ハートキャッチいずみちゃん SS_52_1

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「やっぱりいずみちゃんですな」
 なにかの意志に誘われたかのように迷いなく長い付き合いの美少女の足元から布団に潜り込む。
「うっひょ~、色っぽいネグリジェ♪」
 長旅で疲れているのか天敵が忍び込んだというのに気付かないのを幸い、美少女の無防備なネグリジェ姿をマジマジと鑑賞する。
 薄い桃色の布地が均整の取れた肢体を包み、高校生にして十分以上に盛り上がる隆起、裾から覗くショーツが堪らない色香を放っている。
「ううむ、さすがいずみちゃん、完璧なプロポーションですなあ。さてお次は‥」
 ネグリジェ姿に飽きたのかネグリジェの胸元に手を伸ばすと、リボンを解き二つの小山を露わにすると83センチの巨峰が露わになった。
「うひょひょ~! これまた見事な‥」
 あまりの神々しさに思わず手を合わせ拝んでしまう菊丸。
 何度見ても描き出す曲線の美しさに生唾を呑み込んでしまうのだ。
 そうしてたっぷり小山を鑑賞し尽くすと、続いてはらりとネグリジェの前を開けていき、乙女の神秘を包む薄い布地を露わにしてゆく。
「今年初のいずみちゃんのおパンティー。眼福眼福♪」
 白いレースの下着はいかにもいずみらしい清潔さで、菊丸の目を楽しませる。
 そうして美少女を下着一枚の姿にした菊丸は鑑賞会を終えての実況見聞へと入るのだ。
「まずは‥」
 むにゅ。と二つの膨らみを手中に収めてその柔らかさと弾力とを確かめる。
「こ、この感触。たまりませんなあ♪」
 ゆっくりと起きないように気を使いつつ、感触を楽しみ舌鼓を打つ。
 そうやって揉み揉みと手を動かしているうちに、段々と頂点に息づく蕾の感触が変化してゆくのに気付く。
 そして静かに寝息を立てていたはずの同級生から「う、ぅん‥」とくぐもった鼻息が漏れ始めてくる。
(でへ、寝てても身体は反応しちゃってますよ、いずみちゃん♪)
 偉そうに言いつつ担任教師を笑えないくらいに感じやすいのを知っているだけに、この天敵少女の情けない反応に笑いが止まらない。
 勃起し始めている乳首をピンっと指で弾くと「うっ」と少女が生臭い呻きを漏らす。
(うぷぷ、いずみちゃんの成長観察日記を記録しないと♪)
 指で乳首を摘まみ、扱きあげながら携帯電話のカメラでいまなお膨らみかけのパンケーキのように勃起するのを録画する。
 一分もしないうちにピンっと生意気に屹立してしまった勃起に菊丸はしっかりと録画保存をして、さっさとクラウドデータに移し替えるのを忘れない。
 そんなデータを記録されているとも知らず、いずみは勃起を扱かれながら「あん、あぁん」と小さく声を出し始めている。
「まだ起きないみたいだし、今度は‥」
 いずみに添い寝するようにしながら、菊丸は勃起をあやしつつ次いで大胆にも天敵の白いパンティへと手を伸ばすのである。
「んっ」
「おっと?!」
 ぴくん、と菊丸の指が白い薄布に触れたところでいずみが軽く身動ぎをする。しかしまだ起きる気配はない。
「あーびっくりした。まったくもう、驚かせてくれちゃって!」
 お仕置きと勃起をクリクリ転がすと、いずみはまた小さく「あン」と声を出してブルブルと小刻みに身体を震わせる。
「でへ。よっぽど疲れてるみたいですなあ」
 長旅もそうだが、菊丸への警戒、お仕置きと気を張っていたせいなのだが当の本人は知る由もない。この好機を逃すものかと勃起を可愛がりながらの白三角形へ這わす指先の動きを大胆にさせてゆくのだ。
「あ、ん‥や、ぁん」
 声を漏らす頻度が次第に多くなるにつれ、勝気な少女は無防備な寝姿に赤みを差し、額にはうっすらと汗を滲ませ眉間に皺を刻み始めていた。
「いや。駄目‥、ぁ、き、くまる‥ぅ」
「ッ?!」
 悪戯に熱中していた菊丸が自分の名前を呼ばれてビクッと肩を揺らして天敵少女を仰ぎ見るも、その瞳はまだ閉じたままで起きている様子はない。
「び、びっくりしたぁっ、寝言かあ」
 心臓が跳ね上がるも寝言とわかって安堵の息を漏らす。しばし悪戯を中断し様子を見ることにすると、眉間の皺もとれ始めて再び浅い呼吸を繰り返し始めるのにホッと胸を撫で下ろす。
「ふう、危ない危ない。それにしてもぼくの名前を呼んでくれるなんて。それじゃ菊丸流夢判断といきますか♪」
 ニンマリと笑みを作るとこれ以上ないほど尖りきっている勃起を軽く指で摘まんで上下に扱く。
「ぁ‥ん、ん」
 また眉を寄せ、愛らしい声を上げるいずみ。
「ふむふむ、これはもっとして欲しいという合図ですな」
 美少女の表情を見て、勃起を強めに摘まんでの上下運動。
「あっ、あん!」
 ぴくん、と身体を震わせ、さっきより大きめの声を上げてくるのを見て「やはり」と頷く菊丸。
 それではと勃起扱きを続けると、安らかな寝顔を見せていた少女は眉根をきつく寄せて皺を作り、額にも汗を浮かばせ始める。
「うーん、苦しいみたいだし、ここは優しくしてあげてっと」
 と、今度は扱くのではなく勃起をコロコロと転がすようにして刺激してやる。
「いやぁん、だめぇ」
 鼻にかかった甘え声を出すのに「嫌よ嫌よも好きのうちってところですねえ」と次第に可愛さを増してゆく天敵に相好を崩す。
「それではこっちはどうかなあ♪」
 お次はパンティ越しにその中心を上下に指で擦ると。
「あ、あ、だめ、そこはだめえ」
「もっとやれという意味ですね?」
 勝手に判断をすると布地へ指先を少し深めにめり込ませての上下運動。
「だめだってばぁ‥、あ、あ、あぁん」
 指の動きに合わせて美貌を右に左に揺らして、嫌々を繰り返す。いつの間にか太腿で同級生の腕を挟み込んでいるのだが、いまだ夢の中にいて気付く様子もない。
「あ、あ‥ン、や、やぁ‥っん」
 小さな呻きが頻繁になり、少女は知らず添い寝をしている菊丸に抱きついてしまっていた。
 モジモジと太腿を同級生の腕に擦りつけ、両腕はしっかりと菊丸の頭へ巻きつかせて「あ、あ」と愛らしい吐息を菊丸の耳に囁き続ける。
 さすがにここまでくるといずみも瞼をピクピクと摩擦させ、意識が表層に浮かび始めたようだ。
(な、なに? なんだか身体が‥)
 夢現のなかでなにかがおかしいと覚え始めた違和感だが、はっきりとした答えに繋がらない。
 答えが出そうになると、それを邪魔するように甘く痺れるような感覚に襲われてしまうのだ。
 その感覚が普段の明晰な判断を持つ少女を狂わせてしまう。いますぐどうにかしなければ、という思いがあるのに、それを実行させてくれない。
(この‥感覚‥、あ、あん、だめ、考えが、まとまらない‥、や、やめ、やめてぇ‥)
 眠りの中にいるはずの少女が再び同級生の名前を口にしてしまう。
「き、菊丸‥やめて‥、いやっ、いやぁん!」
 呼ばれた本人といえば苦悶の表情を浮かべ、はっきりと自分を呼ぶいずみを今度は冷静に受け止めていた。
「菊丸流夢判断、ばっちり利いてるようですなあ。これぞ運命の相手ですぞ、いずみちゃん♪」
 夢の中こそ一番素直になれる場所であり、深層意識に嘘は吐けないものだ。天敵少女がなんだかんだと言いながら、口にするのが自分だという事実に悦に入る。
 いずみが聞けば「誰が運命の相手よ!」と眦を吊り上げるだろうが、確かに運命の相手と言えなくはないのだ。最悪の運命ではあるが。
「いずみちゃぁん、ぼくはここですよぉ。ちゃんと可愛がってあげますからね~♪」
(きくま‥るくん‥?)
 どうして菊丸の声が聞こえたのか、そう疑問を感じはするもののフワフワと夢遊感覚に捕われたまま、本能的に相手を抱きしめてしまっている。
 あのいやらしいニヤケ面が浮かんでいるのに、嫌悪感より妙に安心してしまい、ますますきつくしがみつく。
「ぁ‥ん、き、くま‥るぅ」
 知らず同級生の名前を呼んでしまい、笑われているのにも気付けない。
(おっほ~! 今日のいずみちゃん可愛すぎ! これは躾甲斐がありますなあ♪)
 起こさないギリギリの刺激を与えつつ、いずみの耳に何度も「可愛いよ、いずみちゃん」「もっと素直になろうね」「ほら脚を開いて」「そうそう、パンティ汚しちゃおうね~」などと囁き続ける。
「あン、やん、いやぁん、きくま‥る、きくまるうぅ」
 囁かれるたび、いずみはピクンと反応して、意志とは無関係に同級生にしがみついてしまう。
 最初は不安気な、何故、どうしてといった呼びかけがいまは甘えるようになり、菊丸の指示に従いもっと指を動かしやすいようにと脚を開き始める。
 夢判断というよりほとんど催眠誘導だ。
(あ‥、あ。ど、どうして脚なんか開かなきゃ‥、で、でも‥あ、ん。だめ、考えられなくなって‥、菊丸の言うことなんか‥っ)
 頭の隅で菊丸に命令される嫌悪が持ち上がるのだが、次から次へと「可愛いよ」「素直になろう?」「気持ちいいでしょ?」「ぼくのいずみちゃん♪」などと届く声に顔を赤らめて従ってしまう。
(き、きくまる‥ぅ
 いつの間にかそばに菊丸がいて自分を抱きしめている。
 さっきから聞こえていた声はやっぱり菊丸だったのだ。
「あ、菊丸、ど、うしてぇっ?!」
 こんなところに、と続きかけた言葉はパンティに這っていた指に邪魔をされてしまう。あろうことか指先はパンティをずらして直接の刺激を与えてきたのだ。
「あっ、あーっ‥ん、む‥っ」
 仰け反り、白い歯を見せて喘ぐ同級生の声を抑えるため菊丸は慌てて口を塞ぐ。
(あっぶな?! さすがにみんな起きちゃうよ、いずみちゃん)
 冷や汗を流し、周囲を見渡すも保護者を始め起きる気配はなく胸を撫で下ろす。
 が、肝心のいずみはそうではなかった。
 驚愕に目を見開き、まだはっきりとしない意識は次第に覚醒し、自分の唇を奪ったままの同級生を認識すると首を振って振りほどき、菊丸を突き飛ばそうと力を入れ‥
「‥え‥っ?」
 ようとしたのに、まるで力が入らない。
「ありゃ、起きちゃったか~」
 そんないずみをわかっているとばかりに再び抱きすくめる菊丸。
「起きちゃったかじゃないわよっ、あ、あんた、わたしになにをっ‥あ、あぁんっ!」
 声を荒げかけるいずみを止めたのはまたしても菊丸だ。いまだパンティの中に入り込んだままの手指を動かし天敵少女の邪魔をしたのだ。
「そんなに大きな声を出しちゃみんな起きちゃうでしょ。静かにしなきゃ♪」
「あ、あ、や、やめっ、や、いやぁっ‥ぅむっ、う‥っ!」
 またも唇を塞がれ、勃起乳首に直接の急所責めとを与えられて「っ、う‥、む、んんっ!」とくぐもった呻きを漏らしていたいずみがとうとう自分から菊丸の首に腕を回し始めてしまう。
 頃はよしと、菊丸が唇を離すと、
「あ、あんた‥っ、先生のいるのにっ!」
 いくらなんでも保護者もいるなかで忍んでくるとは思いもよらず油断していただけに、自分への怒りも手伝って菊丸を睨みつける視線は凄まじい。
「でへ。せっかくの旅行なんだしいずみちゃんともっと仲良くなりたくてさ」
「なにが仲良くよっ! いまなら許してあげるからさっさと出ていきなさいッ!」
「んもう。怖いなあ、さっきまであんなに可愛かったのに」
「なっ?!」
 菊丸の一言に怒りで赤かった美貌が羞恥に紅く染まる。
 あれは夢ではなかったのだ。
「あ、あれは‥っ」
「あれは? えへへ、いずみちゃんってばぼくの名前を呼んでくれて嬉しかったな~。でへ、パンティだって言うとおり汚してくれて♪」
「~~~~~っ」
 言われてパンティへと目をやれば風呂から上がって穿き替えたばかりの白かった布地が染みを作って汚れていた。
─もっとパンティ、汚すんだよ、いずみちゃん─
 夢の中で囁かれ、いずみは「あ、いやん」と口にしながら拒否もしなかったのを思い出す。
 それだけではない。脚を拡げて、と言われれば拡げ。素直になって、と言われれば腰を前後に動かし、可愛いと言われれば嬉しくてしがみついていた。
 なにより悪戯をされてすぐ夢に現れたのが菊丸という事実。
「ほんとはいずみちゃんだって嫌じゃないでしょ?」
「だ、だれが‥」
 強がろうと口を開きかけるのを耳に「素直になろうよ」と囁かれ、ブルっと震えてしまう。
(でへ。まだ菊丸流夢判断が効いてますよ~)
 いずみの様子を見抜いて畳みかけるつもりなのだ。
「ね、もっと仲良くなろうよ、いずみちゃん?」
「あ、いや、いやよ‥」
 拒絶の言葉もどこか弱々しい。この問答の合間も可愛らしい勃起を扱かれ、パンティの中に潜む指先に翻弄されて聡明な少女の理性を溶かす菊丸の手管にはまってしまっているのだ。
(あ、ああん、だめ、まともに考えらんない‥。こ、このままじゃなし崩しに、こいつの好きにされちゃうのに‥)
 わかってはいても散々夢の中で可愛がられ、いつもの無理やりな悪戯ではなく心の隙間から囁く菊丸を拒絶しきれない。そうした合間も菊丸はいずみの勃起を扱き、急所を探っては苛め始める。
「あ、あっ、いやっ、やめて‥っ」
「そんなに嫌なら助けを呼んだら?」
「‥っ」
 布団に潜り込まれてすぐならまだしも、ここまでされてしまっていまだら助けを呼ぶことなんて出来はしないのを承知の台詞だ。
 ましてパンティは恥ずかしいほど汚れていたし、さっきは桂木先生を窘めたばかりなのだ。
「ひ、卑怯者っ」
「卑怯なんてひどいなあ。ぼくはただいずみちゃんと仲良くしたいだけなのに」
「んっ、あ、や‥、あ、いやっ、ち、乳首‥っ、だめえっ!」
「でへ。強情ないずみちゃんにはこういうやり方が一番だからね♪」
「ふ、ふざけ‥、あ、あン、ああっ、駄目ッ、いやぁあん!」
「ふざけてないってば。考えてみれば出会ったときはこんな風におっぱいなんて見せてくれなかったし。いまはほら、ね?」
「あ、あんたが勝手に‥、ひっ、い、いぃっ!」
「パンティだって中々見れなかったけど、いまは見るどころか」
「い、いやっ、いやっ、いやあっ! やめ、そこはやめ‥っ、おかしくなっちゃう‥っ」
「だいじょうぶ、ぼくにまかせて♪」
「な、なにを任せ‥っ、だめ、ほんとにだめっ、菊丸っ、お願いっ!」
 勃起を扱かれ、急所を苛め抜かれ、勝気な少女がとうとう許しを求めてしまう。
 これではなんのために保護者がいるのかわからないじゃないっ
 未成年同士布団の中で抱き合い‥いや、いまは自分が一方的にしがみつき、悔し泣きさせられる情けなさに頭がどうかなりそうだった。
(こ、このままじゃ、また‥っ)
 自分が自分でなくなるあの瞬間の訪れを感じて、おぞましさに総毛立つ。
 歯を喰いしばりなんとか感覚をやり過ごそうと思っても、菊丸の指の動きに歯の根が緩み、唇からはどうしようもなく声が漏れてしまう。
 なにより菊丸が耳に夢の中のように「もっと素直になろうよ」「ほらほらぼくはここにいますよ~」「強情っぱりなんだから♪」とからかってくるのが鬱陶しくて堪らない。
 だ、だれがあんたの言いなりになんか‥っ! と歯を軋らせても、つい「き、菊丸うっ!」と口にしてしまう。
「あ、あっ、き、菊丸っ、菊丸ッ! きくまるううぅっ!」
 一度呼んでしまうと、もう駄目なのだ。
 無理やりに躾けられ、甘えるように仕向けられた相手。
 名前を呼ぶたび、どうしようもなく頭の中が溶けてしまう。
 菊丸の言うとおり、こうやって仲良くさせられてしまっているのだ。
 もう夢の中なのか、現実なのかもわからない。
 言われるまましがみつき、脚を開き、腰を揺すって、そうして素直に同級生の名前を甘え泣くしかなくなっている。
「いずみちゃん♪」
「き、きくまるうぅっ!」
 ニマニマ笑みを浮かべ、口を突き出す同級生を一度は睨むも、堪えきれず自分から唇を重ね合わせてしまう。
(く、口惜しいっ‥)
 屈辱に胸が潰れそうになるも、舌を絡め捕られて舌と舌とで唾液を混ぜ合い飲まされるうち、いずみから舌を絡めてしまっている。
「ん、んぅ‥っ、ぁ、むっ、う‥」
 恋人同士のように唇を重ね合い舌を絡めて喉を鳴らすのを見れば、悪戯を起こす問題児の監督役の看板を降ろさざる得ないだろう。
(あん、ああっん、またキス‥ッ、口惜しいのに、だめ、頭ン中トケチャ‥ぅ)
 うっとりと瞼を閉じ、口端から涎さえ溢して同級生と抱き合い唇を交わし合ういずみに、いつもの勝気さはもう微塵も伺えない。
(いやあ、今日のいずみちゃんはほんとに可愛いですなあ。一年の計は元旦にありって言うけど、これは今年も楽しませてもらえそうですよ♪)
 しっかり天敵少女の今後の躾を頭に浮かべつつ、はっきりと負けを認めてもらわなくちゃねと、ゆっくりと唇を離してゆく。
「‥ぁ‥ん‥」
「でへ、いずみちゃん。少しは素直になったみたいですなあ。それじゃ、今度は強情張らないで、ね?」
「‥‥な、仲良くすれば、いいんでしょっ!」
「えへ。それじゃ今年も仲良くしてくれるんだね?」
「す、するわよっ、仲良く、しますっ!」
「それじゃ仲直りのキス、もう一回しよっか?」
「‥‥‥」
 今度は答えず、口惜しそうに美貌を背け、けれどコクンと頷く。
 これ以上焦らされれば本当に気が狂ってしまいそうなのだ。
(いいわ、いまは仲良くしてあげるわよっ! でもあとで覚えて‥っ、ん、ん‥
 頭の中で反撃の狼煙を上げかけたところを咥内に侵入したなめくじのような舌先に垂れる唾液に消されてしまう。
 再び身体中、頭の中も全てを溶かすような甘い攻撃に、親友の千春やリンダ、尊敬する女教師、敬愛する両親よりも同級生との仲を深めてしまう。
(あ、あとでッ、あ、あ、あん、あと‥や、いやぁっ、き、きく、ま‥っ)
 絶対にお仕置きしてやるっ、と凶暴な牙を剥こうとしているのに、狡猾な調教師である同級生はじゃじゃ馬を手玉にとって約束の反古は許さないと刻印を刻もうとしてくる。
(だ、だめっ、い、いまだけなのにっ、こ、こんな‥っ、あ、やっ、いやんっ)
 覚悟していた仲良しの誓いは、しかしいずみの想像以上の強制力を持つのに気付いてももう遅かった。
 キスをされ、勃起を扱かれ転がされ先端を引っ掻かれ、いやらしくパンティの中に入り込んだ指先は女の急所中の急所を的確に探って懲らしめられる。
 男に‥いや、菊丸に敵わない。屈するしかない、逆らえない、そんな刻印を押されるのだ。
(あーっ、あ、あ、だ、だめえ‥。おかしくなっちゃ‥ぅ‥っ
 恐れていた感覚がもうそこまで来ているのを知覚し、奥歯を砕かんばかりに噛みしめても堪えきれない。
(く、くやしいっ、こんな奴に‥こんな奴にいぃっ!)
 今年初めての菊丸からの躾にいずみはとうとう屈してしまう。
 どれだけ悔しいと思っても、身体が言うことを利かない。あのおぞましくも甘く狂おしい感覚に包み込まれ、自分が変えられてゆくのを自覚する。
(ま、また変えられちゃう。菊丸の思い通りに、躾けられちゃうっ)
 全身をブルブルっと震わせ、両の手足で必死にしがみつきながら悩ましく腰を前後させ。
「っ、う、んっ、ぁ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ
 新年最初の鳴き声を盛大に同級生の咥内に喚き立て、講談高校の誰もが振り向く美貌を菊丸一人に向けて泣きじゃくる。
(かっわいいんだからいずみちゃん。なんか反抗しそうだったけど、これなら大丈夫かな?)
 いつも以上に激しく腰を振り、自分にしがみついて泣きじゃくるいずみに微かに感じていた生意気反応を懸念だろうと安堵する。
 なにせこのじゃじゃ馬娘は一度や二度鼻っ柱を折ってもすぐ立ち直ってくるのだ。
 だからこそ今回は自分から仲良し宣言をさせて念入りに躾けてやったわけである。
 もっともこれで安心するほど菊丸も愚かではない。このあともぐうの音も出ないほど躾を進めてやるつもりだ。
(くす。泊りだから持ってきてるだろうけど、替えのパンティ、10枚じゃ足りないからね、いずみちゃん♪)
 この強情っぱりの少女と仲良くなるには手を抜いてはいけないと身をもって知っている菊丸なのだった。
 
 もしいまの菊丸の心を読んでいれば、いずみはプライドも捨てて保護者たちに助けを求めていただろう。
 けれどいまだに菊丸にしがみつく少女は待ち受ける運命を知らず泣き喚くばかり。
 けっきょく替えのパンティは足りず、菊丸の作った特製パンティを穿かされてこの後の初詣の最中も悪戯を受けての恥のかき初めまでしてしまう始末。そうして旅行から帰るまでの間、いずみは親友や保護者に隠れた菊丸の躾に泣かされ狂わされてしまうのだった。
 

新年からまたこんな奴に‥っ
あ、ああん、旅行はもう終わりでしょっ?! い、いつまでこんなもの穿かせて‥
‥あ、やっ、いやぁあん
ひ、引っ張らないでったら、あ、やっ、擦れ‥く、狂っちゃ‥う
こ、今年こそこいつを懲らしめるつもりだったのに、このままじゃ、わたしの方が、あ、あ きくまるう


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