「大変な罰掃除! の巻」
物置代わりとなっている空き教室。
そこで荷物整理をしているのはいずみと菊丸だ。
「まいったなあ、こんなのいつ終わるかわかんないや」
「文句言わないの。しょうがないでしょ、わたしたちが悪かったんだから」
え、何をしてるのかって?
じつはこの間の職員室侵入の件が園長先生の耳に入っちゃったらしくて。
それで桂木先生がこの物置代わりの教室を片付けるってことで話をつけてくれて、今はその罰掃除中なんです。
「そりゃいずみちゃんはいいよ。ぼくは補習でお仕置きされたじゃんかー」
「なに言ってるのよ。その補習で先生に悪戯してたくせに」
「‥‥そういえば菊丸式補習授業で少しだけ可愛がったような気も‥」
「なにが少しよ。わたしが助けに行かなきゃ先生、あんたの女にされかけてたじゃない」
「あ、あれー。そうだったっけ? あ、あははは、ここすごい汚れてるなー。雑巾絞ってこないと」
「あ、こら! まったく調子いいんだから」
しつこく文句を口にしていた菊丸も罰だった補習で楽しんだことを指摘されるや、逃げるように廊下へとバケツに水を汲みに出るのを後目にいずみが呆れ返るのだった。
「たっだいまー。水を汲んできたよー」
「あ、菊丸くん、気をつけて。そこに荷物を置いて‥あ?!」
「えっ?! わっ、わああああっ!」
忠告も意味をなさず。散らかっていた荷物をまとめたところに戻ってきた菊丸が足元を見事に引っ掛けた。
「きゃ、きゃああああっ!」
「う、わ‥、とっ!? なあああああああっ!」
転びかけた菊丸が手にしたバケツを宙に投げ出し、それが見事にいずみに降りかかる。加えて菊丸は濡れた床に足を取られて、なんとか踏み止まっていたのを背後から背中へと落ちて、扉にゴロゴロと転がっていくのであった。
「あたたた‥。ごめん、いずみちゃ‥ん?」
「あーん、もうびしょびしょ!」
痛みに顔をしかめつつ、それでもいずみを気遣い声をかけようとした菊丸の目が見開きピシリと固まる。
水を頭から被り、衣服が水に濡れ肌に張り付き薄手のブラウスは少女の膨らみを透けさせ、今にも見えそうになっているのだ。
「た、大変だ! すぐ着替えないと風邪をひいてしまうっ、‥ぎゃんっ!」
慌てていずみに駆け寄り服を脱がそうとした菊丸の顔面に、同級生の少女のパンプスがめり込んでいた。
「余計なお世話よ」
「さ、さいですか‥」
「とはいえ、このままじゃほんとに風邪をひいちゃうわ。一度着替えないと」
「そ、そうだよ、いずみちゃん! ここはぼくにまか‥ぎゃんっ!」
「余計なお世話だって言ってるでしょ」
「さ、さいですか‥」
懲りもせず襲いかかった菊丸の顔をパンプスでまたもめり込ませる冷静な対応に菊丸がガクリと倒れ込むのであった。
そんな菊丸を半眼で睨めつけ、さっさと更衣室へと向かおうとしたいずみの動きが止まる。
「な、なによ、これえ?!」
「どうしたのさ、いずみちゃん‥って、なんだあ?!」
扉を前に硬直するいずみにあっさり復活していた菊丸も近づき、同じく叫びを上げる。
なんと扉に鎖が絡んで閉じ合わせてしまっているのである。
続きはfantiaから
コメント
管理人様
お疲れ様です。
いつも楽しんで拝見させて頂いています。
本編のサボテンのジャングルお風呂の回は興奮しましたよ。
いずみちゃんと千春ちゃんがつながっていましたからね。
銀行強盗のそろばんに匹敵する回だと思います。
桂木慶子先生も陥落した奥義『ケツシ・キョウチョウ・ツハイカ・ナア・ノ・リシオ』が、
とうとう、いずみちゃんにも炸裂しましたね。
気の強い女性はお尻が弱いのは、綺羅先生や千草先生もおっしゃっていらっしゃいました。
いずみちゃんは桂木先生のことを意識していますが、
慶子先生のようなビッチになってしまうのが怖いからですね。
でも、菊丸にケツシ・キョウチョウ・ツハイカをされていくんだろうな(笑)
>かめさん
>本編のサボテンのジャングルお風呂の回は興奮しましたよ。
>いずみちゃんと千春ちゃんがつながっていましたからね。
これは多分サボテン回の「危険な温泉旅行」ではなくいずみのお尻をサボテンではなく鏡餅に見立てた「おもち騒動」かと思われ。いつも何かに見立てられてますね、いずみちゃん。
管理人もあの回は色々ないずみちゃんの表情が楽しめて好きです。
お尻についての見地は仰るとおり、綺羅先生、千草先生。それにやはり団鬼六先生と結城彩雨先生の影響でございます。いやまぁ、あくまで漫画や小説のファンタジー限定ですが。
いずみちゃんは当たり前に普通の感性の持ち主なので、お尻で感じる嫌悪感や菊丸に逆らえなくなっている先生への忌避感などなど色んな感情が綯い交ぜになって意識しているのかと思っております。
そりゃ高校生の女の子があんなビッチになるたかないですよね。
もちろん菊丸これからも頑張りますがっ!
新作ありがとうございます。いずみちゃんがお尻の穴で悶え感じる姿素晴らしかったです。いずみちゃんは桂木先生に少なからず情けないと思う事もあったとしてもこの日以降無くなったと思います。菊丸は桂木先生の威厳回復の為にお尻の穴を調教したのではないでしょうか。
>匿名得雄さん
いずみちゃん、何度かお尻でいじめられることはありましたが、今回は菊丸の開発目的もあって本格的な分色々と思い知らされております。
先生についてもはっきり見下している部分もあるのですが、これで多少は考えも変わったのではないかと。
菊丸にとっては先生もいずみちゃんも等しく躾の対象なので、確かに一人いずみちゃんが自分は違うと思っているのは面白くなかったかもしれません。
そういう意味でも先生並みに仕上げてしまうのじゃないでしょか。高校生なのに可哀想ですね(他人事)
早瀬先生あたりは先生への威厳回復も意識して可愛がっています。
新作いいですね~❤❤❤
ご苦労さまです。
どんどんツハイカしちゃって下さい。
次は先生と競艶か?
>HI-Rさん
ありがとうございます。
これからもツハイカしていきます。
先生と競艶させたいですねえ。
管理人 殿
いつもながらの力作、名作、ご馳走さまです。
「リシオ・ノ・チャン・ミズイ」が今回のテーマ、新鮮で堪能出来ましたよー。
「ケツシ・キョウチョウ」の件は思いっきり笑。
慶子先生と並ぶ、いずみチャンのツハイカ、
この後も色んなシチュエーションで菊丸に施されるんでしょうねー。
二人並べて四つん這いにして食べ比べするのも面白いかも?
楽しみですー。
>rats殿
ありがとうございます。
ノリで決めた必殺技なので笑っていただけたなら嬉しいです。
やはり競艶は夢ですよね。
先輩である先生がいずみちゃんに立派な姿を示してくれると思います。
新作ありがとうございます。
いずみちゃんがメインヒロインの作品は良いものですね。
しかし、桂木先生が“問題教師”扱いされているのが何とも・・
>そらひろさん
そこは虎馬屋世界での先生ということで、どうかひとつ。
でも現実問題、あれだけの問題児を野放しにした上、悪戯され続けるって問題行動、ですよね。
作品の制作お疲れ様です。メイン回めっちゃ嬉しい♪豊かな柔らかないずみちゃんのオッパイは最高ですし大好きです。本当悪戯のやりがいがありますね。菊丸の巧みな技で堪能され必死に抵抗し恥ずかしがる いずみちゃんのリアクションは面白くて楽しいですね。まさに夢心地。ハードな責めにやられまくる過去作の『菊丸の必中射的術!!の巻』も大好きでしたわ。もうやめっ、やめてえっ~と嫌がる様子にも大興奮でしたわ
>シルクさん
楽しんでいただけて何よりです。
先の書き込みに関しては重複しているので、削除という形にさせていただきました。すみませぬ。
承認制になっているのですぐに反映されないのです。申し訳ない。
加筆ありがとうございます。いずみちゃんがお尻で狂う場面が増えて、嬉しいです。助けにきた桂木先生が直ぐに状況を把握したのは、お尻をツカハイされた女として、言葉がなくても分かるのですね。
授業中のツカハイは廊下に立たされた時にでもやるのですか、楽しみが増えて嬉しいです。
>>匿名得雄さん
いずみちゃんまでお尻をツハイカしてしまう菊丸恐るべし、なのか桂木先生を非難しつつも自分も同じ道を歩むいずみが情けないのか。
桂木先生はなにしとほぼ毎日あの状態にされてしまっているので何をか況やですね。
授業中のいずみへのツハイカがばれて廊下に立たされるも、様子を伺いに来たい先生に逆お仕置きを仕掛けて自習するように命令して、いずみも連れ出して美女と美少女二人のお尻の開発度を競わせるってのもいいですね。
先輩の面子で菊丸の要求に応える先生ですが、若さで天然の締め付けを示すいずみちゃんに追いつかれ。そんなだらしない先生にさらにきついツハイカを仕掛けて泣かせる菊丸。
自習をさせたまま職員会議にも出てこない桂木先生を捜しに来た岩沢たちの前で桂木先生といずみがお尻責めに恥を晒したりという感じです(嘘
またまた加筆していただきありがとうございます。いずみにとって過去最高のお尻ツハイカだと思います。アソコを隠しとおすことが出来なかったのだから凄いですね。見られたのが桂木先生だからお互い様ですよね。桂木先生も自分がどの様に狂うのかが分かりよかったのではないでしょうか、ただ桂木先生は少し嫉妬があるのでは、お尻なら私でしょうみたいな感じ。勝手な想像ですが。
>>匿名得雄さん
そうですねえ。人の様見て我が身を直せみたいなものでしょうか。
先生、多分治りませんけども。病気なので。
お尻ならってのもありますが、もっと単純にわざわざマンションにまで乗り込んで一晩中悪戯をするくせにこの上まだ他の女生徒にまで手を出すのかという憤りと女のプライドでしょうか。
嫉妬として認めてしまうとドツボに嵌ってしまうのでそこは否定するみたいです。