ハートキャッチいずみちゃん SS_14

「ドッキン!!生着替え?!の巻」


「わあ。すごい!」

え、何に驚いてるのかって?
ふふ、見て、これ。
すごい衣装でしょう。

 いずみのいる場所はまさしく壮観ともいえる衣装の山だった。
「どう、いずみちゃん? なかなかのものでしょう、演劇部のコレクションも」

 感嘆するいずみに声をかけたのは演劇部の部長で、三年生の森尾尚美。
 以前にいずみや菊丸が演劇部の英語劇に参加した事もあって、その後、旅行に行ったりと親しい仲になっていた。
 その尚美がいずみに面白いものを見せてくれるというので、いずみの行った先が演劇部の所有している衣装の倉庫だったのだ。
「ほんと、すごい数ね。尚美ちゃん」
 そう言って、手前にある衣装を手に取るいずみ。
 それにしても、流石に面白いものを。と言うだけの事はある。
 これだけの数を揃えるなど、なまなかな事ではない。少なくとも、一高校の部活の範疇に収まるものではないだろう。
 しかも、いずみが触れている衣装の手触りから想像するにかなり良い生地を使っているようだ。
 いずみも、その手触りを楽しんでいる。

「ふふ、そうでしょう。うちは園長先生が協力してくれてるの。なんでも昔、宝塚に憧れてたらしくって、それで、ね」
 尚美の顔にわずかに不謹慎な笑みが浮かんでいる。
 いずみのも尚美の説明に苦笑気味だ。
 二人とも園長の顔を思い浮かべているのだろう。
 なにしろ、園長といえば昔はどうなのかは知らないが、今はしわくちゃのお婆ちゃんなのである。
 だが流石に部長の立場もあるのか、いちはやく表情を引き締めると軽く咳払いをしていずみに声をかける。
「で、どれか気に入った衣装はあった?」
「うん、これなんだけど‥」
 と、いずみが差し出したのは‥

「あら、セーラー服?他に気に入ったのなかった?」
 これには尚美も驚いたようだ。
 数ある衣装の中から、何の変哲も無い制服を選んだのだから無理も無いが。
 訝しげにいずみに聞き返す。
「うーん。気に入ったのが無いわけじゃないんだけど‥」
「あら、じゃあ、どうして?」
「わたし、転校は多かったけどセーラー服って着たことないのよね。ずっと、ブレザーや私服のとこだったから」
「へえ、わたしは中学のときセーラーだったから、ブレザーに憧れるけれど‥」
 と、いずみの選んだ棚の横に飾ってあったブレザー服に手を伸ばしながらそんものかしら、という表情をみせる尚美。

「ねえ、尚美ちゃん。これ、着てみてもいいの?」
「それは構わないけど。‥そうね、わたしも着てみようかな」
 ブレザー服を前に当てながら、いずみの言葉に賛意を示すのだった。
 そんな二人の様子を扉の影から食い入る様に見詰めている人影が‥。
「くーっ!これはいいところに来ちゃったぞー」
 放課後、なにやら尚美がいずみと一緒に歩いているのを見かけて尾けてきた菊丸であった。
「まさか、こんなおいしい場面に出くわすなんて。やっぱり、日頃の行いがいいからかなー。こう、勘が働いたって言うか」
 日頃の行いが良い人間は人を尾行したり、覗きに走ったりはしないはずだが、菊丸の価値基準はいかに美少女と接点を持つかにあるのであった。
「‥おっ!」

 しゅる、する。と、衣擦れの音が漏れてくる。
 慌てて、扉に張り付き中を伺う菊丸。
「お、おおお────っ!」
 中の光景は、天国の風景もかくや、二人の美少女の生着替えの情景が映し出されてる。
 いずみは、すでに私服を脱ぎ去り下着だけになっている。
 ブラジャーは着けていないのか、パンティ一枚であり、上半身、まるで牛の角のように優美なカーブを描く豊満な胸はブラジャーなど、邪魔だといいたげにはっきりと自己主張している。
 その先端部に息づく、桜色の乳首は空気に晒されているためか、わずかに縮こまっているようにも見える。
 そして、隣では尚美が同じように、下着姿を晒している。
 こちらは、いずみと違い上下、お揃いの下着を身に着けていた。

 淡い、ブルーの下着が滑らかな曲線を持つ身体をより一層に引き立て、下着の上からでもわかる絶妙なプロポーションを見せる。
 わずかに一年の違いであるにもかかわらず、いずみとは違ったムンとした色気を放ち、さすがに人前に立つのに慣れた演劇部部長の貫禄を見せていた。
「うーん。尚美ちゃんは上を着けたままかぁ。ちぇっ、残念」
 これほど、素晴らしい眺めを前にしながら菊丸からはそんな文句が出る始末だ。
「でも、このまま着替えが終わったらお楽しみがなくなっちゃうな‥うーん、あ、そうだ」
 不意に手を打ち、にんまりと笑う菊丸。
 倉庫の中ではすでに着替えの終わった二人が、お互いの制服姿の品評会に興じていた。
「いずみちゃん、セーラー服、似合ってるぅ」
「ありがとー。尚美ちゃんも似合ってるわよ」

 などと、女同士の友情を深めている。
 と、そこへ。
 ガラリ。と扉の開く音が倉庫に響く。
「!」
 反射的に身を強張らせる二人。
 入って来た人影は、菊丸であった。
「やあ、二人とも」
 快活に挨拶をする菊丸だが、二人は天敵の登場に驚きを隠せない。
「な、なんで、菊丸くんがこんなところに来るのよ!」

 と、いずみの険の含まれる声での応対。菊丸のことを考えれば先程までに着替えを覗かれている公算が高いのだから。
「なんでじゃないよ!いずみちゃん!」
 が、菊丸。逆にいずみに怒声を浴びせにかかった。
 いずみに尚美は、この剣幕にわずかに身を引いてしまう。
「‥な、なによ。菊丸くん」
「んもう、なによ。じゃないでしょ、いずみちゃん」
 菊丸は、いずみの言葉に更に畳み掛けるように言葉を重ねてゆく。
「その衣装。演劇部のじゃないか!なんで、勝手に着てるんだよ」
「え、だ、だって、尚美ちゃんが着てもいいからって‥」

「尚美ちゃんも尚美ちゃんだよ!いくら部長だからって、部員でもないいずみちゃんに勝手に衣装を着せて!」
「そんな、どうして菊丸くんに‥」
 尚美も抗弁するのだが、菊丸の勢いにどうにも言葉が続かない。
「うん。じつはさっき、園長先生に演劇部の衣装からセーラー服を持ってきて欲しいって頼まれてたんだよ」
 嘘八百である。先程、一部始終を覗いていたために、ここの衣装の持ち主ともいえるのが園長であると知ってのことであった。
「そ、そうなの。わかったわ、じゃあいまから脱ぐから、菊丸くん、向こうに行ってて」
 そう言って、セーラー服を脱ごうとするいずみだが、菊丸はそうはさせじとばかりに次の言葉を投げかける。
「なに言ってるんだよ! いずみちゃん。園長先生はすぐに持ってきて欲しいって言ったんだ。着替えるよりもそのまま園長先生のところに行った方が早いよ」
「このままって‥。着替える時間くらい‥」

 菊丸の言葉に自分の姿を見下ろしながら躊躇するいずみだが、菊丸はさっさと肩を掴んで回れ右をさせるといずみを廊下に放り出してしまう。
「ほら、いずみちゃん、園長先生が待ってるよ~」
「あ、もう。行けばいいんでしょ、行けば」
 手を振る菊丸に溜息をつきながらも、勝手に着替えてしまった手前、強く出ることも出来ずにいずみは園長室へと向かうのだった。
(ぐふふ、これで邪魔者はいなくなった~♪)
 廊下の向こうにいずみが消えるのを見て、にんまりと笑う菊丸。園長先生がセーラー服を持ってきて欲しいなど嘘八百である。滅多にない機会に演劇部の才媛、森尾尚美部長をなんとか可愛がろうと画策しているのだ。
「いやあ、それにしても尚美ちゃん、ブレザー服も似合うなあ」
「うふふ、ありがとう。お世辞でも嬉しいわ」
 明るい笑顔で下級生の褒め言葉を受け取る尚美だが、お世辞でもなんでもなくその格好は似合っていた。

 ただ、幾分か尚美には小さいようでブラウスの胸元はボタンが外れて、深い谷間を覗かせていたし、スカートも屈めば下着が見えてしまいそうな位置で裾を翻している。
(う~ん、なんとか拝めないものだろうか)
 などと菊丸が不遜な企みを描いているのも知らず、尚美は次の演劇の舞台のことなどを話しかけているが、菊丸はまったく聞いていなかった。
「ねえ、菊丸くん‥? 聞いてるの?」
「‥、‥」
 なにも反応のない菊丸に何度か声をかけるが、菊丸はとにかくこの美味しそうな獲物をどうやって堕とそうかとまるで上の空である。
「ちょっと、菊丸くん?!」
「え?あ、なに、尚美ちゃん‥って、うわああ!」
「あ、きゃああああっ!」

 さすがに温厚な尚美もこの態度に肩越しに声を強めると、ようやく菊丸も気づいて振り返る。が、いきなり振り返られて思わず唇と唇が触れ合う距離にまで近づいてしまい、さすがの菊丸も予期せぬ急接近に驚きの声を上げてしまった。
 その声に今度は尚美が驚き、お互いが驚愕のあまりに足を滑らしてしまった。
「あいたたた‥」
「ご、ごめんなさい、菊丸くん」
 床に転がった二人は痛い顔をしかめているが幸いにも怪我はないらしく、すぐに起き上がろうとする。しかし、二人ともなぜか中々起き上がることが出来ない。立ち上がろうと四苦八苦していた尚美が、改めて自分たちの状態を確認しようと首を廻らすや、驚愕の叫びを上げてしまうのだった。
「ど、どうして起き上がれないの‥え、ええ~~~っ?!」
「どうしたの、尚美ちゃん!? ‥あ、ああ~っ?!」
 二人が驚くのも無理はない。床に転がった二人は菊丸を下にして、頭の向きを逆に尚美が上に折り重なるようにしており、しかも倉庫内の衣装が二人の上に散らばり思うように動けないようになっていたのだ。
 二人ともとにかく起き上がろうとしていたので、今の今までその状態に気づいていなかったのだ。

(よく見れば、こんなに素晴らしい眺めだったのね~♪)
 菊丸は目の前に広がる桃源郷に眦を下げて、ほくそ笑む。尚美の身体が逆向きのまま上に乗っている為、菊丸の視線の先には尚美のスカート奥が丸見えになっている。
「い、いやぁあん、菊丸くん、見ないでえっ?!」
 後輩の視線から逃れようと腰を揺するが、折り重なった衣装が邪魔をして身動きが出来ない。おかげでレースに縁取られたブルーのパンティを隠すことも出来ない。
「あ、あんっ!」
 後輩の視線に恥ずかしがって首を振っていた尚美が、急に可愛らしい声を上げた。
「な、なに‥っ‥あ、あ‥ばかぁっ、やめなさ‥いっ!」
「やめてって言われても、とにかく起き上がらないことには‥」
「あっ、あっ、だ、だからっ、やめ‥っ、あ、あぁンっ!」

 四つん這いの姿勢のまま、上半身を反らして可愛らしい悲鳴を上げ続ける尚美。よく見れば菊丸が起き上がろうとして、先輩のスカートの中に頭を突っ込んでいるのであった。
(うひょひょ~、起き上がるフリをして存分に楽しませてもらっちゃいますよ~♪)
 自分を跨いでいる為に脚を閉じることも出来ず、無防備な姿勢のままの上級生のスカートの中で菊丸は固い決意を漲らせつつ、いつものように女体探索を楽しみ始めるのだった。
 その頃。
「園長先生ったらどこにいるのかしら。園長室にもいないし‥」
 こちらは菊丸に倉庫を追い出されたいずみちゃん。
 セーラー服を着たまま園長先生を探しているため、周りの生徒から奇異の目で見られているのが不機嫌さに一層の拍車をかけているようだ。
 そんないずみに声をかけたのが、職員室に向かっていた桂木先生であった。生徒たちが私服姿の校内では珍しいセーラー服に目を見張るっている。
「あら、いずみちゃんじゃない。どうしたの、その格好?」

「あ、桂木先生。ええ、じつは‥」
 事情を説明するいずみに桂木先生は首を傾げる。
「おかしいわねえ。今日は園長先生は出張でお休みよ?」
「ええっ? 本当ですか!」
「ええ、だってわたしがお見送りしたんですもの‥て、いずみちゃん?」
 桂木先生が話し終える頃には、いずみの姿は廊下からもう消えてしまっていたのだった。
 いずみが事の真相に気付いた頃、倉庫ではすっかり菊丸に巻き込まれた尚美が愛らしい悲鳴を響かせていた。
「あっ、あっ、あぁっ!!」
「尚美ちゃん、もっとずれてくれないと、起き上がれないんだってば」

「だ、だって‥あ、アァンっ、そ、そんなところ、だめぇっ!」
 ぴくん、と可愛らしく身体を震わせたかと思うと、尚美は白い喉を見せて顔を上向かせる。
 いつのまに脱がされたのかブレザーの上着は脱がされ、狭い倉庫で二人分の熱がこもり、室内の暑さに白いブラウスが汗で張り付いてブラジャーの線をうっすらと浮かび上がらせ、額には玉のような汗が浮かび、時折つーっと滴る汗が細い顎にまで垂れて床に染みを作っていた。
 相変わらずスカートの中には菊丸が顔を突っ込み、逃げられないように細腰を抱きしめている。これでは起き上がろうにも起き上がれるはずがない。
(でへへ、すっごい汗。あ~あ、こんなにパンティ、濡らしちゃって♪ 透けて見えちゃいそう)
 菊丸がスカートには手をつけずそのまま穿かせている為、ムンとした熱気でスカートの奥はねっとりとした空気が留まっている。甘酸っぱいような、なんともいえない匂いを満喫しながら、上級生の演劇部部長が奏でる愛らしい発声練習を楽しんでいる。
「あン、あぁんっ、やめ、やめ‥て‥お願いっ、もう許してっ!」
 下級生相手にお願いしてしまう口惜しさに歯噛みしつつも、菊丸の舌がパンティの上で踊ると堪らずお尻を揺すって、いやいやっと首を振ってしまう。
 最初の内こそ言い訳しつつ、身体に触れてきていた菊丸だったが、今はもうこうして無遠慮に下着越しの舌責めに専念し、上級生を可愛がるのに夢中であった。

 なまじ白いブラウスにリボンタイ、タータンチェックのスカートを身に着けているために、その悩ましさ、妖しさは際立ち、まるで菊丸を監督に別の演技指導をされているような錯覚さえ覚える光景だ。
(だめぇ‥このままじゃ、起き上がるどころか‥た、倒れちゃいそう‥)
 もう身体に力が入らず、起き上がろうという気さえおこらない。それどころか、床に倒れこんでしまいそうなのを必死に堪えているのだ。
「尚美ちゃん、もっと力を入れて! ほら、ぼくの合図にあわせるんだ。それ、いち、に、いち、に」
 そんな尚美の状態を知ってか知らずか、菊丸は先ほどから繰り返していた舌先での合図を再び開始し、上級生のレースのパンティに顔を埋めるのである。
 先をすぼめた舌先はパンティ越しにもはっきりとわかる突起を探り当てて、つんつんと刺激する。
「あっ、あーっ、あっ、だめっ、もう、だめっ‥い、いやああああっ!!」
 情け容赦ない合図に、18歳の美少女は四つん這いの姿勢のまま背筋を弓なりに反らし、可愛らしい舌を覗かせつつ絶叫する。
 そして爪で床をカリカリと引掻きながら、膝が震えてそのまま菊丸の上に倒れてしまう。

「う、うわ、い、息が出来なっ、な、尚美ちゃん、ど、どいてくで~っ!!」
 お尻に圧迫された菊丸が暴れているが、尚美の方は退きたくても身体に力が入らず、退くことが出来ないどころか菊丸がモガモガと喋るたびに、圧迫した部分から響いてくる刺激にぴくんぴくんと反応してしまう。
「あ、あっ、だめっ、菊丸くんっ、喋らないでっ、あ、ああっ!」
 霞みがかった意識のまま受ける刺激に、尚美は思わず顔を右に左に振ってしまうのだが‥
「お、おひょ、おひょひょ~、うは、うはは‥むが、く、くるし‥っ‥」
 なんともいえない叫びを放つ菊丸がよけいに暴れだし、尚美もまた密着したままの部分から受ける刺激に「あっ、あぁん」と髪を振り乱して腰を落としてしまう。
(な、尚美ちゃんの顔がアソコに当たって‥う、嬉しいけど、い、息が‥このままでは、し、死んでしまう‥)
 思わぬ役得ににやけてしまうが、酸欠状態に昇天寸前である。
 しかし上級生の美少女とこんな状況になるなど滅多にあることではない。

 菊丸は死力を振り絞って、パンティにむしゃぶりつく。
 すっかり汗を吸いきった布地からトロリと水分が滴り、尚美の汗の匂いが口中に広がってゆく。
(う、う~ん、甘いようなしょっぱいような。なんとも不思議な味が‥)
 もっとよく味わおうと、舌を伸ばしてジュルジュルと下着越しに舌を突き出してナメクジのようにヌラヌラと蠢かすのだ。
「ああっ! だめぇっ、だめ、だめえぇっ!」
 生まれて初めて味わう刺激に、高校三年生の美少女は押さえられ身動きのままならない細腰を揺すって身悶える。
 下着越しとはいえ、薄布一枚の際どさで年下の男の子の舌が大事な部分に這い回る感覚におかしくなってしまいそうだった。
(‥っ、ゾクゾクしちゃうっ)
 学年一とも言われる美貌をとろけさせ、18歳の少女は眉根を寄せて必死にとろけそうになる感覚に耐えようとするのだが、舌が動くたびにお尻をピクンとさせてしまっていた。
「あっ、あっ、あっ! いやっ、いやぁあっん!」
 男の子の顔に跨ったまま、可憐な美少女は嫌々と泣きながら、しかし堪らない感覚に美貌を歪め艶かしい吐息を漏らしてしまう。
(ああっ、き、菊丸くんの舌が‥ぁっ! お、おかしくなっちゃう)
 学年の差もあり、菊丸の悪戯を受ける機会のあまりなかった尚美にとってこの攻撃はあまりにも激しすぎた。
 演劇一筋に打ち込み、異性からの告白も断り続けた美少女に菊丸の洗礼はあまりに苛烈で嫌でも宗旨替えをさせられてしまいそうなのだ。
(うぷぷ。この機会に尚美ちゃんにもしっかりぼくのものになってもらいましょ♪)
 憧れの先輩の反応に気を良くし演劇以外の悦びを味わってもらおうと、菊丸もトロリとパンティから染み出す汗を味わいながら舌で見つけた弱点を重点的に責めてみせる。
「アアッん! だめっ、菊丸くん! そんなとこ‥っ、い、いやあぁっ!」
 髪を振り乱し後輩に見つけられた弱点に泣き喚く美少女。発声はさすがの一言で部屋中に愛らしい声が響き渡る。
 いやらしい舌がヌラヌラと這い回る感触は不快でしかないはずなのに、尚美は舌の動きにあわせて腰を動かしてしまい清純そのものの美貌を真っ赤に染めてしまう。
「ダメッ、だめえっ! 許してっ、尚美、おかしくなっちゃうっ!」
 舞台では凛とした美しさで観客を魅了する少女が、後輩を相手に許してと泣き喚き汗に濡れるブラウスを張り付けたままブルブルと背を反らす。
 もう本当におかしくなりそうだった。
 菊丸の舌が蠢くたび、自分の中で何かが変わってゆく感覚。
 演劇用の衣装に身を包んでいるというのに自分を律せず、菊丸の思いのままに操られる屈辱。
(こ、このままじゃ、わたし‥)
 身内から湧き上がるおぞましい感覚に気付き、必死にそれを押しとどめようと唇を血の出るほど噛み締める。なのにパンティの奥から溢れる疼きに「ハァ、ン」と甘い吐息が漏れるのを止められず、すぐ情けない悲鳴を上げてしまう。
「ああンっ?! や、いやっ、いやぁぁんっ! も、もうだめっ! 菊丸くんっ、尚美、ダメッ、だめえっ!」
 年下の少年相手に許しを請い、四肢を突っ張らせて全身を仰け反らせる。
(でへ。尚美ちゃん、もう限界みたい♪)
 菊丸もしっかりと尚美の様子を見定め、レースのパンティ越しに舌を思い切り掻き出すように動かす。
「あっ!」
 美少女が目を見開き、次には眉をたわめ「ウムゥンっ!」と生臭い呻きを漏らす。
 ドリルのように丸めた舌が容赦なく尚美の何かを採掘し、その貴重な、この世に二つとないものを明るみに出してゆく。
「っ! き、菊丸っ、くん‥! だめっ、もう、わたし‥っ! あ、あ、あっ、アア~~~~~~~~~~~~~~っ!!」
 可憐な演劇部部長に似合わない、生々しい女そのものの悲鳴が部屋中に響く。
 菊丸の頭をギュッとむっちりした太股が挟み込み、両の爪先が丸まったままブルブルと震える。
 そのまま一分近く、尚美は仰け反ったまま愛らしい泣き声を放ち続けるとガックリと後輩の上に崩れ落ちてしまうのだった。

 ようやく尚美の下から解放された菊丸だったが、今度は気を失った先輩を介抱するためブラウスやスカートを脱がし、膝上に乗せて優しくマッサージを施していた。
「あ、あっ、いやっ、いやぁんっ、菊丸くんっだめ、だめえっ!」
 パンティの中に潜んだ右手の動きに、大きく開かされた両脚がピーンと突っ張り尚美が膝上でブルブルと摩擦する。
 小振りな、しかし形のよい美乳が左の手で揉みしだかれ、ガチガチに勃起した乳首を捏ね繰り回されると美しい演劇部員は半狂乱に泣き喚いてしまう。
「でへ。かっわいいですよん、尚美ちゃん♪」
「ああッ! き、菊丸くんっ、も、もうやめて‥っ、くるっちゃう!」
 年下のように扱われながら耳元で囁かれ、18歳の少女はもう耐えられないと仰け反って許しを請うしかない。
「なに言ってるんですか。せっかく仲良くなれる機会なんです。もっと仲良くなりましょうねっ‥と♪」
「も、もうだめっ! わたし、またぁっ!」
 勃起を乳首を扱き、パンティの中で指がいやらしく蠢かされると、校内でファンさえいる演劇部の部長が顔を真っ赤にして学校一の問題児に悩ましい声で告げる。
「あ、あ、あ。き、菊丸くん!」
 年下の少年に見守られ、彼女の公演を何度見ようと見ることの叶わない女の表情を見せつける。
(だ、だめっ‥、だめよ! ああっ、でももうだめっ、耐えらんないッ!)
 これで6度目にもなる恥晒しに少女は何とか激情を抑えようと試みる。けれど女である以上どうにもならない感覚に「い、いやっ、もういやっ!」と叫びM字型に開いた両脚を引きつらせ、愛らしく泣きじゃくる。
「もう辛抱堪りませんな、尚美ちゃん♪」
「‥っ、ん、むっ、ぅ‥んん!? ムゥッ、む、ん! ん‥っ、んう‥っ、は、ハァ‥ン」
 あまりの愛らしさに先輩の頤を掴んで上向かせると、無礼に唇まで奪ってしまう。振りほどこうともがく尚美の勃起を摘み、強引に口を開かせると舌まで絡ませて黙らせる。
(き、菊丸くんとキスまで‥ッ、ああ、もうだめ、ほんとに女にされちゃ、う‥)
 学校一の問題児に女の弱さを教え込まれ、本当に仲良くなってしまうと諦念が広がりついには自分から菊丸と舌を絡ませ唾液を呑み込んでしまう。
(き、菊丸くぅん‥)

 まさに阿鼻叫喚の地獄絵図と化す倉庫内であったが、救いの神は猛々しくも美しい少女の姿を借りてやってきた。
「な、なにやってるの~~~~~~~~~~っ!!!!」
「げえっ、い、いずみちゃん?!」
 急ぎ戻ってきたいずみの怒声が倉庫内に響き渡り、菊丸は今度は別の意味で昇天させられてしまうのであった。

 


「わーん、いずみちゃん、勘弁してよー。こんなにある衣装、ぼく一人じゃ全部終わらないよー」
「あら、菊丸くん。わ・た・し・が園長先生に聞いた話だと菊丸くんに任せたって言ってたわよ」
「そ、そんなー、いずみちゃん、園長先生は出張だって‥」
「あ、そうそう、ついでにここにある衣装、全部アイロンかけておいて頂戴、ですって」

「な、尚美ちゃんまで」
「じゃ、菊丸くん、頑張ってね」
「う、うわ、待ってよ、二人とも~~~っ!!」
 倉庫の奥で聞こえる菊丸の悲鳴を背にして、いずみと尚美はさっさと扉をくぐってゆく。
 これだけの衣装を片付けるとなると、さて、何日かかることやら。

まったく、菊丸くんったら、あんな嘘までついて。たまには、反省しなさい!

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