冬、主人公の菊丸は、クラスメイトのいずみ、転校生の千春と共に雪山のロッジへスキー旅行にやってきた。しかし、そのロッジでは近頃「ロッジ荒らし」が頻発しているという。夜這いを企んでいた菊丸にとっては、部屋に鍵をかけられるのは死活問題。そこで彼は、サンタクロースを装って煙突から侵入するという、前代未聞の作戦を決行する。
しかし、侵入したのはいずみたちの部屋ではなく、隣の物置部屋だった。そこで彼が遭遇したのは、なんと本物のロッジ荒らしの女泥棒・理恵。彼女は菊丸を仲間に引き入れ、いずみたちの部屋へ忍び込む。
二人が寝静まっているのを確認し、金品を物色し始める理恵。一方、菊丸の目的はもちろん金品ではない。二人の寝顔を堪能し、こっそり下着を盗もうと画策する。しかし、その下着の奪い合いがきっかけで、いずみが目を覚ましてしまう。
なんとかその場をごまかそうとする菊丸だが、今度は理恵が盗んだネックレスを巡って、いずみと取っ組み合いの喧嘩に。その弾みでネックレスは切れ、真珠が四方八方に散らばってしまう。
床に散らばった真珠を拾おうと、下着姿のまま床に這いつくばる三人。その光景は、菊丸にとってまさに夢のようなハーレム状態だった。しかし、その幸せも束の間。夢中になって真珠を探すあまり、いずみはベッドの下に隠れていた菊丸の頭を、知らず知らずのうちに足で挟んでしまう。
身動きが取れなくなった菊丸は、窒息寸前の状態で悶絶。その奇妙な動きに気づいたいずみと千春は、ベッドの下から菊丸の生首が突き出ているのを発見し、悲鳴を上げる。
最終的に、ロッジ荒らしの犯人だと勘違いされた菊丸は、いずみたちに捕らえられ、警察に引き渡される。本物の犯人である理恵はその隙に逃走。菊丸のスキー旅行は、あらぬ疑いをかけられ、警察沙汰になるという、なんとも情けない結末を迎えたのだった。
感想
これまでのハートキャッチからは異色の出来の今作。ゲストヒロインの理恵が主役を張り、いずみたちとは一度も顔を合わさないという、主役であるいずみ視点からすると存在すらしない回なのである。
当然といえば当然で心を読む必要がなかったゆえ、この回ではタイトルハートキャッチいずみちゃんもお休み状態と相成ったのであった。
そしてこの回は全55話中の28話とまさしく折り返し地点。いろいろと象徴的である。
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