「菊丸流キグルミショー!の巻」
こんにちは、わたしたち今日は子供たちに自作のヒーローショーを見せに来たんです。
でも‥
「え~?! 怪獣のキグルミを忘れてきた~!」
菊丸くんが持ってくるはずだった怪獣のキグルミ。これを菊丸くんったら忘れてきちゃったんです。
おかげで今日の予定は全部台無し。
子供たちは騒ぎ始めるし、どうしたらいいの~。
「う~ん、このままってわけにはいかないよ。どうにかしないと」
「元はといえば菊丸くんがキグルミを忘れてくるからいけないんじゃない。なにか考えがあるの?」
「とにかくいずみちゃんたちにはキグルミを取りに行ってもらおう。キグルミは大きいからみんなにも手伝ってもらってさ」
「みんなって、菊丸くん一人でどうするつもり?」
怪訝な顔を見せるいずみに菊丸は隣に立つ桂木先生を指差し、
「大丈夫、ちょっと桂木先生に手伝ってもらうけど、ぼくに考えがあるんだ!」
「ちょっと菊丸くん、二人でなにが出来るって言うのよ?!」
「まあまあ、ぼくに任せて。子供たちの為にも協力をお願いします」
「う‥わ、わかったわよ。子供たちの為なら、しょうがないものね」
菊丸に指名された桂木先生は目を白黒させていたが、子供たちの為に、という説得に押し切られ、首肯してしまうのだった。
続きはfantiaから
コメント