1987年に連載が終了し、コミックも絶版となり、古本屋でも姿を消した90年代後半から愛蔵版の出版される2002年までヤフオクなどで高値の付いた時期もあったハートキャッチいずみちゃんですが、以降は電子書籍などでも復刻がなされて紙書籍に拘らなければ何の苦労もなく手に取れる時代となりました。オンデマンドなどもありましたが。
一昔前なら容量や通信速度の問題で画質に難もありましたが、今はそれも払拭されています。
さて、書籍の購入に際してあらすじや紹介文が足掛かりの一つになろうかと思います。
ハートキャッチいずみちゃんにも簡単な紹介文が単行本ごとに添えられているのですが、これがどうも偏っているというか。

ご覧いただくとお分かりのように単行本収録の中身というか、登場人物が偏っているんですね。
例えば三巻などレギュラーキャラ千春の登場巻なのに何故か森尾尚美ちゃんに文字通りスポットが当たっていたり。
その千春ちゃんが全九巻を通して四巻にちょろっと出る程度の紹介、とうか千春ちゃん他って。
続く五感では中学生のユキちゃん。
六巻ではイトコのひとみちゃん。
七巻ではリンダを抜擢するのはいいけれど、その回は千春ちゃんとの三助合戦なのにやはり千春ちゃんには一言も触れず。その後八巻でもリンダの紹介。
最終巻である九巻ですらリンダ回の紹介となっています。いやいや最後は最終回の紹介にしろよ。
なんなんですかね。紹介記事書いた人がリンダ好きなんでしょうか。
俺に書かせろよ、と思いましたが、そうすると四~六巻まで桂木先生のことしか書かないどころか九巻でさえ桂木先生再登場! とか書くのはわかり切っていました。
それはそれとして九巻では「セクシー・コミックの達人、遠山光のラブ・コメディー」などと書かれていて、ああ、やはりラブコメ扱いだったんだなあと。
しかし表現規制だのなんだの言われているわりに、ハートキャッチが一般誌扱いで流通されているんだからなんだかなあ、という気はします。便宜上ラブコメだからか。
電子書籍は、ただこの辺りが怖くて内容の見直しで規制が入った時に、読めなくなる可能性や、読めるとしても一部に修正が可能性もあるのでやはり紙書籍で持っておきたいものです。
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