◇菊丸と先生 4◇
◇なんだかんだで
矛盾の見える桂木先生ですが、基本菊丸には甘いようです。
大前提として悪戯の被害に遭っても私的なお仕置きで済ませ、停学や退学など公の処分にまで発展させません。
退学はともかく補習授業や停学くらいは十分お釣りが出るほどの騒動を起こしている菊丸です。先生自身も園長、校長、生徒たちの前で裸を晒されるという辱めを受けているのですからそれくらいはしてもいいと思うのですが。
そうした大きな出来事以外でもやはり菊丸には甘い対応が目立ちます。
ジャングル風呂で未成年だけの旅行に対する罰をいずみたちに与えた中で菊丸が逃げ出していても「あら いいわよ。3人でいきましょ」と見逃し。
浴衣が水浸しになり脱ぐ段になっても菊丸を追い出さず、目の前で裸になったり。
ゴルフゲームでは氷を乳首に嵌められ、それを舐めて溶かせばいいんだという菊丸の成すがまま。そしてそんな無茶苦茶な行動をとる菊丸を信じているのか、いずみたちを呼ばず次の提案を黙って受け入れる。
そしてそのせいで治まりかけた風邪が悪化したのに、いくら風邪薬を買ってきたとはいえ、薬を差し出す菊丸に「あ ありがと」と素直にお礼を言ったり。
運動会では覗きをしていた菊丸を叱るでもなく、そのせいで仮装行列の参加が危ぶまれたのに「あなたにもすこしは責任あるんだから!!」とラクダの仮装に手伝わせたとはいえ、その程度の叱責で済ませ。
そして指人形劇では小道具のカセットテープや桃、舞台まで壊されても怒ることなく「だれのせいだと思ってんのー!?」程度を叫ぶに済ませ。
どころか菊丸の演説に目を輝かせてただのエッチと違う菊丸の提案を受け入れる。
いずみは転入初日は心の中を読むことで菊丸の強がりを面白く思い、段々と本性を露わにした菊丸に愛想も尽かしてもっぱら親友の千春リンダを守るために菊丸と付き合ってる節がありますが、先生はいったいなぜこうも辱められているのに、菊丸と私生活でも付き合い、かつ信頼を寄せているのでしょうか。
謎です。
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コメント
桂木先生にとって菊丸はやはり特別な存在なのでしょうね。確かに授業を放棄してまで見送りに来るあたり、先生も内心菊丸からの悪戯を楽しんでいたのでしょうかね?
まぁ、虎馬版桂木先生は永遠に別れないで欲しいものです(。-ω-)
いえ、もう既に菊丸なしの身体では生きて行けないと思いますが。
>コォコォさん
実際あの場面は連載当時にも謎でしたねえ。
虎馬屋は転校していなかったら、というもしもから続いていますので大丈夫ですw
本当に不思議な関係ですね。原作では書かれなかったエピソードが関係しているのではないかと思います。勝手な想像ですが、ランジェリーショーや鉄道模型の破壊の尻拭いを先生にさせてついでに悪戯してメロメロにしたとか、運動会で乾布摩擦で昇天させたのが関係してると思います。
>匿名得雄さん
そういった妄想穴埋めは楽しいですよねえ。
自分もランジェリーショーはいずみたちとは別口で大学時代の友人に頼まれて、とか妄想したりしてます。
どちらにしても指人形劇の途中、姿を見せなくなった辺りは想像の余地がありますよね。