ハートキャッチいずみちゃん SS_09

「菊丸流、健康診断!の巻」


「ねえ、いずみちゃん。本当に行くの?」
「ん、もう。まだ言ってるの、菊丸君。しょうがないでしょ、頼まれちゃったんだから」
「でもさあ」
「いいから、行くわよ。菊丸くん」

まったく、もう、菊丸くんったら往生際が悪いんだから。
え? どうしたのかって?

 それがね、わたしたち、ユキちゃんのおじいちゃんに子供たちの健康診断のお手伝いを頼まれちゃったの。
 菊丸くん、それが嫌でこんなにグズグズしてるってわけ。
 あ、見えてきた。あそこが子供たちの保育園みたいね。
「ほら、もう、いい加減に観念なさい。往生際が悪いわよ」
 いずみの声にいやいやながらも、扉をくぐる菊丸。その菊丸を向かえたのは子供達の嬌声であった。
 園児達にとっては、こんな状況も楽しいイベントのようなもので園内は走り回る子供達で騒がしいことこの上ない。
「すごいわね。これじゃ、おじいさんも手伝って欲しいって言うわよね」
 思わず、そんな言葉が洩れるほどの惨状である。
 泣き出すガキ。

 走り回るガキ。
 鼻水を垂らしているガキ。
 何がおかしいのか笑っているガキ。
 ガキ、ガキ、ガキのオンパレードだ。
 菊丸もうんざりした調子でぼやいている。
「うー、だから、いやだっていったんだよ」
「ごめんなさい、先輩。おじいちゃんが無理言っちゃって」
「え?」
 自分の愚痴に応えられたことに驚いて振り返る菊丸。

「ユキちゃん!」
 そこには後輩の水田ユキが立っていた。
 以前、千春が妊娠騒ぎを起こしたときの縁で、水田医院の孫娘である彼女の家庭教師を勤めた事もあるのが菊丸だ。その後、ユキは自分たちの高校に入学して菊丸の後輩になったのだが、考えてみればあの時も身体測定の時に再会したのだから、よくよくこんな状況に縁があると言える。
「あら、ユキちゃんも来てたの?」
「はい、いずみ先輩。わたしもおじいちゃんに頼まれちゃって」
 ちょっと困ったように答える様子には、以前の小生意気な様子はみえない。
「なーんだ、ユキちゃんも一緒なんだ。やだなあ、迷惑なんて。ユキちゃんのおじいちゃんの頼みなら断れないよ」
 調子よくユキの手を握り自分をアピールする菊丸。
「あ、あはは、ありがとうございます。菊丸先輩」

「こら、菊丸」
 そんなユキを庇うようにいずみが菊丸の耳を引っ張り上げる。
「いたたた。痛いよ、いずみちゃん」
 痛みに顔をしかめる菊丸をそのままユキから離し、いずみは何かに気付いたように辺りを見回す。
「‥あら、そう言えばおじいさんは?」
 そう、ここにいるはずのユキの祖父の姿が見えないのだ。
「あ。ホントだ」
 菊丸もどうやら気付いたらしく怪訝な顔を見せる。
 と、突然。

「ごめんなさいっ!」
 ユキが何を思ったのか、横から二人に謝りだしたのである。
「な、なに? ユキちゃん、いきなり」
「び、びっくりしたあ、どうしたのさ? ユキちゃん」
 返す言葉はそれぞれ違うが、突然のユキの行動に驚きを隠せないいずみと菊丸。
 ユキはそんな二人の様子に困ったように話し始めた。
「‥実は、今日おじいちゃん来てないんです」
「「ええっ!」」
 さすがに驚くいずみに菊丸。思わず声もハモってしまう。

「なんだか急の診察が入ったみたいで潤子さんもそっちに行っちゃったんです」
 申し訳なさそうに言葉を続けるユキに、二人は唖然とした様子で繰り返す。潤子とは水田医院に勤める看護士で、どうやら大人二人が揃っていなくなってしまったらしい。
「行っちゃったって‥」
「そ、それじゃあ、ど、どうするのよ?」
 さすがにいずみも、ユキの祖父のあまりの無責任さに言葉を失うのだが、とにかく目の前で繰り広げられる惨状はどうにかしなければならない。
 ユキならば当然、この後のことを聞いているだろうと意見を求めたのだが。
「‥そ、その、それなんですけど、おじいちゃん、私たちに任せるって‥」
「「‥はあっ?」」
 またもや声がハモる。

 無理も無い。任せると言われたところで、何をすればいいのか見当もつかないのだから。
「‥任せるって。そんな、ユキちゃん。わたしたちでどうすればいいのよ」
 当然の疑問に、問われたユキも困ったように首を傾げてしまう。
「‥。一応、今日の予定は聞いてあって、その通りにすればいいって」
 そう言って、いずみに予定表を手渡すユキ。
「うーん。今日は子供たちの体重とか、身長の測定をすればいいだけみたいね」
「ほんとだ。これなら何とかなるかもね、いずみちゃん」
 横から覗き込んでいる菊丸も、思ったよりも楽そうな内容にホッと息を漏らす。
 二人ともこの状況に困ってはいるのだが、済まなそうなユキの様子に文句ばかりも言えなくなってしまっている。

「それじゃ、先輩」
 そんな二人の様子に、ユキの顔に喜色が走る。
「‥しょうがないわよね。別にユキちゃんが悪いわけじゃないんだし」
「そうそう」
 ということで、結局三人で園児たちの検診を行うことになったのであった。
「ちょっと!」
「え?」
 ユキに険のある声音で話し掛けてきたのは、幼児とはいえ十分に将来を予測させるような、可愛らしい女の子だった。ユキは困ったようにその子を見下ろしている。
「なに、みおろしてるのよっ!」

「い、いえ、そんなつもりは無いんだけど‥」
 腰に手を当てて、キッと睨みつけてくる幼女にユキも困ったように髪をかきあげて応対する。
「ふんっ! まあ、いいわ。それより、どういうことよっ!」
「ど、どういうって?」
 幼女の勢いに押されて流石にユキも押されぎみだ。
「ふぅっ」
 ユキの返答にやれやれといったばかりに、溜息を漏らす幼女。そして、何も分かってないのねとばかりに、言葉を続ける。
「このかっこうよ!」
「えっ?」

「どうして、おんなのわたしたちがはだかでみんなのまえでいなきゃいけないのよ!」
「ええっ!」
 予想もしない言葉に、驚きの叫びを上げるユキ。
 それはそうだろう。相手は幼児だ。いくらなんでもそんなことを言われるとは思ってもいなかったに違いない。だが、相手は本気だった。‥悲しいことに。
「だーかーらー。どうしてはだかになんなきゃいけないのよ!」
「で、でも、そんなこと言っても‥」
 しどろもどろになりながらも、何とか幼女に説得を試みるのだがどうにも通用しそうにはない。そんなユキに助け舟が現れた。
「どうしたの?ユキちゃん」
 菊丸だ。どうやら、この騒ぎを聞きつけてきたらしい。

「あ、菊丸先輩。‥それが」
 慌てて菊丸に事情を話すユキ。
 それを聞く菊丸の表情がみるみるいつもの表情にと変わってゆく。
「いや、ユキちゃん! この子の言う通りだよ。仮にも女の子なんだ、やっぱり裸じゃ恥ずかしいよ」
「で、でも、そんなこと言っても別々に出来る場所なんて無いし‥」
 てっきり一緒に説得してくれると思っていた菊丸に裏切られた格好であるが、確かに同姓として恥ずかしいという気持ちは分からなくもない。それ故、どうしても強く出れないのだ。
「うーん。‥そうだ!」
 何かを思いついたのか、嬉々とした表情で手を打つと、菊丸は幼女に話し掛ける。
「ねえ、みんなも裸なら恥ずかしくないんじゃないかな?」

「え?」
「だからね、このお姉さんたちも裸になれば君たちだけが裸じゃなくなるだろ」
 これにはユキが驚いた。
「ちょっ、ちょっと、菊丸先輩!」
 だが、菊丸はもとより園児の方も慌てるユキを無視している。
「そうね、それならわたしもなっとくしてあげてもいいわよ」
 偉そうに宣言する幼女に慌てているのはユキだ。
「そ、そんな!菊丸先輩っ、な、なに言ってるんですかっ! ど、どうしてわたしたちまで裸にならなきゃいけないんですっ!」
「ど、どうしたのよ、ユキちゃん?」

 一気にまくしたてるユキの声が聞こえてきたのか、いずみもこの騒ぎの中に入ってきた。
「あ、いずみ先輩!聞いて下さいよ」
 ‥。
「え、ええ───っ!」
 当たり前の話ではあるが、いずみもまた驚きの叫びを上げてしまう。
「ちょっと、菊丸くん! な、なんでそんなことになるのよ!」
「まあまあ、いずみちゃん。落ち着いて」
「これが、落ち着いていられるもんですか!」
「そうですよ、菊丸先輩。いくらなんだって裸になんて‥!」

 二人の剣幕に押されながらも、菊丸のいつもの理屈攻撃が始まった。
「確かに抵抗はあると思う。でも、このままじゃいつまでたっても終わらないよ。それに、子供たちばかりだし、他に見てる人もいないんだから我慢してよ」
「き、菊丸くんがいるじゃないの」
「そのくらい我慢してよ。二人とも。それとも、このままいつまでも子供たちを放っておいっていうの?」
「‥うっ」
 確かにこのままでは埒があかないのだ。子供たちも段段と騒ぎ始めている。いずみとユキは顔を見合わせると菊丸にOKサインを出してしまうのだった。
「‥いずみ先輩。ほ、本当にこの格好でやるんですか?」
「‥しょうがないわよ、ユキちゃん。もうこうなったらさっさと終わらせちゃいましょう」
 恥ずかしそうに、顔を赤らめながらヒソヒソと会話をしている二人。その姿は菊丸の言った通りにパンティ一枚というもので、垂涎モノの眺めである。

 なにしろ、いずみのスタイルの良さといえば高校生などとは信じられないほどに成熟している。
 スラリとした長身に似合わぬほどに、豊満な乳房。キュッと引き締まった腰に量感たっぷりの白い布地に包まれたヒップ。そこから突き出た長い脚。
 言葉にすれば陳腐ではあるが、その存在感は圧倒的な美を持っている。
 ユキもまた負けてはいなかった。一学年下ということもあってわずかに未成熟な印象を持たせるが、それもいずみと比較として、である。
 その肢体は十分に魅力的なものであり、むしろいずみとは違った魅力を醸し出してもいた。
 いずみと比べればやや、小振りな乳房。全体的にほっそりとした印象を与える裸身。優美なラインを描き出す下半身。
 いずれにしても、普通ならこれほどの美少女のこんな姿を拝める機会などそうそうあるものではない。
「ほらほら、そんなに恥ずかしがってないで」
 菊丸が背後から、そんな二人の背中を押してきた。もちろんその目は二人に釘付けのままだ。

(でへへー。まさか、手伝いに来てこんな展開になっちゃうなんて。ここは、いつものように楽しませてもらっちゃおうっと)
「さあ、子供たちのためにもみんなで協力して、早く終わらせちゃおうね」
「う、うん」
 そういう菊丸の頭の中には、もはや子供たちのことなど露ほども入ってはいなかったのであった。
「さて、やっぱり子供たちに見本を見せないとね」
 いきなり、そんなことを言い出す菊丸に二人は怪訝な顔をする。
「見本って。‥どういうこと菊丸くん?」
 いずみの質問に菊丸は「何を言ってるんだ」という顔で答えていく。
「やだなあ、いずみちゃん。だからさ、せっかくこんな格好になったんだし、いずみちゃんたちの身体も測定しちゃうんだよ。そうすれば子供たちだって一緒なんだって安心できるだろ」

「ええっ!? ちょ、ちょっと菊丸くん、わたしたちまで、どうして測定しなくちゃいけないのよ」
「もう、今言ったでしょ。どうせなら子供たちを安心させちゃおうよ。ね」
 そう言い残すと、菊丸は早々と子供たちの前に出て行ってしまった。
「みんなー。待たせてごめんねー。先にこのお姉さんたちがみんなに見本を見せるから、それからは僕たちの言う通りにしてねえ」
「は───い」
 菊丸の言葉に、素直に返事を返す園児たち。どうやら、菊丸は園児たちには人気のようだった。
「き、菊丸の奴ー!」
「い、いずみ先輩。ど、どうしましょう」
 あまりの展開にいずみに助けを求めるユキだが、いずみもこうなってしまっては、いまさら出来ないとは言い出せない。結局、またも菊丸のペースに嵌められてしまったのだ。

「しょうがないわ‥。菊丸くんがああ言っちゃったんだから、いまさら出来ないなんて子供たちに言えないでしょ」
 もはや諦めてしまったのか、疲れた声を出すいずみ。ユキもどうやらその雰囲気に達観してしまったようで、力なく頷くのであった。
「さあ、最初は胸囲からだよ、このお姉ちゃんから始めるからね」
「あ、あの、菊丸先輩、本当に測るんですか?」
 羞恥と不安と、その両方の感情に捕らわれているのだろう、赤らめた顔を菊丸に向けて最後の問いを発するユキ。
「もう、何度も言わせないでよ! ユキちゃん。とにかく、先にぼくたちがやってしまえば、あの子達も文句は言えないはずだよ。だから、ね」
「は、はい」
 しかし、やはり園児の前とはいえ胸を晒しているのは恥ずかしい。しかも、菊丸にサイズを測られてしまうのだ。どうしても、二の足を踏んでしまう。
 が、菊丸はユキの葛藤には構いもせずに、カーテンで区切った診察室へ足を向け、ユキも慌てて追いかけるのだった。

「さ、ユキちゃん。ちょっと、腕を上げてね」
 ユキの胸囲を測るために、正面に回りながらメジャーを取り出す菊丸。そんな菊丸に胸を隠したい衝動に駆られながらも、従順に返事を返しわずかに腕を上げてメジャーを通させる。
(‥恥ずかしいけど、さっさと終わらせちゃわないと‥)
 とにかく、ここまで来てしまえばいずみの言う通りに早く終わらせてしまった方がいいのだ。
 それならば。
 そんな気持ちでおとなしくしているのだが‥。
 菊丸にそんな機微がわかろうはずもない。いや、分かっていたとしても、こんなチャンスを無駄にする菊丸ではないのであった。
(うはー。ユキちゃんのおっぱ~~い。こんな間近で見れちゃうなんて、今日は何てラッキーなんだ)
 メジャーを腕から通し後は数値を読むばかりなのだが、菊丸の視線はそこにはない。

 見つめるその先は、名前の通りに雪のように真白い二つの膨らみに釘付けなのであった。
(うーん。前よりちょっと大きくなったかなあ。でへへ、でも、ぼくがもっと大きくして上げるからねぇ、ユキちゃん)
 ニヤケながら、そんなことを考えている菊丸であった。
「‥き、菊丸先輩? あ、あの早く測ってください。わたし、恥ずかしくって」
 菊丸の視線に晒されて、恥ずかしさに真っ赤になったユキは耐えられなくなったように懇願する。
「あ、ごめん、ごめん。じゃ、測ろうか」
「は、はい」
 だが、もちろん。
 菊丸がまともに測るわけがないのである。

「あんっ!」
 突然、可愛らしい声を上げるユキ。
「ん? どうしたのかな、ユキちゃん」
「あ、あの、菊丸先輩。メ、メジャーをそんなふうに動かさないで下さい」
 そう、菊丸はメジャーで測る振りをしながら「スリスリ」と微妙な動きをユキの双乳に与え始めたのだった。
「え? そんなふうって」
 素知らぬフリでユキに問い掛ける菊丸。もちろん、その間もメジャーの動きは止まらない。
「きゃう、んっ!」
「もしかして、こんなのかな?」

「あっ、あっ、そ、そう、ですっ! そんなやり方っ!あん!」
 それでも、メジャーの動きは「スリスリ」と微妙な動きを繰り返し、ユキに愛らしい声を上げさせ続ける。
「う──ん。でも、しっかりと合わせておかないとキチンと測れないからね。ちょっと、我慢してね、ユキちゃん」
「そ、そんなぁっ。あうっ! ‥ん、んうぅっ!」
「ほら、ユキちゃんがそうやって動くから、余計に測れなくなっちゃうんだよ」
 菊丸のメジャーの動きに合わせるように、ぴくんっ、と震えしまうユキを叱咤する。
「あんっ! だ、だって、き、菊丸先輩が、そ、そんなふうにっ、あ、あっ! いやっ、いやん!」
「んもうっ! 動いちゃ駄目だってば」
「だ、だって! あっ!やめ、てぇっ、うっ! うふんっ!」

 菊丸の言葉にユキも必死に抗おうとする。
 メジャーの動きを止めようと、菊丸の腕を掴むのだがユキに出来る抵抗はそこまでだった。掴んだだけで、力が入らないのだ。
(あ、ダメェ、ち、力が入らないっ! ‥あ? そ、そこは、あ、あうっ!)
 メジャーはユキの白い肌に映えるやや濃い目のピンク色の蕾に触れだし始める。
 ユキは敏感な乳頭部への刺激に、これまでとは違う悶えを見せてしまう。
「きゃふぅっ! ダメッ!菊丸先輩! そこは駄目ですっ!」
「え? でも、ここを測らないと本当のサイズが分からないよ、ユキちゃん」
 必死の懇願を何食わぬ顔でかわす菊丸。
「そっ! そんなところ、測らないでもいいんですっ! だ、だから、あっ、あ、あああっ!」

「なに言ってるの! 正確なサイズを測るならちゃんとしないと!」
「あ、あ、あっ! いや、イヤッ! 嫌っ!」
 ブルブルと震えながらも必死に菊丸を拒絶しようとするのだが、与えられる刺激に何とか耐えようとするだけで精一杯だった。
 メジャーはユキの背から一周して乳首を上下に挟み込んでいる。それを菊丸は微妙な振動を与えながら「すりすり」と動かしユキへと刺激を与えてくる。
「んっ! あ、あん! 菊丸先輩ぃっ! 動かさないでぇっ!」
 ただ胸の表面をメジャーが蠢いていたときと違い、菊丸が動かすメジャーは敏感な蕾を擦り上げるようにして動いている。
 ユキはその刺激に耐えられないのだろう。必死に頭を揺すり、微妙な刺激から逃れようとしている。しかし、そう逃れようとするユキの気持ちとは裏腹に確実に16歳の早熟な身体は菊丸の責めに反応を見せ始める。
「ほら、乳首が勃ってきてるよ。これで、正確に測れるね」
 菊丸の言う通り、ユキの乳首は刺激に耐えられぬかのようにムクムクと勃起し始め、雪白い可憐な膨らみと対照的ないやらしい佇まいを見せ始める。

「そ、そんな! あん、いやぁん!」
 菊丸の指摘に、胸元に目をやると確かに乳首が硬くなり始めているのが分り、ユキは知らず頬を染めて身を揺するのだ。
 なにしろ中学生の頃から菊丸のイタズラを受けているだけに、16歳、高校一年生だというのに、すっかり大人の反応を示してしまうようになっている。
(あ、あ、あ、‥ち、乳首、菊丸先輩のせいで‥こ、こんなになっちゃってる‥いや、は、恥ずかしい‥)
 尖り始めた事で、敏感さのいや増した乳首に、菊丸は更に激しい刺激を与えていく。
「ふあぁあっ! あふっ! あ、菊丸先輩! だめっ! そんなにしたらダメぇっ!」
 何とか逃れようと、体を揺するのだが菊丸は手綱のようにメジャーを操りそれを許さない。
「ほら、ユキちゃん。暴れちゃダメだってば」
「あ、あん、ああんっ! も、もう、許してぇ!」

「なに言ってるの。胸囲を測ってるだけでしょ」
「こ、こんな、あん、胸囲の、あっ! 測り方なんてっ! ああ──っ!」
 菊丸のメジャー攻撃の前に、ピーンといやらしく尖りだしている乳首を刺激されて、ユキは反撃すら出来なくなっている。
「う──ん。ユキちゃんの言うことももっともだね。これじゃ、うまく測れないよ」
 菊丸の一言に、ユキは救われたかのような表情を見せる。
(こ、これで終わる、の‥?)
 しかし、それは甘かった。
「? っ、きゃ、きゃああああっ!」
「やっぱり、直接測らないとね、ユキちゃん」

 菊丸はユキの双乳を鷲掴むと、ゆっくりと捏ね繰り回す。
「あっ! あ、あ、や、やめて‥、菊丸先輩‥あ、あ、あふぅっ!」
 耳まで赤く染め、力なく声を出すのだが、ユキの表情に漂う妖しい色香は拒絶を示しているのかどうか。
 菊丸の指はユキの弾力のある若々しい張りを持つ膨らみに、蛭のように張り付きその弾力を楽しむように、「ムニュウッ」と揉みしだいていく。
(でへへー。柔らかいなー。大きさは‥うーん。やっぱりいずみちゃんよりは小さいかな? 80センチくらいかな)
 菊丸はユキの乳房の感触をじっくりと味わいながらも、さっそく敏感な部分を嗅ぎ分けていく。
 メジャーではなく今度は自身の手を使っての責めであるのだから、より深くユキを責め上げる事が出来る。
「あ。アン!」
 菊丸はただ、胸を揉むだけではなく、その間もじっくりとユキの反応を覗いながら攻撃を与えてゆく。

「あんっ! そ、そこ‥、あ、あ、あーっ!」
 そんな菊丸の動きに、ユキはピクン、ピクンッと身体を震わせ可愛い声を上げさせられてしまう。
(お、ここが弱点なのかな? ユキちゃん。よーし、それなら‥)
 菊丸はユキの反応した場所を的確に見抜き、きゅうっ、そんな音の聞こえそうなほどに膨らみを絞り上る。
「あっ!? あああああーっ!」
 その攻撃にユキはこれまで以上に甲高い悲鳴を上げて身悶えてしまっていた。
「ちょ、ちょっと、ユキちゃん、声が大きすぎるよぅっ! こ、これじゃいずみちゃんに‥」
 と、菊丸が慌ててユキを止めようとした、その時。
「わたしがどうしたのかな~、きくまるくん?」

 菊丸の心を一瞬で凍らせる響を持った声が耳に届く。
「‥い、いずみちゃん‥」
 ギギギッ、と油を注していない機械のような音を出しながら菊丸が振り返る。
 そこには、当然というべきか、余りにも長いユキの測定に業を煮やし、飛び込んできていたいずみが凄まじいオーラを背中に負い、仁王立ちしていた。
 いずみの怒声が響き渡る。
「何をしてるかと思えばあんたって人はー!」
「わぁっ! ごめんなさいー!」

 


「あの、いずみ先輩? いいんですか、放っておいて」

「いいのよ、自業自得なんだから。菊丸くんは健康診断が好きみたいだから一人で頑張ってもらいましょ」
「わあ、そんなあ、いくらなんでも一人でなんて無理だよー。いずみちゃ──ん」
 菊丸のおかげで健康診断はもう一度やり直すことなり、罰として菊丸一人で園児を相手にしていた。

ふう、まったく、散々な健康診断になっちゃったわね。これに懲りて菊丸くんも自分の行動を診断してくれればいいけど。

満足度に応じて星を付けて下さると励みになります。
1 Star2 Stars3 Stars4 Stars5 Stars (1 votes, average: 5.00 out of 5)

読み込み中...

コメント