けっきょく授業風景も菊丸たち以外の生徒と触れ合う光景もなかった先生なので、教師としてどのような位置付けなのかはわからないままでしたが、それでも菊丸たちとのやり取りでわかることもありました。
◇赴任したばかりで生徒の顔やクラスを把握する記憶力
いずみの台詞から桂木先生が赴任してきたのは冬休み前のことで、仮に夏休み終了後に赴任してきたとしても九月から十二月末までで約四か月でいずみや千春の顔と名前を一致させ、そのクラスまでを覚えていたということになります。
四か月もあればと思われるかもしれませんが、この頃(1,980年代)の学生の数は少子化の今とは比較にもなりません。
少なくともこの記憶力だけでも桂木先生の知能が並み以上であると判断できるかと思われます。
◇礼節弁えた人柄
いずみたちが家族旅行で同じ旅館にいると思った桂木先生。それならと生徒の両親に挨拶を試みようとします。
この辺りも面倒ごとを厭わず、礼儀作法を生徒へ示す人柄が窺えます。
◇注意力と観察力
腹部が膨らんでいることに気付きあやまちを犯していないかと危惧しています。
これはいずみの普段の体型をしっかり覚えているということで、先の記憶力を証明する一事でもありますね。
◇清濁併せ持つ度量の深さ
いずみたちが保護者もなく未成年だけの旅行に来ていたと判明し、教師として見逃せないと口にする先生でしたが、ここで単純に罰を与えるのではなく自身の探し物に手伝わせることで目を瞑ることを提案します。
いずみの反応を見ても面倒ではあるようで、決して軽い罰ではありません。かつ公人として処理をしていないためいずみたちの内申に傷がつくこともなく、妥当な落としどころを示し絶妙な感性を持っていると推察されます。
◇分け隔てのない優しさ
いずみたちと一緒に園児たちに指人形劇を披露する一幕で、菊丸の暴走に指人形用の小道具が破損した折に自分の身を犠牲にして園児たちを楽しませようとします。
これだけならばいずみたちも同様なのですが、このあとにさらに大道具まで壊れてしまい諦めかけたところで、またも菊丸の演説に目を輝かせて頷いていました。いずみは不審も露わでしたが。
あれだけ恥ずかしい目に遭わされても園児たちのために人形劇を続けようとする優しさは教育者の鑑と言っていいでしょう。






コメント
おっと、続きが出てました。
確かにキャラの細かな話などはあんまりありませんでした。
>Maxwellさん
多彩なゲストもその辺の問題でけっきょくうまいこと使いきれませんでしたよね。
遠山先生はあまりそうした設定には重きを置かないらしいです。細かいこと訊ねたらそんなこと考えてる漫画家なんとほとんどいません、と怒られました。
でも、やっぱりもったいないなあ。とは思います。