お、お願いですって‥?!」
「もっちろん、先生のかっわいいいつもの奴を聞かせてくださいねっと♪」
「そっ、そんな‥っ、約束がっ、あ、あっ、や、やぁんっ!」
「約束は守ったでしょ。ちゃあんとキスしてあげたし」
「あのキスはそういう意味じゃっ、あ、あっ、こ、この卑怯者っ、最初から‥このつも‥りっ、ひ、いぃーっ!」
「なに言ってるんですか。キスはキス。お願いはお願いで別の話でしょ」
 頼りになると思わせて、まさかこんな卑劣な罠を企んでいたなんて‥っ、口惜しさに歯を噛み鳴らすが、今しがたまでの甘い蕩けるようなキスの余韻が力を入れさせてくれない。
「ふざけないでっ! わたしは声を出したくないからッ、あ、っ、うっぅンンッ!」
 眦を吊り上げ教え子を睨みつけるも、コリコリ休憩法の再会にすぐ白い喉を見せて喘いでしまう。
「だからキスしてあげたでしょ?」
「そ、そうじゃな‥っ、いっ、ひぃっ、ひいぃっ!」
 コリッ、クリっと乳首を捻られ、捏ねられて女教師の教え子への抗議は意味を成さないものにされてしまう。
 勃起責めだけならまだ耐えられたかもしれないのを、自らねだったキスのおかげでもう、本当に身体の芯まで溶けきってしまっている。
(く、くやしいっ、こんな子にキスまでねだったなんて‥ッ)
 今度こそ本当に自分の甘さに歯軋りをして悔しがる。
 けれどいくら悔しいと、情けないと思ってもピーンと元気よく反りかえった勃起を扱かれると、噛んだ唇を開いてしまうのだ。
「あんっ、あ、あっ、だ、だめっ、もうだめっ!」
「ほらほら。我慢は身体に毒ですよん♪」
「‥っ、き、きくまるううぅっ! あっ、だめっ、やっ、いやっ、く、悔しいぃッ!」
 あまりの口惜しさ、情けなさに泣きじゃくって全身で嫌々を示すも、もう限界だった。
(さすがにもう無理でしょ♪ すっごい顔しちゃって♪)
 びっしりと脂汗を浮かせた額に亜麻色の髪がべったりと張り付いている。くっきりとした眉は八の字にたわみ眉間に深い皺を刻んで、きつく閉じる瞼が苦痛を訴えているよう。
 それでいて小鼻から漏れる甘い吐息。なによりいっぱいに開いた朱唇から真珠の歯並びを見せ、愛らしく涎まみれの舌まで覗かせている。
 いつまでも眺めていたい女教師のお気に入りの表情だ。
「はい、とどめ~~♪」
 キュウっと音の聞こえそうな勢いで勃起乳首を捩じられ摘まみ上げられ。
「‥‥っ、~~~~~~~~~~~~~~~~~っ」
 よりにもよって宿直中、その聖域たる宿直室で絶対に放ちたくないからと懇願したキスのあと。
 勃起乳首を捻られ女教師は凄まじい声で泣き喚いていた。
「いやっ、いやよっ、あ、あ、ま、また‥っ、菊丸っ、キクマルウッ」
「やっぱり先生はこうじゃないと。我慢なんかしないで学校でもこうやって大きな声を出すんですよ~♪」
「あぁっン‥、しゅ、宿直中‥、補習中なのにっ、あ、あっ!」
「はいはい。先生はそんなの関係なくいつでもどこでも言っていいですからね?」
 勃起をゴシゴシ上下に擦り上げながら優しく乱れた髪を整え、耳に囁く菊丸に「こ、この‥っ!」と噛みつこうとするのをまた愛らしい声に変えられてしまう情けなさ。
「だ、だめっ、わたしッ‥、き、菊丸っ、また言っちゃうっ、宿直中なのに言っちゃうぅっ‥」
「いまは休憩中なんですから遠慮しないでいっぱい言ってください。可愛いセ~ンセ♪」
「っ、あ、やっ、ぁんっ、菊丸くんっ、きくまるくぅ‥っ ~~~~~~~~~~~~っ、ゃッぅッ、ぃ‥く、‥ぅっ
 ギュウッと背に回した手も教え子の短い足に絡ませる美脚も。全身を使って教え子にしがみつきながら慶子は宿直室に教え子のお願い通りいつもの台詞を口にし続けるのだった。

 しばらくして。
 ようやく再開された補習授業だが、先まで苦虫を噛み潰すような表情を浮かべていた菊丸も今は何故かニコニコ顔で大人しく授業を受けている。
 その理由はすぐにわかった。
「う~ん、ここがちょっとわかんないな~。先生、ここはどうやって解くんですか?」
「ど、どこが? ‥っ、あ、あっ! そ、それよりいい加減離してッ、こんなの授業にならな、いっ、ぃっ~~~~!」
 生徒の質問に答えようとした桂木先生だが、問題を見るより先に美貌を上向かせまたもな返答すら出来ずに悲痛な叫びを教え子の胡坐座りの上でするのである。
 上半身はブラウスを脱がされたまま。ストッキングとパンティは穿いたままだがその中には教え子の手が侵入して、器用に鉛筆を動かす手と別の動きで下着の中を這いまわっている。
「先生が休憩しつつ、ぼくは勉強できるこの画期的菊丸式補習授業を止めるわけないでしょ」
「ふざけっ、あ、あ‥ぁっ、やっ、いやっ、そこはいやぁ‥っ」
「だいたい休憩はもうしたくないっていうから、こんな方法でやってるってのに」
「だ、だから、わたしはもう休憩なんてっ、あ、あっ、だめっ、摘ままないでっ!」
 そうつまりコリコリ休憩はこりごりと言い出した先生に、勉強と休憩が同時に取れる、この菊丸式補習法名付けてクリクリ捕囚でさっきから楽し‥苦行の授業をしていたのであった。
「あっ、いやっ! 駄目駄目ッ、も、もう‥っ」
 教え子に背中を預け座っていた宿直兼補習授業中の女教師が上半身を捻り、得意気に編み出した補習法の利点をのたまう菊丸の口を重ね合わせる。
「っ、んんっ、うぅっ~~~~~~~~~~~~~~~!」
 M字に開いた両脚をピーンと突っ張らせ、慶子はもう補習中に聖域では声は出したくないとくぐもった呻きを漏らす。
(ま、またこんな奴に‥っ、ああ、でももう宿直室で声‥っ)
 言い訳をしながら必死に菊丸の舌を求め、唾液を絡ませあう。
 教え子の胡坐の上ではしたなく腰が前後し「‥‥っ」と口中にいつもの台詞を封じ込める。
「ぁ、あ、はぁ‥っ、ん」
 ようやく落ち着いたのか、くったりと背中を預け、豊かな胸を上下させる女教師。
「えへ、こっちの休憩法も気に入ってくれたみたいですね~」
「だ、だれ‥が‥っ、あ、あぁんっ」
「ありゃ。それじゃ気に入ってくれるまで頑張りますか」
 菊丸のからかいに歯を剥いて否定しようとするのをパンティの中で動かす指に止められる。
「うっ、あっ、あ! やっ、いやあぁッン‥!」
 まだ大きく開いたままの両脚が教え子の指の動きに合わせるようにヒクンと震え、踵を浮かせて爪先立つ。
「い‥、やぁっ、指っ、うごかすんじゃ‥っ、あ、あっ」
「やっぱり気に入ってくれてるんじゃ?」
「そんなわけッ、あ、やっ、嫌々ぁッ!」
 否定する担任教師は、しかし菊丸が少し指を動かすだけでM字に開く脚を突っ張らせ、腰を前後に動かしてしまうのを止められない。それを横目に薄ら笑いを浮かべ。
「う~ん、気に入りませんか。それじゃこれならどうですか~♪」
 指の動きを止め、わさわざパンティの中から手を抜くとストッキングに包まれた下着を掴んでくいッと引き絞る。
「‥‥ひっ?!」
 その感触に女教師の身体がビクンっと硬直し、短い悲鳴を上げて教え子を美貌を青ざめさせて教え子を振り返った。
「えへ。先生の大好きな乾布摩擦ですよん♪」
「っ、い、いやっ! それだけはいやよっ! お願いっ、乾布摩擦だけは許してっ、ほんとにおかしくなっちゃうっ、ねえっ!?」
 それこそ気が狂ったように暴れるのをよしよしとあやしつつ。
「嫌よ嫌よも好きのうち。やっぱり先生にはこれが一番みたいですね♪」
「あっ!」
 キュッと引き絞られたパンティが大事な場所に喰い込まされる。
「あ、あ~~~~~~~~~~っ!」
 それだけで慶子は腰を浮かせ、背中を反らして甲高い悲鳴を上げてしまっていた。
「ちょっと喰い込ませただけでこれですからね~♪」
「やっ、やぁっン、駄目ッ‥く、喰い‥こんでッ、あ、だ、だめっ、だめぇっ」
 菊丸の言うとおり、下着を喰い込まされた、それだけで目の前に火花が散っていた。
 その感覚だけではない。
 これからなにをされるか。
 身体中で覚え込まされた感覚に脳みそが警笛を鳴らし悲鳴を上げさせているのだ。
(こ、これだけは嫌っ、ほんとに狂っちゃうッ、わたし狂わされちゃうぅっ‥!)
 まるでパブロフの犬だ。
 桂木慶子先生はパンティを喰い込まされるだけで、だらしなく舌を垂らして涎を垂らすよう教え子に躾けられているかのよう。
「あっ、あぁっ‥ん、んっ! ぅ、あ、あっ、あーっ」
 黒く透けるストッキング越しに大事な場所に白い三角だった布地が紐状になって喰い込んでゆくのが見えるたび、慶子はガクンッと腰を跳ね上げて情けなく舌っ足らずの悲鳴を上げていた。
「うひょひょ、ストッキング越しってのがまた堪りませんなあ♪」
「あ、あっ、み、見ないでっ、見ちゃいやあぁン!」
 紐状パンティがめり込み今にも見えそうなのを肌に張り付くストッキングが防いでいるのだが、それがまたなんとも言えない絶妙な光景で菊丸にも新たな発見であった。
 脚を閉じ教え子の目から隠そうとするのを菊丸は巧みに膝で防いで、ストッキング越しに紐状パンティが前後へ動くたびカクカクと情けなく腰を前後へ突き上げる様子を楽しみ。
「いっ、あっ、あ、あ。やん、やぁあんっ!」
 慶子は教え子の膝をなんとかしようと必死に爪を立てながら、ブルンブルンと90近いサイズの二つの膨らみを揺らして仰け反り続ける。
「やっ‥、あ! だ、だめっ‥、こ、擦らな、いっ、いぃ‥ッ~~~~~~~~~~っ」
「乾布摩擦なんだから擦らないと意味ないでしょ?」
「乾布摩擦なんてするなって、言ってるのよッ!」
「うぅん。それじゃコリコリにしますか」
「っ、あ、ああ~~~~~~~~~~~っ!」
 と、上下に暴れる膨らみを掴まれ、ピンと反り勃つ充血した乳首を摘ままれてコリコリされて、慶子はさらに甲高い悲鳴を上げさせられる。
「コ、コリコリしないでッ‥!」
「じゃあ、ゴシゴシですねえ」
「やっ、あ、ゴシゴシッ、いやぁあ~~っ!」
 今度は乾布摩擦。
 コリコリゴシゴシ、菊丸二つの休憩法に桂木先生は為す術もなく教え子の胡坐座りの上で仰け反り、泣き喚いた。
 もう、どうすればいいのかわからない。
 宿直担当の自分が補習授業を、それもお仕置きを兼ねた、していたのに、どうしてこんな目に遭っているのか。
 身体を休める休憩のはずなのに、菊丸式では心臓が破裂しそうなくらい酷使されているのだ。
 あの瞬間の運動量は百メートルを全力疾走するのと同じだという。
 それが本当なら女教師はすでにその全力疾走を三度もしているのだ。
 こんなの休憩じゃないッ‥! そう叫びたかった。
 美しい雪白の肌にヌラヌラとオイルを塗ったように汗が流れ、とくに乾布摩擦で擦られる個所からは溢れるくらいにネットリした汗がストッキングから滴り、教え子の座る座布団を水浸しにするほど。
「も、もうだめっ、だめえっ!」
 クタクタになっているのに菊丸に追い立てられ、慶子はゴール手前80メートル付近にまで近づいていた。
 目の前が真っ白に霞み、ただただそこへ向けて走らされる。
 悔しい。情けない。恥ずかしい。憎らしい。
 踏み止まろうと足踏みすれば、けれど菊丸が許してくれない。
「でへ。駄目じゃないでしょ? ほらほら、いっちに、いっちにっと♪」
「あっ、あぁっ! いやあぁっ!」
 紐状パンティがまた喰い込まされ擦られる。
 休むことを許さないスパルタ式の伴走に、慶子はふらつきながらまた一メートル、二メートルとゴールへ走らされる。
「い、やっ、もういやっ!」
 美貌を真っ赤にして右に左に頭を振って亜麻色の髪を振り乱す。
(い、いつも、いつもっ、無理やり‥っ、わたしのことなんだと思ってっ!)
 悔しさに歯噛みをして菊丸へ視線を向ける。そのニヤケ面が全てを物語る。
 いつも言っているオモチャ、ペット。
 女を、教師である自分を完全に自分のモノとして扱い、躾けているのだ。
「あ、あっ、あ! き、きくまるうぅうっ!」
 可憐に泣き喚く女教師に、菊丸は「そういえば」と呑気な声を上げる。
「もうそろそろ見回りの時間じゃないですか」
「‥えっ‥?」
 時計を見れば確かに定時の巡回の時間が近づいていた。
「そろそろ行かないといけませんね~」
「わ、わかってるなら、は、離しなさいっ! 休憩はもう終わりよっ」
「まぁまぁ。まだもう少し時間はありますから。先生にはしっかり休憩していただいて見回りに行ってもらいますよ」
「もう休憩はいいって言って‥っ、! あ、ああぁんっ」
「遠慮しないで」
「遠慮なん‥っ、て、して、な‥い、いぃっ! ひいっ」
 巡回まであと10分と少し。身支度を整える時間も含めればほとんど残っていないというのに、女教師を手放す様子も見せずコリコリ、ゴシゴシと恩師を休めようと心を尽くす菊丸だ。
「時間までにスッキリさせて上げますからね、セ~ンセ♪」
「い、いいって言って、るでしょ‥っ、ぁ、あ、んんっ、や、やんいやああんっ」
 勃起乳首をコリコリで、突き出される腰の勢いに合わせてゴシゴシっと紐上パンティを擦り合わせ、仰け反りブルんと揺れるおっぱいを揉みし抱き。
「い、いやっ、いや、いやぁっ! やめてっ、もうやめてぇっ!」
「でへ。時間もないですからね。コリコリゴシゴシに加えてクリクリも追加だあっ!」
「いっ、や‥っ、~~~~~~~~~~~っ!」
 紐パンティが擦る個所を的確に女の一番の急所へ合わせクリクリっとヤスリ掛けされて、慶子は内腿をピンッと突っ張りM字を描く両脚をブルブルと震わせる。
 コリコリ休憩、ゴシゴシ乾布摩擦、クリクリ捕囚の三点責めに美貌の女教師はもうどうにもならないところまで追い込まれてしまう。
「駄目よっ、もうだめえっ! き、きくまるうっ」
「えへ。もう言っちゃいそうですか?」
「あ、あっ、い、いやっ、いやぁっ!」
 教え子に耳に囁かれ必死に嫌々をする。
「あれ、でもそろそろ行かないと」
「だ、だから離してッ、い、行かせてちょうだいっ!」
「じゃあ、言っちゃうんですね?」
「そ、そうじゃ‥っ、あ、やっ、だ、だめっ!」
「もう。どっちなんですか。言っちゃうんですか、行かないんですか?」
「だ、だから、行くって言って‥」
「それなら言っちゃいましょ、先生♪」
「あっ、あ、あ~~~~~~~~~~~~~っ!」
 再び勃起を捻り捏ねくり回され。
「おっきな声で、ちゃあんと」
「い、いやっ、言わな‥ぃっ、いいっ!」
 紐上パンティで大事な場所を上下に擦り合わされ。
 そうして全体を擦ったところで一点責めのクリクリ捕囚。
「あ、あンっ、いやっ、だめっ、も、もう‥」
「我慢しないでいいですよん♪」
「いっ‥」
「い?」
「い‥っちゃ、う」
「言っちゃうんですね?」
「‥っ、行っちゃ‥ぅっ!」
 教え子の問い直しに、しかし慶子は頭を振り続け。
「もう駄目ッ、い、行っちゃうぅッ! 菊丸くん、慶子行っていい?! あ、あっ、お願いっ!」
 悔しさに歯噛みしながら、桂木先生は教え子に泣きじゃくり懇願する。
「う~ん? なにか違うような。ま、いいでしょ。言っていいですよ、セ~ンセ♪」
 微妙な食い違いに首を傾げても、もう時間は迫っている。菊丸は一際強く勃起を捻り、紐状パンティを強引に引き絞る。
「‥‥っ!」
 目の前に迫っていたゴールテープがパンっと女教師の頭の中で派手に音を立て千切れ飛んだ。
 もうゴールなのだ。
 厳しいコーチが先回りしてゴールに立っていた。
 走り抜けた先、いつもそこにいる、厳しくて意地悪で、それでいて優しい鬼コーチ。
 慶子が走るのを止められない理由。コーチに優しく微笑みながら頭を撫でてもらうご褒美。
 心臓が破裂しそうになりながらも桂木先生は教え子に向かって泣き叫んだ。
「あ、あっ、あー! っ、ぃ、くっ‥、いく‥うぅっ!」
 菊丸からの許しを得て、慶子はストッキングに包まれた両脚を宙に蹴り上げV字に広げて爪先までピーンと突っ張らせ、ブルブルと背を反らして教え子の肩に頭を預けて声を張り上げ絶叫する。
(く、くやしいっ、こんな奴に‥で、でも巡回はさぼれないっ、ああっ、菊丸っ、意地悪しないで行かせてっ、行かせてちょうだいっ
 宿直巡回を生真面目な桂木先生が疎かにできるわけもない。
 菊丸が誤解しようが構わず、慶子はなりふり構わず巡回時間に合わせて美貌を歪めながら女教師は教え子に何度も行かせてっ、お願い、行かせてっ! とおねだりし続ける。そのたび菊丸は「はいはい、いかせてあげますよ。だからおっきな声でもっとおねだりするんですよ、先生?」と優しく耳に囁き頭を撫でてやる。
「あ! あ、あ‥っ、き、菊丸ッ、菊丸っ、きくまるうっ! 菊丸くんっ! 慶子またっ、~~~~~~~~~~~~~~~~っ
 それに応え、慶子は宿直室の壁を震わす勢いで問題児の名前を喚き、愛らしいおねだりを繰り返す。
「い、やっ、もういやッ、慶子、どうかな‥ちゃ、ぅ‥」
 休憩時間に桂木先生は五回、いや連続して八回目の全力疾走を行ってとうとう気を失ってしまうのだった。
 
「ありゃ。ちょーっとやりすぎちゃったかな。しかたない」
 くったりと豊かな胸を上下させ、意識をなくした女教師を畳に横たえて毛布を掛けてやると、壁にかかる懐中電灯を取って前後不覚の担任に代わり巡回へと向かう。
 出がけに、たっぷり残った課題を眺め。
「帰ってくる頃には先生も目を覚ましてるでしょ。これは朝まで休めそうもないですなあ♪」
 巡回に補習に忙しい自分と比べ、しっかり休憩を取る女教師にやれやれと苦笑を漏らす菊丸だった。

 それから一時間、きちんと巡回を終えた菊丸がまだくったりしている先生を抱き起こし、今度は向かい合わせに膝上に乗せておはようのキスをして眠り姫を起こしてやる。
「‥ん、むッ?」
「先生、目が覚めました?」
「き、菊丸っ? な、なにを、あ、ああぁんっ!」
 起き抜けにお尻を撫で回され、ストッキング越しに菊の蕾に触れられる。
「えへ、先生の代わりに巡回に行ったご褒美をもらいますよん」
「な、なにがご褒美よっ、あ、やめっ、い、いやああっ!」
 薄い化学繊維の布地を破るように蕾に指先が侵入し、慶子は教え子の膝上で仰け反り悲鳴を上げる。
 コリコリ、クリクリ、ゴシゴシに続き菊丸式ズンズン休憩が始まる。
「でへ。休憩しっぱなしですけど時間はたっぷりありますし、これで次の巡回まで楽しみましょうね、先生♪」
「そ、そんなのっ、あ、やっ、お尻、いやぁっ!」
 嫌がりつつ、桂木先生は早くも教え子の肥満気味の胴体へと脚を絡ませていた。
 次の巡回まで二時間。
「あっ、あ、あ! 菊丸っ、わたしまたっ、ねえっ!」
「巡回ならぼくが代わってあげますから、もう一度、頑張りましょ、セ~ンセ♪」
 慶子は再び百メートル全力疾走を強要され、休憩なのに休みを取ることも許されず、コリコリ、クリクリ、ゴシゴシも加えられたグリグリに10回以上もゴールを切り、また教え子に巡回をさせる不義理をしようとする。
「ご、ごめんさいっ、あ、あンっ、でも駄目っ、わたし耐えらんないッ!」
「いいんですったら。先生の為なら巡回くらい」
「あ、あ、菊丸っ、きくまるうっ!」
 面倒な巡回を嫌な顔せず代わるという教え子の優しさに、慶子は甘えてしまう。
 そのお礼にと言われるままに力を込め、菊丸の指を喰い絞める。
「えへへ、そうそう。そうやって絞めるんです」
「こ、これでいいのっ?! あ、あ、もうわからないわっ、慶子おかしくなっちゃうっ、菊丸くんの指の形覚えちゃうっ!」
「いいんですよ、それで。先生はぼくのこと全部覚えてもらいますからね?」
 きつい締め付けに顔を顰めつつ、それでもその感触が堪らないのか優しく乱れた髪を整え「可愛いですよん」と耳に囁く。
 もうほとんど呪文のようなものだ。
 教え子から囁かれる自分のはしたなさ、情けなさ、だらしなさを教える「可愛い」という言葉に慶子はどうしようもなく反応してしまう。
 25歳の自分が7つも下の男の子に仕込まれた台詞を口にする恥ずかしさに整った面立ちを朱に染め、口を開く。
「‥っ、~~~~~~~~~~~~~っ、き、きくまるうぅっ! あん、ああンっ、菊丸っ、菊丸、きくまるうぅっ
「ほんと可愛いんだから♪」
 もう一度囁かれる。
(ああ‥ン、また可愛いだなんて‥ッ、年上で、教師なのにぃっ! あ、いやっ、だめっ、い、言っちゃ、でも‥だめぇっ、言っちゃうッ! 言っちゃううっ)
 そうしてそれを叫ぶたび、年下の教え子に可愛いと言われるとわかっていても止められない。
 女教師は恥ずかしそうに嫌々しながら、それでも躾を守って声を張り上げる。
 黒いストッキングに包まれた逞しいヒップを悩ましく揺すりたて、年下少年に全身でしがみついて泣きじゃくる。
 しかも相手は学校一の問題児で受け持ちの生徒。
 菊丸でなくともその泣きじゃくる姿の愛らしさには目を奪われるだろう。
 もっともこの愛らしさを引き出せるのは菊丸くらいなのだが。
 用務員との交代時間までまだまだ時間は残っている。
 ああん、あと何回走らされるの? わたしどうかなっちゃう‥っ
 
 

 こ、こんな宿直になるなんて‥。どうやって報告すればいいのよっ?! あ、あ、菊丸っ、菊丸ううぅっ!

「考えたら宿直に補習って菊丸と先生の二人きりじゃない!」
 嫌な予感に早朝から学校へ登校し、いずみが宿直室に走るとその耳に聴き慣れた悲鳴が届く。
「‥‥。これってやっぱり‥」
 宿直室の扉を声もかけずに開けば思った通り。
「あっ、あ、菊丸くんっ! 慶子、だめっ、また、またぁっ!」
「はいはい。何回だって言っていいですよ?」
「い、言っちゃ、うっ、慶子、いきますっ! きくまるうぅっ!」
 六畳程度の畳部屋で教科書やノートが散乱するなか、胡坐をかいた菊丸にギュウッとしがみついた担任教師がいずみがいるのにも気付かず、お尻を振り振り愛らしく泣きじゃくっていた。
 黒ストッキングに透けて、むっちりしたお尻の谷間へ菊丸の手が入り込み、蕾を花開かせて可愛がっているようだ。
 いったいどれだけそうしていたのか、ストッキングから糸のように粘ついた汗が畳に垂れて大きな染みを作っているのが見える。
 そしてその迫力たっぷりのヒップを揺すりたて、いずみの見ている前で「い‥くぅ」と口にした女教師が廊下にまで響く声を上げて泣き叫んだ。
「‥‥‥ハァ」
 ストッキングに包まれた美脚の足指が開き、反り返り、菊丸に乗せ上げられたまま脚をピーンと突っ張らせて全身を震わせているのを見て、思わず溜息を漏らす。予想通りとはいえあまりにだらしない姿だ。気の強そうな美貌もいまは真っ赤に染まって口から覗かせた舌先から涎まで溢している。
「気持ちよさそうにしちゃって。助けに来なくても良かったかしら?」
 嫌々と言いながら菊丸にしがみつき、よしよしと頭を撫でられ嬉しそうに鼻を鳴らす女教師に思わずそんなことを口にする。とはいえ、菊丸の悪戯は止めなければ。
(さすがにそこまでさせるわけにもいかないわよね)
 なんだかんだで幸せそうな気もするが、やはり最後まで放っておくわけにもいかないだろう。
 そんなことを考えるいずみの前で、女教師がもう一度甲高い悲鳴を上げ「菊丸うっ」と泣きじゃくった。
(‥何回目かしら、これ? 昨日の夜からだし、この人、ほんと体力あるわよね)
 汗まみれの担任の姿や畳の染みの程から軽く二桁はゴールを迎えていると察して開いた口が塞がらなくなる。
 と、またもや桂木先生が「あっ、あ、菊丸っ! いやぁっ!」と愛らしく泣きじゃくった。どうやらまたゴールを迎えたようだ。
(すご‥。仕事中なのにイキっぱなしじゃない。そのうち授業中でも菊丸くんに言われたら言っちゃうんじゃ。あ‥言ってたっけ)
 考えてみれば試験中に菊丸が作った特製下着で苛められていたのを心を読んで知ったのだった。なにがキツツキよ。自習にさせておいて縄に跨らせたりもしてたっけ。職員室で自分のこと慰めようともしてたわよね。
(普段は頼りになっていい先生なんだけど)
 菊丸さえ絡まなければ教師としてこれ以上なく頼りになるのに。いったいなにを考えているのやら。
 まぁ、頭の中は菊丸一色なのだろう。痴漢退治だろうが腹踊りだろうが目的を忘れて菊丸しか見えなくなるのが先生だった。いまも引っ切りなしに「菊丸くんっ、きくまるくうぅんっ」と甘え泣いては頬を擦りよせていて苦笑する。
 菊丸は背中を向けていて気付かないのは仕方がないが、先生は自分に気付いてもいいだろうに。
 冷めた目で二人を見ていると菊丸が何か囁き、担任が「い、意地悪っ、あ、あん、菊丸くぅんっ」と泣いて全身でしがみついている。
 心を読むとどうやら先生のここが絞めつけて骨折しそうですよだとか言っていて、それに恥ずかしがっているらしい。
 で、担任教師はといえば、意地悪などと言いつつ健気にソコをキュウっと絞めつけ続けて菊丸をますます喜ばせている。なるほど昨夜は先生のお尻を躾けていたのだろう。
 心を読んでわかったが、やはりこの女教師の頭は菊丸でいっぱいのようだ。
 一生やってなさい、と言いたくなるところだが、自分の存在に気付きもしない二人に近づき、がっしと同級生の頭を掴むと。
「な に を ‥やってるのよ、あんたは~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
「い、いずみちゃんっ?! なんでここに‥っ、あ、いて、いてててっ!」
 頭を握り潰されるかという痛みに、つい先生に埋め込んでいた指の動きも連動してしまった。
「え、いずみちゃん? や、やだっ‥あっ、あ、あ! いやっ、いやぁん、きくまるうぅっ! そんなのだめえっ、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
 早朝の講談高校に美少女の怒声、問題児の悲鳴、そしてマドンナ教師の愛らしい喘ぎが響き渡るのであった。
 


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コメント

  1. Maxwell より:

    いい悶えっぷりでした。
    先生何やってるんですかね。
    「ナニ」か。w

  2. 匿名得雄 より:

    新作ありがとうございます。桂木先生が菊丸の罠に落ちていくのが良かったです。
    宿直室なので、この後も気になります。

  3. 通りすがりのファン より:

    管理人さん、新作ありがとうございます(^^)
    こういうあっさりした展開もいいですね。

  4. アラン黒スト2 より:

    マニアックな私見ですが、慶子先生に関して、ストッキングの表現は、初めて見たきがします。大人の女性を感させる大事なアイテムだと思います。大変、良かったと思います。ありがとうございました。

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >アラン黒ストさん

       そうなのです。
       ストッキングの描写はほとんどしておりませんでした。
       原作でもあまりストッキングを履いていないのもあって、書かないのですが、ストッキング自体は好きなのでいずれそういう使い方で登場させたいなあと思います、

       米反映に関して説明なく、申し訳ありませんでした、

  5. LTS より:

    読ませて頂きました。
    大変良かったです。
    やはり、桂木先生は素晴らしいです。
    オッパイ責めが個人的には大好きなので、
    とても嬉しかったです。

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >LTSさん

       おっぱい。
       いいですね、おっぱい。
       先生は全方位どこでも感じますが、おっぱいだけでこうなるのは屈辱と感じているのでなおのことヨシ!

  6. 弥生 より:

    菊丸の玩具になる桂木先生が素敵ですね
    このまま菊丸にすべてをおいしくいただかれてしまうのか!

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >弥生さん

       おいしくいただくところで必ず邪魔が入るので安心してお楽しみください。

  7. アラン黒スト より:

    改版したのですね、素晴らしい!大人女性感がでて、とても良いと思います。ありがとうございました

  8. 匿名得雄 より:

    加筆ありがとうございます。やっぱり桂木先生には乾布摩擦が一番効果があるのではないでしょうか。天敵のいずみちゃんが居ないので俎板の鯉状態になったような気がします。桂木先生の体力が朝まで持てばいいですね。

  9. コォコォ より:

    新作感謝感激雨嵐!宿直室ですかぁ〜。調べたらだいぶ前になくなったんだとか。昔は何故夜に校舎の見廻りなどしていたんですかね。警備システムとかが脆弱だったんですかねぇ。先生って職業は大変(しみじみ)。そしてそんな設定、ハートキャッチにはとても合っていますね。そして夜の学校での二人きりのヤバいシチュ。色々妄想か止まらない。最後はあの問題児が先生を休ませる為に、代わりに見回りに行ってくれるなんて根は優しいんだなと思いました。
    まあどうせ朝まで寝かせん、少し休ませて体力回復を、くらいに思っての事でしょうが。
    どころかその日1日先生を宿直室に閉じ込めて可愛がるために今のうちに色々罠を仕掛けに行ったりとか。
    例えば教室の黒板に『桂木先生は体調不良のため、今日は自習!』とか書きに行ったりとか。
    例えば宿直室のドアに接着剤で開かないように仕込んで、もちろんドアに『只今故障中』などと貼り付けたり。もちろん始業前に学校側に先生の方から「今日は体調が悪いので休ませていただきますわ」とか無理矢理電話させる事も怠らない。もちろん焦らして焦らして精神的に追い込んで「先生が学校に電話してくれたらご褒美にスッキリさせてあげますよ♪」と嫌がる先生にそこまで言わせるという。
    いやいや、止まりまへん。

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >コォコォさん

       なるほど罠は考えてなかったですね!
       脳内では宿直補習が気になったいずみちゃんが早めに登校して菊丸を叱りつけて終わってました。

       つか、むしろこの展開で読みたいですわ。
       

  10. みなみ より:

    コリコリ休憩法にキスのおねだりとは至福ですねー
    >コォコォさん
    宿直室が現代ではもうないとは!
    昭和のエロス漂う宿直室がないなんて・・
    きっと間違いが起こりやすかったのでしょうね^^

  11. アラン黒スト より:

    ありがとうございますっ。いいですねー、大人の女性のねちっこさが、いいですっ。ん〜、慶子先生の黒パンスト、ゲットしたくなりました。

  12. 匿名得雄 より:

    加筆ありがとうございます。二人とも朝まで頑張りましたね。必殺技ごとに桂木先生の悶え方が変わるのが特に好きです。
    いずみちゃんが心を読んで桂木先生に呆れるのも良かったです。思わず口を滑らせたら桂木先生どんな表情するのですか知りたいです。