ハートキャッチいずみちゃん SS_46・5

小説桂木先生管理人作品
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「深夜の職員室訪問! その後の巻」


 急遽決まった補習授業と同時に。
 宿直室で与えられた課題に取り組む菊丸の向かいに座る担任教師のここぞとばかりのお説教である。
「まったく、あんたはほんとにろくなことしないわね。もう進路のこと考えなきゃいけないのよ? どうする気なのよ」
「い、いやあ、まぁ、なるようになるかなーと」
「なるわきゃないでしょ! いい? 内申はボロボロ。試験は赤点。留年したっておかしかないんだから」
 進級できたことがそもそも奇跡よ、ときつく言い放つ。
(うう、仮にも教師がなんてひどいことを。教え子のぼくが可愛くないのか!)
 辛辣極まりない桂木先生の言葉に涙目になりつつ、しかしその視線は腕を組むことで際立つ迫力満点の胸元へ注がれている。
(う~む。しかし相変わらずすごい迫力。いずみちゃんもこれには敵わないもんな~)
 先ほどまで味わっていた同世代としては際立つ美巨乳を圧倒する担任のそれをジッと見ているとさすがに気付かれたのか。
「どこを見てるのよッ!」
「いっ、だぁ‥っ!」
「ほんとに何考えてるのよ、あんたは」
 丸めた教科書で頭を叩かれゴロゴロと床を転がる菊丸を半目で見やり、溜息を吐く。
「まぁいいわ。少し休憩にしましょ」
 この問題児には少し灸を据えてやらなければと、課題は寝ずにやっても終わらない量を与えている。ここらで休憩を取らせるのもいいだろうと、いまだ無様にのたうつ菊丸を置いて台所へと向かう。
 それを転がりながら確認した菊丸の目がきらりと光る。
(チャ~ンス♪)
 床を転がっていたのも、大げさに痛がって見せれば隙を見せると踏んでの演技であったのだ。
 素早く立ち上がると、担任教師に背後から近づきそのまま抱きすくめてしまう。
「なっ?! 菊丸くんっ?」
「でへ、ご休憩ですか~。いいですね~、それじゃさっそく♪」
「こ、こらっ、離しなさいっ! 休憩ってそういう意味じゃないわよっ!」
 さすが長い付き合いである。菊丸の言う「ご休憩」がどういうものか察して暴れるのを、羽交い絞めして封じつつ耳元に囁くのだ。
「さっきなに考えてるのかって訊いたでしょ? もちろん先生のことですよん」
「そ、そういうことを訊いたんじゃないっ! わたしは将来のことを‥っ」
「だから将来のことですってば♪ ぼくの可愛いペットをどうやって躾けてやろうって毎日考えてますよん」
「だ、誰がペットよ! ふ、ふざけてるんじゃっ!」
「先生に決まってるでしょ。あ、いやモルモットって言った方がいいのかな~。先生はどっちがいいですかぁ♪」
「こ、この‥っ、あっ? いやぁあん!」
 教え子とは思えないとんでもない台詞に怒りと羞恥とで美貌を染め、眦を吊り上げ睨みつけるも、さっそくの菊丸の躾が始まると小さな悲鳴に変えられてしまう。
 ブラウスを突き破らんばかりの豊満な膨らみを鷲掴みにされたのだ。
「こ、こらっ! やめなさいっ!」
「でへへ。さすがは先生。いずみちゃん以上の迫力おっぱいですなあ」
 女教師の嗜める声など届いてもいないかのように、服の上から根こそぎ絞り上げるように大胆不敵に揉みしだき不埒な感想まで呟く始末。
「大きさもそうだけど、この押し返す張りといい、それでいて指の埋まる柔らかさといい、う~む、教師にしておくには惜しいですなあ」
「馬鹿言ってんじゃないわよっ! 離しなさいっ、離してってば‥っ、あ、あ、あぁん!」
 教え子からのバカげた品評に眉を顰め暴れていた桂木先生も、こってりとしつこく揉まれるうちにその音色が変化してくる。
「やっ、やめなさいっ、ああっ、やめっ‥、い、いやぁあんっ!」
 白い喉を見せ甘い響きを伴いだした嫌々は、もうすでに菊丸からすればお馴染みの口調である。
(フッフッフ。強がってもすぐこれだもんな~♪)
 女教師からの抵抗が弱まったとみるや、菊丸はいつの間にボタンを外していたのか、さっとブラウスを脱がしてしまう。
「きゃっ、きゃああああああっ!?」

続きはfantiaから

コメント

  1. Maxwell より:

    いい悶えっぷりでした。
    先生何やってるんですかね。
    「ナニ」か。w

  2. 匿名得雄 より:

    新作ありがとうございます。桂木先生が菊丸の罠に落ちていくのが良かったです。
    宿直室なので、この後も気になります。

  3. 通りすがりのファン より:

    管理人さん、新作ありがとうございます(^^)
    こういうあっさりした展開もいいですね。

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >通りすがりのファンさん

      こってり書きたかったんですが、申し訳ねえ‥

  4. アラン黒スト2 より:

    マニアックな私見ですが、慶子先生に関して、ストッキングの表現は、初めて見たきがします。大人の女性を感させる大事なアイテムだと思います。大変、良かったと思います。ありがとうございました。

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >アラン黒ストさん

       そうなのです。
       ストッキングの描写はほとんどしておりませんでした。
       原作でもあまりストッキングを履いていないのもあって、書かないのですが、ストッキング自体は好きなのでいずれそういう使い方で登場させたいなあと思います、

       米反映に関して説明なく、申し訳ありませんでした、

  5. LTS より:

    読ませて頂きました。
    大変良かったです。
    やはり、桂木先生は素晴らしいです。
    オッパイ責めが個人的には大好きなので、
    とても嬉しかったです。

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >LTSさん

       おっぱい。
       いいですね、おっぱい。
       先生は全方位どこでも感じますが、おっぱいだけでこうなるのは屈辱と感じているのでなおのことヨシ!

  6. 弥生 より:

    菊丸の玩具になる桂木先生が素敵ですね
    このまま菊丸にすべてをおいしくいただかれてしまうのか!

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >弥生さん

       おいしくいただくところで必ず邪魔が入るので安心してお楽しみください。

  7. アラン黒スト より:

    改版したのですね、素晴らしい!大人女性感がでて、とても良いと思います。ありがとうございました

  8. 匿名得雄 より:

    加筆ありがとうございます。やっぱり桂木先生には乾布摩擦が一番効果があるのではないでしょうか。天敵のいずみちゃんが居ないので俎板の鯉状態になったような気がします。桂木先生の体力が朝まで持てばいいですね。

  9. コォコォ より:

    新作感謝感激雨嵐!宿直室ですかぁ〜。調べたらだいぶ前になくなったんだとか。昔は何故夜に校舎の見廻りなどしていたんですかね。警備システムとかが脆弱だったんですかねぇ。先生って職業は大変(しみじみ)。そしてそんな設定、ハートキャッチにはとても合っていますね。そして夜の学校での二人きりのヤバいシチュ。色々妄想か止まらない。最後はあの問題児が先生を休ませる為に、代わりに見回りに行ってくれるなんて根は優しいんだなと思いました。
    まあどうせ朝まで寝かせん、少し休ませて体力回復を、くらいに思っての事でしょうが。
    どころかその日1日先生を宿直室に閉じ込めて可愛がるために今のうちに色々罠を仕掛けに行ったりとか。
    例えば教室の黒板に『桂木先生は体調不良のため、今日は自習!』とか書きに行ったりとか。
    例えば宿直室のドアに接着剤で開かないように仕込んで、もちろんドアに『只今故障中』などと貼り付けたり。もちろん始業前に学校側に先生の方から「今日は体調が悪いので休ませていただきますわ」とか無理矢理電話させる事も怠らない。もちろん焦らして焦らして精神的に追い込んで「先生が学校に電話してくれたらご褒美にスッキリさせてあげますよ♪」と嫌がる先生にそこまで言わせるという。
    いやいや、止まりまへん。

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >コォコォさん

       なるほど罠は考えてなかったですね!
       脳内では宿直補習が気になったいずみちゃんが早めに登校して菊丸を叱りつけて終わってました。

       つか、むしろこの展開で読みたいですわ。
       

  10. みなみ より:

    コリコリ休憩法にキスのおねだりとは至福ですねー
    >コォコォさん
    宿直室が現代ではもうないとは!
    昭和のエロス漂う宿直室がないなんて・・
    きっと間違いが起こりやすかったのでしょうね^^

  11. アラン黒スト より:

    ありがとうございますっ。いいですねー、大人の女性のねちっこさが、いいですっ。ん〜、慶子先生の黒パンスト、ゲットしたくなりました。

  12. 匿名得雄 より:

    加筆ありがとうございます。二人とも朝まで頑張りましたね。必殺技ごとに桂木先生の悶え方が変わるのが特に好きです。
    いずみちゃんが心を読んで桂木先生に呆れるのも良かったです。思わず口を滑らせたら桂木先生どんな表情するのですか知りたいです。