あれやこれや いずみと千春とリンダ、そして菊丸と。 追記。

あれやこれや考察
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 いずみ視点で常に菊丸と行動を共にしている、と書いてしまいましたが例外があります。
 
 言及した尚美との出会いもそうですが、作中にていずみが一人の活動を描いたものがありました。
 正直、公式サイトの読者投稿を基にした作者による二次創作のような位置づけのためハートキャッチの正規の話としてよいかは悩みどころですが、愛蔵版下巻に収録された「新型人形になりすませ!!」です。
 
 今作では世界ロボット博のコンパニオンとしてアルバイトとしていずみが参加しています。
 今までですと千春も一緒にあるバイトをしているのが常ですが(マル秘鉄道模型作戦、菊丸の特製ドッキリ下着回、ガムテープは湿布薬回など)今回はいずみ単独のバイトとなります。
 このバイト中に偶然菊丸、千春が現れ「こんな所で‥何してんの!?」と疑問の声を上げる菊丸に「いずみ それちゃんと学校に届けた?」とあるように二人ともいずみがこのバイトをすること自体知らなかったようです。
 
 ※余談ですが、講談高校はアルバイトに学校の届けが必要らしいようです。
  上に上げた三つの回のうち鉄道模型作戦のコンパニオン、ガムテープは湿布薬の旅館の配膳係はともかくとして菊丸の特製ドッキリ下着の下着モデルは風紀的に許されるんでしょうか。いやまあ許されたからバイト扱いなんでしょうが。
  加えて刺激的な祭りの夜では菊丸は金魚すくいのバイトをしています。これも学校が認めたモノなら生活指導の岩沢から逃げる必要はなかったような‥
 
 閑話休題。
 
 とにかくハートキャッチはあくまでいずみ視点での活動報告であるため、いずみが大きく心に残った騒動を描いていると解釈できます。
 逆にいうとそうではないときに菊丸がいないこともあるということです。
 
 今回の話はたまさか菊丸たちがロボット博に向かったから起こった騒動ですが、三人娘という視点から見ると千春が菊丸とのデート中にいずみと出会ってしまった、ということになります。
 そう考えるとじつは作中においていずみのいない千春やリンダの物語があり、そこで菊丸が活躍しているだろうことも想像に難くありません。
 
 これはいつもの先生ネタになってしまいますが、先生登場回の一つ「菊丸流指人形劇場!!」で先生が口にした「カセットをとるふりしてちがうことするんでしょ!! そう何回もおなじ手に‥」という台詞が補強になると思います。
 もちろんこの台詞は以前の宿直室での一幕を指していると思いますが、ここまで過剰な反応を引き起こすとなるとやはり以降も似たような出来事があったと考えた方がしっくりときます。

 

コメント

  1. 匿名得雄 より:

    まさにその通りだと思います。連載が継続していたらもっと、人間関係などが深掘りできたと思っています。
    同人誌書いて欲しいです。

    • 虎馬屋@管理人 虎馬屋@管理人 より:

       主役が菊丸だったら、もっといずみ以外のヒロインを深堀と言うか心理表現も見れたんでしょうね。
       
       漫画としてはもったいなかったなーと思います。