ハートキャッチいずみちゃん SS_33

小説管理人作品
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「急所の痛みはお仕置きで教えちゃえ?!の巻」


今日はユキちゃんの家庭教師の日。
菊丸くんも一緒にやってきたのはいいんだけど。

「うぅ、ごめん、ちょっとトイレに」
 お腹を押さえて立ち上がる菊丸にいずみとユキが顔を顰めている。
「もう、またなの? これじゃ勉強にならないじゃないの」
「い、いやあ、昨日食べたご飯が悪かったのかな~。どうも調子が悪くって」
 あはは、とさすがに何度も中座したことを悪いと思っているらしく、二人に頭を下げつつ弁解をする。
「菊丸先輩、それじゃ潤子さんに言ってお薬もらって少し休んでた方がいいですよ」
「そうね。それまでわたしがユキちゃんに教えてるから」
「う、うん。それじゃ悪いね、二人とも」
 二人も菊丸の殊勝な様子にお小言を言うつもりもなく、優しい言葉で送り出すのだった。

「腹痛ねえ。う~ん、勝手にお薬を出すのはいけないんだけど‥。まあ、そのくらいならいいかしら」
 菊丸から事情を聞いた水田医院の看護婦、村岡潤子は少し思案した後、胃腸薬を取りに棚へ向かって歩き出す。
(う~ん、後ろ姿も色っぽいなあ。あの腰つき、お尻といいたまりませんなあ♪)
 美人看護婦の後ろ姿を目で追いかけ、その溢れ出る色気に腹の痛みも忘れてしまう。さすがに26歳の大人の迫力で、どこもかしこも脂が乗り切って白衣を突き破らんばかりの勢いなのだ。
「え~と、胃腸薬は‥あ、この上ね」
 そんないやらしい視線に晒されているとも知らずに、薬品棚の前に踏み台を移動させようと屈み込み、菊丸に見せつけるように83センチ、魅惑のヒップを突き出していた。
(うぅ、辛抱たまらん)
 美人看護婦の後ろ姿に我慢できなくなった菊丸は、足音を殺してゆっくりと背後に忍び寄る。
 中腰になり目の前にはスカートに包まれながらもきゅんと小気味よく突き出たヒップライン。
 し~っ、と誰にともなく人差し指を唇に当てながら、そろ~っとスカートの裾を持ち上げてゆく。
(お? おお~~っ!! てぃ、Tバックの黒パンティーくんではないですかっ! 看護婦ともあろう者がけしからんですなあ♪)
 Tバックのおかげで剥き出しになった生尻を目を細めて鑑賞する。大きすぎず小さすぎず、それでいて官能美を持つなだらかな曲線。26歳の熟しきった桃の果実は思わずハチミツをかけてむしゃぶりつきたいほど魅力的であった。
「‥? なんだかお尻がスースーするような? ‥っ!!」
 異変を感じて首を捻って確認する看護婦はいつの間にか自分のスカートを捲り、涎を垂らしそうなだらしない表情の少年と目が合う。
「きゃああああああああっ!!!」
 驚きと恐怖とに軽い恐慌状態に陥り、少年の目から逃れようと慌てふためき踏み台から足を踏み外す。「え? あっ‥」一瞬の浮遊感に思わず棚に手を伸ばし掴んで体を支えて、何とか床に足を降ろしてホッと安堵の息をついたのだが、勢いのついた看護婦を支え切るには役不足だったようで、グラリと今度は棚が潤子に向かって倒れ始めてしまう。
「こ、今度は棚なの~~~っ?!」
 幸い潤子が支えたおかげで棚の中身も床には落ちず惨事には至らなかったが、元に戻そうにも支えるだけで精一杯で全く身動きがとれない。

続きはfantiaから

コメント

  1. 匿名希望 より:

    久しぶりに読んだら加筆してたみたいで大満足です。
    後は続きというか近くの病院で養生、の下りを書いていただければ、と思います。