ラジオっ子。

雑記
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 管理人は今はテレビを全く観なくなりまして、といって作品を観ないわけではなくドラマやアニメは録画したりアマプラなどで観たり、あるいはレンタルや購入をしたりはしています。
 購入は昔のドラマばっかりだけど。Gメンとかコロンボとか。ナイトライダーはDVD版買ったら(吹き替えなしwww)吹き替えありのBlu-ray版出やがって殺そうかと思いました。誰をだよ。
 
 それはともかく、子供の頃はずっとテレに齧りついていて映画なども12chと今は言わないのか、で日曜に昼にやってる映画とかを観て育ったものです。人食いアメーバの恐怖とか。いやまあ役者が有名過ぎてタイトル「マックイーン絶対の危機」になっとりますが。あの頃はハリーハウゼンのシンドバッドとかよー再放映しとったなー。それはともかく禁断の惑星のアンフランシスのミニスカはいまだにエロいなあとかなんとか。
 
 さておき。
 昼はテレビっ子、正確にはGメン75や必殺仕事人辺りまでの時間はテレビで以降はラジオっ子になる管理人。
 いつかも書きましたが、ラジオドラマが好きで聴き逃したドラマ番組などは北海道放送も冬の夜には東京でも拾えたりするのでそれで聴いたりしていました。
 
 そんな中でカセットに録り逃して後々本当に悔しい思いをした作品が二つありました。
 これが混同していてどれがどちらかもわからない。
 一方は確か九州かな? のなにかの文芸なんちゃらの受賞作でテーマが火だったような。
 少年の姉が嫁ぐんですけど、姉の方は弟に想いがあったのか桜の樹の下で弟に思い出に残そうとする下りが幻想的で怖かった記憶しか残っていない。多分NHKだったかと。
 あまりに幻惑的作品で朧な記憶しかないので決め手がないのが本当に悔やまれる。
 
 さてもう一つ。こちらも朧気でもしかすると先のものと記憶が混じっているかもしれないのですが、確か主人公の男と女性との思い出を描いたものだったので、その時代時代のお話が幾つか描かれていました。
 戦地で亡くした戦友の遺言を届けに戦友の恋人のところを訪ねた主人公がそこでその女性が恋人に見せられなかった自分の姿を見てくださいと裸を見せられたり、幼女が用を足しているのを見ててね、とか、あとは女を買いに行くときには下駄の鼻緒を切ってみるといい、と先輩に言われた通りにした主人公の下駄を繕ってくれた女と暮らすようになり、その女が肉体の門を教材に読み書きの勉強をしているのを聴きながら泣いた記憶があります。
 ただあくまで記憶で曖昧なのでこれらも昔自分が読み知った何かで捏造されている可能性が‥。
 
 確かなのは島本須美さんが戦友の恋人役を演じられていたのを覚えていて(いやー島本さんの演技に声はなかなかな忘れない)もしかすると、と調べてみると時代的にも内容的にもこれではなかろうかというものに当たりました。
 
 FMシアターで公開された「夏が来れば思い出す」あの早坂暁さんの作となれば当時覚えた儚さも納得できようものです。
 幸いにも放送ライブラリーで視聴できるらしいので、今度足を延ばそうかと思います。
 
 つくづく日記をつける習慣を持っておくべきだった。
 昔は自分の記憶力に絶対の自信を持っていて(勉強の暗記はてんで駄目だが)忘れることなんざねえよ、と高を括っていたのに、いまはあれなんだけ、あれだよあれ! だもんなあ。
 昆虫記のファーブルのように謙虚になれれば。

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