ハートキャッチいずみちゃん SS_48

「菊丸式防音テスト?! の巻」


こんにちは、今日はわたしたち桂木先生の引っ越しの手伝いに来てるんです。

「ごめんなさい。わたしごとに付き合わせちゃって」
「なに言ってるんですか。だいたい引っ越すのだってもともとはコイツのせいなんですから」
 新築のマンションの一室。まだ荷解きを終えていない段ボールを前に集まったいつもの面々、いずみたち三人娘と菊丸へと頭を下げてくる担任教師に、いずみは気にしないで下さいと首を振ると、そのまま勝手に段ボールを開けて荷物を漁る菊丸の耳を引っ張り上げる。
「ぐふふ、さっすが先生。すごいパンティを持ってますなあ‥ぁ‥あいてててっ、い、いずみちゃん、み、耳がちぎれちゃうって?!」
「人の荷物勝手に開けるんじゃないっ! あのねえ、あんたがそんなことばっかやってるから先生が前のマンションに居づらくなっちゃったんでしょうがっ!」
 いずみの言葉はこじつけでもなんでもない。
 この問題児はやれ痴漢退治の囮訓練だの腹踊りの特訓だのと大義名分を掲げて担任宅へと通い詰め、その大義名分が白熱し過ぎて周囲の迷惑も考えず女教師相手に夜通し悲鳴を搾り取っていたのである。
 そう。急な担任の引っ越しはそうした騒音に隣近所からの苦情が管理会社へと訴えられたが故だ。

「そんなこと言ったって痴漢退治は先生が言い出したんだし、腹踊りだってまだ満足に踊れないし、ぼくだって毎日寝不足で大変だったんだよ! それに先生にいくら注意したってすぐ大きな声上げ‥っん、ぎゃああああっ!」
 必死に冤罪を主張していたがけたたましい悲鳴が上がった。顔面は血の気を失い脂汗を流して苦悶の表情を浮かべている。
 見れば菊丸の足を床も踏み抜く勢いでグリグリと踏みつけた話題の女教師が「いつまで持ってるの! 返しなさいっ!」と教え子から紫のローレグビキニショーツを奪い取ると、取り繕うように引きつった笑みを浮かべ。
「と、とにかく、学校で必要な書類なんかもまだ段ボールの中だったりしてるのよ。悪いんだけど荷物を片付ける手伝いをお願いしたいのよね」
(ごまかしたわね)
(ごまかしたー)
(オウ、ジャパニーズブラフネ)
 必死に言い繕う担任教師に三人娘は顔を寄せ合い、ヒソヒソと。
 
 まあ、確かに菊丸の言わんとすることもわからないでもない。
 いくら菊丸が大義名分を掲げようとも、慶子の立場からすれば相手は教え子であり、年下の少年なのだ。世間的に見てもそのまま泊まらせる慶子の方に問題があろうし、ましてや悪戯されてされるがままになるなど、どう考えても無防備としか言いようがない。
 だいたい最初は言いくるめられても仕方はないが、それでもまた菊丸を受け入れてしまっているのは当の桂木先生なのだ。
 いくら騙されただの、無理やりだと言っても、問題児を謹慎停学、あるいは退学処分も与えず、いつも私的なお仕置きで済ませているわけで。
 どころか今回の一件でも露見を恐れて園長先生にも個人的都合での引っ越しとしているのである。

 とはいえ、いずみたちも人のことは言えない。
 菊丸には何度となく恥ずかしい目に遭わされていても結局は腐れ縁じみた関係は続いてるのだ。
 しかしながら、桂木先生の狂態を何度も見せられた三人からするとやはり意地の悪い気持ちが湧くのも無理からぬ事だろう。
(ねえ、このマンションはいつまでもつと思う?)
(三ヶ月くらいじゃない?)
(千春アマイネ。桂木ティーチャー、声スゴイカラスグ追イ出サレルネ)
(あー。そうかも。こないだもわたしたちの部屋まで聞こえてきたもんね)
(ちょ、ちょっと二人とも?!)
 やいのやいのとつい先日旅行した折の一件‥先生を保護者に出かけた小旅行で、菊丸の部屋に連れ込まれた担任が一晩中可愛がられ旅館を追い出された‥を持ち出し、先生の声で起こされただの、わたしたちには注意してくるくせにね~などと普段は菊丸を間に挟んで日米決戦をする天然娘たちが盛り上がりだす。と、担任の肩がピクピクと小刻みに震えだすのを察したいずみが冷や汗を浮かべ慌てて止めようとするのだが。
(なによー、いずみだってなにが菊丸同盟なんだかって呆れてたじゃない)
(ソウデス。ティーチャーノクセニ菊丸ニ一番躾ラレテルッテイッテマシタ)
(あ、あれは、その‥)
 親友二人の反撃にいずみの静止も勢いが削がれてしまう。
 担任教師の悲鳴を聞きつけ助けに向かえば夜具の上で菊丸に組み敷かれ、教え子たちが駆けつけたのも気付かず問題児に促されるまま恥ずかしい台詞を泣きじゃくっているのを見て呆れ返ったのは紛れもない事実である。
 もとより教師であり経験豊富な大人の女性として対菊丸同盟を結んでいる相手でもあれば、落胆もまた大きい。
 つい千春やリンダを前で愚痴をこぼしたのを改めて指摘された形だ。
 三人ともにここ最近の桂木慶子先生への評価はどうも芳しくはないようだった。
 と、いずみまでも口をモゴモゴと味方とならないのを察して、とうとう女教師も怒りを爆発させてしまう。
「聞こえてるわよっ! ここは防音だから外に聞こえないから大丈夫よ! ‥あ」
「「「防音?」」」
 思わず叫んだ台詞にしまったという顔を見せる女教師にもう復活を遂げた菊丸がすかさずまとわりつき。
「でへ。ぼくのためにわざわざ防音の部屋を借りてくれるなんて」
「~~~~~~っ」
 ニマニマと笑み浮かべる菊丸に悔し気に唇を噛み、三人娘からの白い視線にしばし立ち尽くす桂木先生なのであった。

「ふう。だいぶ片付いてきたわね」
 居間を占拠していたダンボールもいずみたちのおかげでかなり数を減らして、少なくとも今日中には終わるだろう目処が見えていた。
「先生~、このダンボールはどうしますか~」
 額の汗を拭き、部屋を見回す慶子に中身が空になったダンボールを畳んでいた菊丸が声を掛ける。なにせ中身の殆どが女教師の衣類に占められているため、菊丸の役目はそれ以外ということで自然こうした雑事担当になっていた。
「ああ、そうね。菊丸くん、手伝ってくれる?」
「あ、わかりました。それでどこへ持っていきます?」
「ええ、収納用の‥あ、いずみちゃん、わたしたち、少し席を外すわね~」
 と、まだ作業中のいずみたちに声を掛けるのだが、三人はダンボールから出てきた先生所有の衣装に夢中のようだ。
「聞こえてないみたいね。いいわ、菊丸くん、行きましょ」
「は~い」
 ここを一先ずの置き場所にしましょうと、短い廊下の奥に壁をうまく利用してそうとわからない収納用の小部屋へと教え子を伴う。
「へえ、こんなとこに小部屋があったんだ」
「隠し部屋みたいでしょ? なんだか設計ミスでここに空間ができちゃったんですって。それでこうして収納スペースに利用したらしいわよ」
「へえ」
 欠陥住宅と言えなくもないが、こうしてうまく活用できているならそれはそれだろう。それにきちんと借り主にも説明しているのだから良心的でもある。
「うん、これなら全部入りそうね」
「でもやっぱり狭いですね」
「それは仕方ないわよ。さ、ダンボールを仕舞って戻りましょ」
 これから出るだろうダンボールも含めて十分な広さを確認するが、やはり人二人が入れば手狭でほとんど身動きが取れなくなってしまう。
(う~む。考えてみればせっかくの二人きりのチャンスを活かさない手はないですなあ♪)
 狭い室内で女教師と密着し、ほの甘い体臭に鼻孔が刺激され、菊丸にいつもの笑みが浮かび上がる。
「まぁまぁ先生。それよりさっき言ってた防音の性能をテストしてみませんか?」
「はあ? テストっていったいなにをしようっていうのよ」
「でへ。ぼくに任せて♪」
「え。あ、ちょっ、なにを‥っ?!」
 いきなりの提案に眉を顰める女教師に菊丸は定番の台詞を口にして、収納部屋の扉を閉めると狭い室内の奥へ担任を押し込め、密室状態を作り上げてしまうのだった。

「い、いったいなに考えてんのよ、あんたはっ!」
「でへへ。ここの防音がどれくらい優秀なのか、せっかくだし実験して調べてみようかと」
「じ、実験ですって?」
「そうです。つまりですね、こうやって‥」
「あ!」
 壁に押し付けられ、身動きの取れない状態の桂木先生へ、菊丸が後ろからブラウスを突き破らん勢いの膨らみに手を伸ばす。
「や、やめなさいってば!」
「こうやって防音性能を確かめてあげますね~♪」
「じょ、冗談じゃないわよっ! あんたのせいで引っ越しすることになったのわかってるの?!」
「悪いと思ってますってば。だからこうやって防音性能を確かめてあげようとしてるんじゃないですか~♪」
 話にならない押し問答を続ける間も菊丸は女教師のブラウスを脱がせたかと思えば、洒落たレースのブラジャーまで一気に剥ぎ取ってしまう。
「きゃっ、きゃあああああっ!」
 ぶるんと重く揺れる二つの膨らみが露わになり、桂木先生の悲鳴が新居に響き渡る。
「うーむ、引っ越ししても変わらない素敵なおっぱいですなあ」
「なにわけわかんないこと言ってるのよっ、いいから離れなさいっ!」
「いやあ、環境が変われば人間も変わると言います。先生の見事なおっぱいが変わってしまったらぼくはなにを楽しみに生きていけばいいのか‥」
「あんたの楽しみのためにわたしのおっぱいがあるわけじゃないわよっ! ああ、もうっ、いい加減に‥、あっ」
「でへ。大きさだけじゃなく、この柔らかさ。う~む、張りもあって最高ですなあ」
「あ、あ、や、やめ‥っ」
「とくにこの裾野からの揉みごたえときたら」
「い、いやあぁんっ」
 まさしく担任教師の胸を確かめるようにして、ゆっくりと水牛の角のように美しい曲線を描く美巨乳を根元から絞り出すように揉みこまれ、慶子が愛らしい声をあげてぴくんとブラウスを脱がされた半身を震わせる。
(でへ。あいかわらずの敏感さですなあ♪)
 新居への緊張を心配したものの女教師の感じやすさはそんな程度で影響されるものではないらしい。吸い付くような手触りを堪能しつつ、ゆっくりと美巨乳を揉みながら担任の口から洩れる甘い息と声をも楽しむのである。
「うっ、‥ぁ、あっ! や、やめっ、いやっいやあン! やめなさいったらっ!」
「まぁまぁ。ここは第一級桂木慶子検査師の資格を持つぼくに任せて」
「そんな馬鹿な資格があるわけ‥、あ、あ、あーッ!」
「でへへ。厳しい試験を乗り越えたぼくになんてこと言うんですかあ。先生のここをこうすると‥」
「あっ、いやっ、そこはやめてっ!」
 片手に余る胸乳を鷲掴み、まるでホイップクリームを絞り出すように動かすとムニュウっと薄紅い胸の先端がそれこそ絞り口から出てくるように変形するのを指先で優しく撫でてられる。
「えへへ。ここは重要ポイントですからね~、きちんと暗記するように」
「だ、誰に向かってッ、あ、う‥っ、んぅっん!」
「ここも大事なポイントだ。とくにここを使うことは多いから押さえておくように」
「ああっ、あ、あぁん!」
 クリクリと変形乳首を弄るうち、早くも硬く尖り始めるのを確認すると今度は指の腹で圧し潰すように先端をコリコリと捏ね回す。
「だ、だから、誰に説明‥ぃ、ひいっ、い、いやっ、それいやあっ!」
 勃起しかけの乳首を今度は指先で摘み上げ、ゴシゴシと扱くように前後への動きへ変えると女教師から洩れる悲鳴も切羽詰またものへと変化するのである。
「これは応用問題だ。ただ暗記するだけじゃなく、相手の弱いところを研究して自分だけのやり方を考えよう」
 すっかり検査師に没入し、どこかの誰かに教えるように女教師の攻略法をつらつらと並べ立てる菊丸だ。
「あ、あっ、いやっ、扱かないでっ! お、おかしくなっちゃうっ」
「でへ。このように先生は勃起乳首を扱かれるとおかしくなっちゃうんですよねー」
 もうはっきりと硬く尖った乳首は教え子の前だというのに完全な勃起状態を示し、指先に頼もしい弾力と反発力を与えながら、扱かれるたびにぴくんっ、ぴくっと震えて感受性の鋭さを示してくるのだ。
(それにしても乳首だけでもうこんなになっちゃって♪ ほんとかわいいったら)
 立ったまま勃起を扱かれ、膝を擦り合わせてブルブルと反応する女教師の敏感さが堪らない。
 先端部を爪の先でコリコリと穿ってやると、白い喉を反らし、真珠の歯並びを見せて「いやああっ」と泣き叫ぶのが楽しくて、ついつい限度を超えて穿り返してしまう。
「やめっ、やめなさいっ‥、あ、あ、いやっ嫌ッ、や、ヤメてっ、お願いっ、ほんとにおかしくなるっ、狂っちゃうぅっ!」
「検査師のことを疑った罰ですよん。このまま乳首だけでおかしくなってくださいね~♪」
「そ、そんなのっ、いやよっ! あ、ああっ、だめっ、ほんとに乳首で‥っ」
 菊丸に腕の中で身を捩って暴れるのを抱きすくめられ、おぞましい予感に教え子の腕へ爪を立てて必死に抗うも、ピーンといやらしく尖りきった勃起を扱きたてられ、爪でヒクつく先端を穿り返されていよいよいっぱいに開いた朱唇から切羽詰まった悲鳴が迸る。
「遠慮しなくていいですよん。新居は防音なんでしょ? 好きなだけ言っちゃってくださいねえ♪」
 耳に息を吹きかけ、耳たぶを甘噛し、そっと優しく囁くと、担任教師の身体がブルルっと震え、一際甲高く泣きじゃくりだすのだ。
「あっ、あ、あ、あーっ! き、菊丸っ、きくまるぅっ!」
 肩越しに振り返りキリッとした眉を弱気に歪ませ、悔しさと恨みの混じったなんとも言えない目つきで睨む女教師の愛らしさに、菊丸の方が我慢ができなくってしまう。
「せ、先生っ!」
「んっ!? ‥っ、む、ぅッん、んううっ!」
 女教師のふっくらした唇にふるいつき重ね合う。
 驚きと嫌悪に目を見開き、振りほどこうともがくのを勃起を指で弾いてあやしながら、無理矢理に侵入した舌先で担任の舌を絡め取る。
 根本から舌を巻き付け、ざらついた舌で丹念に女教師の舌を扱き上げては、ジュルジュルと唾液を啜りあげ、溢れた涎が口端から雫となって零れ落ちてゆく。
「っ、ぅ‥、くっ‥ムウッん! ん、ん‥うっ、うぅん‥」
 鼻先から漏れるくぐもった呻きが、次第に甘ったるいものへと変わり始めると、慶子も勃起を扱かれる悔しさを紛らすように教え子の舌を積極的に絡み合わせ、流し込まれる唾液をこくんと喉を鳴らして受け入れるのだ。
「う‥んっ、あ ぁ、ハァ‥んッ、んむっ
 新居で抱き合ったまま教え子に美巨乳を揉まれ、勃起乳首を扱かれ、唇まで奪われてしまっているのに、慶子はもうされるがままにされてしまっている。
(ああン、駄目。だめなのに‥‥っ)
 突き飛ばし、逃げ出さなければならないとわかっていても、こうして唇を奪われるとどうしても抵抗ができないのだ。
 生臭い菊丸の息も、流し込まれる汚らしい唾液も、絡めてくるざらつく舌先も勃起を扱かれ続けるうちに嫌悪感が薄れ、恋人にしか許してはいけない行為を続けさせてしまう。
(お、教え子なのよっ、恋人じゃないのに、どうして‥っ!)
 いままで付き合ってきた男たちと唇を交わしても正直好きになれなかった行為が、菊丸とだとどうしてこんなにも頭の中が溶けてきてしまうのか。
 もっと唾液を飲ませて欲しい。
 ずっと舌を絡ませていたい。
 菊丸とキスを毎日したい。
 ‥‥もっと、ずっと、可愛がってもらいたい‥
 
(でへ。うっとりしちゃって♪)
 薄目を開け、女教師のとろけそうな表情を盗み見る。
 なんだかんだで桂木先生がキス好きなのを見抜いている菊丸だ。それを見越して条件付をしているのだから、この反応は当然といえる。
(さ、それじゃ、そろそろトドメといきますか~♪)
 甘い時間を堪能させてもらったお礼代わりに、菊丸はサボりがちだった勃起責めに力を入れるのだった。
「んっ! う‥、ムッ、うぅ~~~っン
 これまで以上の速さで勃起を扱かれ、爪で先端をコリコリと穿り返されて、慶子の反応が高まる。
 美貌は真っ赤に染まり、額にはびっしりと脂汗が浮かび亜麻色の髪がべったりと張り付く。思わず唇を振りほどこうとするのを、しかし菊丸がヒルのように吸い付いたまま離さない。
(ああっ、いやっいやあっ! だ、だめっ、もう‥だめえっ!)
 菊丸に背を預けたままビクンっと女教師の身体が仰け反り、くぐもった悲鳴が教え子の口内に放たれる。
「っ ンッ ぁ、ぅ、むうっ、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ッ
 思わず唇を重ねたまま教え子へと向き直り、そのまま脚まで絡めて抱きついていた。

「んぅっ、う‥ッ、んんっ! むうっんぅ ぁ、ハッァん! き、く‥ま、るぅッ
 胸だけでこんな目に遭わされる屈辱も羞恥も消し飛び、頭の中が教え子でいっぱいになってゆく。
 出会ってから毎日のように悪戯を仕掛けるいやらしい生徒。
 唇まで許すようになってしまった恋人以上に恋人のような関係の教え子。
 いつの間にかこの子のために替えの下着まで用意するようになった男の子。
 教師の自分をオモチャのように扱うのに、どうしても突き放せない問題児。
 連日、女の悦びを教え込み、女の義務まで躾けてくる最低最悪の相手なのに。
(あん、あぁんっ、菊丸っ、菊丸くんッ! きくまるううぅっ
 菊丸を喜ばせたい。
 菊丸に褒められたい。
 その一心で声を出せないまま、それでも教え子から躾けられた言葉を絶叫してしまっていた。
 よしよし、と躾の行き届いたペットを可愛がるように教え子から頭を撫でられると、慶子は鼻を鳴らして、ギュウうっと飼い主に嬉しさを表すようにきつくしがみついてしまっていた。
「‥ぅ、き、くま‥るぅッ
 もう一度鼻を鳴らして、自分から教え子の舌に吸い付き喜びを顕にする女教師に菊丸も躾けた甲斐があったと可愛い愛玩教師と舌を絡ませ合う。
(でへへ。すっかり受けいれちゃって、まあ♪)
 口にするのも嫌がった頃を懐かしく思い出す。
 初めて口にさせたのは確か。
 宿直だった先生を陣中見舞いを口実に泊まり込み、いつものように口八丁手八丁で悪戯を仕掛け。古びた布団に汗を染み込ませながらたっぷり泣き喚かせ。散々その感覚を覚えこませてから、今度は一転焦らし抜き。
 さすがの勝気な女教師も根負けをして恥じらいながらも口にした時の感動ときたら。
 調子に乗りすぎて用務員のおじさんが出勤してきたのに気付かず見つかってしまいお仕置きをされてしまったが、それからはとにかく癖になるまで躾けていったのがこうして実になったのだから、努力の賜物だろう。
 そうして今度は担任にキスと女の悦びとを教え込む楽しみに一人ほくそ笑む菊丸であった。

「お疲れ様、セ~ンセ♪」
「‥ん、ぁ、ハァ、ぁ、ハァ‥」
 ようやく教え子とのキスから解放され、いまはくったりと荒い息を整えている担任の髪を労るように優しく撫でる菊丸を煩そうに頭を振る慶子だが、もう疲れ切っていてされるがままに任せていた。いまだおぞましい感覚は残っていて、ブルッと全身が震えるとたまらず菊丸にしがみつき甘えるように頬を擦り寄せてしまうのが悔しくてならない。
「でへへ。先生ったらあんなに嫌がってたくせに♪」
「う、うるさいっ!」
 教え子のからかいもあんな様を見せてしまっては、強気に出るに出られず悔しげに美貌を反らすしかない。
(なんでこんな奴を喜ばせたいなんて‥)
 さっきまで、あんなにも埋め尽くされていた菊丸のニヤけ面がいまはたまらなく憎らしい。しかし可愛かったですよん♪ 先生のアレはぼくだけのものですからね? などと耳に囁かれると口惜しいことに、憎みきれないのも確かなのだ。

 そうやってしばらくは教え子の腕の中で甘い時間を過ごす慶子の耳に、問題児が焦りの混じった独り言を口にする。
「あ。しまった」
「な、なによ、いったい」
 まだなにかあるのかと億劫に思いながらも聞き返すと、菊丸からはとんでもない言葉が返ってきたのだ。
「防音性能を確かめたかったのに、あれじゃあ全然わからないや」
「だ、だからなによ。だいたいアンタがわたしにキスなんてするから‥」
「いや~あんまり先生が可愛いもんだから」
「~~~~~っ」
 教え子の衒いのない一言に慶子は言いかけた言葉を呑み込んで、首筋まで真っ赤に染め上げる。
「でへ。だからもっと可愛い声を聞かせてもらいますね~♪」
「え? あ、な、なにをっ?! きゃああああああっ!」
 抱き合ったままスカートを捲くられ、僅かな隙間から伸ばされた手が女教師の白いレース地のパンティを掴み取った。
「ま、まさか‥」
「でへへ、そのまさかですよ~ん♪」
 女教師の引きつった声に楽しくて仕方のないといった菊丸の声が重なると同時。
「そ~れ♪」
「うっ!」
 掴んだ下着を上に引き上げ、そのまま大事な場所へと喰い込まされてしまう。
 さらには背後からもスカートを捲くられ、迫力あるお尻を包む下着も前と同様に引っ張り上げられてしまった。
「い、いやあんっ! やめてえっ!」
「菊丸流乾布摩擦。新居祝いバージョン開始~~♪」
 どんな違いがあるのやら。とにかく新居祝いにかこつけた菊丸得意の乾布摩擦が始まってしまったのだった。

「あっ、あ、あーっ!」
 グイグイときつく喰い込まされるパンティに、慶子は真珠の歯並びを見せ舌っ足らずの悲鳴をあげては菊丸を押しのけようと両手を胸板に押し付けるのだが、それもクイッと下着を擦られると教え子のシャツを掴んで「いやあっ」と美貌を振っての悲鳴に変えられてしまう。
「も、もうやめなさいっ、こ、こんなことして‥。あとで酷いわよっ!」
 威勢のいい台詞も、しかしスカートを捲くられ、パンティはまわしのように扱われ、お尻も大事な場所もほとんど丸見えにされて膝頭を擦り合わせて小刻みに震えていては怖さなど微塵も感じない。
 どころか抑えきれずに「あ、あっ」と上がる悲鳴の愛らしさときたら。
「でへ。あいかわらずこれに弱いですなあ♪」
 喰い込ませたままのパンティを小刻みに揺らし、その反応の良さにニンマリ笑みを浮かべる菊丸。
「だ、誰のせいだと‥っ」
「あれ~、ぼくのせいだって言うんですか~? 先生のくせに教え子にこんなことされたせいだって~?」
「くっ、あ、あんたって子は~~っ!」
「まぁまぁ、そんなに怒るとシワができちゃいますよ。先生には怒るより‥」
「あっ! いやっ、や、いやあんっ! だ、だめえっ!」
 ゴシゴシと下着を擦られ、再び女教師の身体が小刻みに震え可愛らしい声を物置小屋に響き渡らせる。
「そうそう♪ 先生がシワを作るならやっぱりその顔が一番ですよん♪」
 眉根にシワを寄せ、苦痛を訴えるかのような表情だが上気した頬や潤んだ瞳で教え子を見やる様は、思わず生唾を呑み込んでしまう妖艶さだ。
「ふ、ふざけないでっ! いつもいつも人をオモチャに‥っ、ひ、ひいぃっ!」
「ぐふふ、そうですよん。先生はぼくの可愛い操り人形ですからね~♪」
 生意気を言う先生を懲らしめるようにパンティをまたもグイッと引き絞り、無残なほどに喰い込ませると。
「ほれほれ、これなんてどうですか~」
「あんっ、ああんっ! や、やめてっ、菊丸くんっ、いやあぁん」
 教え子のシャツをギュウっと握りしめ、襲いかかる乾布摩擦の刺激を堪らえようとするのだが、菊丸の言う通り、パンティを擦られるだけで思う様操られて腰をうねらせてしまう。
「ああっ‥、い、いやっ、く、喰い込んじゃうぅっ!」
 本来なら男の手から守ってくれるはずの下着が、逆に武器へと変えられ責められる辛さ、悔しさに歯噛みをしても与えられる刺激は電流のように背骨から脳へと伝わり、女教師を苦しめるのだ。
(だめえ‥、このままじゃ、またコイツの思い通りにされちゃうのにぃっ!)
 いくら戒めようとしても菊丸流乾布摩擦の威力は絶大で、教え子の一擦りに慶子は決して失ってはいけない何かが削られてしまう感覚を味わわされてしまう。
 いつかの運動会以来、何度も乾布摩擦で可愛がられ、教え子から女の悦びを教え込まれ、女の義務を叫ぶよう躾けられるうち、慶子の中でこの下着を使った責めに条件反射で反応する仕組みが出来上がってしまっていた。
「お、お願いっ、ほんとにもう駄目なのっ! おかしくなっちゃうっ!」
 もう立っていられないと教え子にしがみつき、必死に許しを請う屈辱すら乾布摩擦の前では気に留めていられない。
 限界が近いのか、谷間に下着が喰い込み丸見えになった雪白のヒップを揺すりたてて、泣きじゃくるのである。
「でへ。なに言ってるんですか~。これは防音性能試験なんですよ? おかしくなっていいですから、好きなだけ言っちゃってくださいね♪」
「い、いやよっ! いずみちゃんたちがまだいるのよっ?! 聞かれたらどうするのよっ!」
「防音なんでしょ? 聞こえませんって」
「そ、そんなのわからないじゃないっ! お願い、これ以上慶子に恥をかかせないでっ!」
 最前のやり取りを思い出し、教師の自分が生徒たちの前でもう情けない姿を見せるわけにはいかないと、担任教師がいつも以上の必死さで頼み込むのだが。
 もちろんそれを受け入れる菊丸ではない。どころか、そんな担任が可愛くてたまらないと、さらに下着を引き絞る始末なのだ。
「あ、あっ、いやっ、いやっ! 狂っちゃうっ、ねえ、慶子ほんとに駄目になっちゃうぅっ!」
 前からもし女教師を見れば喰い込みきったパンティはもう下着の役を果たしておらず、穿いていないとすら思われる惨状を示している。
 そんな状態で教え子と抱き合い、立ったまま乾布摩擦を施され恥ずかしい言葉を口にするよう強要されるなんて‥。
 頭がクラクラするほどの羞恥はしかし、同時に厳しく躾けられた女教師をどうしようもなく追い詰めるのである。
「でへ。駄目になっていいんですってば。さ、セ~ンセ。いつもみたいにおっきな声で言っちゃいましょうね~~♪」
「ああっん、い、いやっ、いやイヤぁッん! き、菊丸っ、お願い、ここじゃいやっ、いやなのよっ!」
「わがまま言わないの。ほらほら、ほんとはもう言っちゃうんでしょ?」
「だ、だからっ‥、嫌だって言って! あぅッん、せめていずみちゃんたちが帰ってからにしてっ」
「それじゃ、防音のテストにならないでしょ」
「き、聞かれたくないって言ってるのよっ! ああっ、お願いよッ! あ、あとでなら菊丸くんの言うとおりにするからっ、す、好きなだけオモチャになるからあっ‥」
 よほど先程のやり取りで教え子たちからの信頼を失っているのを知ったのが辛かったのか、とんでもないことを口走っているのにも気付いていない。
(それも面白いけど、いまはこっちの方が楽しいもんね♪)
 いずみたちに聞かれるのを嫌がるからこその防音テストなのだ。
「大丈夫ですって。それにいずみちゃんたちが帰ったら、お隣に聞こえないかも寝室を使ってテストしますからね~。いま言ったこと忘れちゃ駄目ですよん♪」
「そ、そんなっ、それじゃ約束が‥っ、あ、ああっん!」
「違いませんよ。先生が勝手にあとなら好きなだけぼくのオモチャになるって言ったんですからね~。でへ、新居祝いにいろいろ用意してきたから楽しみにしてください」
「ひ、卑怯よっ、わ、わたしを最初っからオモチャにするつもりだったのねっ!」
 まさか、もともと自分を躾けるつもりでいたなんて‥。
「先生だってわざわざ防音のマンション借りたんだし、ほんとは期待してたんじゃないですかあ?」
「ば、馬鹿にしないでッ、誰が期待なんて! アンタが変なことしたらまた引っ越すことになるから‥」」
「でへ。そうやってぼくに可愛がられることを前提にしてるじゃないですか♪」
「~~~っ」
 口惜しいかな、確かに問題児の訪問を断ることも、悪戯を跳ね除けることも頭になく、始めから菊丸が来たときのために防音設備のあるこのマンションを選んでいたのだ。
 この女教師の日常に菊丸の存在がいかに入り込んでいるのかに気付いてしまうのだった。
「アンタのせいなのにっ、あ、あ、いやっ、いやあっん!」
「だからしっかりテストして引っ越しなんかしないで済むようにしなくちゃ。そしたら先生だって安心して声出せるでしょ?」
「安心とかじゃなくて、変なことするなって言って‥、あ、んっ、ああん!」
「いってるんですよね~。わかってますってば。さ、言っちゃいましょ? セ~ンセ」
 泣き喚く女教師をあやすように、パンティを一番敏感な部分に擦り当ててやると、桂木先生が「も、もう駄目っ!」と悔しさを滲ませ、菊丸に全身でしがみつく。
「き、菊丸っ、きくまるううっ!」
「はいはい。聞いてますよん♪」
「い、言っちゃうっ、慶子、もう言っちゃうぅっ! こ、こんなところでっ、いずみちゃんたちがいるのにっ! あ、あ‥」
 踵を浮かせ、太腿を捩り合わせて、女教師は菊丸に言われるまま防音性能を確かめるため、声を張り上げている。
 なにを言っているのかもわからない。
 ただ促され、教え子の名前を呼び叫び「ま、また‥慶子、また言っちゃいますっ!」と狂おしく泣きじゃくるのだ。
 さすがの菊丸もこれはまずい、と思うほどの音量は、けれでも謳い文句の防音設備に間違いはなくしっかりと新居の主の声を吸収してくれていた。
(うひょひょ~。なかなか優秀な防音設備ですなあ。それなら、と♪)
 防音性能が信頼できると知り、乾布摩擦でかいた汗を吸って薄汚れたパンティの上から、ついさっきトドメを刺した急所中の急所を探り当てると摘み上げ、勃起乳首と同じように扱き上げるのであった。
「っ?! ひ、いっ、ぃッ、い~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
 効果は覿面。
 女教師ははしたなくもガニ股となり、パンティの喰い込んだ腰を前後へ激しく突き上げると、防音壁の限界を確かめるような凄まじい悲鳴を響かせる。
「でへへ。桂木慶子検査師としても確認しとかないとね♪ 先生、これはどうですか~?」
「こ、こんなのっ、あ、あっ、いやっ、狂っちゃううぅっ! 頭の中、どうかなっちゃうっ!」
 教え子にしがみつき、頭を抱えるように腕を回し、涙目で訴える愛らしさに一級検査師としての自分の実力を改めて確認した菊丸が調子に乗って、ぷっくらと下着の上からも主張する真珠をさらに激しく扱き立てる。
「でへ。やっぱりココは特別みたいですなあ♪」
「あ、あ。ゆ、許してっ! も、もういやっ! い、言っちゃ、うっ、また言っちゃうッ! こんなの駄目ッ、死んじゃうっ!」
 女の神経がそのまま剥き出しになっているようなそこを苛め抜かれる刺激に、普段の勝ち気さがどこにいったのか、女教師は教え子に恥も外聞もなく喚き散らすのだ。
「遠慮しないでいいですよん。さっきも言ったけど新居の引越し祝いも兼ねて、たっぷり可愛がってあげますからね~」
「そ、そんな‥っ、嫌よっ! お願いっ、ほんとに駄目なのっ、このままじゃわたしっ‥」
「はいはい。泣き言ならこっちを聞かせてくださいね~♪」
「ひっ、い、っ、い‥~~~~~~~~~~~~っ!」
 いまだ聞き分けない担任を言い聞かせるように摘んだ真珠をキュウウッと捻り上げてのお仕置きに、慶子は白目を剥き腰を跳ねさせる。
「そうそう。はい、もう一度♪」
「嫌ッ‥イヤッ、いやああっ!」
 言われるままに防音性能を確かめる大声を上げてくれる女教師に満足しながら、それでも足りないとまたも汗に汚れる紐状パンティをきつく絞り上げて擦り上げる。
「だめっ、だめだめえっ! わたし、また‥っ」
 ガクガクとガニ股のまま何度も腰を突き上げては泣きじゃくり、教え子の背中に回す腕がきつさを増して爪を立ててしまっていた。
「あいたたっ?! もう痛いなあ。お仕置きですよ、先生!」
「そ、そんなっ、あ、あ、あっ! そ、そこダメッ、い、いやっ、菊丸ッ、あぁあんっ! け、慶子っ、も、もう‥、あンっ、い、言っちゃいますっ!」
 お尻側からグイッとパンティを引き込まれながら、またも真珠を摘まれ、パンティと指との二重の刺激に25歳の女教師は口をいっぱいに開き可愛い舌まで見せると、ダメ押しに防音壁へと凄まじい悲鳴を吸収させてしまう。
「あっ、あ、ああーっ! き、きくまるううっ、‥‥‥ ~~~~~~~~~~~~っ
(か、可愛すぎますよ、先生!)
 眉を寄せきつく閉じた瞼を震わせると、小鼻を膨らませて美しい歯並びを見せる女教師の悩ましさに、つい防音テストも忘れて唇を合わせそうになり、ハッと頭を振る。
 こんな我慢を強いる担任をどうやってお仕置きしてやろうかと、頭の中は今夜の寝室防音テストのことを考え、グッと堪えるのであった。

「ねえ、菊丸くんたちどこいったのかしら?」
「あれ、そういえば」
「ヒョットシテ忍者屋敷ミタイニ隠シ部屋ニ隠レテルンジャ!」
 ダンボールの仕分け作業も一段落がついた頃。
 菊丸と桂木先生の姿がなくなっていることに気付いたいずみと同じく、親友二人もどうやら所在を知るわけではないらしい。
「変ねえ、どこに行っちゃったのかしら」
 一軒家ならまだしもマンションの一室だ。部屋数などは数えるほどで隠れるにしても、気配もないというのはさすがにおかしい。
「ちょっと探しに行ってみない?」
 いずみの提案に仕分け作業に飽いてきた二人も頷きあうのだった。
「変ねえ。どこにもいないわ」
 台所に寝室も、もしかしたらとトイレの中まで覗いても二人の姿が見当たらない。玄関で確かめると靴はあるので間違いなく新居の中にいるのだろう。
「なにか嫌な予感がするのよね」
「でも声も聞こえないわよ?」
「ココ、防音ダッテ桂木ティーチャーモ言ッテタジャナイ」
 そういえば、とますます不安が深まるいずみの視界にふと気になるものが入る。
「あれ、ダンボールよね」
「まだ残ってたんだー」
「でも、もう畳んであるし、なんであんなところに?」
 置いておくにしてもあれでは寝室や居間への移動に邪魔だろう。気になり立ち止まると。
「ねえ、なにか聞こえない?」
「空耳じゃない? なにも聞こえないけど」
「マッテ、千春。ワタシモ声ガ聞コエルキガスルネ」
 その音がどこからか漏れ出ていると三人娘にもはっきりし、いよいよいなくなった二人の安否が気になりだす。
「‥いずみ~、やっぱりこの辺から声が聞こえるみたい」
 千春が壁に耳を当て、ダンボールの置かれた壁の向こうからかろうじて聞こえるのを確認する。
「オウ、ココ見テクダサイ!」
「もしかして‥」
 リンダの見つけた取っ手のようなものに手をかけると案の定。壁だと思われていた一辺がかすかに動く。
「先生、菊丸っ、ここにいるの?!」
 勢いよく取っ手を引っ張り開け放つと、途端いままでが嘘のような大きな声が廊下へと溢れ出す。
「あっ、あっ、あ~~~~~~~~~~~~~~っ! い、言っちゃうっ! きくまるうっ‥、慶子、またッ、またなのっ!」
「でへ。またですかあ? もうテストは済んだって言ってるのに♪」
「だ、だって‥、あ、あ、あっ! や、ダメッ 菊丸っ や、やぁン、ぃ‥、くぅッ、ねえっ、きくまるっ、わたし言っちゃいますっ ~~~~~~~~~~っ
 狭苦しい一室に探していた女教師と同級生が立ったまま抱き合っている姿を目にして、いずみどころか千春もリンダすら呆気にとられ固まってしまう。
 二人は扉が開かれたことにも気付いていない様子で、教え子の脚に自分の長い脚まで絡める担任教師が聞くに堪えない単語を口にしながら「言っちゃううっ」などと泣き喚いている。
「えへへ。そうですねえ。まーた言っちゃってますね~。あれだけテストしたってのに恥ずかしくないんですかあ、セ~ンセ♪」
 美貌を真っ赤にしつつも、教えられた台詞を口にするようになった女教師の頭を優しく撫でながらからかわれ。
「く、くやしいわよっ! あんなに無理やり‥っ、テストされたのに‥! っく、う、あ、あっ、や、やぁんっ、ダメッ、菊丸っ!」
「これで18回目の防音テストですね~♪」
「ひ、いっ、イィ‥っ、‥くっ、ぅ‥! ち、ちがうぅっ」
「あれ、間違えてました?」
 学校の授業内容ならともかく可愛いモルモットを躾けるための申告回数をまさか間違えるわけが、と首を捻る菊丸に。
「っくっぅ‥‥‥~~っ! こ、これでッ! あぁっん! ‥じゅ、じゅうきゅうか、い、よっ、あ、あっ、いやっ、もういやっ、慶子このままじゃ‥、あ、あああ~~~~~~~~~~~~~~っ
 教え子の数えた先から自身で上書きしてしまう情けなさ、悔しさに泣きじゃくり、それ以上に際限なく躾けられていく自分の肉体に絶望すら滲ませて絶叫するのである。
「ありゃ、申し訳ない。それじゃ今度は20回目ですね? さすがに呆れちゃいますなあ」
 ニマニマと笑いながら問われた意味に気付き、慶子は何かを言おうとして口を閉ざすと一瞬だけ教え子を睨みつけたあと瞼を閉じ、もうあんな下品でいやらしい言葉を口にしたくない、とそっと唇を差し出す。
「お、お願い。もうあんな恥ずかしいこと言わせないで‥」
「わかりましたよ。キスしてあげますから」
「キ、キスなんかじゃ‥」
「はいはい、声を抑えるためですよね。仕方ないですよね~」
 恩着せがましく言いつつ、実際は菊丸の方こそ先生と唇を合わせ、甘い唾液を啜り、溶けるように舌を絡ませたくて仕方がないのである。
(う~ん、先生を躾けたつもりだけどぼくの方がハマっちゃったかなー)
 もっと冷静にならないとね、と反省しつつもルージュの引かれた女教師の唇へ吸い付いてゆく。
「ん、ん‥っ、ぅ、むっ、う‥っ、~~~~~~~
 唇を奪われ、また下着で一番感じてしまう場所をヤスリがけされ、慶子は菊丸の頭を抱えしがみつく。
(い、いずみちゃんたちに聞かれないため‥キスなんかじゃ‥っ! あ、あぁんっ ダメっ、き、菊丸っ、慶子、これで、に、にじゅう‥ッ もうわからないっ、数えるなんて無理よっ!)
 唇を合わせて安心したのか、抑えの利かなくなった身体は恥知らずに教え子の防音テストを受け入れてしまい、立ったまま大事な部分に喰い込まされるパンティに翻弄されるまま、教え子の口中へくぐもった呻きを泣きじゃくって吸い込ませてゆく。
 まさかすでに防音の意味もなく扉は開かれ、問題児にしがみついて躾けられている姿をいずみたちに見られているとは思いもしない。

「‥トエンティッテ。桂木ティーチャー、何回イッテルンデスカ‥」
「あ~~~っ、また菊丸くんとキスしてえっ!」
 リンダのしらっとした口調と千春の嫉妬丸出しの怒声にいずみがようやく我に返る。
「な、な、なっ‥なにをやってるのよ、あんたは~~~~~~~~~っ!!!」
 廊下に置かれたダンボール。防音テストといったやり取りに全て悟ったいずみの怒声が防音性能の限界を超えてマンションに響き渡るのだった。


 マンションの玄関先。
 身支度を整え、出かけようとしている三人娘に桂木先生が留守居役の菊丸に声をかけていた。
「それじゃ菊丸くん。あとは任せたわよ」
「そ、そんな、いずみちゃん。まだこんなに残ってるのに一人でなんて‥っ!?」
 涙目の菊丸が示すように居間にはまだ山と積まれたダンボールが残っている。
「なに言ってるのよ。あんたのせいで作業が遅れたんだから責任取りなさいっ!」
「じゃあね、菊丸くん。わたしたちは食事に行ってくるからあとはよろしくね」
「か、桂木先生まで?! ぼくも食事に連れて行ってよ~~~!」
 千春やリンダまでも「頑張ってね、菊丸くん」「オミヤゲ、買ッテクルネ、菊丸」と手を振って出ていってしまう。
 なおも喚く菊丸を無視して扉を閉めると、さすが防音完備のマンションの廊下はしっかりとその性能を三人娘と女教師に教えてくれるのだった。

 まったく、自分のせいで先生が引っ越ししたってのになに考えて生きてるのかしら?

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コメント

  1. 匿名得雄 より:

    新作ありがとうございます。防音完備のマンションということは中に入れば音は漏れないので桂木先生は墓穴を掘ることになるのではと思います。そう考えると今後の展開を期待しています。

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >匿名得雄さん

       無意識の選択ですからね。
       どんどん防壁が崩れていってますなあ。

  2. テハ より:

    こんにちは、楽しく拝読させて頂きました。

    なんでも言うことを聞いちゃうとかいう発言は、この後を色々想像させてしまってとても良いですね♪

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >テハさん

       こんにちは。
       ああいう発言は大好きです。
       で、我に返ると「そ、そんなこと言うわけ‥っ」みたいな。

  3. コォコォ より:

    防音テスト、とても良いネタだと思いました↗️
    それにしても何回言っちゃってるんですかね、先生はw
    ここまで何度もテストすれば防音性能完璧ですね
    たまらんっ♪
    うーん、それにしても菊丸が一体どんな準備をしてきたのか気になるところではございますw

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >コォコォさん

       こういう前提を思いついたらこっちの勝ちです。
       先生、何回でも言っちゃいます。ドビッチなので。

       勢いだけなので準備云々はなんも考えておりませんw

       川崎あやさんのグラビア引退が悲しい管理人でした。

  4. かめ より:

    感じやすく流されやすい身体は、
    千草忠夫先生のヒロインにも通じるものがあります。

    先生も「堪忍して」というのでしょうか。

    この夜の菊丸の新居祝いに期待しています。

    押せるところはないか?とついついテキストをよく確認してしまいました。( ´∀` )

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >かめさん

       千草先生のヒロインは総じて流されやすいですよね。

       私のSMはいわば女性美の讃仰に尽きる。

       蘭光生先生への追悼文の中でこんなことを言われておりました。
       とにもかくにも千草先生のヒロインは儚くも美しいです。

       堪忍、はたまに使いたくなるのですが、さすがに時代が違いすぎるかなと自粛しております。昔使ったけど。

       夜のそれはノリです。すいません。
       自分のことなので急に書きたくなるかもしれません。

  5. Maxwell より:

    エロエロでいいですね。w

    「か、堪忍してっ!」とかもいいですね。ww