本題です。長々と書きましたがここからが訴えたいところなのです。
幻回と謳ってみましたが、そもそも提示出来ている段階で幻ではありません。うつつなのです。
では幻回とはなにを指しているのかと言いますと、連載中、遠山先生が勢い余って某ヒロインの大事なところを描きこんだのだそうです。アシスタントが気付き、これまずいんじゃないですか、と訴えたところ、大丈夫大丈夫、送っちまえといったノリでそのまま編集部へ完成原稿を送ったとのこと。
もちろん大丈夫ではありませんでした。そのときちょうど編集部に居合わせた谷津太郎先生の手によって修正されました。
谷津太郎先生とは!
同誌にてキング・オブ・ザ・ハスラーというビリヤード漫画を描いていたのだが、大変なゲーム好きが高じて原稿を落としまくり、ついには連載が中断したまま月刊少年マガジン誌上から消え失せた大戦犯作家。管理人は今でもアメリカ編の続きを待っている。というかほんとに待ってる。ふざけんな。
ちなみに誌上では連載終了は病気のためと発表されていたが、現在ボールルームへようこそがしっかり連載続いていたり、週刊誌ではあひるの空が続いていたりするので、病気は病気でもゲーム依存症はやはり許せる病気の範疇を超えているのだろう。
この逸話のなかでけっきょくどのヒロインだったのか、そもどのタイトルだったのかということにも触れられておらず、まさに幻の修正回となっております。
で、果たしてそれがどれに当たるのかを考えてみました。
これまでの修正を顧みまして、恐らくは「マル秘鉄道模型作戦」がそうなのではないのでしょうか。近いところで「菊丸の特製ドッキリ下着」も挙げられます。が、これは台詞周りばかりで描き足しはありません。これ自体は検証材料にならないのですが、検証という部分で「マル秘鉄道模型作戦」はなかなか面白いものがあるのです。
と言いますのもハートキャッチでは少年誌連載ということもあって大事なところを見せることは当然ありません。
その辺りの描写はほとんど見えているという形でも、なんというかあるべき陰影というか、そういった本来の形ではなかったりします。
代表的なところではこちらでしょうか。
で「マル秘鉄道模型作戦」です。
と、非常に局部描写が多いのはともかく、真ん中のコマなど滅多にない陰影表現を使って強調までしています。前半の踏切を子供が千春のお尻に刺す場面や菊丸が大事なところに電車を突っこませる描写といい、この回はとにかく大事な場所を見せ場としているのです。
修正箇所でいえばもちろん前頁でも指摘したこのコマ。
しかしこちらは単行本で描き足されています。よくある単行本では修正が甘くなるということも考えられます、いえ多分これが正解なのかもしれません。
ですが管理人は夢を追います。夢は裏切らないのです(版権の都合でぼかした表現)
上記の比較三コマと比べて欲しいのがこちら。
そうなのです。
これまで陰影やお尻の谷間として誤魔化されていた空間が空白として存在しているのです。
しかも太腿の線が微妙に削れているのも見て取れます。
これが表すのはそこにあった「なにか」を修正したというものではないでしょうか。
すべては妄想ではありますが、昔からこの企画はやりたかったので管理人は非常に満足しております。
それではまたいずれ。
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コメント
管理人さんの作品への愛を感じました。自分は雑誌掲載は一回しか見ていないのでこのような検証は嬉しいです。遠山先生が大事なところを書いていたとは知りませんでした。
>>匿名得雄さん
ファンサイトなら一度はやりたい検証ネタ。
いつかやろう、やろうと思っていたので満足です。
公式サイトか、雑誌のインタビューだかで大事なところのネタは見ましたね。
自分もマジで愛感じました。
で、爆笑しました。
管理人さん、ハートキャッチ愛日本一でしょ?ww
>>nagachaさん
お久しぶりです。
日本一。
そう宣言したいところですが世のなか上には上がいるものです。多分。
爆笑していただけて嬉しい限り。
最終回の「最後のパンティー」の扉絵が単行本だと雑誌掲載時よりトリミングされていますよね。結構残念です。愛蔵版とかでもトリミング後なので,なにか元原稿の汚れとか破損なのかなぁと想像します。
>>Lさん
最終回はトリミングされてましたねー。
あれは読者との距離感を示していたのだと思いますが、キャラが遠すぎて扉絵として寂しかったので編集したのかなー、と思ってました。
お返事ありがとうございます。
自分は,その寂寥感コミで元絵は好きですけど
さすがに雑誌は保存していないので,もう見られないのは残念です。
「千春とリンダの温泉修行」の回でリンダのカットに
単行本のときだけ「ぼくはこーゆー絵が得意だ」とかそんなコメント書きがあった気が。
いま手元にないのでうろ覚えですが。
復刊ドットコム版だと消えていますね。
>>Lさん
ですねえ、あっちのが最終回っぽかったです。
ぼくはこういう絵が…も消えてましたね。
ほかにお餅回でしゅうちゃん音うるさいよ、とか。
これはこのコマのモブの絵がおがみ松五郎の人だったので、伊藤実さんの本名か、まったく別のアシスタントなのかいまでも悩んでおります。
これは貴重な検証ドキュメンタリーですねー!
背徳感の強い「あ‥‥」から「あん!」への修正は、よりコミカルさとインパクトを重視したのでしょうか。
「やめて」が軒並みなくなっているのもそこらへんへの配慮かもしれないですね‥‥。
私は元のほうが好みですが^^;
ラストの秘部修正予想は鳥肌がたちました(笑)
面白かったです!
>>みなみさん
遅くなりました、すみません。
やめてのがいいと思うんですよね、自分も。
いずみちゃんや先生などはやめなさいが妥当だと思うのですが、千春ちゃんはやめてのが。
予想は予想で読者の方から正解メールをいただきました。
予想とは違っていました、うひ。
素晴らしい考察ですね!
台詞周りの修正部分は勿論、普段との表現方法の細かい違いから探る点も非常に面白かったです
もし正解があるなら是非知りたい所です・・・!
>弥生さん
ありがとうございます。
答え合わせは読者の方からいただいたのですが、おもち騒動のいずみちゃんのおもちとして飾られた場面が、そうなのだそうです。