ハートキャッチいずみちゃん SS_22

「菊丸の必中射的術!!の巻」


こんにちは。
今日はサクラ祭りの日。
丸くんが夜店でアルバイトをしてるっていうんで、リンダと様子を見に来たんです。

「オウ、ニホンノサクラ、スバラシイネ!」
 ライトに照らされる夜桜の幻想的な美しさに感動するリンダを連れ、菊丸がアルバイトをしているという射的場を探していると、いずみは雑踏に立ちすくむ母子連れを目にする。
「あの、どうされたんですか?」
「いえ、それが‥」
 携帯電話を手に困惑した風の母親に声をかけた。
 なんでも子供を連れて出てきたのはいいのだが、まだ会社にいるという夫から急いで家にある書類を持ってきて欲しいと頼まれたのだという。
 用事を済ませてからでは祭りも終わってしまうだろうし、子供を放ってもおけないと、途方に暮れていたのだ。
「それならわたしたちがお子さんの相手をしていましょうか?」
「ソレガイイネ!」
 聞き終えたいずみの提案にリンダも頷いている。
「でも、そんな‥」
 見ず知らずのあなたたちに迷惑をかけるわけには、と首を振る母親に、困ったときにはお互い様ですよ、と笑いかける。
「ね、お姉ちゃんたちと一緒にお祭り見物しようか?」
 しゃがみ込んでまだ小さな少女に尋ねると、少女は元気いっぱいに頷くのだった。

「へえ、それでこの子を連れて来たんだ」
 事情を聞いて感心しているのは、頭に鉢巻を巻いてテキ屋と化している菊丸である。
 少女はリンダと一緒に物珍しそうに、的棚に並べられた景品を見ている最中だ。
「なにか欲しいものでもある?」
 菊丸に尋ねられ、少女は目をキラキラさせながら大きな熊のぬいぐるみを指差す。
「あれかー」
 ちょっと困った顔をする菊丸。小さな景品程度なら渡してもよかったが、あのぬいぐるみは目玉の一つで簡単に渡すわけにはいかなかったからだ。
「なによ、あげればいいじゃないの」
「そうはいっても、ぼくもアルバイトだし。それにアレけっこうするんだよ」
 いずみの言葉にますます困った顔をする。いずみも値段を聞いてさすがに押し黙ってしまった。
「それじゃ、わたしが撃ち落とせばいいのね」
「うん、それならなにも問題はないけど」
 銃を渡され、軽く引き金を引く。しかしコルク弾が当たったにも関わらず景品はグラッと揺れるだけで、落ちる気配すらない。
 二度、三度と続けても同じ結果であった。
「もう、なによ! 落ちないようにできてるんじゃないの、菊丸くん!!」
「そんなこと言われたって、ぼくのせいじゃ‥」
 菊丸に言っても仕方のないことはわかってはいても、こうもあからさまでは文句の一つも言いたくはなる。
 まだ時間がかかりそうだと踏んだいずみは、少女をリンダに任せて自分はなんとしてもぬいぐるみを手に入れるつもりであった。
「当たっても落ちないのは威力が足りないからなんだ。だからもっと的に近づかないと‥」
「そんなこと言っても、これ以上近づけないわよ?」
 菊丸に言われるまでもなく、精一杯に腕を伸ばして撃っているのである。それで景品に当てても一向に落ちないのだ。
「だからもっと近づくのさ」
「きゃあっ」
 ドンと背中を押されていずみは射的台の上に倒れこんでしまう。
「な、なにするのよ! 菊丸くん」
「あ、だめだよ、起き上がったら」
 文句を言いながら起き上がろうとするのを菊丸に止められ、疑問に思いながらも動きを止める。
「そうそう、そのまま腕を伸ばすんだ」
「あ。そういうことね」
 台の上に乗り上げたことで、的により近づくことが出来るようになったことに気付いていずみは今度こそ、と引き金を引くのだが、しかしまたしても景品はユラユラと揺れるだけで倒れはしなかった。
「なによ、やっぱり倒れないじゃない」
「まだ距離が足りないんだよ。もっと近づかないと」
「そんなこと言ったって、もうこれ以上‥」
 爪先立ちになりながら精一杯に的に近づこうとしても、さっきまでが限界でそれ以上は台座から滑り落ちてしまうだろう。
「えへへ、それならぼくが支えてあげるよ♪」
「え? あ、きゃああああっ?!」
 腕を伸ばすのに必死になっていたいずみが、突然菊丸に覆いかぶさられ悲鳴を上げる。それだけではない。菊丸はそのまま片足を抱えて、台座の上に乗せ上げてしまったのだ。
「ちょ、ちょっと菊丸くん! なにするのよっ?!」
「だからさ、ぼくが支えてあげればもっと的に近づけるでしょ。その間にいずみちゃんが景品を落とせばいいって寸法さ」
「だからってこんな格好‥っ、パンティ見えちゃってるじゃないのっ?!」
 左足は爪先立たされ、右足は台座に乗せ上げられてしまい、90度近く両脚を開脚させられてしまっていた。おかげで浴衣がお尻の上にまで捲くれ上がってしまい、下着が丸見えの状態になっている。
 それだけならまだしも、今日は浴衣から下着の線が見えないようにとTバックパンティを穿いてきてしまっていた。
 つまり後ろからはお尻が丸見えなのだ。しかも無理やり脚を開かされているため、とんでもなくはしたない格好を見物客に見せてしまっているのである。
「まぁまぁ。これも景品を取るため、あの子供のためさ。少しくらい恥ずかしくたって我慢しなきゃ」
「この‥っ!」
 蹴り殴りたい衝動に駆られるが両手は鉄砲を持つのに塞がれ、両足は方や台座に押さえられ爪先立ちで自分を支え、抵抗できない状態にされていてどうしようもなかった。
(また菊丸の口車に乗せられちゃうなんてっ‥、いいわ、とにかく景品を落として懲らしめてやるんだからっ!)
 恥ずかしさに顔から火が出そうなほどだったがそこはいずみである。持ち前の負けん気と勝気さが勝り、仕掛けられた窮地など脱け出してやる、と決意していた。
 その気性が菊丸にとってはたまらないのであり、そういった負けん気を持ついずみだからこそ、じっくりと辱め、いくら頑張ったところでしょせん男には勝てるはずがないと教え込むのが楽しいのだった。
「わかったわよ、必ず落として見せるから。その代わりあとで覚えてなさいよ?」
 菊丸の本音を理解しているのか、絶対に弱音を吐くまいという意思を秘めた凄い眼つきで菊丸を睨みつける。しかしながらやはり下着を見られている羞恥があるのか、ほんのりと頬が染まりなんとも色っぽい。
「なんだよ、もう。ぼくはただあの子のために協力してあげてるだけなのに。ひどいなあ」
 美少女の迫力に一瞬たじろぐ菊丸だったが、頬を染めた美貌に気付くとにんまりとした笑みを浮かべていつもの大義名分を口にする余裕を見せる。
(でへへ、恥ずかしいのに無理しちゃって。まーでも、恥ずかしい方が感じちゃうんだもんね~、いずみちゃんは)
 いずみの気性の荒さからすると想像できないのだが、こうして恥ずかしい目に遭わされれば遭わされるほど、悪戯を受けたときの反応が激しくなるのである。それを知っているからこその菊丸の余裕であった。
「いいから早く弾をちょうだいっ、撃てないじゃないの‥? って、菊丸くん、なにを‥っ、きゃあああああああっ!!」
 言い訳など聞く気もないのか、さっさと景品を撃ち落してしまおうと急かすいずみだったが、次の菊丸の行動に今度こそ羞恥に染まった悲鳴を上げてしまうのだった。
「そんなに身を乗り出したら危ないでしょ。ぼくがこうして支えてあげるからね~♪」
 そう、菊丸はいずみの上に覆い被さると台座からはみ出している胸元に手を伸ばし、そのまま美少女の美巨乳を掴み上げてきたのだ。
「そんなことしないでいいわよっ! はやく離しなさいっ!」
「まぁまぁ、人の親切は素直に受けようよ、いずみちゃん」
「なにが親切よっ?! どうせ触りたいだけのクセにっ」
 人前でお尻を丸出しにされただけでも許せないのに、これ以上の辱めを許すつもりなどあるわけがない。しかし片足爪先立ちの姿勢に加えて、上から覆い被されていては圧し掛かる菊丸をどうすることもできない。
「くっ、このっ! 離れなさいってば‥、あ、ああっ!」
 怒気凄まじく声を荒げるいずみだったが、途中で一段高い悲鳴に変わってしまう。菊丸の指が掴んだ胸を揉むように動かしてきたのだ。
「ほらほら、暴れると掴みづらいでしょ、大人しくしなきゃ♪」
「だから離れ‥っ、んっ、ぅ、ぁあっ、アァンっ!」
 浴衣の上からとはいえ敏感すぎるバストを揉まれ、抗う声に悩ましい響きが混じり始めてくる。
(うぷぷ♪ あいかわらず敏感なんだから)
 いくら嫌がっていても、こうなればこっちのもの。いずみの感じやすさを知っているだけに余裕たっぷりに胸乳責めを行うのだった。
「あっ、あっ! ああっ! や、やめなさいってば‥っ、アァんっ、だめえっ!」
 いやらしく蠢く指の動きに、早くも美少女の声音がとろけるようなものに変わってきていた。
(アアンっ、こ、こんなところで‥声出しちゃうなんてっ、駄目っ、しっかりしなくちゃ!)
 夜店の射的場で辱められ声を出してしまう情けなさに意識を集中しようとするのだが、菊丸に胸を揉まれるとそれだけで力が抜けてしまいそうになってしまう。
「んもう。暴れるから駄目なんだってば。大人しくしてってば」
 そう言いながら、菊丸は暴れざるを得ない動きで胸を揉み続ける。
「くっ、う‥んっ! あ、あんっ! あ、暴れなきゃいいんでしょっ?! わかったから早く弾を渡しなさいっ!!」
 しかしさすがにいずみであった。同級生の卑劣な攻撃を受けながらも、必死に息を整え、今にも跳ねてしまいそうな身体を抑えて菊丸を睨みつける。
(さっすがいずみちゃん♪ これくらいじゃ弱音を吐きませんな~。ま、その方が楽しいんだけど)
 この状態でいくら睨まれても怖くはない。それにいくら強がっても、指先に感じる弾力はこの勝気な少女が早々に感じ始めているのを教えてくれていた。
「でへへ、弾だよね~。う~ん、どこにいったのかな~‥、お、ここにあるのがそうかも?」
「あっ! あ、ああっ!!」
 菊丸がなにやらガサゴソと弾を探し始める。するといずみがソレに合わせるように、ビクンと身体が跳ね、一際甲高い悲鳴を上げるのである。
「この大きさ、硬さは‥うーん、まだちょっと柔らかいかな~♪」
「アンっ、あ、やっ、やめっ‥! ああ、あ、あ‥あうっ!」
 敏感な突起を無遠慮に弄り回され、いずみは射的台の上でピクンっと反応し可愛い声を上げてしまう。いくら声を上げまいと思っても、17歳の少女はそれだけで反応する身体にすっかり仕立て上げられてしまっているのだ。
(ああ‥っ、だめえ。ち、乳首が、また‥)
 菊丸の指の動きに合わせるように、硬く尖り勃起し始めてしまう乳首を恥ずかしく思いながらそこから来る甘く痺れる感覚に囚われるいずみの耳に「おお~~~~っ?!」と野卑な歓声が届く。
「え?!」
 歓声に改めて周囲を見回せばいつの間にかいずみの周囲には男たちが数十人と取り巻いていた。なにしろ夜目にもわかる極上の美少女が、Tバックパンティで開脚し染み一つないヒップを見せているのだ。注目を浴びないわけがない。
「い、いつの間に? や、やぁんっ! み、見ないでえっ!!」
 顔を真っ赤にして叫ぶがその様子がますます男たちを喜ばせ、注目を集めてしまっていた。
 もちろんその間も菊丸の弾探しは続いている。
「おお?! 硬くなってきたあ! やっぱりコレが弾なんだね、いずみちゃん♪」
「あぁあンっ! ば、ばかあっ、わかってるくせに! 違うに決まってるでしょ、いい加減に離しなさいっ!!」
「ええ~っ?! でもこの大きさといい、硬さといい‥。じゃあいったいなんなんだろう♪」
 言いながら、指で摘んでいるモノをコリコリと弄ぶ。そのたまらない感触をしっかりと味わっている菊丸である。
「ああ~~っ!! あっ、あ、アン、アァアンっ!」
 見物客に見られているのがわかっているのに、いずみは堪らず白い喉を見せてヨガリ泣いてしまう。当たり前だった。菊丸が摘んでいるのは射的用の弾などではなく、いつもながら敏感すぎて早くも尖ってしまった勃起乳首なのだから。
(でへ。ホントに感じやすくなっちゃって♪)
 指先で軽く敏感乳首を苛めながら、いずみの表情を盗み見る。口惜しくてしょうがないのだろう、何とか声を出すのを止めようと前歯を見せて唇を噛んでいるのだが、菊丸が少し指を動かすだけで前歯と下唇は離れ、代わりに涎まみれの舌を覗かせ、「あっ、あ、あっ」と舌っ足らずの悲鳴を上げてしまう。その度に男たちからは歓声が上がり、いずみは耳まで真っ赤にして嫌々をするのである。
 だがそうして恥ずかしい目に遭わされれば遭わされるほど、いずみの反応は激しくなる一方だ。菊丸の予想通りであった。
 調子に乗った菊丸に勃起乳首を責められ、台座の上で陸にあげられた魚のようにビクビクと全身を震わせてしまう。
 卑猥な動きを見せる17歳のお尻に視線が集まり、いずみは男たちを楽しませるようにTバックのために谷間に喰い込んだパンティを隠すように、キュッとヒップを窄ませる。
「イヤ、イヤァッン! 見ないでったらあ! あ、あっ、だめ、だめえぇっ!!」
 何とか男たちの目から逃れようと、脚を閉じようとするのだが台座に乗せられ押さえ込まれてしまって、ただ太腿をブルブルと摩擦させるだけだった。
「う~ん、おかしいなあ。確かに感触は弾のはずなのに、全然取れそうもないなんて‥」
「‥だからっ、違うって‥っ、く、うっ、~~~~~~~~~っ!!」
「おっとっと。ちょっと強く引っ張りすぎたかな~♪」
 まだ抗おうとする同級生の少女にお仕置とばかりに、キュウッと勃起乳首を摘み上げる。
「それじゃ、今度はもっと優しく‥」
「ハァンっ、ん、んぅっ! あ、あァンっ、あん‥やぁん‥っ」
 強く引っかくような激しさから一転、蕩けるような優しさで勃起をあやされ、いずみはたまらず同級生の手管に甘えるような鳴き声を上げてしまっていた。
「‥あ?! い、いやぁンっ」
 それに気付くと羞恥に首筋まで赤くして俯き、悪夢を振り払うように頭を振るとキッと理性を取り戻すのだった。
(だめっ、このままじゃ、‥またこいつの好きにされちゃう‥っ!)
 子供のためにと誓っていたのに、またも菊丸のペースに巻き込まれ勃起調教を施される悔しさに歯噛みする。
 だが仕方がないと言えば仕方がなかった。人一倍感じやすいうえに、菊丸に毎日のようにイタズラされ早熟な肉体は大人顔負けに開発されて、いまでは勃起責めだけで軽く恥をかいてしまうほどに躾けられてしまっている。
(こんな場所で‥負けるもんですか‥っ!!)
 だがそれでもいずみの芯までを変えるには至らない。
「い、いい加減にしなさいっ、菊丸っ! 早く弾を渡さないと承知しないわよっ!!」
 これまでにない強硬な態度で菊丸を睨みつける。その激しさに菊丸だけでなく周囲の見物客も静まり返っていた。この美少女が単なる見世物などではない、本物の強さを持っている銃手だと遅まきながら気付いたのである。
「ちぇ、わかりましたよ。はい、弾」
 迫力負けして面白くなさそうに今度こそ本物の弾を渡す菊丸。さすがの菊丸もいずみの精神力を見誤っていたようである。
(う~ん、やっぱりいずみちゃんはさすがだな~。あんなに感じやすくなってるのに、それでも立ち直れるんだもん♪)
 好敵手とさえいえる美少女の気丈さに舌を巻く一方で、いずみが的を落とすのが先か、それとも自分がいずみを堕とすのが先かと思案しているのであった。
 一方のいずみは銃身を的に向け、狙いを合わせている真っ最中だ。
(菊丸くんの言うとおりにやるのは癪だけど、確かにコレなら落とせるかも‥)
 台座に乗り上げたことで、より的に近づけ、かつ重心も安定し、今度こそ落とせるかもという安堵感が広がっていく。
「えいっ!」
 狙いを定め、気合を込めて引き金を引く。
 コンっとコルク弾と景品の当たる音が響き、景品がグラグラと揺れ動く。しかし、あとほんの少しというところで、景品の動きは止まってしまう。「ああ~~」と周囲から落胆した声がいくつも聞こえる。
「あ~ん、惜しい! あと少しだったのにっ」
 口惜しそうに景品を見つめるいずみ。
「菊丸くん、早く次の弾を用意してちょうだい。こうなったら落ちるまで当ててやるんだから!」
 下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとばかりに、矢継ぎ早に撃ち始める。だが、コルク弾の装填が間に合わず、あと一歩のところを越えられない。
「ちょ、ちょっと待ってよ、いずみちゃん?! そんなにすぐ用意できないよ~」
 次から次に弾を求められ、仕舞には菊丸が泣き言を上げる始末だ。
「もう、なによ! 肝心なところで役に立たないんだからっ」
「そ、そんな‥、ひどい」
 いずみの辛辣な言葉に、よよと泣き崩れる菊丸。
(くっそー、それならぼくにも考えがあるぞ!)
 何を考えたのか、コルク弾を手にいまだ剥き出しの美少女のお尻に目をやるのだった。
「わかったよ、いずみちゃん! 弾を早く渡せばいいんだね?」
「さっきからそう言ってるじゃないの」
 分かりきったことを訊いてくる菊丸に、呆れたように答える。
「それじゃいずみちゃんにも協力してもらうからね~♪」
「え? ちょっと協力ってなんのこ‥、! きゃ、きゃあああああああっ!!」
 いったい何のことよ、と言いかけた言葉が菊丸の答えで悲鳴に変えられる。菊丸の手がお尻の谷間に潜り込もうとしているのだ。
「でへ、弾を早く渡すためには手元に置いておくしかないのさ。ちょうどいいところに入れやすい穴があったからね♪」
「な、何考えてるのよっ、あんたは! こ、の変態っ! あ? うあ、あっ、い、いやああああっ!!」
 菊丸はコルク弾を穴に仕舞おうと、それを邪魔している布地に手をかけ、ずらそうとしているのだった。
 キュッとお尻に力を入れて同級生の動きを封じようと、すでに谷間に差し入れられた指先を挟み込む。
「あ、邪魔しないでよ、いずみちゃん!?」
「当たり前でしょっ!!」
 谷間に挟まれた右手を動かそうとするのだが、凄まじいケツ圧にぴくりとも動けない。
(よーし、それなら‥)
 菊丸は指先にかすかに感じる感触を頼りにパンティをひっかけ、器用に指先だけでクイクイッと下着を動かすのだった。
「アッ! アアっ?!」
 ぴくんとお尻が震える。
 ギュッとお尻を締めているために微細な刺激が何倍にもなって伝わってきてしまうのだ。
 それを見逃す菊丸ではない。不自由な指先での動きで、小刻みに下着を前後させ、美少女に簡易乾布摩擦を味わせる。
「ぅ‥、くっ! あ、あ‥ぁっ!! や、や‥め‥っ」
 たまらない感覚に台座の縁を掴み、ブルッと全身を慄わせてしまう。
(なに‥よ、これ‥ぇっ!?)
 下着だけではない。なまじ指先を挟んでいるだけに、その指の動きも捉えてしまい、ゾクゾクとした刺激に力が抜けそうになってしまう。
「くっ‥!」
 歯を噛み、必死に抜けそうになる力を掻き集める。
 だがそうして力を込めれば込めるだけ、吹き出る汗の量は増え、谷間に向かって流れ込んでくるのだ。
 汗を潤滑油に指先の動きはより大胆に、激しいモノになってゆく。
「あっ? あ、ああっ! だめっ、だめえっ! いやっ、引っ張らないでえっ!!」
 きゅんっと大事な部分に喰い込み始めるTバックパンティ。その光景に先ほどいずみの真価を知り、静かになっていた観客たちが再び息を吹き返し、歓声を上げ始めていた。
「す、すげえ!」
「あんな可愛い娘がお尻丸出しで‥」
「うわっ、アレ見ろよっ! 喰い込んで見えそうだぜ!?」
「へへ、お宝お宝」
 中には遠慮なく携帯電話のカメラ機能を使って、美少女の大事な部分を接写する者までいる始末だ。
「み、見ないでっ!」
 だが今度はそうして羞恥に喘ぐ美少女の表情を堪能し、またカメラに収めていた。
「こんな可愛い娘が、さっきの写真の娘だぜ、と」
「い、いやっ! いやぁあんっ!!」
 顔を見られまいと右に左に揺するのだが、どこを向いても携帯電話が待ちかまえカシャカシャとシャッター音が響きわたる。写真を撮っただけでは飽き足らず、友人にも親切にいずみの恥ずかしい姿を送りつける者までいた。
 あまりの恥ずかしさにお尻に入れていた力もいつの間にか抜けてしまう。待っていましたとばかりに、菊丸はTバックをずらしてしまう。
「あっ!」
「おおおおおおおおおっ!?」
 短い悲鳴は男たちの歓声にかき消される。
 とにかく凄まじい反響である。いずみほどの美少女がお尻の穴を見せているのだから、当然だろう。
「あ‥あ‥っ」
 数十人の男たちの視線の強さがいずみの心を読める特殊な力に影響を与え、まるで実際に触られているかのような錯覚を覚えるのである。勝ち気な少女は男たちの肛門鑑賞会に尻穴をヒクヒクと窄ませながら、「アァン」と悩ましい吐息を漏らしてしまう。
 観客に応えるように、ご丁寧に菊丸はお尻の谷間を割ってもっとよく見えるようにするのだった。
「でへ。弾を入れるのに広げておかないとね♪」
「! やっ‥、やめっ!」
 いずみの反応より、菊丸の方が早かった。あっさりと可愛らしくヒクつくお尻の穴に指を突き入れてしまう。
「あっ! ああ、あっ! ああ~~~~~っ!!」
 お尻を跳ね上げ、凄まじい悲鳴を上げる。だが悔しいことに痛みではなく、ゾクゾクとする感覚にたまらず上げてしまったのだ。
「おほ、この感触!」
 タコの吸盤のように吸いついてくるような感触に、たちまち相好を崩す菊丸を見物客たちが羨ましそうに眺めている。
 なにしろ菊丸の指をくわえ込んだお尻の穴は本来なら顔を顰めるような場所なのにそれをまるで感じさせない美しさに加え、キュッと窄まる様子は、その感触を想像するだけでたまらない気持ちになるのだ。その上、少女の悩ましい表情ときたら。
 菊丸が指を動かす度に、ぴくんっとお尻を跳ねさせ愛らしい声で鳴きながらそれが恥ずかしくてたまらないという風に、眉間に皺を寄せギュッと目を閉じ、長い睫を震わせているのだ。
 観客たちは美少女の悩ましい顔を納めようと、我先に近寄ってはシャッターを切り保存している。
「あ、ああっ! こんなところ撮らないでくださいッ! ああん、もういやっ!」
 その音に悔しげに唇を噛み、せめてものお返しにと自分を追いつめる同級生の指をキュウッと締め付けるのだった。
(うひょひょ。見られてよっぽど感じてるんだな~。いつもより激しいもんね~♪)
 鉄の防御をかいくぐり、何度かお尻も可愛がっているが、今日は一際激しい反応を見せている。
 ねっとりと包むような熱さに加えて、キュウキュウと吸いつくような感触が伝わってくる。この気丈な少女が周囲の男たちの視線に晒され、いつもよりも感じているのが良くわかるのだった。

 勝気な性格をしてるくせに、こうやって恥ずかしい目にあわされると身体が嫌でも反応してしまうのである。つくづく堪らない肉体なのだ。
「でへへ。いずみちゃん、これならコルク弾もしっかりしまえそうだよん♪」
「あっ、あ‥っ! そ、そんなこ、と、したら‥、許さないんだから‥ぁっ!!」
 息も絶え絶えに、それでも気丈に言い放つ様に周囲からも感嘆の声が挙がる。
「うわ。あの娘、まだあんなこと言ってるよ」
「強情っつーか、頑固っていうか」
「いや、でも見ろよ、アレ。お尻の穴、ヒクヒクさせちゃってるぜ?」
「あー、やっぱり意地張ってるだけかー。幻滅だな、あんな可愛いのに」
 好き勝手に言い放つ見物客だが、確かにいずみはこれだけの男たちに囲まれながら、同級生に窄まりを弄られながら「ああっ!」と甘い悲鳴を上げてしまうのである。これではどれだけ気丈な態度を見せても滑稽なだけだった。

「えへへ、みんなも言ってるけど、そんなに感じちゃってるくせに何を許さないのさ、いずみちゃん?」
 からかいながら指先をさらに深く埋め込んでくる。
「あっ! や、やめっ‥、はぁっあん! いやっいやっ! お尻、壊れちゃうっ!」
 台座に乗せられた右足が暴れ、爪先が何かを掴むようにギュッと閉じ合わされる。左足はピーンと突っ張り、下駄の鼻緒をキュッと掴んだまま身動き一つ出来ない。
 とろ火で煮詰められたようにすっかりほぐれた尻穴をイジられて、高校三年生の少女は頭の中が白くなるような感覚に襲われてしまう。
 かろうじて大事な部分を隠しているTバックもすっかり汗を吸い込んで喰い込んでいるので、本当に見えてしまいそうな際どさだった。
「ほらほら、どうしたの、いずみちゃん? 許さないんじゃなかったけ♪」
「アンッ、あ、ああんっ! だめっ、駄目っ! いやあっんっ! おかしくなっちゃうっ! もう許してえっ」
 汗まみれになりながら不自由な格好で射的場のライトに照らされ、淫らな尻振りダンスを披露し強烈すぎる刺激の前に、許さないと言った少女が許してと叫んでしまっていた。

 思わず観客も失笑している。
「やだなあ、許すもなにもぼくはただいずみちゃんに弾を早く渡したいから、こうやってほぐしてるだけなのに♪」
「ああっ、あ、ああ~~~~~っ!!」
 ドリルのような動きで上下され勝気な少女は為す術なく台座の上で仰け反り、白い喉を震わせて甲高い悲鳴を上げブルブルと震える。その高校生とは思えない悩ましい表情にまたもシャッターが切られ、くっきりとした眉根を寄せ焦点の合わない瞳を霞ませる美貌が記録されてゆく。
 ようやく指を抜かれても、いずみの可憐だった菊花は同級生の指の形を覚えたように開いて、ハァハァと荒い息と一緒にヒクんとしてしまうのである。
「さって、それじゃココに弾を入れて、と」
「あんっ!」
 菊丸の指の代わりにもならない、無機質なコルク栓を詰められても情けなく反応してしまい、真っ赤になっている。
「ほら、いずみちゃん、しっかりしてよ。景品、落とすんでしょ?」

「そんな‥」
 くったりとしているいずみに銃を握らせ、無理矢理台座から的へと狙いを付けさせる。
(‥だめ、手が震えちゃって狙いがつけらんない‥。お尻、ああんっ、とろけちゃう‥っ)
 狙いを付けようと息む度にコルク弾を締め付けてしまい、その感覚に力が抜けてしまう。
「もうしょうがないなあ。ぼくが支えて上げるからちゃんと狙ってよ」
 まだ銃身を震わせているいずみに覆い被さると、その身体をまた支えようとする。
「や、やめてっ! まだ変なことする気なのっ?!」
「まあまあ、そう言わずに」
 肛門調教でクタクタにされ、さすがのじゃじゃ馬娘も限界を迎えていた。それなのに菊丸は問答無用で同級生の身体を支える大義名分で、またも後ろからたっぷりとした乳房をわし掴む。

「あはぁっ、ん!」
 それだけでビクンッと仰け反ってしまう。
「さ、こうやって支えて上げるから、今の内に狙いを付けるんだ、いずみちゃん!」
「で、できるわけ‥っ、あっ、やめてっ! ダメっ、だめえっ!」
「泣き言なんていずみちゃんらしくもない。ほら、背筋を伸ばして」
 膨らみを根本から絞り出すように掴まれた挙げ句、五本の指に独立した動きで刺激を与えられ、背筋を伸ばすどころか、弓なりに反り返らせて汗をまき散らしてしまう。
 その反動でお尻がキュッと窄まりコルクを喰い締めてしまいジクジクと甘く疼く感覚が広がって「ああぁあっん! あっあん」と叫んで仰け反るのだ。
 せめてこの栓だけでも無ければ‥。そう思いはしても、意識すればするだけお尻の穴がとろけてきてしまい、いま自分の胸を責めてくる菊丸の指を思い出している。無機質なコルクが逆にさっきまでの菊丸の指先を鮮明に思い出させ、その記憶がいずみを責め苛み、頭の中までおかしくしてしまう。
 しかも男たちの視線の圧力に心を読む能力が反応してしまい、さっきから何人もの男たちの妄想‥自分を苛め抜く男たちのいやらしい責めが襲ってくるのだ。

 ある男は自分の大事な部分に吸い付き、延々と舌で責め嬲り、ある男はコルクで栓をされているお尻の穴を菊丸と同じように指で責め、またある男は‥
 頭の中に投影されてくるそれはいわば剥き出しの神経を直接責めてくるようなものだ。いくら気の強いいずみでも堪えることが出来ないのである。
 口惜しいことにいずみはさっきから菊丸の責めだけではなく、そんな妄想にさえ反応してヒクヒクと何度もコルク弾を喰い絞める動きを見せながら、お尻を振っていた。
(こんなんじゃ‥玩具にされるだけで、あの子の玩具を取ってあげられ‥ない。だめっ、しっかりしないと‥っ、ああんっ、でも力はいんない‥お尻からとけちゃいそう‥)
 ブルブルと震えながらも、それでも健気に銃身を的に向けるいずみだったが、ふらふらと銃身は揺れ続けるだけだった。
「もう! いい加減にしゃんとしてよ!」
 真剣に狙っているとは思えないいずみの様子に、菊丸も痺れを切らしてお仕置とばかりにピーンと尖りきった勃起乳首をキュッと摘みあげる。
「っ、‥‥!」
 あまりの衝撃に声にならない悲鳴をあげる高校三年生の美少女。

 ブルブルっと小刻みに全身を震わせ、何かに耐えるようにギュッと瞼をきつく閉じて唇を噛み締めている。
「なにやってるのさ、いずみちゃん! あの子のためにぬいぐるみを取るんでしょ。それなのにさっきからフラフラして!」
 言いながら強く摘んだまま、勃起乳首を上下に扱く。
 17歳の少女は銃を強く握り、両足を踏ん張ってその攻撃をやり過ごそうとする。眉を寄せて、顔を真っ赤にして髪が乱れるのも構わずに左右に振りたくる。
 Tバックが喰い込み、今にも大事な部分が見えてしまいそうな危険な状態にもかかわらず、お尻を浮かす。その拍子に谷間にたまった汗がポタリポタリと垂れ落ちるのも構わず、尻穴を刺激するコルク弾をキュウッと音がしそうなほど喰い締めてしまう。
 それを見てとった菊丸はニヤリと笑うと
「こらっ! そんなに弾を締め付けたら、取れなくなっちゃうでしょ!?」
 勃起乳首をシゴキながら、ピクンピクンと跳ね続けるお尻の谷間に手を伸ばし、コルク弾を摘むとクイクイと小器用に動かす。
「あっ、アアあっ~~~~~~~~~~~~~!!」

 勃起乳首とお尻の穴との二重攻撃についに耐え切れず白い喉を見せ、口いっぱいに開いて凄まじい悲鳴を上げるじゃじゃ馬娘。あまりの音量に今まで射的場の盛り上がりに気付いたいなかった者まで振り返るほどだった。
「な、なんだアレ?!」
「やだっ! あの子、お尻丸出しにしてなにやってるの?」
「おかあさん、あのおねえちゃん、なんでないてるの~?」
 射的場で行なわれていたとんでもない光景に、さまざまな反応が広がってゆく。
 しかしいずみはもうそれどころではない。
 祭りの夜に公衆の面前でお尻の穴まで晒し、ライトに照らされながら同級生の肉体改造を受けて、淫らに順応してしまう屈辱に、もうどうにかなってしまいそうなのだった。
「あっ、いっ、いや‥いやぁっ! だめっ、もう許してっ、ほんとにおかしくなっちゃうっ! お尻、お尻が‥や、あ‥っ、くるっちゃうっ!!」
 菊丸のコルク弾弄りに悩ましくお尻を振りたくり、喰い込んだTバックパンティを気にする余裕もなく、今にも見えそうな大事な部分を男たちに携帯カメラで写されながら、泣き喚いてしまう。

 そのあまりの凄まじい光景に男たちは生唾を飲み、もっとよく17歳の美少女の狂態を見ようと知らず知らずに輪を狭めてしまっていた。
 みしっ
 台座のどこかで不吉な音が鳴った。
「あっ、あ、アンっ! あぁあっ、ん! 見ないでっ、見ちゃダメエっ!」
 しかし、じゃじゃ馬娘の泣き叫ぶ声にそんな小さな音は掻き消されている。勝気な少女はもうその気丈さを見せることも出来ず、ひたすら台座の上で淫らな尻振りダンスを披露するしかできなくなっていた。
 勃起乳首を扱かれ仰け反れば、お尻のコルクをクルクルと捏ね繰り回され全身を仰け反らせて泣き喚く。
 それでも銃把を握っているのは、約束を果たそうと闘っている証なのか。
 だが、今のいずみはただ菊丸の悪戯に台座の上でのたうつしか出来ないのだ。
 再度、不吉な音が鳴る。

 だが誰もその音には気付かない。美少女が今にも見せようとする恥ずかしい姿に釘付けなのだ。
「でへ、いずみちゃん。そろそろ次の弾がいるんじゃないの~♪」
「‥あ、はぁ、んっ、な、なにを‥言って‥」
 耳元で菊丸のイヤらしく囁いてくる。朦朧とした意識で菊丸が何を言おうとしているのかがわからなかったが、次第にその意味を理解してくると、より以上に激しい抵抗を見せるのだ。
「やっ、やめて‥っ! いまそんなことしたら、わたしホントに駄目になっちゃうっ! お願い、許してっ!?」
 バタバタと暴れるいずみだが、台座に押さえられていて逃げ場などない。それにお尻から伝わる甘い疼きが全身に広がっていて、もう力が入らないのだ。
「まぁまぁ、これも景品を取るためだよ、いずみちゃん♪」
 菊丸はもがき暴れるじゃじゃ馬を平然とあやすと、お尻の谷間に小高い丘を作っているコルク岳に手を伸ばす。
「あっ、ああっ!」

 キュウッとお尻を窄めてなんとか阻止しようと試みるのだが、逆にそれが仇となり余計にコルクの動きを皺一本で感じてしまうほど敏感に反応してしまう。
「アンッ! あぁ、あっ! やめ、おねがいっ、抜いちゃいやっ! ねえ、菊丸くんっ!」
 懇願も空しく、コルクは徐々に抜かれていき、窄まりも小高い丘を追いかけるようにねっとりと吸い付く様に見物客から「おお~」と歓声が上がる。
 そうして観客たちが寄り集まっていくたび、不吉な音は頻度を増し、大きくなっていた。
「なんか聞こえないか? みしみしって」
「あ~? 気のせいだろ。それより見ろよ、弾に吸い付いちゃってるぜ、お尻の穴っ」
 噴火寸前の火山のように盛り上がるお尻の穴。菊丸に苛め抜かれて真っ赤に充血しているために、よけいにそんな光景を思い起こさせる。
 コルク弾が抜かれる瞬間を見ようと、さらにいずみの周りに人が集まってくる。
 またしても台座から不吉な音が上がっていくが、コルク弾の行方に気を取られてそれどころではなかった。

「ああっ! やんっ、やぁあんっ! もうだめっ、だめえっ‥! ちから、はいんないっ!」
 必死に尻穴を喰い締め、コルク弾を抜かせまいとしていたいずみだが、いかんせんほぐされきったソコでは食い止める力もなく、無常にも空気の抜けるような音と共に奪い取られてしまっていた。
 開ききったお尻の穴が男たちの目に晒される。
 ヒクヒクとする、そこの可愛らしさに感嘆の声が上がっていた。
「あ、あっ、見ないでっ、見ちゃダメエええぇっ! あ、ああぁん、ああ~~~~~~~~~~~っっ!!」
 ぎしり、と台座の上で若鮎のように瑞々しい肢体がビクンっと跳ねる。
 あまりの恥ずかしさに嫌々をするいずみだったが、そこに生じるむず痒さ、引き抜かれた瞬間のなんともいえない感覚に目の前が真っ白になり、口をいっぱいに開いて絶叫する。
 観客の何人かは、台座から軋み出る音に気づき始めていたが、いずみの甲高い叫びがほとんど掻き消してしまっていた。
「さ、それじゃ次の弾を‥♪」

 嬉しそうに菊丸がコルク弾を弄んでいる。次の攻撃で台座の上で悩ましくお尻を上下させ、荒い息を吐いているじゃじゃ馬娘を飼いならすことが出来るのを確信しているのだ。
「‥や、め‥て」
 いずみは抗いの言葉すら満足に出せなくなった。これ以上なにかされたら、本当にどうにかなってしまう。それなのに、お尻の穴を閉じることも出来ずにヒクつかせてしまうのを止められないのである。
「っ」
 コルク弾の先がお尻の大事な場所に触れ、それだけでいずみはピクンととろけてしまう。
「そ~れ♪」
 容赦なく菊丸は少女のお尻に再び栓をする。
「っ! ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!!!」
 声にならない叫びを上げ、いずみは全身を仰け反らせた。下駄に爪先立たせていた左足がピーンと突っ張り、右足がビクッと摩擦する。左手が台座の縁をギュウッと握り締める。
「ひっ、ひぃっ! き、きくまる‥ゥ‥ッ! いやっ、いやあっ! きくまるうぅっ!」
 同級生の名を呼んで凄まじい悲鳴が美少女の口から上がった。
 なにより、その表情。
 きつく閉じた瞳と切なそうに歪められた眉根。額にべったり張りついた黒髪は汗を吸って重くなっている。小鼻を膨らませ、いっぱいに開いた口端からはとろりと涎すら溢している。
 そんな悩ましい顔を男たちに見せながら、いずみはもうなにも考えることも出来ずに同級生にお尻の穴をコルク栓される感覚に泣き喚いてしまう。
(も、もうだめッ‥! 耐えらんないっ、くるっちゃう、おかしくなっちゃうっ! ああっ、きくまるううぅっ!)
 どこまでも自分を狂わせる同級生を恨みがましく見上げると、うんうん、頷く菊丸と目が合った。「あ、あんたなんかにぃっ‥」いずみは悔しさに歯噛みしながら、しかし悔しいッ、と叫ぶとまた菊丸のみならず数十人の前で女そのものの情けない姿を見せ付けてしまう。
「ああンっ! あん、あ、あっ。菊丸ッ、菊丸ウッ! あああ~~~~~~~~~っ!!」
 あまりに激しく全身を仰け反らせ、慄え続けたのが止めだった。限界を迎えていたのは何も高校三年生の少女だけではない。安っぽい作りの台座もまた、見物客たちの圧迫とじゃじゃ馬娘の暴れ具合に耐え切れなったのである。
 みしっ、みし、みしいいっ
 ついに誰の耳にも届く音を立てて、支柱が割れ、台座が傾いてゆく。
「わ、わあああああっ?!」
 周囲から悲鳴が上がり、台座を中心に殺到していた男たちが折り重なって倒れる、阿鼻叫喚の中、いずみもまた凄まじい叫びを上げながら、無意識に右手に握り締めていた銃の引き金を引くのであった。

 


「わあ、お姉ちゃん、ありがとー!!」
 リンダとすっかり仲良くなり、戻ってみればもう一人のお姉さんから念願の熊のぬいぐるみを渡され、満面の笑みを浮かべる少女。
 その笑顔にいずみも嬉しくなって、一緒に笑いあう。
「ねえ、お姉ちゃん? あのお兄ちゃんも景品なの?」
 少女がいずみの肩越しに射的場を指差していた。
 見れば景品棚の上にロープでグルグル巻にされた菊丸がじたばたと暴れているのだった。リンダが銃を構えるとさらにじたばたともがき出す。
「オウ、菊丸。ソンナニ暴レタラダメデス!」
「ふぐぐぐぅ‥っ!!」

 リンダだけではなく四方から狙い撃ちにされ、猿ぐつわの隙間からくぐもった悲鳴を上げていた。
「お兄ちゃんはね、ちょっとお仕置きされてるのよ」
「おしおき?」
 不思議そうな顔をする少女に、いずみは頭痛がするように額に手を当てる。

ああん、もう! わたしの体をおもちゃにしてっ! 誰かほんとに景品でもらっていってくれないかしら?

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