「えっ! 私が野球部の顧問をですか?」
昼休み中の職員室。桂木慶子は、教頭から顧問打診の話をされていた。
「はい、実は、前任の先生が入院されましてな。他にやって頂ける方がいなくて…」
「で、でも私、経験がないのですが…」
「それなら大丈夫ですよ。顧問と言いましても臨時ですし、入院も一週間程度との話でしたから…」
慶子は、その話を聞いてしばし思案する。
(一週間程度なら経験がなくても大丈夫かしら、顧問と言っても居るだけだろうし…)
「分かりました。お引き受け致します」
慶子は思案の末、了承を教頭に伝えた。
教頭は「いや~助かりました。これで今週の地区予選に出れます」と、しれっと大事な事を口走る。
「えっ! ちょっ、それは聞いていないんですけど…」
「あっ…そうでしたっけ…でも大丈夫です。桂木先生は何もしなくても居るだけで良いですから」
教頭は、悪びれずにそれだけ言うと職員室を出て行く。
(聞いてないわよ! そんな事! さすがに試合に出るなら最低限の知識は必要じゃないの!!)
慶子は、出て行った教頭を恨み、後悔したが後の祭り。悩んでも仕方ないとため息を吐く。
と、そこに…
「失礼します。再テストの件で来たんですけど~」
職員室に良く見知っている生徒…いや知り過ぎている生徒の明智菊丸が入って来た。
どうやら、テストの点数が悪く他の先生に再テストの件で呼ばれたようである。
(菊丸くんか…もしかしたら野球の経験があるかも…)
慶子は、そう思いながら菊丸を眺める。
用事を済ませ職員室から出て行こうとする菊丸に慶子は声を掛ける。
「ごめんなさいね。呼び止めて」
「大丈夫ですよ。どうしたんです先生? もしかして…」
一瞬の隙をついて菊丸は、タイトスカートの上から慶子のお尻を触る。
「やぁん!」
突然の刺激に人目を憚らず喘いでしまい、職員室の先生が慶子達を見つめる。
「な、なんでもないです…すいません」
慶子は真っ赤になりながら先生達に謝り、菊丸の背中を押して職員室を出て行く。
「どういうつもりなのよ! いきなり人のお尻を触って!」
廊下の隅に移動すると慶子は小声で菊丸を問い詰める。
「どうもこうも、先生が呼び止めるから身体が寂しいのかなと思って…僕なりのスキンシップですよ」
悪びれる様子もなくニヤニヤ笑いながら菊丸は話す。
慶子は、こんなスキンシップがあるかい! と心で愚痴りながらその言葉を飲み込む。
「誰が寂しいって言ったのよ、違います。そうじゃなくて菊丸くんって野球の経験とかないかしら?」
「野球ですか? まぁ、これでも男ですからね。それなりにかじってきてますよ。地元じゃ『ハマのベイブルース』なんて呼ばれたり呼ばれなかったり」
なかなかに嘘臭い話だが多少なりとも菊丸は経験があるようだ。
「実は…」
慶子は、臨時で野球部の顧問をする事になった事を菊丸に伝える。
「なるほど…で、僕に野球のイロハを教えて欲しいと言う事ですね」
「そうなの。お願い出来るかしら?」
菊丸は、少し思案をした後に
「分かりました。先生にはいつもお世話になっていますからね。手取り足取りお教えします!」
菊丸は、目の前でガッツポーズを作る。
「本当に! ありがとう!」
慶子は、これで少しは野球の知識が身に付くと安堵する。
(ふっふっふ、文字通り手取り足取り教えてあげますよん♪)
菊丸は、心の中で不純な企みを浮かべていた。
長年に渡り彼の悪戯の被害にあってきた慶子がもう少し危機感を募らせていれば、彼に頼る事はなかったものをと思うが、ワラをも縋る思いだったためそこまで気が回らない慶子であった。
そして、日曜日の校舎
菊丸と慶子は、野球部の部室に来ていた。
いつもならば日曜日も野球部は練習をしているのだが、顧問が入院している事もあり休みとなっていた。
慶子は、部室のドアを開けようと鍵を取り出すが、その前に菊丸が開けてしまう。
「ここ、鍵が掛かってないですよ~無用心ですよね」
(でへへ、つまり一度鍵を掛けてしまえば…あとはやりたい放題! しかも防音設備と至れり尽くせりですな~)
菊丸は、内心を見透かされぬように平静を保ちつつ、慶子を招き入れる。
部室内は、部員が居ないとはいえ汗臭さが未だに残り、土埃が舞っていた。
壁に備え付けられたロッカーからは、扉が開いているものもあり中からグローブやバットがはみ出ている。
床には、誰かのスポーツバックや脱ぎっぱなしのユニフォーム等が散乱している。
ベンチも設えられてはいるがその上にも道具類が乗っており、二人は、なんとか空いているスペースに並んで座っていた。
「初めて部室に入ったけど結構…というかかなり散らかっているわね…」
慶子は、部室に入った時からしかめっ面をして愚痴をこぼした。
これからの一週間この部室になれるのかなと思い、ため息を漏らす。
「そりゃそうですよ。だってマネージャーがいませんからね」
さも、居れば綺麗だと言わんばかりに菊丸は言いきる。
しかし、この散らかりようは個人個人の意識の問題でしょと慶子は思った。
「まずは、片付けから始めないとね…」
「えっ!」
腕捲りを始める慶子に菊丸はいやな予感を覚える。
「えっ! じゃないでしょ。こんな状況じゃ、野球を教わりたくても集中出来ないでしょ? さぁ、菊丸くんも手伝って!」
「そ、そんな~」
肉体労働させられるとは思っていなかった菊丸は、落胆する。
(まぁ、この後のお楽しみのための礎と思えば!)
しかし、菊丸は、己が計画のため心を奮い立たせ奮起するのであった。
今日の慶子は、ピンク色のトレーニングウェアを着ていた。
しかも身体のラインが際立つフィットしたものであるため、スタイルの良い慶子が着ると豊満な胸や大きめのお尻が強調される。
さすが、抜群のプロポーションを誇る桂木先生。本人は気付かないのか、その格好が菊丸を欲情させてしまっていた。
(いや~いつ見ても良いお尻ですな~)
菊丸は、片付けの手を止め一点を見つめる。
そこには、後ろ向きで作業をする慶子の姿があった。ちょうど床の物を片付けるため前屈みとなっており、お尻を突き上げる形となってた。
(うーむ、今日はTバックじゃないのか~残念!)
パンツからはパンティラインが見え、お尻全体を覆っている事からもTバックではないのが菊丸には分かったのである。
菊丸が見ているとは気付く訳もなく慶子は立ち上がると振り向きながら両手を上げて背伸びをする。
「うーん…疲れたぁ…!」
背伸びをしたため胸が反らされ、その大きな二つの双丘がジャケット越しからも張りのあるモノだと伺える。
また、背伸びの影響でジャージジャケットとスポーツインナーが上がってしまいお腹やおへそが見えた。
(おぉ! 絶景かな、絶景かな♪)
ついつい片付けの手を止めて見つめてしまう菊丸。
「菊丸くん、ちょっと休も…って、どうしたの?」
そこで慶子は、だらしない顔で自分を見ている菊丸に気付いた。
「えっ…いえいえ、なんでもないですよ♪」
菊丸は何事もなかったように作業に戻ろうとするが、慶子は、さっきの菊丸の顔と視線を思い出し、一気に顔真っ赤にする。
「き、菊丸くん。さっき私が背伸びした時、お腹やおへそを見たのね!」
そう言いながら慶子は、咄嗟にお腹を両手で隠す。
「はい、可愛いらしいおへそでしたよ。それに贅肉のない素晴らしいお腹ですね! さすが桂木先生」
悪びれる様子もなく菊丸が話すため、慶子は、ますます顔を真っ赤にさせる。
「ば、バカな事言ってないで、これを片付けて!」
慶子は、グローブやバット等が入った段ボールを指差す。
「えぇ! めちゃくちゃ重そうなんですけど…」
「うるさい! 男の子でしょ!」
こんな時だけ男って…と菊丸は、ぶつくさ言いながら段ボールを運んだ。
(でも、なんであんなに先生は恥ずかしがったんだろ? いつも悪戯する時、裸を見てるのに…)
ふと気を抜いた瞬間を見られてしまうラッキースケベは、女性にとって羞恥心を感じるもの…
その乙女心に気付かない菊丸なのであった。
「さて、あらかた片付いたかしら」
慶子は、埃を払いながら部室内を見渡す。
床に散らばっていた道具類も無くなり、座るスペースがほとんどなかったベンチの上も片付られている。
「つ、疲れた~」
しかし、そのベンチには、疲労困憊の菊丸が寝そべっていた。
「もう、菊丸くん。寝てないで! 今から野球を教えてくれるんでしょ?」
慶子は呆れる。
それを聞いた菊丸は、今までの疲れが嘘のように元気に起き上がる。
「そうでした! やっとお楽しみ…」
「お楽しみ?」
「じゃ、なくて野球の指導がやれて楽しみ~なんて」
「そう? そんなに教えたかったの?」
慶子は、特別怪しむ事もなく、じゃあ始めましょと言いストレッチを始める。
「じゃあ、基本的な道具の使い方から教えますね」
菊丸は、ベンチから立ち上がり、慶子に近づく。
「そうね、それじゃあ道具を…」
「大丈夫です。道具は使いません」
そう言うと菊丸は慶子の両胸をジャージ越しからいきなり触る。
「ちょ!? 何するの!」
慶子は、反射的に菊丸の左頬をビンタする。
「だはぁ!」
衝撃でベンチにぶっ飛ぶ菊丸。慶子は怒りで顔を真っ赤にし胸を隠す仕草をしている。
「何考えてるのよ! まさか、実は、悪戯目的で…」
「ち、違いますよ~! 僕は道具を使わずに野球を教えようと…」
「ど、どう言う事よ!」
菊丸は、立ち上がると再度慶子に近づく。さすがに警戒してか慶子は若干後退る。
「説明しましょう! その名も『菊丸流、野球修得術』を!』」
菊丸は再度、慶子の両胸を鷲掴みする。
「ちょっ! あん!」
さすがにきつめに掴まれたためか身体が反応して慶子は喘いでしまう。
「先生。野球に限らずスポーツとは、心・技・体が大事と言うのはご存知ですよね?」
「し、知ってるわ…よ。それが胸を触るのとどんな…んあっ!」
ジャージの上からも巨乳である事が分かる慶子の胸を菊丸は、正面から感触を確めるかのように揉み始める。
「つまり、その3つの精神を会得するには、身体に直接覚えさせる事が必要なんです!」
「ど、どういうい…み…」
「ですから、野球は道具を使わずに先生の身体を見立て覚えて貰う方が修得の近道って事ですね」
そう言いながら菊丸は、慶子のジャージジャケットのジッパーを降ろそうと首元に手をかける。
「ちょ、ちょっと!」
慶子の抗議も聞かずに一気にジッパーを下げる。ジャージの前が脱げ、中に着ていた白のスポーツインナーが御披露目される。
(おぉ! 白インナーだから下に着ているブラが透けて見えるぞ! 今日は、ピンクか~)
ブラに目がいき油断した隙に、菊丸の手を振り払うと慶子は前を隠す。
「あなたやっぱり悪戯が目的ね! 胸を触ったり、脱がせようとしたり!」
「違いますって! 見立てですよ、見立て。つまり胸を野球のボールとして感じて欲しいんですよ」
「胸を…ボールに?」
「そうです。ただ、ジャージの上からじゃあ伝わりずらいので脱がせたかっただけです」
菊丸はまたにじり寄ってくる。
「わ、分かったわ。でも、ジャージぐらいは自分で脱ぐから…」
慶子は、菊丸の行動に警戒しつつジャージジャケットを脱いだ。
下に着ているスポーツインナーはさらに身体にフィットおり、特に腰のくびれは細く、ただでさえ巨乳の慶子の胸を大きく見せた。
先程確認出来たインナー下のブラもジャージを脱いだ事ではっきりと見えた。が、さすがに慶子も透けて見えている事を知ってか、両手で隠している。
「菊丸くん…別に胸を触らなくても、本物を使えば…」
「いえ、それでは修得に時間がかかります。身体で覚えるのが一番です。心・技・体の『体』ですね♪」
「うぅ…」
慶子はさすがに反論出来なくなったのかなすすべもなかった。
「そ、そうね…明日から顧問としての初日だし、分かったわ! そ、そのかわり脱ぐのはジャージだけよ…」
意を決したのか胸元を隠していた両手を外し、菊丸に近づいた。
「分かりました。それでは続けさせて頂きます!」
今度は、インナー越しから両胸を触る菊丸。
(むふ! ジャージ越しよりもさらにはっきり胸の形が分かりますな~)
菊丸は、両胸を押したり、震わせたりとその弾力を確かめるかのように手を動かす。
「あっ…んっ…」
それに反応するように声を出す慶子。
「先生の胸をボールに見立てようとしてますが大き過ぎてこれじゃあバレーボールですな」
「なっ…それじゃあ、意味ないん…あん!」
慶子は、両胸を強く掴まれ思わず大きな声を上げてしまう。インナーやブラ越しとはいえ、やはり刺激が届いてくる。
「そんな事はありませんよ。高校野球は通常、硬球を使用します」
「こう…きゅう? …いやん!」
慶子の質問を聞きつつ、菊丸は、胸の重さを確認するかのように下から揺さぶる。
「要は、硬いボールって事ですね。しかし先生、また一段と大きくなったんじゃないですか?」
「なっ! 何を言って…やん! 揺らさないでぇぇ…」
菊丸は、両胸を今度は大きく震わせ揺らす。
「衣類越しでもブルンブルンですよ~。おっと、話が脇に反れてしまいました。硬球ですと飛距離が出るんですよ。遠くに飛ばせるんです。バットをこんな風に…」
菊丸は、右手を振りかぶり慶子の左胸に目掛け当てる。
「ああん!」
バチンと大きな音が鳴り、慶子の左胸が揺れる。慶子は一際大きな声で喘ぎ、身体が倒れそうになるが、寸での所で菊丸が慶子の腰を支える。
「先生大丈夫ですか? 指導に熱が入り過ぎました」
「だ、大丈夫よ…ちょっと驚いただけだから」
菊丸は、そのまま慶子をベンチに座らせ、 自分も隣に腰掛ける。
「うーん、いまいちボールってのが伝わってない気がするんですよね~」
「そ、そう? 私は十分伝わって…」
「やっぱりインナーも脱ぎましょう!」
菊丸は言うが早いか脱がせに取り掛かろうとする。
「だ、ダメよ! バカぁ!」
「あだ!」
下から捲り上げようとする菊丸の頭に慶子はげんこつを食らわす。
「さっきも言ったでしょ? 直は…」
「ブラは来たままでも良いです。でもよりボールに近付けるためにはインナー越しでは厳しいです!」
菊丸は、頭を擦りながら弁明する。
「うっ…でも、は、恥ずかしいし…」
「恥ずかしがってちゃ、修得出来ませんよ!!」
さらにダメ押しで菊丸は迫る。
「わ、分かったわよ! そのかわり本当にブラは脱がないわよ!」
「はい!」
慶子は顔を赤らめながら渋々インナーを脱ぎ始めた。
(順調、順調。あとは…)
菊丸は目の前で上半身がブラ一枚なった慶子を見る。ピンク色が目に鮮やかで胸を包むパット部には花柄があしらわれている。
慶子は、恥ずかしさで身体を赤くし、肩を抱くよう前を隠している。
「今日の先生はやたら恥ずかしがりますね? いつも僕に裸を見られてるじゃないですか?」
「いつもって! あれはあんたが悪戯するために脱がしてるんじゃないの!」
まるで露出狂みたいな言い方をされ慶子は顔を真っ赤にして反論する。
「き、今日は、その…自分から脱いでるから…は、恥ずかしいのよ!」
「はぁ~…そんなもんですか?」
何が違うんだと? 疑問符を投げ掛けるがここでも乙女心に気付かないあたりさすがは菊丸であった。
「こ、これでいいかしら…?」
慶子は恥ずかしそうにうつむき加減で確認をとる。
「出来れば…隠している腕もとってくれないと…」
「うっ…わ、分かったわよ!」
慶子は意を決して腕をどける。
ブラ一枚の姿となりよりその大きな胸が良く分かる。
推定Fカップ程はあるものと思われ、腕が入りそうな胸の谷間がブラの間から見える。
腰の括れはインナー越しからも判断出来たように細く、スタイルの良さは学校の先生にしておくには勿体ない。
「さぁ、続きを始めましょう!」
菊丸は、ベンチから立ち上がると、隣に座る慶子の後ろに周り抱き締める形で両胸を掴み始めた。
「あぅ!」
慶子はさらなる直感的な刺激に悶える。
(服の上よりも敏感に…だ、ダメよ。せっかく菊丸くんが教えてくれるんだから耐えない…と)
あわや菊丸の手を退かしてしまいそうになる両手をギュッと握り耐える慶子。
「野球のボールには硬球の他に軟球ってのもあるんですけど、先生のボールは、軟球というよりやっぱビーチボールですね」
「どう言う…意味…よ。んはっ!」
菊丸は両手で包み込むように胸を揉み、絶え間ない刺激が慶子を襲う。
「軟らかいけど張りがあるって事です。ほら」
菊丸は、揉んでいた手を下乳に這わせるとおもむろに持ち上げる。
「ちょっ…! やん!」
「見てくださいよ先生。本当に持ちがいのある胸をしてますな~」
そう言いながら両胸を上下に揺らし始める。
「やぁぁ…ゆ、揺らさないでぇぇ!」
慶子は真っ赤な顔で抗議する。
その揺れ具合は、ブルンブルンと音がなるような気さえしてくる。
「おぉ! これぞ変化球ですよ。上下に揺れてバッターは打ちづらいです。そしてここからの…」
今度は、両手を両胸の端に這わせると左右に揺らし始める菊丸。
「や、やめ…あぁっ!」
胸を揺らされる度に波状攻撃の如く刺激が慶子を襲う。
「左右にも揺れるとは、芯に当てるのは難しいぞ!」
「し、芯って…な、なによぉ…!」
「芯ってはボールの中心です。要は…」
菊丸は、揺らしていた手を止めると慶子の右胸にあてがっていた手を今度は一気にブラの内部に侵入させた。
「ちょっ! 直にはダメって!」
慶子の反論を無視してそのまま中心に立つ『モノ』を摘まむ。
「ひぃん!」
突然の刺激にのけ反る慶子。菊丸が摘まんだものは乳房の真ん中…乳首であった。
しかも散々、胸を弄ばれていたためピンと育ち始めていた。
「この部分がボールの中心になりますな。先生の場合は突起物がありますけどね」
菊丸はそう言いながら乳首を摘まみつつ捻りを加える。
「きゃふぅっ!」
さらなる刺激が慶子を喘がせる。乳首は完全に勃起し、菊丸の指が摘まみやすい直立と化していた。
「しかし、野球のボールには縫い目はあるけど突起はないからな~。やっぱりビーチボールですね。ここは言うなれば…空気入れですな」
菊丸は乳首を摘まみつつ引っ張る。
「くぅぅん!」
慶子の身体も引っ張られるようにのけ反る。
「やっぱりブラの中だとボールの説明がしづらいな…取りますね」
「はぁ…はぁ…とる?」
続け様に繰り出される刺激の波に息も絶え絶えとなってきた慶子は、菊丸の言葉に素早く反応が出来なかった。
菊丸は、慶子の了承も得る事なく素早く自分の左手を慶子の背中に回すと早業の如くブラのフックを外した。
「えっ…きゃあ!」
状況を理解した慶子であったが、時すでに遅くブラが外された。
ついに慶子のたわわな二つの豊胸は外気にされのである。
衣類越しから見てもその大きさは凡そ予想がついていたが、やはり生乳を見るとその豊満さに目を奪われてしまう。
菊丸が形容したようにバレーボール大の双丘が張りを持ってその姿を見せている。
「先生の胸は、やっぱり生で見るとさらに興奮しますな」
「くぅん! き、菊丸くん…じ、直で触らないってや、やくそ…きゃん!」
慶子の右胸は、今も菊丸の手が蹂躙をし続けていた。特に勃起した乳首は、念入りに扱きを加えられている。
「約束しましたっけ~? はてな?」
「はてなじゃな…いぃぃぃん!」
抗議をする慶子を黙らせるようにいつの間にか慶子の左胸に戻ってきた菊丸の左手が乳首を引っ張る
「嘘です。う・そ。確かに約束はしましたけど成り行き上仕方ないですよ~。それにボールの芯を身体で覚えない…と!」
菊丸は、勢いよく両胸の乳首を指で弾く。
「きひぃぃぃん!!」
両乳首からやって来る刺激で慶子は後ろで悪戯を続ける菊丸に顔と顔がぶつかりそうになる。
「おぉっと! 良い当たりですね。このままバッティング練習と行きますか」
今度は、両胸の乳首を交互に弾き始める菊丸。
「あん! ひゃん! そ、そんなにぃぃ、は、弾かないでぇぇ!! はぅ!」
弾かれる度に喘ぎをあげる慶子。そんな事はお構い無しに菊丸の乳首バッティングは続けられる。
「あひぃぃ!」
時に内角責め。要は乳首の下側を重点に
「はうぅぅんっ!」
時に外角責め。要は乳首の先っぽを弾く。
ただの責めにもバリエーションをつけて菊丸は行う。
「先生どうです? 芯を打たれる気分は?」
「ど、どうって? はひぃん!」
質問をしつつ乳首を弾く菊丸。
すでに弾かれ続けた乳首はジンジンと麻痺しており、少し触られただけでも痺れる刺激が慶子の身体を駆け巡る。
「ですから…このボールの」
菊丸は両手で再度、慶子の乳房を持ち上げ
「芯を触られる気分はどぉ~なんですか~♪」
そう言いながら両胸の乳首を指の腹でクニクニと押し潰す。
「いひぃぃ! や、やめ…し、しびれちゃうぅか、からぁぁん!!」
慶子は弓なりに身体を仰け反らせる。そのまま後ろに居る菊丸の肩に頭を乗せてしまう。
「ほうほう。芯は触られると痺れるのか~。でも、先生ったら野球を教えてるのにあん、あんって喘いじゃってますよん」
菊丸は持ち上げていた両手を離す。すると重量感のある胸がブルンと落ちる。
今度は、胸を鷲掴みにすると揉み始める。
「実は、気持ち良いんじゃないですか~?」
「な、なにを言って…も、揉まないでぇぇ、あうぅぅぅん!」
色々な形に変えられ慶子の胸。
菊丸の両手はその胸に埋もれるように食い込み揉みしだく。
「まったく、けしからん胸ですな~。触っても触っても飽きませんよ」
菊丸は様々な形に慶子の胸を変えていく。それはまるで餅つきで餅を返す行為のようである。
「き、きくまるくぅぅん、だ、ダメぇぇ! そんなにグリグリしたらぁ!」
「したらどぉ~なるんですかぁ?」
「わ、私…お、おかしくなっちゃうぅぅ!」
慶子は嫌々をするように首を降る。限界が近づきつつあるのか何かに耐えようと身体を強張らせる。
「おかしいですね? 僕は野球を教えているつもりなのに…」
「な、なに言ってるのぉ! これのどこが野球…はぅぅぅん!」
慶子の抗議とは裏腹に今度は問答無用に菊丸は、慶子の右胸の乳首を人差し指と中指で挟む。
「先生も限界が近そうなので一度スッキリするためにも球種の説明しま~す!」
菊丸は、乳首を挟んだまま薬指と親指を乳房に食い込ませ
「これがストレートです。真っ直ぐ進みますね。先生のボールは、縫い目がありませんからこの勃起乳首を代用しますね」
菊丸は挟んだ指でクリクリと乳首を転がす。
「くぅぅっあ! …だ、だめぇぇ! ち、ちくびぃ、へ、へんになっちゃぅ、からぁ!!」
「やらしいくらい勃ってますな。センセのへ・ん・た・い♪」
菊丸は、指で挟んだ乳首を今度は引っこ抜けとばかりに引っ張る
「はひぃぃん!!」
あまりの刺激に慶子は口を大きく開け舌を出しながら矯声を放つ。
「先生、凄い顔をしてますよ。涎もダラダラ。そんなに乳首気持ち良かったですか~♪」
「き、きもちよ、よくなんか…な、ないぃぃ」
慶子は怒りで目を吊り上げ涙を滲ませ菊丸を睨もうとするも乳首を少し触られただけで弛緩し、目尻は下がる。
涙も嬉し涙のように見えなくもない程の雌の顔へと変化する。
「も、もう、やめっ、こんなのたえられ…」
「じゃあ、次はカーブの握りでいきまーす♪」
そう言うと今度は慶子の左胸の乳首を同じように人差し指と中指で挟む。
「あひぃぃん! だ、だめってぇ、いってるのにぃぃぃん!!」
口では抗議の声を上げるもその声色は甘く艶を感じるものであった。
すでに菊丸から離れる体力は快楽によって削られ、その証拠に両腕は弛緩したままピクピクと痙攣をしている。
「も、もぉ…」
「よぉ~し、次々覚えて行きましょうね。センセ♪」
菊丸は、慶子の両胸の乳首を同時に指で弾く。それが最後の決壊を突破した合図であった。
「あっ! だ、だ…だめぇぇ!! い、いぃ」
「あ、もしかして僕、ホームランを打ち上げちゃいました?」
「い、いっちゃうぅぅぅぅ!!」
その瞬間慶子の身体はビクンと震え、さらに弓なり背筋を反る。
口からは舌をだらしなく突き出し、ピクピクとその舌もまた震える。
腰も前後に突き動かされ危うくベンチから滑り落ちそうになる。
「おぉっと」
寸での所で菊丸が腰を抱き慶子を座り直してあげる。
「先生、まだボールの説明しかしてないのにぐったりしないで下さいよ~」
そう言いながら菊丸は荒い息で呼吸をする慶子の頭を撫でる。
「は、はひぃ…ぃ…」
絶頂の余韻にうち震えていた慶子であったが脱力した身体でなんとか思考を取り戻そうとする。
「さぁ、先生。まだまだ覚えなきゃいけない事は一杯ありますよ~♪」
「ひ、ひぃ…」
嬉々とした菊丸の笑顔が向けられる。
慶子は今になって後悔をするが後の祭、この子に指導を求めた自分を呪わずにはいられないのであった。
所変わってここは、いずみの自宅。
彼女は今、何処かに電話を掛けている所である。
(変ねぇ? 先生は留守なのかしら…日曜日だから家に居ると思ってたんだけど)
午前中から宿題の件で2度程掛けたが繋がらず、そして昼になり再度掛けてみたが応答はなかった。
しかし、それもそのはず慶子は現在、菊丸と一緒に野球部の部室で修得術の真っ最中であった。
と言う事は既に部室では半日の刻が過ぎた事になる。
いずみはまさか慶子と菊丸がそのような事をしているとは気付く訳もない。
(まぁ、買い物にでも行ったのかな?)
と今日の電話を諦めようと思った矢先に女の勘が嫌な予感を感じる。
(もしかして…あいつが何かしてるんじゃ…)
あいつとは正に菊丸の事である。いずみも何度か菊丸の悪戯の被害にあっていたが慶子はその比ではない。
(私の思い過ごしなら良いけど…取り敢えず菊丸君の家に電話を…)
2コール後、ガチャリと電話が繋がる音がする。
「はい、明智です」
「竹丸くん? 私、いずみよ。お兄ちゃんは居る?」
「いないよ。確か野球を教えに学校へ行ってくるとか…」
「野球を? …ありがとうね」
いずみは電話を切った後、益々不安が募ってきた。
(菊丸君が野球を…でも、野球部は顧問の先生が入院で休みのはず…)
野球部、菊丸、桂木先生。この3つの接点はなんなのかを考え、その時ふと最近学校の廊下に張り出されていた連絡事項を思い出す。
(そうだ! 野球部の顧問を当面の間、桂木先生がやるんじゃなかったかしら…だとしたら経験がないから…)
いずみはどんどんとパズルのピースを嵌めるが如く思考を繋ぎとめ仮定を導き出した。
(前に菊丸君、野球を小学生の頃やってたとか言ってたような…ヤマのベイスターがどうとか…もしかしたら先生は菊丸君に野球を教わるため…)
そして、その考えは最悪の結果を想像させた。
(今日、野球を教えてもらうために学校に行ってるのだとしたら…やばい! あいつが先生と二人きりと言う事は必ずろくでもない事をするに決まってる…こうしちゃいられない!)
いずみは、手遅れになる前に野球部の部室目指し家を飛び出したのであった。
しかし、手遅れどころかすでに指導は半日以上過ぎていた事には、さすがのいずみも気付く訳がなかった。
あれから一時間程が経っていた。
すでに昼は過ぎ13時頃に差し掛かろうとしていた。
学校のグランドの隅に位置する野球部の部室からは今だ、菊丸による野球修得術が繰り広げられている。
「これがシンカーの握り!」
「きゃひぃぃ~~っ!!」
「これはシュート!」
「あいぃぃ~~っ!」
「これはサーモン握り~! って関係ないですね」
すでに2時間以上も慶子の両胸は、菊丸によって犯され続けていた。
乳房の表面には指の跡が所々に残っており、長い時間弄ばれ続けた事を物語っている。
乳首も蹂躙をし続けられ硬さは維持されているも少し触っただけで狂う程の感度を放つ媒体へと化していた。
その慶子は菊丸の肩に頭を乗せ続け、天井を仰ぎ見るような形で荒い呼吸をしている。
身体の姿勢は、責めによる疲れでぐったりとしており、今にもベンチから滑り落ちそうな所を菊丸が腰を抱える形で辛うじて座位を保持していた。
「き、きくまるくん…も、もうにぎりは…わかったからぁ…」
慶子は甘い吐息で菊丸に懇願する。
すでに菊丸からホームランを何度も打たれ、このゲームだけでコールドを喫するのではないかと思われる程の回数を放っていた。
慶子はその度に打球がイク事を宣言。野球を身体で感じ、心が満たされ、叫ばずにはおれない…
それはまさに菊丸が言う心技体の『心』を表していた。
そして咽び泣く身体が『体』を。それを導く菊丸の指導が『技』を。
これが菊丸が教える野球修得術…なのではないかと解釈を出来ない事もない。
そこまで考えての指導なのかどうか…ただ菊丸は慶子の反応に満足し、度重なる指導でぐったりとした慶子をベンチに寝かせる。
「ボールについてはここまでにしましょう。それでは…」
菊丸は立ち上がると今度はベンチで横になる慶子の正面に移動する。
「これを使って、バットについてお教えしましょう!」
彼は、慶子の眼前で膨らみ始めたズボンの股間を指差す。
「ふぇ…ちょっ! き、菊丸くん!」
たじろぐ慶子を余所に菊丸は、チャックを降ろし始める。
球種指導の余韻が後を引き、身体を起こす事が出来ない慶子は、ただ目の前で行われる行動から逃げる事が出来なかった。
そうこうしている内に社会の窓が開き、勢い良く解き放たれた菊丸バット。
イキり勃つその姿はバットに似つかわしくなく血管が浮き立ち、赤黒く雄々しい。
「先生のおかげで大分良い感じの”バット”に仕上がりましたよ~」
菊丸はそう言いながら右手でバットを握る。
「なっ、何を…」
慶子は眼前に見せつけられるバットに驚愕の顔を浮かべる。
(男の人ってこんなになるものなの…じゃなくて私にナニするつもりよ!!)
慶子は顔をひきつらせるも身体が起こせず、このまま後退ろうにもベンチから落ちてしまうためどうする事も出来なかった。
そんな慶子の心情も気にせず菊丸は、バットを握りながら腰を振りスイングをしていた。
その行為はまさに素振りと呼ぶに相応しいものであった。
ただし違うとすればそのバットからは振る度に本物のバットからは出ない粘っこい汁が先端から飛び散る事であった。
「菊丸くん…それはバットじゃなくて…おち」
「まぁまぁ良いじゃないですかなんでも! 道具が無い以上…これは正真正銘の”バット”です」
慶子の至極まともな発言を遮る菊丸。
己がバットをこれでもかと腰を前に出して強調する。
「……で、そのおっきくなった貴方のバットでど、どうするのよ…」
慶子は菊丸に呆れながら目の前にそそり勃つバットを見つめる。
(ど…どうしようって言うのよ…あんな…お、大きいので…)
なぜかしら慶子は動揺していた。
鼓動が早鐘のように鳴り響き、身体の芯を熱くさせる。
下腹部…特に臍から下がキュッと締めつけられる感覚に彼女は戸惑っていた。
(ど、どうしたの…私ったら…な、何かを期待してるっていうの!)
慶子はかぶりを降ってその感情を否定する。
「どうするって…バットを知るためにはまず…握りましょう!」
菊丸は、そんな慶子の変化に気付いているのかどうなのか…
ご自慢のバットを彼女の手元に寄せる。
差し出されたバットはまるで生き物のように時折、ピクピクと上下運動を見せつける。
「さぁ、ほらほら遠慮せずに。僕も”硬度”を保つの大変なんですから」
菊丸はそう言いながらもベンチに横たわる慶子の肢体をにやつきながら眺める。
上半身を素っ裸にしている彼女の両胸は、重量に伴い若干左右に垂れ下がっている。
その表面は菊丸の熱心な指導の手跡が赤々と映えており、頂点の乳首は、未だ硬度を失わず触って欲しそうにそそり立つ。
慶子の表情も頬を染め、上気しており、艶を感じるその顔もまた興奮材料となっていた。
従って彼のバットの硬度は萎えるどころ益々、その硬さに磨きをかけているのであった。
「わ、わかったわ! …うぅ」
慶子は恐る恐る菊丸のバットに右手を持って行く。
(うひょー! ついに先生が僕のモノを!!)
菊丸は待ちに待った時が来たと心の中でガッツポーズをする。
そして、恐る恐る伸びた慶子の右手がついに菊丸バットをそっと握る。
(うひぃ!)
さすがの菊丸も手を添えられ声を上げてしまいそうになるがが慶子に悟られないように我慢する。
慶子は菊丸の反応に気付かず、握る菊丸バットの感触を味わう。
(あ、熱くて…か、硬い…)
当然の感想を慶子は心中で呟くが、流石にそう何度も男のアレを握る機会など無いため致し方がない。
「せ、先生…どうですか? 僕のバットは?」
菊丸は、掌の感触や暖かさ、指の刺激に腰を震わせ、自分ではどうする事も出来ず言葉がどもる。
「えぇ…硬くて…ゴツゴツとして…」
慶子もただその感触を確かめるかのようにバットの側面にスリスリと指を這わせる。
逞しい硬さやその熱感、雄臭漂わるコレが慶子の思考を惑わせる。
ゴクリと唾を飲み込み一心にバットを見つめる慶子は、いつしかまた息が荒くなり始める。
「そう…でしょう…実際のバットよりは…くっ、短いですが、先生が触っている所が謂わばヘッドです…かね」
「へぇ…」
菊丸の声が聞こえているのかいないのか、慶子はヘッドと呼ばれたバットの側面を指で撫でる。特に血管が浮き出た部分がいたく気に入ったのかそこを重点的に責めていた。
(くぅ! 先生ってば聞いてるのかな…さっきから敏感な所を…くほぉ!?)
菊丸は腰砕けになる所をなんとか保ちながら平静を装う。
「そ、そこから上に手を移動させ」
「……」
菊丸が言い終わる前に慶子は無言のまま手をスライドさせていた。まるでそうする事が当たり前であるかのように…
「くぁ!」
思わず声を上げてしまう菊丸。バットの先端より流れ出る汁が潤滑油となり、ローションのように滑らかな動きを与える。
「わぁ…ぬるぬる…」
慶子はそう言いながら何度も手を上下に往復させる。
「ちょっ! 先生!」
さすがの菊丸も慶子を静止させるため声をかける。
「……えっ! き、菊丸くん!」
彼女は何かに取り憑かれたかのようにニュルニュルとバットを扱いていたが、菊丸の声に正気を戻した。
「わ、私ったら何を…ごめんなさい」
慶子は右手を外そうとするが、その手を菊丸が掴む。
「はぁ、はぁ…先生、僕は大丈夫ですよ。でも手を離してはダメです。まだ指導の途中ですよ」
「で、でも…」
「僕の事は気にせずバットをしごい…じゃなくて握ってください」
菊丸の熱意が伝わったのか慶子は右手を外す事を辞める。
(さっき先生…エロくなってた気が…)
それはそれで良いなと菊丸は想像していたが、その思考を突然強くバット握られたため止められる。
「くおぉ! 先生ぇ! そんなにつ、強く握っては…」
「あっ! ごめんなさい! 加減がいまいち分からなくて…」
「い、いえ…さっきぐらいの力加減が良いですぅ…」
ジンジンと痛む菊丸バット。今更ながらに急所を握られているため、慶子が反撃で折る可能性もある事を考え、少しゾッとする菊丸であった。
「そ、それでは指導の続きを…それより今、先生が握ってる辺りがバットで言う所のグリップですね」
慶子の右手はちょうど菊丸バットの”傘”の付近を握っていた。
「そして、その上が亀頭…じゃなくてグリップエンドと言います」
実際のバットでは反対だが、要するに菊丸の股間に本物のバットがヘッドから突き刺さっていると説明すれば分かり易いであろうか…
「あのぉ…菊丸くん? そのグリップエンド? から垂れ流れて来るこの…」
慶子は指先をバットから離し、汁を糸を引かせながら菊丸に見せる。
「ネバネバなお汁は何かしら?」
慶子は若干意地の悪そうな顔をして聞いて来る。
あくまで菊丸がバットで通すのならこれの回答も用意している筈であると…
「そ、それはですね……か…カウバット液です!」
「か、カウバット!?」
「はい、バットは、擦られれば擦る程溢れるん…ですよ…はは」
さすがに苦しい言い訳かと菊丸は思ったが、意に反して慶子は何も言わず、バットを擦り始める。
「せ、先生!?」
「擦れば擦る程に出るんでしょ? そのカ・ウ・バ・ッ・ト」
上目遣いに見る慶子の顔は悦に入ったような表情をしている。
「それにこのお汁の匂い…キライじゃないかも…」
汁を纏う指に鼻先を近付け、その淫臭を慶子は嗅ぐ。
何やら彼女の中でスイッチが入ったのか不敵な笑みを浮かべている。
(ゴクリ…また先生が痴女っぽくなった気が…)
さすがの菊丸も慶子の変化に喉を鳴らし、バットがビクンと反応しまう。
その際「きゃん」と慶子が驚く仕草がまた興奮を掻き立てる。
「先生…じゃあ、ぐ、グリップエンドの感触も感じて…みて下さい…」
「……触って欲しいの?」
「……はい」
なんとなく主導権が変わりつつある気がするが慶子は菊丸の懇願のような返事を聞きグリップエンドに手をかける。
「くはぁぁ! し、刺激がぁ!」
菊丸は、我慢する事なく声を出してしまう。
「くすっ、菊丸くんったら女の子見たいに喘いでるわよ?」
慶子はそんな菊丸の反応を愉しむかのように亀頭ではなくグリップエンドを中指、人差し指、親指で挟み、クリクリと刺激する。
「先生ぃ! そこばかりじゃなくて竿も!」
「はいはい」
すでにこの作業に慣れ始めたのかスムーズにグリップエンドからのグリップ、そしてヘッドと往復と責めを続けていく。
グリップエンドから溢れる汁が作業効率を高め、汁塗れの慶子の右手がニチャニチャと粘り気のある音を部室内に響かせる。
「菊丸くん…ビクビクしてるわ…よ」
「そ、それは、バットが喜んでいるぅ! しょ、証拠です…」
いつしか菊丸は慶子の手の動きに身を任せるようにバットを突き出し、作業をしやすいようにする。
「ハァ、ハァ…どぉ? 菊丸くん…気持ち良い?」
女王様が奴隷を詰るように菊丸を責める慶子。菊丸の反応に征服感と満足感が去来する。
しかも自分でも気付かないくらいに興奮しており、荒い息をしながら作業に没頭する。
「気持ち良いですぅ!」
「良い子ね…じゃあ、これは?」
慶子はクリクリとグリップエンドの端をカウバット液をコーティングするようにに撫でる。
「うぁぁ…そ、そこはカリく…」
「菊丸くんったらかわいい…」
菊丸の言葉が聞こえないのか慶子は丹念にグリップエンドを可愛がり、そのまま今度は、人差し指を汁が溢れるだすグリップエンドの先端にくっつける。と指を離し、糸を引く自分の指を見つめる。
「いっぱい出てくるわねぇ…ココ」
つけては離してと糸を引く自分の指を見つめながら慶子は独り言のように呟く。
「じ、自分ではどうする事も出来なくて…」
「ふーん…じゃあ、お仕置きしちゃう」
「え?」
それは自分の専売特許ですけど…と心の中で呟く菊丸。
そんな彼の心情はどこ吹く風か、慶子は汁が溢れるグリップエンドの穴? に指を少し埋めると微振動を与える。
「くふぉぉ! せ、先生! なにをして!?」
「なにって…お・し・お・き」
クチュクチュと音を響かせる慶子の指。SMの女王様の如く菊丸の尿ど…じゃなくてグリップエンドの穴を犯す。
「先生ぃぃ! そ、そんなにしたら!」
「したら? したらどうなっちゃうの?」
「で、出ちゃいますぅ!」
「出るってなにが?」
慶子の言葉責めは続く。バットへの責めも続く。
「は…白球が!」
「……あぁ…そう言う設定ね」
幾分、ズッコケそうになった慶子であったが、意味が分かったので納得する。
そうあくまでもこれは野球の指導なのである!
「分かったわ…じゃあ、このままスッキリしたい?」
「は、はいぃ!」
慶子は、グリップエンドから指を離し再度、グリップを握るとヘッドに向かってまた上下運動を開始する。
「どぉ? 菊丸くん?」
「い、良い感じです! せ、先生ぇ!」
慶子は一心不乱に上下へと擦る。たまにグリップエンドへの調整も忘れずに。
それは、目の前で快感に喘ぐ教え子の姿を喜ばせようとするためなのか…
そして、慶子は気付いていなかった。
彼女もまた発情しており、いつの間にか自分の左手がジャージパンツの中に潜り込んでいる事に…
「くお! せ、先生! も、もう出そうです!」
その時、バットを強く握られる。
「ぐふぅ! せ、先生!? な、何を!」
「だ~め…イキたかったら…ほらお願いしなさい」
慶子は無邪気な笑顔を浮かべながらバットをギュッと握る。
「お…お願いします! だ、出したいんですぅ!!」
恥を捨て菊丸は懇願する。
「うふ、良く出来ました」
慶子は握っていた力を緩めると、舌でペロリとグリップエンドを舐め上げる。
そして、それが合図であるかのようにバットが躍動し、何がせりあがって来るように膨らむ。
「で、出るぅ!」
菊丸はこれでもかと腰を突き出す。
その瞬間!
グリップエンドの穴からぶっびゅるるるるッと勢い良く、白球が弧を描き解き放たれる。
それらは放射線状に飛び、そのまま慶子の顔へと降りかかる。
「きゃあ!」
慶子はたまらず目を瞑りながらその白球を受け止める。
顔全体は勿論、髪にまで白球は飛び散り染めてゆく。
その後もびゅるるッ、ぶぴゅっと何度目かの射精…ではなくバッティングを持って打ち止めとなり、菊丸はその場で呆然と立ち尽くす。
硬度を失いつつある菊丸のバットではあったが未だ快感にうちひしがれるようにピクピクと動き、最後の球を床に垂れ流していた。
「も、もぉ…顔中ベトベトぉ…」
慶子は先程までバットを握っていた右手で顔についた精子もとい球を触っていた。
先程までの女王様のような表情は鳴りを潜め、いつもの彼女に戻っているように見える。
(な、なんて事だ…僕とした事が先生に手玉に取られるなんて…)
菊丸は快感の余韻が引き、冷静さを取り戻すと今までの流れを反省し始めた。
野球指導に託つけて慶子に悪戯するつもりがまさか攻守交代になるとは…
(でも、先生ってば案外女王様の素質がおありでは…)
菊丸はちらりと慶子を見る。未だ、顔中の菊丸の子種を指で弄び、匂いを嗅いでは「変な匂い」と言い顔をしかめていた。
(いやいや、やはり先生は僕の調教によってその良さが開花するもの、Sな女王先生よりMな雌先生ですよん)
菊丸は快楽に飲まれた自分を反省し、今度は俺のターンだ! と改める。
その時、慶子の左手がジャージパンツの中にある事に気づく。
「おやおや~先生! この左手は何をしているんですか?」
菊丸はわざとらしく慶子の左手を眺める。
「えっ、きゃっ!」
慶子も気付いてらしくすぐにジャージパンツから左手を引き抜く。
しかし、菊丸は、その左手を瞬時に掴み繁々と確認する。
「先生ぇ…指がベトベトですよ」
「!!」
菊丸の指摘通りに引き抜かれた慶子の左手の指はベトベトになり、指の間に何筋もの糸を引いていた。
先程の菊丸のカウバット汁と同様に彼女もまた何かしらの液を垂れ流していたとでも言うのか…
慶子は菊丸の発言に顔を真っ赤にしながらその左手を背中に隠す。
「先生もしかして僕のバットに興奮してオナ」
「何を言ってるのよ! あ、アレよ! アレ!」
咄嗟に嘘を吐こうとするも何も思い浮かばず、慶子は焦る。
「あ~…はいはい、アレですね。野球で言う所の」
「そう! それよ!」
「グローブの手入れですね」
「グローブ…そ、それ…よ」
「だから、手がオイル塗れなんですね」
菊丸は「なるほど、なるほど」と言いながら慶子の身体をベンチの上で仰向けにし始める。
「えっ…菊丸くん…何を…」
慶子は菊丸の突然の行為に戸惑うが、その問いには答えず菊丸はそのまま彼女のジャージパンツに手をかける。
「ちょっ! 菊…」
慶子の抗議を聞くまでもなく菊丸は一気にジャージパンツをずり下ろす。
「きゃあっ!」
ジャージパンツを脱がされ露わになった下半身は勿論ショーツ一枚きりである。
そのショーツは、ブラジャー同様にピンクであり、真ん中にリボンが設え、花柄が散りばめられた可愛らしいデザイン。
しかし、女性のデリケートゾーンを守っているクロッチは不自然に濡れそぼっており、お漏らしをしたのではないかと思われる程にオイルが染み出しているのが確認出来る。
「ほっほぉ~良い感じにオイル漏れしてますな~」
菊丸は嫌らしい笑みを浮かべながら慶子のショーツに顔を近づけようとする。
「ちょっと! 良い加減に…」
さすがの慶子もこれ以上好き放題にさせまいと右足を挙げ、菊丸の顔面を蹴ろうとする。
しかし、それを予想していたかのように菊丸は、慶子の蹴ろうとした右足の大腿を掴む。
「むふふ。ダメですよ、せ・ん・せ・い」
右足が挙がったためより慶子のショーツの光景が見渡せる。
クロッチ部分は染み出したオイルで張り付き内部の形が分かる程だ。
「おほぉ~先生…グローブにしては何やらいやらしい形をしてますな~コ・コ」
「なっ! 何を言ってんの!」
菊丸はそのまま顔を近付け匂いを嗅ぐ。
「しかもなかなかの臭気が漂ってますな~」
「なっ! こらぁ!」
慶子は、顔を真っ赤にしながら自分の大事な場所に顔を近付ける菊丸を両手で押し避けようとする。
しかし、彼女の両手が頭に届くよりも早く彼女の左足に手をかけ右足同様に挙げ始める。
「えっ!」
驚く間もなく慶子の姿は、寝そべったまま両足を挙げたスタイルとなっていた。
常識人の例えは赤ちゃんのオムツ交換スタイル。エロい人ならまんぐり返し…
「こ、こら! なんて格好させるのよ!」
ジタバタと足を動こうとするも菊丸は、慶子の両大腿をがっしりと掴み押し付けるようにしていた。
「まぁまぁ、この格好の方がグローブの具合を見るのにちょうど良いんですよん」
「ぐ、具合って…」
慶子は、自分の股ぐらに今顔を埋めんとする教え子の次なる行動が予測出来ていた。
しかし、出来てはいるがどうする事も出来ない。彼女に出来るのはただ彼が行おうとする行為に耐えるだけである。
菊丸は、慶子のショーツのクロッチに鼻先を付けるとその匂いを直に嗅ぎ出す。
「いやぁ…嗅がないでぇ…」
「良い匂いですよ。ちょっとオシッコ臭いですけど」
わざと慶子が赤面する言葉を投げ掛ける。
「当たり前の事言わないで! っていうか…き、汚いわよ!!」
「先生に汚い所なんてありませんよ。むしろ匂いがキツイ方がご褒美ですよん」
恋人に言われるなら嬉しい…か分からないが最後に絶妙に変態っぽいセリフを吐く菊丸。
「嬉しくないわよ! そんな事言われても! って言うか臭いなら嗅がないでよ!」
「物の例えですってばぁ~すぅー…はぁー」
それから数分。
クンカクンカと嗅ぎ続ける菊丸。
(ど、どれだけ嗅げば気が済むのよ!)
慶子はさっきから嗅ぎ続ける菊丸に呆れる。
また、羞恥心も刺激され続け、全身は火照り続けていた。
「おやおや? 匂いを嗅いでるだけなのになんだかココの染みが広がったような…」
菊丸の指摘通り、クロッチの染みは先程より広範囲に増し、それは現在進行形で広がっていく。
「そ、それは生理現象で…」
「ふーん、ほら僕の鼻先から糸引いてますよ~」
菊丸の鼻先からクロッチ部分にかけて粘っこい糸が橋をかける。
「やぁん! そんな事言わないで!」
慶子は、頭では否定したいが身体は正直に反応を示していた。
「うんうん。グローブのオイルは”正常”に出ていますな。さて…」
菊丸は、少し顔を離すと今度は舌を出し、クロッチ越しから形が露となった縦型グローブをひと舐めする。
「くひぃん!」
舌からの温もりと湿り気がクロッチを通して伝わり慶子は激しく声を上げる。
「舌からでも分かりますな~プニプニしますよ~」
菊丸はクロッチ越しから盛り上がっている縦土手の感触を舌で確かめる。
「き、菊丸く、くぅん! そ、そこは…あふぅぅ!」
「舐めても舐めても飽きませんな~」
菊丸はそう言いながら何度も形に沿って舐め上げる。
「はぅぅ!」
「うーむ、大分形が分かりやすくなりましたな~善きかな、善きかな」
クロッチの下に何が隠されているのか…菊丸が舐め続け、唾液を湿らせる事でその形を浮き彫りにさせる。
縦に緩くカーブかかかる土手が左右にあり、その真ん中は段差に窪んでいる。
そして、その上には何やら小さなポッチのような膨らみが表れていた。
「これが先生の”グローブ”ですか~まるで卑猥な感じを醸し出してますな」
「へ、変な解説しないで!」
「これぞ現代アートの極みですぞ!」
菊丸は、目の前の作品に満足し、再度、舌での味わいを堪能し始める。
「ま、またぁ…うぁぁ…んッ!」
「素晴らしいですよ先生。このグローブのオイル…しょっぱさと酸っぱさの調和が取れた上質な一品を使ってますな」
菊丸によるオイルの味見は、丹念にそしてネチっこく行われる。
「あぁ…! くふッ…ふあぁぁ!」
舐められる度に喘ぐ慶子の姿は、菊丸の味見に拍車をかけさせる。
既にショーツは、クロッチ部分を超えてグッショリと濡れさせられ、さぞかし履き心地の悪い代物となっていた。
「先生~どうですか? グローブの具合は? 良い感じにほぐれてきているんじゃないですか?」
「し、知らないわ…よ! …あうぅぅん!」
「ふむふむ、実際にほぐれ具合の確認もしますかな」
舌で舐めるのを辞め、今度は、クロッチ越しから分かる土手の窪みに舌をセットする。
「ひぅ!? き、きくまるくん!」
そしてそのまま内部に押すように動かし始める。
「し、舌が入っちゃうぅぅ!」
この行為に慶子は内部への侵入を心配する。
しかし、どれだけ濡れようとも下着は下着。さすがに突き破られる事はない。
「うーむ、大分ほぐれて中が柔らかいのが分かりますな」
「くふぅぅん! あっ! あぁぁん!」
ジュップジュップと舌を前後に動かす。
さすがに直触りではないとは言え、舌だけでも内部の熟れ具合が分かるようだ。
「や、やめっ! き、菊丸く…んん!」
「う~ん、中は、アツアツのグチュグチュ舌が溶けちゃいそうですな~」
「いひぃぅ!? そ、それダメぇ!」
菊丸はただ突くだけではなく、弧を描くようにローリングを織り交ぜた高等技術を持って内部調査を遂行する。
それは、まさにドリルと言っても差し障りのないものであった。
「掘削機にヒントを得た菊丸流『舌ドリル』! 先生~ご感想を!」
「な、何言って、ひゃん! そこ、そんなにしない…でぇぇぇ! あふぅぅ!」
それはまさにショーツ越しとは思えない感度を慶子に与えるものであった。
「う~む…舌が疲れてきましたな…よし次は吸っちゃいますか」
菊丸は言うが早いか唾液とオイル塗れのクロッチに唇を付けると勢いよく吸い始める。
「んひぃぃぃ! す、吸わないでぇぇぇ!」
じゅぞぞぞ! と大きな音をたてて息を吸わずに菊丸は、吸い続ける。
「ああぁぁぁ―ーーー!」
慶子は吸われる感覚がまるで排尿をしているような錯覚を起こさせる。
「ぷはぁ! 吸えば吸う程オイルが出てきますな~」
「ふぁ…あ…はひぃ…」
菊丸は、一息つく。慶子は、吸われる感覚に解放されるが息も絶え絶えである。
「じゃあ、もう一丁! ずじゅるるる!」
「も、もうやめ…あうぅぅ! くぅ…ふはぁ!」
再度訪れる感覚にどうする事も出来ず、慶子の両手はいつの間にかベンチからダラりと垂れ下がり、堪え忍ぶように握りこぶしを作っていた。
「ぷふぅ…おっと…これは何かな?」
菊丸はクロッチ越しのポッチ…正確には土手の窪みの上部が一箇所盛り上がっている事をわざと教える。
「先生? このココにお豆程の大きさのポッチが出て来てますけど?」
「ふぇ? なんの…」
「だ・か・ら」
菊丸はそのポッチに舌を少し当てるとチロチロと小刻みに動かし転がすように舐める。
「きゃひぃぃん!!」
慶子は、先程とは比較にならない強い刺激が、身体を駆け巡り一際大きな嬌声を発してしまう。
「これです、コレ。なんだろう? グローブの…ほつれ?」
菊丸は、重点的にそのポッチを舐め続ける。舐めれば舐める程にクロッチ越しポッチは肥大化する。
「き、きくまるく…ふぅぅん! そ、それぇ…し、刺激がつ、つよ…いのぉぉぉ! はぁぅ!」
「まったく変わったグローブですな~。変なポッチは出てくるし…」
クロッチ越しからもはっきりと主張しているポッチを菊丸は舌で弾く。
「ひぃぃィィィっぅ!」
「それにオイルは、止め処なく出て来るし、なんとだらしのない場所ですな…じゅぞぞぞっ!」
菊丸は再度、唇を付けるとポッチ毎引き抜くかのように吸い上げる。
「ふあぁぁぁぁぅ! だ、だめぇぇぇんッッ!!」
慶子は、持ち上げられた両足をピーン突っ撥ねながら耐える。
顔を仰け反らせ、ベンチから垂れ下がる両手も何かを掴むかのようにカリカリと床を引っ掻く。
菊丸は、彼女の反応に満足するようにさらに唇を…いや、鼻先をくっつけるように顔をショーツのクロッチへ埋める。
「はあぁぁうッ!! い、いやぁッ!?」
慶子はいやいやをするように顔を振る。
そんな彼女の反応を知ってか知らずか両足を持ち上げるために支えていた大腿により一層力を込める。
すると慶子の臀部は持ち上がり、まさにまんぐり返しでクンニを…ではなくグローブの具合を間近で行いやすい姿勢にする。
「先生~こんなのはどうですか~?」
菊丸は、慶子の股ぐらからくぐもった声を発すると顔を上下左右にブンブンと動かす。
「あん! あん! あぁぁんッ!」
リズミカルに喘ぐ慶子。
それもそのはず、菊丸が顔を動かすのは、二重責めが組み込まれていた。
鼻先でクロッチ越しの謎ポッチ? を弾きつつ、舌で土手からのワレメを縦横無尽に舐め上げる。
従って断続的に訪れる刺激に慶子は、休む間もなく喘がされ続けるのであった。
(あ…あぁ…だ、ダメぇぇ…ま、またいつものように…目の前が…ま、真っ白にぃぃ…!)
慶子は、目の前が明滅し、思考力が低下するのを感じる。
霞がかかる脳裏には、菊丸に散々悪戯をされた果てに訪れるいつもの衝動に恐れと期待に満ちた感情が渦巻いている。
「き、きくまるく、ぅぅぅんッ! も、もう!」
慶子の声色や発言内容から限界が近い事を察した菊丸は、頭の動きを止め唇を彼女を見る。
「じゃあ、特大ホームラン放っちゃいますか」
言うや否や菊丸は、クロッチ越しからピンピンに勃起が伺えるポッチリスを歯で甘噛みする。
「!!!」
その衝撃は凄まじく慶子の視点は、チカチカと目映く光り、口はパクパクと金魚が餌を求めるが如く動く。そしてそこから発せられるセリフは決まっていた。
「い、くぅ…い、いくぅぅぅぅッ!!」
慶子は、ホームラン宣言を高らかに吠える。
「うぷッ!」
それと同時に慶子のショーツに顔を埋めていた菊丸にもプシィッと爆ぜるオイルが顔面に飛び散る。
思わず顔をしかめるも口は、待ってましたとばかりに開けられており、何度か飛び散る潮ならぬオイル噴射を堪能する。
「き、きくまるぅぅ!」
慶子は最後に勝利選手の名を叫ぶ。
ギュッと握られる両手の拳、両足はピーンと張り足首だけがピクピクと動く。
それは、歓喜する姿とは言い難い反応を晒してしまう。
慶子の口は、閉じる事もなく、舌がまるで引っ張らているのではないかと思う程にピンと伸び、痙攣続ける。
「あぁ……ぉ…」
やがて波が引くように頭と身体の興奮が落ち着くと口が徐々に弛緩され閉じていく。
「はっ…はひ…はッ…あっ…あえぇぇ…」
しかし、舌は、口内に入れる事を忘れたかのようにダラリと唇の端から垂れ下がり、少し開いた口角からは自ずと涎が垂れていた。
(いや~凄い顔になってますな先生。野球の指導を受けている人の顔じゃないですな)
恍惚を浮かべた慶子の表情は、何処となくスッキリとした趣きを見せていた。
虚な瞳でベロを出し、涎を垂れ流す。そして荒い息で呼吸をする姿は、共すれば熱心な野球指導の賜物であったのかも知れない。
「はふぅ…ぅ…」
徐々に力が抜けて来る身体に慶子は、自然と声を漏らさずにはいられなかった。
菊丸が両足を支えていた手を離すとそのままM字開脚の状態で左右に倒れる。
ベンチの下に投げ出された両手と相まって、まるでヒキガエルがひっくり返ったような格好となっていた。
(うーん、絶景、絶景。やっぱり先生はボクの愛玩具ですな~…おぉっと!)
菊丸は今頃になって自分のバットがMAX100%になってる事に気付く。
(仕方ありませんな…こんな姿を見せられては)
ズボン越しのバキバキバットを慶子のぐっちょりグローブまんに押し当てる。
「はうッ!」
ちょうどポッチを潰すように押し当てられたため慶子は反応する。
(ボクのバットが白球を打ちたがってますな~)
グリグリと押し当てる菊丸。膨らむズボンの股間部は、慶子のグローブオイルで湿りだしている。
グチュグチュと卑猥な音を鳴らし「んあぁ…」「くぅぅん…」と切ない声を慶子に上げさせる。
当初、菊丸の野球指導は、道具の説明だけで終わらせようと思っていた。
しかし、慶子の恥態を見せられ、彼は予てよりの野望…試合をするかを迷っていた。
つまりそれは、教師と教え子の一線を超えると言う事なのである。
(先生…どうです? ボクのバットは…)
菊丸は、自分の股関を慶子のクロッチ部分に執拗に擦り出す。
「あん! はぁん!」
それに合わせてガクンガクンと慶子の身体は上下に動く。
菊丸は、未だ虚ろな慶子の両胸に手を当てると円を描くように揉み出す。
「ふぁぁん! や、やぁ…ん!」
慶子が無意識に悶える。
菊丸は、一心不乱に腰を動かし、彼女の胸や乳首を蹂躙する。
「良い…あぁ…き、きくまるぅ…」
「!!」
慶子は、夢うつつの意識の中で菊丸の名を呼ぶ
何をしてる妄想でその名が出たかは不明だが、それが決定打となった。
(し、辛抱たまらん!! 童貞ホームラ…じゃなくて同点ホームラン…打たせて頂きます!)
菊丸は、意を決すると慶子の胸から両手を離し、自らのズボンとパンツを華麗に脱ぎ捨てる。
下半身を露出させた菊丸の股関は、今か今かと待ちわびたようにバキバキバットが反り返っている。
(うーむ、先生のココは、準備万端ですな)
慶子の雌臭漂うグローブは、ショーツのクロッチ越しとは思えないぐらいにくっきりと形が見え、ヒクヒクと躍動している。
曲線を辿る左右の土手、その真ん中に位置する柔肉が断層を思わせるワレメの窪み、その上部に鎮座する勃起したポッチリス。
そしてそれらを内部から溢れるオイルが際立たせる。
きっとショーツを脱がせるとムワッとした淫靡な雌臭が蔓延する事を思うだけで菊丸のヤル気が奮い立つのであった。
菊丸は左手でバットを握ると、狙いを定めるべく慶子のショーツ…その散々ねぶりまくったクロッチ部分に菊丸は、右手の指をかける
「んぁ…」
その際、指の感触で小声で慶子は喘ぐ。
(さ~て、プレイボール!)
菊丸は、指から内部の濃密な暑さを感じるつつクロッチ部分を横にずらす。
まだ、経験した事の未体験ゾーンへ菊丸は今、大人の階段を登ろうとしていた……
その頃、学校に到着したいずみ。
さすがに日曜日ともあって人気はなく、何人かの先生が駐車場に車を停めているのみである。
(やっぱり野球と言ったらグラウンドよね…)
いずみは、校舎裏にあるグラウンドに向かう。
と、その時に前方を野球のユニフォーム姿でこちらに向かってくる人物が確認出来た。
「ねぇ、君」
いずみが声をかけ、近づく。
「んっ? あぁ…原田か」
どうやら同級生の子であったらしい。
「どうしたんだ? 今日は日曜日で学校は休みだぜ」
「えぇ、知ってる。っていうか学校には用事がないんだけど…あの、桂木先生か菊丸君を見てない?」
「桂木先生に明智? ……うー…ん」
彼は考えたが見ていないらしく
「悪い、見てないな」
「そう…ごめんね。変な事を聞いて」
「いやいや、それよりその二人がどうしたんだよ?」
「えっ…ううん、なんでもないの。それより、野球の練習?」
「うん? あぁ、そうなんだよ。いっつもグラウンドを勝手に借りてやってんだよ。皆には内緒な」
彼は、拝むように手を翳す。
「えぇ、誰にも言わないけど…ならどうしてグラウンドから引き返してるの?」
「いや、実は部室に鍵がかかっていてよ。何時もなら空いているんだけど…ってこれも実はダメだから内緒な」
「鍵が……中から声とかした?」
「さぁな? なんせ一応は防音設計されてるらしくてって…おい! 原田!」
いずみは、彼の言葉を聞いて確信した。
二人は確実に部室内に居ると…
グラウンドの隅に設置されている部室。
確かに声は聞こえない。
しかし、菊丸の悪戯を受けた者だけが感じとる事が出来る特有の淫靡な気配が部室のドアより漏れているような気がした。
(絶対に此処に居る…)
いずみは確信し、妄想する。
この中ではどんな恥態が繰り広げられているのか…
(流石に一線は超えてない…はず)
いずみは、取り返しがつかない事になる前に止めるため、鍵のかかったドアを叩く…
一方、室内では、ショーツのクロッチをずらそうする菊丸の右手を慶子が両手で掴んでいた。
「はぁ、はぁ、いい加減にしな…さい」
実は数分前に部室のドアを開けようとする音を聞き、慶子は正気を取り戻したのであった。
「むぅ~先生。野球は試合をして初めて成り立つもの…諦めたらそこで…終了ですよぉぉ!」
菊丸は、意外に力強い慶子の力に負けじと今度は掴んでいたショーツのクロッチ部分を上に引っ張る。
「あっ…あぅぅ! く、食い込んじゃうぅッ!」
紐状になるショーツは慶子のグローブ縦ワレメに食い込み、側面からピンク色の土手が露になる。
「先生! 往生際が悪いですぞー!」
菊丸は、慶子の手を降り払おうと何度も上下に動かす。コシュコシュと紐のように引っ張られるショーツは、大事な内部は見えないまでも既に大半が隠しきれずにあった。
「う、動かさないでぇぇ! んひぃぅッ!」
しかも、引っ張られる度にクロッチ越しに芽吹いたポッチを上に下にと突き動かされ、慶子は否が応にも喘いでしまう。
「何が…んひぃ! ですか。手を放して下さいよ~」
菊丸は、わざとショーツを引っ張って適度な刺激を送り続ける。
(まぁ、いずれ根を上げるでしょうな。だって先生が好きな乾布摩擦ですし…)
菊丸の思惑通り、徐々に菊丸の手を掴んだ慶子の両手の力が抜け始める。
(こ、これ、だ、ダメなの! た、耐えらないぃ!)
慶子は、自分では抗う事の出来ない波状攻撃になすすべもない。
身体がこの乾布摩擦を喜んでいるように感じる。その証拠に四肢の力は虚脱し、受け入れようとしているようだ。
責め立てられる大事なグローブからは、オイルが湧水のように溢れ、土手の側面から流れ伝い肛門部まで達する。
「先生~このまま続けるとグローブのオイルでベンチや床が大変な事になりますよ~」
菊丸が言うように滴り落ちるオイルによってベンチや床は汚され続け、水溜まりも既に出来ていた。
オイルを排出させている張本人が何を言うかであるが、慶子の羞恥心を刺激するには最適のセリフである。
「あ、あんた…のぉぉん! せ、せいでしょ…うぅッ!!」
それでも慶子は抵抗の意を示す…
が、身体は既に堕ちつつあるため抵抗するだけ無駄であった。
「はいはい(笑)でも、気付いてました? 先生がボクを足で蟹挟みしていた事に?」
「あ…うッ!?」
菊丸が指摘した通り、慶子の両足はいつの間にか彼の背中でクロスされ、まるで離さんとしている。
自然と菊丸の身体も前に押しやられ、端からみれば誘っているように見える。
「ち、違うのよッ! こ、これは身体が勝手に!」
「全く~素直じゃないんですから~。でも、そんな先生が好きです…よ!」
菊丸は、慶子の気持ちに答えるかのように彼女のショーツを引き絞る。
「くひぃぃッ! ダ…メ…」
気を抜いた瞬間に止めを刺された慶子は、散々言わされた宣言を叫ぶ。
「わ、わたしまた…いっ、イキたくないのにぃ!! イっちゃいますッ!!」
「うぉぅッ!?」
宣言と共に慶子の蟹挟みをしている両足に力が込められる。
結果、菊丸の身体はより密着させられる。
それがちょうど菊丸バットのグリップとショーツが伸びきり露わとなった慶子のおまん…ではなくグローブの穴に接触する形となってしまう。
しかも自分の意志とは関係なく慶子の腰はカクカクと動き、グローブからは、プシッ、プシャッとオイルを撒き散らしバットをコーティングする。
(くふぅ~先生のココ…トロトロでアツアツですな)
バットの接触面からグローブ内がかなり熱く熟されている事が伺える。
今から入れる事を考えただけで菊丸は、白球を打ち上げてしまいそうになる。
「あ…あぁ…う…く…ぁ…」
程なくして慶子の腰の動きが落ち着く。
余韻の波に気の抜けた声を発しながら徐々に力が、抜けていき、蟹挟みをした両足はその拘束を外す。
(ヤるなら今しかないですな。据え膳食わねば男の恥! 頂き…)
慶子の腰を両手で掴む菊丸。
「ふぇ?」
未だ夢うつつ気味な慶子は、下半身で行われようとしている事に気付けない。
(ます!!)
菊丸は、伸びきって紐と化したショーツ…
すでにクロッチとは呼べない部分の合間から見える雌臭漂うオイルに満ちた慶子グローブに照準を合わせる。
そして、菊丸バットのグリップエンドを宛がうとクチュと音がなり、そのままゆっくりとバットの先端を宛てがう。
「んッ!」
慶子が小さく喘ぐ。菊丸は、待ってて下さいね、もっとヒイヒイ言わせますよ~と思いながらバットを挿入しようとするが…その時!
「先生! 菊丸君! 中に居るの!」
部室のドアの外から激しいノックと見知った人物の声が聞こえる。
「げっ! この声は…い、いずみちゃん!?」
菊丸は、驚きのあまり慶子の腰を掴んでいた両手に力を込めてしまう。
「いっ、痛い! ……えっ! 何ッ!?」
痛みで我に返った慶子が回りを見回し、そこで自分の腰を掴み、いざ挿入と言う状態の菊丸と目が合う。
「あ、あんたそこで何を…!」
「あら…先生。正気にお戻りに…」
そこでまたドアからノック音と「開けなさい!」と言ういずみの声が聞こえる。
「えっ! もしかして原田さん? …どうしてここに」
慶子は、この状態から抜け出そうと菊丸の背中から両足を解く。
(ちっ! あと少しだったのにぃ! 欺くなる上は!)
菊丸は背中で降り下ろされた慶子の両足を今度は自分の両肩に乗せ、逃げられないようにする。
「ちょッ! 菊丸くん!? いい加減に…」
「先生! 大丈夫ですって! ここは防音ですから黙っていれば聞こえませんから早く続きを…」
「ソレはダメったらダメ!」
慶子はなんとか逃れようとベンチの上で身体を揺する。
「くぅ~ここまで来たんだ! なんとしても先生の中でピストンバッティングをしてやる!!」
負けじと菊丸は再度、慶子の腰を掴むと問答無用でバットで黙らすとばかりにグローブに宛てがったグリップエンドを押し進めようとする。
「そ、それ以上は…だ、ダメ!」
慶子の願い空しくバットの先端がグローブの入り口へと沈みこむ
「あぅぅん!!」
痛烈な異物の混入を感じ、慶子は今日一番の矯声を発する。
(つ、ついにボクのバットを入れ…なっ、なんですか!! この気持ち良さは!)
菊丸は予想だにしなかった刺激がバットを通じて身体全体を貫く。
それは、バット先端のみとは言え、ドロドロとした液体の中に漬け込み、人肌のような熱さと生肉のような柔らかな感触が包み込んでいるような感覚。
その得も言われぬ甘美と言っても差し障りのないモノが菊丸の腰を砕くようであった。
(くほぉ!? 白球が登り上がって来るぅ!)
所謂、みこすり半状態で打ちたくなる白球をなんとか抑えようと菊丸は、一旦グローブ内への侵入を止める。
(あれ? 菊丸くんの動きが止まった?)
慶子は、菊丸の動きが止まったと知るや彼の両肩に挙げられた両足を一気に挙げ、上空でクロスさせ、踵落としの要領で菊丸の頭頂部へ振り下ろす。
「んぎゃあ!?」
一瞬何が起こったか分からない菊丸は、衝撃でよろけてしまい、後退る。
「あん!」
その時、グリップエンドが慶子のグローブからにゅぽんと抜け、思わず喘ぐ。が、菊丸が後退したため僅かな隙間が慶子と菊丸の間に出来た。
慶子は、瞬時に両足を身体の前で折り畳むとドロップキックの要領で一気に菊丸の胸を目掛け両足で押し蹴る。
「ぐへッ!」
息もつかせぬ連続攻撃に菊丸は後ろにひっくり返る。
と、その時…ガチャリと言う解錠音と共に部室のドアが開く。
「そこまでよ! きくま…」
いずみが部室内に入ってきたタイミングと同時に菊丸が床に後頭部を打ち付ける。
「ぐへぇぇぇ! ………あ…ぁ…」
そこで菊丸の意識が無くなる…
その瞬間ぶびゅるる! びゅるるっ! と上向きになっている菊丸バットから白球が迸る。
きっと菊丸の白球を我慢するという枷が意識が無くなった事で外れ、ご自慢の子種白球がこのような形で舞う羽目になったのであろう。
しかもそれは、ちょうどいずみが居る位置まで届き、放物線を描いた白球は、いずみの髪や顔に降り注ぐ。
「きゃあ! な、何これぇ?」
いずみは、顔についた汁を見た上で目の前で延びる菊丸の姿、そしてベンチ憐れな姿で横たわる慶子の姿を見て合点がいく。
「な~る…ほどね…」
いずみは、部室の外に菊丸が隠したと思われる野球道具の中からバットを持ち出す。
「おい、原田。やっぱり二人はいたか?」
どうやらさっきいずみが会った野球部員が鍵を持って来てくれて開けたらしい。
「あの…」
いずみは、彼が中に入らぬように急いで中に入り、ドアを半開きにする。
「ここで起きた事は誰にも言わないで…あと、少しの間だけ外で待っててくれる」
いずみは、それだけ急ぎ場やに言うとドアを閉める。
「なんだってんだよ……」
野球部部員君は、閉められたドアに耳を近付ける。すると声だけが聞こえる。
「先生、とりあえず服を着て下さい。あと…ベンチの掃除もお願いします…」
「えっ! あぁ! は、はい!」
「あとは…菊丸くん! 起きなさい!」ポカッ!
「いでぇ!? はっ! い、いずみちゃん!! 何故ココが…」
「うふふ、その話は後で…それより私の顔や髪にかかってるのな・に?」
「えっ…と…これは…野球で言う…バットから出た白球…でして…」
「へー…野球ね…どうしてコレを出す必要があるのかしら?」
「いや…はは…ボクなりに身体を使った野球修得術をですな…」
「このお馬鹿! アンタの思惑なんかお見通しよ! どうせ先生にエッチな事をしようとしただけでしょ!」
「ち、違うって! これは、指導の一貫で…」
「問答無用! そんなに野球指導がしたいなら私が教えてあげるわ!」
「えっ…いずみちゃん野球出来るの…ってそれ金属バット! なんで素振りしてるの! いずみちゃん! 聞いてる! ねぇ!」
「さぁ…原田選手。バッターボックスに立ちます。ピッチャー振りかぶって投げた! ど真ん中ストレート…」
その瞬間、部室内よりバットによる鈍い音が聞こえ、ついで「ぐぎゃあー!」と言う断末魔が聞こえる。
その数秒後人が床に倒れる音が響く。
「………俺は、何も知らないし、ここには、来なかった事にしよう…」
野球部員君はそう呟くと、逃げるように野球部の部室から離れて行くのであった…
後日。
とあるバッティングセンター。
「ひぇー! こんな事したら死んじゃうよ!」
菊丸がボールが飛んで来る内側に案山子のように棒にくくりつけられて立っている。
カキンとい打球音が聞こえると彼の顔、スレスレを飛んでいく。
「あちゃー…もうちょっと右だったわ」
その球を打ったのは、慶子であった。
「先生惜しかったですね。顔に当てたら50点だったのに」
その隣のスペースで打っているのはいずみである。
ちなみに菊丸の部位によって点数をつけたゲームをしており、顔は50点、それ以外の部位は10点、そして股間は100点!
ピッチングマシンが球を放ち、お次はいずみが打つ。
「ひぇぇぇぇ!」
打球は、今度菊丸の左耳を掠っていく。
「こらー! 菊丸くん! 避けたら駄目でしょ! 一応、野球のバッティング練習も兼ねてるだからね!」
兼ねているとは、つまり菊丸へのお仕置きもと言う事である。
「よーし! 次は先生…100点を狙っちゃうわよ!」
慶子は腕捲りをし、気合を入れる。
「ちょッ、先生! ココに当てたら使いものにならなくなっちゃいますよ!!」
「煩いわね…少しくらい使えなくして大人しくなりなさい!」
「そんなー! 折角、先生で脱童貞が出来たのに…」
「なっ…!」
菊丸の一言に絶句し、ピッチングマシンから放たれた球を見送ってしまう。
「えっ…先生? それはどう言う意味?」
隣のいずみが訝しげに聞く。
「ち、違います! あ、あれは先端だけ! 入った内には入りません! ノーカン! ノーカン!」
慶子は目の前で手