十字路。

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 例によってAmazonprimeで昔懐かしの作品を観た。

 江戸川乱歩原作の死の十字路。三國連太郎さん主演の映画。推理モノというよりサスペンスか。
 最初っから犯人はわかっていて、追い詰められていくところを楽しむというコロンボみたいなノリですね。いやー三国廉太郎さん、あの貫禄でこの当時まだ30代ってんだからすげーわ。
 ところでぼくはコロンボのような作品はどうも犯人側に同情的というか、なんとか逃げ切ってくれないものかと思ってしまう質で、この死の十字路もそんな感じで観てました。もちろん逃げ切れないんですけど。
 
 んで、映画には江戸川先生の生み出された名探偵明智小五郎は出てきませんが、ポプラ社の少年探偵団シリーズに収録されております。
 これ、当時違和感凄かったんですけど、元々映画監督の渡辺剣次さんのプロットによるものなので当然と言えば当然。
 
 少年探偵団シリーズはこうした乱歩自身の作品とは言えないものも含まれておりますが、後年出版された文庫版にはそうしたものは含まれておりません。なんてことしやがる。
 まぁ手塚治虫全集などと銘打ちながらその実、全集ではなくて後々完全版復刻! とかありますが、あれは手塚先生自身が選別してるからなあ。ブラックジャックの有名なアレとか。
 どちらにせよ昔の作品をシリーズ通して読みたい層はいるので中途半端に収録するのはやめて欲しいと思う今日この頃。
 いまのうちにペリーローダンシリーズを集めておくとよいかもしれない。つか、そもシリーズ全部を邦訳されてるのか、あれ。
 若い時分は買っていたけれど200巻辺りで挫折した。グインサーガは追っていたんだが、あっちはあっちでなんか妙な方向に進んでうーんとなった記憶が。どちらにせよ、もう続きは読めませんが。
 未完ということを知らずに読んでしまったのが大菩薩峠。
 当時はクソ長いと思ったが先のグインやらローダンやらを知った今では41巻程度普通かもしれない。ラノベですら40巻を超える作品も多いし。フォーチュンクエストもこれくらいの分量だったか。
 
 話が飛ぶ飛ぶ。
 そういえば森村誠一さんの著作で読んだ中に確か十字路が入った作品があったな、と検索してみたら十字路より十字架シリーズが先に出てきた。そりゃそーか。あっちは何作も出てるもんな。
 で、よくよく調べ直してみたら十字路などという単語は一つも入っていない指名手配という作品のことを思い違いしていたことに気付かされた。
 もう一度読み返したいと思っていたのでちょうどよかったのだった。めでたしめでたし。
 
 ところで犯人のネタバレというか、自分は推理小説だろうと何度も読み返す人です。
 ぶっちゃっけ驚かされたいのではなく、いかに自分の好みのお話を読ませてくれるかという観点でモノを見るので、筋立てがわかっていようとどうでもいいのだ。
 京極夏彦先生のあのクソ分厚い京極堂シリーズなんかも読み返しますが、続きはいつ出るんですかねえ‥。遠い目。
 

コメント

  1. Maxwell より:

    ミステリはやっぱり長編が好まれるのかもしれませんが、
    個人的には短編も好きです。
    茶色い神父さんとか、亜ではじまるお兄さんとか。
    最近はよく昔のものを読み返すようになりました。
    再読もいいね。
    とは言え、京極堂は長いよね。w

    • 虎馬屋@管理人虎馬屋@管理人 より:

      >Maxwellさん

       むしろ推理モノは本来論理思考で他ははいる余地はないので短編こそ至高というか、昔は短編ばっかですよね。甲賀三郎さんとか。
       
       松本清張さんや森村誠一さん辺りで社会的あれやこれやが入り組んでこれ推理かぁ? 的な推理小説が幅を利かせているというか。その意味では西村京太郎先生は確かに推理モノですね。いまは申し訳ないですが句読点多すぎてちょっと読むのが辛くて読んでませんが。
       
       茶色い人とか、向こうのはドラマが全般秀逸ですよね。すぐその姿が出てきて凄い。日本だと代表格の明智探偵ですらボヤっとした印象。ぼくは天地茂さん一色ですけども。金田一は意見の分かれるところでしょうねぇ。覚えてる方だけも、石坂、古谷、鹿賀、西田、小野寺、片岡(鶴太郎)、上川、渥美、三船、片岡(千恵蔵)愛川辺り。
       ぼくは古谷版がとりあえず出てきます。
       
       あとは白目剝いちゃう人なんかの頃は幻影城買い集めてましたねえ。
       
       京極はいろいろ横に逸れておりますが、やはり関口がいないと‥。
       
       ちな、この手の探偵よりその脇が好きな作品では高橋克彦さんの浮世絵三部作の津田が好きでした。いやまぁ津田は主人公ではあるのですが。
       
       わいもそれなりに読んでる方だと思うんですがMaxwellさんも博覧強記というかお好きですねえ。